2014-09-03 Wed

2012年制作 米
監督:スティーヴン・シュボースキー
≪キャッチコピー≫
『さよなら、壁際の僕。』
≪ストーリー≫
1991年、シャイで物静かな高校生チャーリー(ローガン・ラーマン)は、クラスメートたちに“壁の花”とあだ名を付けられ甘く見られていた。だが、彼の平凡な日常は、パトリック(エズラ・ミラー)とサム(エマ・ワトソン)兄妹との出会いによってすっかり様変わりする。チャーリーは初めて知る友情の素晴らしさや、初恋の胸のときめきに有頂天になっていたが……。
≪感想≫
キラキラとまぶしい青春時代。
暗い過去からの脱却。
爽やかな良作でした。
本作の一番の魅力はキャスト力。
主役の3人を演じた俳優さん達が素晴らしい!!
友達が1人もいないさえない少年チャーリーを演じたローガン・ラーマン。
初めて見ましたが、この坊ちゃん感がなんともこの役柄にあっていて、
とてもマッチしていました。
彼が冒頭、今までの自分を払しょくするかのごとく一歩踏み出す。
そしてそれに周りが答えてくれた瞬間。
ちょっとグッときましたねぇ。
チャーリーの初恋の女性となるサム。
演じたのはハリー・ポッターシリーズのエマ・ワトソン。
ハーマイオニーもこんなに大きくなったんですねぇ(しみじみ・・・)。
彼女もとてもキュートで過去に一物抱えた少女を好演してくれました。
サムの義兄であるパトリック(エズラ・ミラー)。
彼は初めて見ましたが、中世的なフェイスでハンサム君。
彼も影のある役柄を見事に演じていました。
とにかくこの3人の悩みながらも楽しく生きている感じがとても瑞々しくって好感が持てたんです。
悩み、トラウマを抱えた彼らは楽しみ、はしゃぎながらも時に、壁にぶつかる。
それでも一歩踏み出すものだけが見る事のできる景色。
チャーリーやサムがトラックの荷台にのって感じた「無限」は生涯、彼らの中に残り続けるでしょう。
確かに彼らが抱えている闇はとても重々しく、想像もつかない苦しみ。
だけど、彼らの前を見つめるその姿勢はとても逞しく普遍的な生き方なんだろうと感じた。
支え合う仲間。
いつの時代もそういう存在は誰にとっても必要で大切。
それこそ先日観た「横道世之介」のような・・・。
とにかく旬の俳優陣の瑞々しい姿を観ることのできる良作でした。
≪点数≫
7点
(14.07.23鑑賞)
こちら原作本。
興味ありますね。

満足ならクリック!!
スポンサーサイト