2014-08-18 Mon

1995年制作 米
監督:ジョン・バダム
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
元妻の葬儀を終え、娘を連れてL.A.駅に降り立った平凡な税理士ワトソンは、警官を名乗る男女に娘を人質にされ、時間内に女性州知事の暗殺を命じられる。彼は必死に暗殺を回避しようとするのだが、あらゆるところに監視の目が光っていた。時間だけが刻々と過ぎる中、孤立無援のワトソンは、知事の女性秘書の協力を得るのだが……。
≪感想≫
ジョニー・デップ主演作。
上映時間は90分程度と短め。
その短い時間を巧く利用して、リアルタイムで物語は進行していく。
一昔前に流行ったアメリカドラマ「24」的な感じかな。
本作の制作年は1997年と「24」より前のようですが。
さてさて作品について。
緊張感がハンパない良作でした・・・。
冒頭、駅に降り立った親子が急に警察と名乗る男女に拉致される。
そしてこれまた急に娘を人質にとられ、知事を殺害してこいと命令される。
ジョニー・デップ演じるワトソンはこの窮地をどう切り抜けるのか!?
本作、作りが巧みなんですよねー。
一般人のワトソンは何とか暗殺をやらずに人質に取られた娘を助けようと考える。
一つ一つ思いつく解決方法を決行していくワトソン。
それを一つ一つ潰していく敵グループ。
これらの工程をリアルタイムで描くので、緊張がドンドン増していくんですよね。
最後の最後までドキドキドキ。
緊張の積み重ね方が巧いなと。
ただねぇ・・・。
1点だけ、1点だけ気になる点、ザラついた点が。
それは、犯人グループがあんなにも周到なのに、一般市民(ワトソン)を選ぶのが凄い雑だったという事。
なんかもっと、しっかりと人を選定してほしかったなと。
ワトソンを選ぶ過程をもう少し丁寧に描いてほしかったなと。
赤の他人を使って暗殺をするという方法は、結構理にかなっていて良い方法っぽいのになぁ。
その1点が物語の根幹なだけにずーーーーっと気になってしまったんですよねぇ・・・。
本当に惜しい!!
ストーリー、演出、撮り方、効果音等全てにおいて高水準の良作でした。
おススメです!!
普通の格好のジョニー・デップを見たい人にもおススメですよ(笑)
≪点数≫
8点
(14.07.12鑑賞)

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