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No.978 『ヘッドハンター』
No978 『ヘッドハンター』


2011年制作 ノルウェー/独
監督:モルテン・ティルドゥム

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
低身長のさえない風ぼうながら、優秀な人材を引き抜く敏腕ヘッドハンターとして名をはせ、誰もがうらやむような美女と暮らしているロジャー(アクセル・ヘニー)。しかし、彼女との豪勢な暮らしを続けるために、美術品を盗んでは生活資金へと変えていた。そんな折り、ロジャーは電子機器の分野で成功を収めた元エリート軍人のクラス(ニコライ・コスター=ワルドー)と知り合う。その高価な絵画コレクションの存在をつかんだ彼は、最後の大仕事としてクラスの屋敷に忍び込んでいく。だが、そこで人生最大最悪のトラブルに遭遇し……。

≪感想≫
ノルウェー発サスペンスノワール。

何だか変な映画だなぁ。

あらまし。
自分の身長にコンプレックスを持っているヘッドハンティングを生業としているロジャー。
奥さんに嫌われないために、お金を稼いで物を貢いでと大盤振る舞い。
仕事だけではお金が足りぬとロジャーは絵画を盗む副業をこなしていた。
そして今回のターゲットは妻の紹介するクラスと言う男の高額の絵画。
無事盗んだと思ったら、なぜかロジャーはクラスに命を狙われているようで・・・。

・・・んんーーー。
本作、物語がどんどんどんどん二転三転していくんですよね。
ロジャーの窃盗キャッキャなお話かなーって思ったら、クラスと言う謎々しい男の登場。
そして突然クラスに命を狙われるロジャー。
こっからどんどん追い込まれていくロジャー。
時折、出てくる周りのサブキャラ達もガンガン殺されていく。
まさに絶体絶命!!
と思いきや、ロジャーは火事場のクソ力的順応性で、クラスを逆に追い込んでいく。

ハプニングに次ぐハプニング。
心の準備、整理ができないままに次の展開。
こんな感じのお話かなーって思っていたら新しい展開に。
速いテンポであっちこっちへ展開していくお話に、ちょっとお腹いっぱいで
胸焼けしそうなストーリーテリング
映像的にもグロ描写が多かったですし。
とあるシーンで顔面がつぶれた映像。
ちょっとオエッてなったり。
中盤、肥溜めの中に隠れて水遁の術をした時にもオエッてひき笑い。
そこまで執拗に映さなくてもねぇ・・・。

ただ、そのひっちゃかめっちゃかな展開から凄くスッキリしたエンディング。
これまでの展開に全て意味付けさせて回収していく。
いくらなんでも都合よくいきすぎだろって思ったりもしたけど、
この展開の速さに有無をいう事が出来なかったな。

ほんとに良くできた脚本でした。

本作キャスティング、キャラクターも良かったですね。
特に主役のロジャーを演じたアクセル・ヘニー。
スティーブ・ブシェミっぽいネズミフェイスでチビッこいフォルムが、
また良い感じだったんですよね。
貧弱そうなんだけどずるがしこそうで。
このチビにコンプレックスを抱えているっていう設定が、
展開に旨味をたくさん持たせていました。

とにもかくにも。
お腹いっぱい、胃もたれ気味ですがドキドキハラハラ楽しめた良作。
本作、ハリウッドでリメイクの予定とのこと。
結構楽しみ。


≪点数≫
  8点
                                           (14.07.20鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.977 『横道世之介』
No977 『横道世之介』

2012年制作 邦
監督:沖田 修一

≪キャッチコピー≫
『出会えたことが、うれしくて、可笑しくて、そして、寂しい――。』

≪ストーリー≫
長崎県の港町で生まれ育った横道世之介(高良健吾)は、大学に進むために東京へと向かう。周囲の人間を引き付ける魅力を持ち、頼まれたことは何でも引き受けてしまう性格である世之介は、祥子(吉高由里子)から一方的に好かれてしまう。しかし彼は、年上で魅力的な千春(伊藤歩)にぞっこんで……。

≪感想≫
吉田修一の同名小説を映画化。
私、この原作を読んだことがありまして。
これがまたとても良い作品だったんです。
暖かくて爽やかで、ふと昔を思い出してしまうような。
もう一度読みたい傑作の一つ。

それがなんと映画化されたという事でいざ鑑賞。
原作とはまた違う良さがここにありましたよ!!

先に余談を。
本作を観ていると自分の事に照らし合わせてしまうんです。
まず本作のあらまし。
横道世之介は長崎の生まれで大学進学のために上京してくる。
何の変哲もないお人好しの世之介と周りの人達との交流を描いた作品。
実は僕も大学は福岡に出ていまして、青春時代を思いっきり都会で過ごしたわけで。
初めて一人で電車に乗り、初めてPHSを携帯、初めて雪を見たのもそういや大学ん頃だ(苦笑)。
一人暮らしやアルバイト、とにかく自由気ままに過ごしていた時代。
それまでのせまっくるしい人間関係とはうって変わってめまぐるしく人と出会い繋がって成長して。
本作はその頃の何気ない毎日をふと思い出させてくれたんですよね。
あぁ、あんな奴いたなぁ。
あぁ、あんなことあったなぁ。
って。
とにかくその頃の風景や匂い、音を懐かしむ事が出来ました・・・。

さてさて映画について。
本作の時代設定は1980年代後半の東京。
世之介と一緒に過ごした時代と現代の彼らを映す。
世之介は純粋無添加な人間。
彼と会った人たちは何とも憎めない彼と何気ない毎日を過ごし、
10年後、20年後にふと思い出す。
そして彼を思い出すときはきっとみんなが笑顔になる。
本作に出てくるキャラクターはみんな素敵な奴ら。
世之介はもちろんの事、交際相手の与謝野祥子。
初めての友達、倉持や阿久津唯。
自らがゲイであると告白する加藤と世之介との関係も良かったですね。
他にもたくさんの魅力的なキャラクター達。
本作に出てくる彼ら彼女らって、とても身近感があったんです。
そんな彼らがどのようにして世之介と出会って、その後はどうなっていくのか。
世之介を思い出すとき彼らはどんな顔になるのか。

本作の良さってこの世之介の人間的魅力もそうなんですが、
実は僕がグッときたのはそこだけじゃなくって。
きっと、誰でも誰かにとっての世之介なんじゃあなかろうかと。
今もどこかで、ふと誰かが自分の事を思い出しては微笑んでくれているんじゃあなかろうかと。
自分が本作をみてあいつやあいつを思い出したように。
別に劇的な、ドラマチックな出来事じゃないんだけど、たまぁーに思い出すあの頃。
そんなことを気づいた時にちょっとぐっと。
そんなことを考えると少し暖かく朗らかに。

うーーーん良い作品に出会ったなぁ。
久しぶりに大学時代に住んでいた街に行ってみようかなぁ。


≪点数≫
  8点
                                           (14.07.19鑑賞)



こちら原作本。
すっごい暖かくて良い作品でした。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(2)
No.976 『トランス』
No976 『トランス』

2013年制作 米/英
監督:ダニー・ボイル

≪キャッチコピー≫
『ここは、誰も見たことのない<記憶のその先>――。』

≪ストーリー≫
アート競売人のサイモン(ジェームズ・マカヴォイ)はギャング一味と協力し、オークション会場から40億円の名画を盗み出すことに成功する。しかし計画外の動きを見せた彼はギャングのリーダー(ヴァンサン・カッセル)に暴行され、それが原因で絵画の隠し場所の記憶をなくしてしまう。リーダーは絵画のありかを聞き出すため、催眠療法士(ロザリオ・ドーソン)を雇うものの……。

≪感想≫※ネタバレあり
スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督最新作。

うーーーーん、あまり後味の良い作品ではなかったかな。

記憶を無くした強盗団の男サイモンが催眠術を駆使して、盗んだ絵画のありかを
探し出すというお話。
設定や映像、テンポと、とても楽しい作品だったんです。
特に映像は観ていて夢見心地になるというか、ぼやぁーっとなるというか・・・。
どこからが現実でどこからが催眠状態で・・・。
ただ、そこの境界線は巧くスパッと切り替わりを描いていたから観やすくって。

作品の時間も100分程度とちょうどいいサイズ。
先に書いたように設定はとても興味深い作品だったので最後までググイと鑑賞。
テンポ良く明かされる真実の連続に
「おっ!?おっ!?」
の連続。
良いですねぇ・・・。

ただねぇ。
なにが後味悪かったかって、それはストーリー。

ここから大きなネタバレしますね。
サイモンは記憶を取り戻すために、催眠療法士エリザベスの助けを借りる。
実はこのエリザベスこそがこの犯罪の真の黒幕だったんです。
かつてギャンブル狂だったサイモンは治療のために催眠療法を受ける事に。
そこで出会ったエリザベスとサイモンは付き合うことに。
元々嫉妬深いサイモンはエリザベスに暴力を受けるようになり、身の危険を感じたエリザベスは
自分を忘れさせるよう催眠術を使う。
そしてそれが成功したところ、昔受けた暴力の復讐のためにこの絵を盗ませる。
その後、サイモンは記憶喪失。
記憶を取り戻すためにエリザベスの所へ。
みたいな・・・。

そもそもサイモンは根っからの催眠術のかかり屋。
もっと、いい方法でサイモンを構成させることはなかったのかなぁ・・・。
例えば、暴力をふるったらスイッチが入ってバチ的症状が出てきたりだとか・・・。
例えば、ギャンブルをすると以上に気持ち悪くなっちゃう的な・・・。
あんな出会って数分で催眠状態にかかる男なんてなかなかいないぜ(笑)
エリザベスは確かにかわいそうで、暴力をふるう男なんてクソ野郎だ!!
なんて思ったりするのですが、その後の行動にイマイチ共感ができなかったんですよね。
最後の大オチを考えるとヴァン・サン・カッセル演じる強盗グループの意味ってなんじゃろ?って。
本作の唯一の正義役とも言えるエリザベスがちょっと嫌な奴に思えちゃってねぇ・・・。

ちょっと不満が残るストーリーでしたよ。
という事で、冒頭に書いた後味の悪い作品に繋がりましたとさ。
やれやれ。


≪点数≫
  4点
                                           (14.07.18鑑賞)


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No.975 『2ガンズ』
No975 『2ガンズ』

2013年制作 米
監督:バルタザール・コルマウクル

≪キャッチコピー≫
『汚れた40億円、誰のモノ!?!?』

≪ストーリー≫
メキシコの田舎で、マフィアの手先として働いているボビー(デンゼル・ワシントン)とマイケル(マーク・ウォールバーグ)。その正体は潜入捜査中の麻薬取締官と海軍情報部将校だったが、お互いがそれをまったく知らずにいた。そんな中、二人は組織から4,000万ドルもの大金を強奪するものの、マイケルが裏切って持ち逃げしてしまう。エリート組への復帰と引き換えに大金強奪を命じられていたボビーだが、マイケルも上司の裏切りで金を失っていた。4,000万ドルを取り戻すべく、彼らは再び手を組むことに。

≪感想≫
マーク・ウォールバーグ&デンゼル・ワシントンのW主演作品。
祭り感が漂うアクション作品でした。

マイケル(海軍兵)とボビー(麻薬捜査官)。
お互い素性の知らない潜入捜査官同志。
そこに地元のギャングやCIAが加わって、誰が味方で誰が敵か状態。
色んなキャラが出てきてワイワイキャッキャ状態。
ここまで出てくると何が何だか分からなくなりそうだが、本作はそんな心配はご無用。
なんせ、内容と言う内容はあって無いようなものだから(苦笑)

設定的にはとっても面白くって、脚本次第ではめちゃくちゃ見応えのある作品になりそう。
ただ本作は中身なんてどうでもいい的描き方。
主役の2人がカッコ良ければいい。
ド派手なアクションを見せる事が出来ればいい。
そんな志の作品。
後々、調べてみると本作って原作はアメコミなんですね。
なるほどどうりで・・・。

という訳でストーリーは置いといて・・・。
キャストについて。
本作は何と言ってもデンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグの競演。
僕の中でデンゼル・ワシントンと言えば「トレーニング・デイ」の悪徳警官。
あれはかなり強烈な奴でしたね。
本作のデンゼルもあそこまではいきませんが、ちょっとアウトローな麻薬捜査官を好演されていました。
そして相棒のマーク・ウォールバーグ。
僕の中でマーク・ウォールバーグと言えば「テッド」の大人になりきれないダメ青年。
他にも「ザ・ファイター」のボクサー役や「ミニミニ大作戦」の凄腕ドライバー。
フィルモグラフィーを見ていると何気に、と言うかバリバリのアクション俳優なんですね。
好きな俳優さんの一人です。
この二人の騙し合い、減らず口のたたき合い、じゃれつき具合は観ていて楽しかったです。

アクションについて。
クライマックスの敵味方入り乱れてのバトルロワイヤルは、テンポよくドンパチド派手に
かましてくれていたので、本作屈指の見所の一つじゃないでしょうか。

とにかく中身はすっからかんの本作。
主演二人のファンの方なら満足できる一作。
実際、僕的には楽しめた作品です!!


≪点数≫
  6点
                                           (14.07.13鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(4)
No.974 『ハナ 奇跡の46日間』
No974 『ハナ 奇跡の46日間』

2012年制作 韓
監督:ムン・ヒョンソン

≪キャッチコピー≫
『宿命のライバルだった二人は、
   勝利のためにひとつになった』

≪ストーリー≫
韓国に卓球ブームを巻き起こしたスター選手ヒョン・ジョンファ(ハ・ジウォン)は、強豪・中国を倒すことができずにいた。そんな折、日本で開催される世界卓球選手権大会で南北統一チームが結成されることが決定する。彼女は周囲の反対を押し切ってチーム参加を決意するが、南北の選手たちは練習方法や価値観の違いから衝突を繰り返し……。

≪感想≫
これぞ王道スポ根作品!!

本作、実話に基づいたお話。
時は1991年、日本で行われた世界卓球選手権。
韓国と北朝鮮は別々のチームではなく「統一コリア」として出場。
今まで別々のチームであった韓国と北朝鮮。
政治的にも分断されている国が統一チームとして戦う。

今ではあまり想像できませんが、この時代は東西ドイツの統合などもあり、韓国、北朝鮮にも
統一の風が少しずつ吹いていたみたい。
その一環として、本作のようにスポーツで一つのチームとして戦おう的な流れになったようで。
特に、卓球は中国と言う絶対王者がいて、韓国、北朝鮮にもそれぞれスター的選手を
抱えていたから、それなら一つにまとまって絶対王者(中国)を倒してやろう!!
みたいなね。

政治的要素は少し置いといて映画的にエンタメ的にとても優れた傑作でした。
スポーツ、恋、友情。
ベタと言っちゃあベタなんですが、問題ないない。

キャラクターについて。
主役の2人。
韓国側のエース・ジョンファ(ハ・ジウォン)、北朝鮮のエース・プニ(ペ・ドゥナ)。
ペ・ドゥナ演じるプニはクールな卓球マシーン的な役どころでしたが、相変わらず魅力的な
女優さんですね。
ハ・ジウォン演じるジョンファも熱血なスポーツ少女的な役どころ。
それぞれ丁寧にキャラ付けされていて二人の対決から徐々に仲間になっていく感じがとてもいい。
サブキャラ達。
韓国側のヨンジョンさんは恋愛担当で愛くるしいフェイス。
北朝鮮側のスンボクはプレッシャーに弱い若手。
彼女が最初の試合で周りの観客のプレッシャーに押しつぶされるも、最終戦では周りの観客を
味方に付けてプレッシャーに打ち勝つシーンは、最高でしたね。
やっぱり観客の力って凄いんだなって思ったり。

両チームの男性陣も良かったですね。
それぞれのお国柄を見事に描いていて、彼らがドンドン仲良くなっていくのは本当に素敵だなって。
監督さん達も良かったー。
韓国(おちゃらけ系)と北朝鮮(生真面目系)のコントラストはやっぱり観ていてムムムと唸ったり。
どちらも何かのために一生懸命なんだなって。
この「統一コリア」チームは背負っている物が違うんですよね。
特に北朝鮮チームは負けて帰ろうもんなら、何があるか分からない。

巷ではブラジルワールドカップが開催されていましたが、国を背負って戦うって本当に
大変な事なんだと。
本作を観て改めて身に積まされました。

ストーリーは王道パターン。
物語の中盤ぐらいからひたすらグッときまくり!!
クライマックスの決勝戦。
手に汗握る白熱した試合で観ているこっちも熱くなりまくり!!
ただ一つここで気になった事が。
最後の審判が謎の誤審らしき事をする展開はいらなかったんじゃないのかな・・・。
そこは少しザラッとして引っかかったかな。
まぁそこは置いといて・・・。
無事に試合も終了。
そして最後の別れ。
もうこの時点でポロポロど感涙。
韓国側の監督が北朝鮮側の監督に
「兄貴!!」
と。
ジョンファがプニに
「お姉さん!!」
と。
グーーーーっとね。

そしてラスト。
実際に残っている本人たちの写真が映し出される。
本作で描かれたことが実話だと改めて思い知る。
そこでまたグーーーーーーーっと・・・。

王道のスポ根ストーリーの中に韓国と北朝鮮の情勢について巧みに描きこむ。
それでいて重々しくならずに、爽やかな感動を生みだす。
いやぁ、本当に良い作品でした。

彼女たちが劇中多用する言葉
「ファイティング!!」
は僕的2大流行語大賞です!!
(ちなみにもう一つは「凶悪」の「ブッコむ」ね。)

≪点数≫
  9点
                                           (14.07.13鑑賞)


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No.973 『ニック・オブ・タイム』
No973 『ニック・オブ・タイム』

1995年制作 米
監督:ジョン・バダム

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
元妻の葬儀を終え、娘を連れてL.A.駅に降り立った平凡な税理士ワトソンは、警官を名乗る男女に娘を人質にされ、時間内に女性州知事の暗殺を命じられる。彼は必死に暗殺を回避しようとするのだが、あらゆるところに監視の目が光っていた。時間だけが刻々と過ぎる中、孤立無援のワトソンは、知事の女性秘書の協力を得るのだが……。

≪感想≫
ジョニー・デップ主演作。

上映時間は90分程度と短め。
その短い時間を巧く利用して、リアルタイムで物語は進行していく。
一昔前に流行ったアメリカドラマ「24」的な感じかな。
本作の制作年は1997年と「24」より前のようですが。

さてさて作品について。
緊張感がハンパない良作でした・・・。

冒頭、駅に降り立った親子が急に警察と名乗る男女に拉致される。
そしてこれまた急に娘を人質にとられ、知事を殺害してこいと命令される。
ジョニー・デップ演じるワトソンはこの窮地をどう切り抜けるのか!?

本作、作りが巧みなんですよねー。
一般人のワトソンは何とか暗殺をやらずに人質に取られた娘を助けようと考える。
一つ一つ思いつく解決方法を決行していくワトソン。
それを一つ一つ潰していく敵グループ。
これらの工程をリアルタイムで描くので、緊張がドンドン増していくんですよね。
最後の最後までドキドキドキ。
緊張の積み重ね方が巧いなと。

ただねぇ・・・。
1点だけ、1点だけ気になる点、ザラついた点が。
それは、犯人グループがあんなにも周到なのに、一般市民(ワトソン)を選ぶのが凄い雑だったという事。
なんかもっと、しっかりと人を選定してほしかったなと。
ワトソンを選ぶ過程をもう少し丁寧に描いてほしかったなと。
赤の他人を使って暗殺をするという方法は、結構理にかなっていて良い方法っぽいのになぁ。
その1点が物語の根幹なだけにずーーーーっと気になってしまったんですよねぇ・・・。
本当に惜しい!!

ストーリー、演出、撮り方、効果音等全てにおいて高水準の良作でした。
おススメです!!

普通の格好のジョニー・デップを見たい人にもおススメですよ(笑)


≪点数≫
  8点
                                           (14.07.12鑑賞)

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No.972 『ダイ・ハード4.0』
No972 『ダイハード4』

2007年制作 米
監督:レン・ワイズマン

≪キャッチコピー≫
『あの男、再起動。』

≪ストーリー≫
デジタルによって制御されている全米の都市機能の壊滅を狙う謎のサイバーテロ組織が動き出し、システムがテロによって攻撃されようとしていた。アメリカ政府ですら機能不全に陥ってしまう緊急事態のなか、これまで幾度となく危機を救ってきた元刑事のジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)が、再び事件解決に乗り出す。

≪感想≫
大好き「ダイ・ハード」シリーズ第四弾。
今の所・1作目3作目2作目の順かな。

さて本作。
・・・・何だこれ??
こんなもんダイ・ハードじゃないやい!!
でも、この祭り感、嫌いじゃないやい!!

前作くらいから初期ダイハードチックなくくりが無くなってきた本シリーズ。
もうワンシチュエーション、巻き込まれ型等あってないようなもん。
本作もアメリカ各地を飛び回って不死身の刑事ジョン・マクレーンが大活躍してくれます。

先にちょっと苦言を。
何だこの荒々しい脚本は!!
1作目でみせてくれた穴のない脚本はどこへ行った!!
1作目は伏線をひいては回収の繰り返しでしたが本作の場合は違っていて。
観ていてどんどんどんどん穴が見つかってくる。
マクレーンの行動。
もっと要領よくいこうぜ的な。
いくらなんでも独りよがりの行動し過ぎでしょう。
いくら連絡がつきにくいような状況とは言え、以前のように一人で頑張らなければ
いけないような状況じゃないでしょうに・・・。
マクレーンってこんなに無鉄砲な奴だったっけ??
これはこれで違った魅力が生まれますが、初期時代のキャラクターとは全然ね。
敵テロリストの行動。
今回の敵はデジタルを駆使してあらゆる交通機関や電気、通信を乗っ取るという強者集団。
もうここまで来たら、無敵じゃないかなんて思っていたら・・・。
いくらなんでも要領が悪すぎでしょう・・・。
しかも最終目的がお金ってねぇ・・・。
これも1作目の悪党(アラン・リックマン)に比べたらちと小粒でしたねぇ。
とまぁ苦言はここまで。

ここからは良かった所を。
先に書いた苦言を全て取っ払うもの。
それは・・・。
「ド派手なアクション!!」
これでもかと言うくらいの派手な爆発、アクションの数々。
序盤のトンネルの中でのカーアクション。
車がマクレーンの所に飛んでくるシーンなんて圧巻。
中盤のエレベーター内でのアクション。
終盤のトラックVS戦闘機。
ここまで来たらもう何でもアリ!!
大好き「ワイルド・スピード」シリーズの祭り感に通づるものがありますね。
敵のマギーQのカンフーアクションや、もう一人の敵(名前がわかんない)のありえない動きの
アクションも観ていて心がアガるアガる。
とにかく、エンタメに飛んでいて観ていて気持ちが良かったんですよね。

とにもかくにも。
荒々しい脚本は置いといて、アクションてんこ盛りの本作。
なんだかんだで楽しめましたよ。
さて次は現時点での最終作。
どうなることやら・・・。


≪点数≫
  7点
                                           (14.07.12鑑賞)


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No.971 『バレット』
No971 『バレット』

2012年制作 米
監督:ウォルター・ヒル

≪キャッチコピー≫
『40年間 生きるために撃ってきた』

≪ストーリー≫
逮捕歴26回、有罪2回と、修羅場をくぐり抜けてきた殺し屋ジミー(シルヴェスター・スタローン)。
相棒の復讐(ふくしゅう)を遂げようと奔走していた彼は、やむを得ない状況から敵対するべき相手である刑事テイラー(サン・カン)と手を組むことになる。
言葉よりも弾丸で全てを解決しようとするジミーと法と刑事の職務を順守するテイラーは、衝突を繰り返しながらも奇妙な絆を育んでいく。
やがて、そんな彼らの前にマフィアや警察、冷酷非道な殺し屋キーガン(ジェイソン・モモア)が立ちはだかる。

≪感想≫
シルベスタ・スタローンの主演作。
スタローンと言えば古くは「ロッキー」や「ランボー」。
最近で言えば「エクスペンダブルズ」シリーズ。
一時期なりを潜めていましたがここ数年ガンガン映画に出だしました。
僕的には、やっぱり好きなアクション俳優さんなので嬉しい限り。

さて本作。
良くも悪くもスタンダードな作品でした。
うーーーん、なんでしょう。
スタローンのPV的な作品でしょうか。
とにかく大好きなスタローンが肉体を駆使して闘いまくる。
クライマックスの斧をもっての殺し合いは
「なかなか古臭いぞ。」
なんて思ったり。
あえてこういう作風で作っているのでしょうが、僕的にはもう少し盛り上がりが欲しかったかなと。

先に書いたようにスタローン祭りの本作。
スタローン以外の人達は殆どかませ犬状態。
相棒役のテイラー(サン・カン)刑事。
彼がもっと活躍してくれれば良いバディムービーになったのになぁ・・・。
サン・カンは「ワイルド・スピード」シリーズにも出演していて好きな役者さんなのに。
彼の役回りはほんとにかわいそうでした。
やることなすこと全て空回りで。
最後の最後で悪党を撃ち殺して見せ場を作るも、
「いやいや、そこはスタローンに任せんかい!!」
なんて思う始末。
本当にかわいそうでしたよ。
久しぶりに見た、クリスチャン・スレーターも全然活躍しないしね。
唯一キャラ立ちが出来ていたのはラスボスのキーガン(ジェイソン・モモア)ぐらいでしょうか。
彼の戦闘マシーン感は観ていてちょっと不快感もあって敵役としては良い感じでした。

アクションやストーリー、演出。
全てにおいてスタローンのために作られたであろう本作。

1970・1980年代のアクション映画が大好きな人たち。
その時代を知っている人たちにとっては大好物の作品なのではないでしょうか。


≪点数≫
  5点
                                           (14.07.08鑑賞)


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No.970 『ブロークン・イングリッシュ』
No970 『ブロークン・イングリッシュ』

2007年制作 米/仏/邦
監督:ゾエ・カサヴェテス

≪キャッチコピー≫
『もう、魔法なんて起きないと思ってた。』

≪ストーリー≫
ニューヨークのホテルでVIP対応係を務める30代独身のキャリアウーマン、ノラ(パーカー・ポージー)。
母親のヴィヴィアン(ジーナ・ローランズ)からは結婚のことを心配されるものの、男性と付き合えば失敗ばかり。
日に日に人生の不安を膨らませていくノラは、ある日、フランス人男性のジュリアン(メルヴィル・プポー)と出会う。

≪感想≫
以前観た良作「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズ。
あのシリーズは結構好きで、30代未婚の女性が奮闘する姿がとても魅力的。
主演のレネー・ゼルウィガーを一生懸命応援しました(笑)
30代未婚の女性・・・。
そんな共通点で、こちらも似た作品なのかななんて思って鑑賞したら・・・。

うーーーん・・・ちょっと違ったかな。
確かに恋愛下手で男運の無いノラさんですが、ちょっと応援したいとは感じなかったんです。
ブリジット・ジョーンズに比べて少しスマートな感じ。
ブリジットは少し泥臭い感じで、それこそもがいてもがいて頑張って頑張ってというスタンス。
本作のノラは、男運が悪かったりするんだけど少し自分が悪いのかなって思う行動も多々あって。
例えば、一晩限りの関係を持って後悔をしたりしますが・・・。
結局、自分で酒をガブガブ飲んでたりしたからで・・・。
例えば、フランスでジュリアンと出会えない時にシクシクと泣いてたりしていましたが・・・。
結局、ジュリアンからもらった電話番号のメモをなくしてしまったからで・・・。
さすがにメモをなくすのはどうかと思うぞ!!
だって、目的はそれなんだもん!!
いくらなんでもねぇ・・・。
等々・・・。
あまり共感を覚える事が無かったんですよねぇ・・・。

30代の独身女性あるあるなのかもしれません。
ある程度社会で確立された場所を持っていて、あとは愛する人だけ。
ある程度性格も理性も伴ってきたからこそプライドやモラルが備わる。
良くも悪くも。
物語の中で、
「自分で動かなきゃ何も始まらないんだよ」
的な誰かの助言はまさにそうなんですよねぇ。
やっぱりノラも、もがき頑張っている人なのかもしれません。

とにもかくにも。
同じ30代独身、ただし男性の僕には少しピンとこなかったかな。
女性が観たらどうなんでしょう。
気になりますね。

なんてちょっと苦言を呈しましたが。
物語の締め方はとても好きでした。
リアリティのある作りのなかにほんの少しだけ非リアルを足しこむ。
人はそれを奇跡と呼ぶ。
ハッピーエンドで満足満足。


≪点数≫
  4点
                                           (14.07.05鑑賞)


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No.969 『グランド・マスター』
No969 『グランド・マスター』

2013年制作 香港
監督:ウォン・カーウァイ

≪キャッチコピー≫
『どれだけ愛を失えば、頂点に立てるのか。』

≪ストーリー≫
20世紀初めの中国。
北の八掛拳の宗師・宝森は、流派統一を任せられる継承者として、弟子の馬三と南の詠春拳の宗師・葉問(トニー・レオン)のどちらから選ぼうとする。
六十四手の達人にしての宝森の娘でもある宮若梅(チャン・ツィイー)も候補者として手を挙げる中、馬三が宝森の命を奪うという謀反を企てる。
それを機に、宝森の敵(かたき)を討つ復讐(ふくしゅう)と後継者の座を奪い合うすさまじい戦いの火ぶたが切って落とされる。

≪感想≫
んんーーーーー??
おもてたのとちがーう!!

かの有名なアクションスター、ブルース・リーの師匠でもあるイップ・マンが主役の本作。
カンフー映画という事でアクションババッチバチの痛快エンタメ作品化と思いきや・・・。
ストーリー、アクション共に、やけに重苦しい作品でしたよ・・・。

まず本作の一番のウリともいえる映像美。
監督のウォン・カーワァイ印なんでしょうか。
とにかくアップとスローモーションを多用していて。
このスローモーションの多用がカンフーアクションに合っていなかったような。
もっとテンポよくポンポンと取ってたらもっとカッコよくなっただろうに。
確かに、美しいとは感じました。
確かに、綺麗だなぁとも感じました。
ただねぇ・・・。
僕が観たかったアクションはカッコいいカンフーアクションだったんですよねぇ・・・。
ちょっと女性向けのアクションだったかなと。

あとスローを多用しているからか、全体的に重く感じて長く感じたんです。
もう少しコンパクトになったんじゃなかろうかと。
ちょっとノリきれなかったかな。

ストーリーに関してもそう。
起承転結があまりなくって。
ボーーーーっと眺めていたらいつの間にか終わっちゃっていて。
実は観ていて数回、眠りに落ちそうになっちゃいました(苦笑)
主役は3人。
イップ・マン(トニー・レオン)、ゴン・ルオメイ(チャン・ツィー)、そしてカミソリ(チャン・チェン)。
この3人がもっと絡みあって何かを起こして欲しかったですね。
本作は史実を基に作られているんでしょうね。
時折、流れる字幕にもイマイチピンとこなかったり。

んんーーー、まぁまぁまぁな作品でした。

好きな所ももちろんありましたよ。
駅のホームでルオメイとマーサンのバトルはちょっとアガりました。
先に書いたスローモーションの多用は飽きは来たけど、最初はちょっと新鮮に感じました。
チャン・ツィーも相変わらず綺麗でしたし、トーニー・レオンも相変わらずカッコ良かったです。
これくらいかな。

本作を観て思い出したのがマンガ「拳児」。
少年が自分のルーツを探しに中国大陸に渡り拳法を覚えていくお話。
色んな拳法の歴史を知ることのできる大傑作。
久しぶりに読みたくなったなぁ・・・。

≪点数≫
  4点
                                           (14.07.05鑑賞)



こちら「拳児」。
最高のカンフー作品です。

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No.968 『X-MEN:フューチャー&パスト』
No968 『X-MENフューチャーパスト』

2014年制作 米
監督:ブライアン・シンガー

≪キャッチコピー≫
『地球最期の頂上決戦』

≪ストーリー≫
2023年、バイオメカニカルロボットのセンチネルの攻撃により、X-MENと地球は危機的状況に陥る。
プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)は宿敵マグニートー(イアン・マッケラン)と共闘し、1973年にウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)の魂を送る。
しかし、1973年の地球でセンチネル・プログラムの開発を阻止しようとする間も、2023年では地球滅亡の危機が迫っており……。

≪感想≫
最近本シリーズのスピンオフ「ウルヴァリン:SAMURAI」を観た私。
ちょっとアガりきれない作品で本作に一抹の不安が・・・。
ただ、本線の前作「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」が傑作だったんです。
そりゃ期待値も上がるっつーことで映画館にて鑑賞してきました。

前作には劣りますが、とても良い作品でした!!

冒頭。
いきなりミュータント対センチネルの戦い!!
「X-MEN」シリーズの真骨頂である色んな能力をもったミュータント達のアクション。
本作はたくさんのミュータント達が出てきました。
炎人間や氷人間、鋼鉄人間や壁をすり抜ける能力等々。
それらの能力を持ったミュータント達が、センチネル達と派手にやりあう。
これがまた気持ちいいんですよねー。
僕的には、本作から登場したブリンクの能力がカッコ良かったな。
ブリンクの能力は空間に穴をあけて別の場所に移動する。
いわばどこでもドア的な能力。
この能力を駆使して仲間たちをカバーしていくシーンは見た目も良くって◎。
とにかく、この冒頭の戦いで一気に作品の中にのめり込むことができました。

そして物語は核となる過去のお話へ。
ここからは少し抑えたテイスト。
本作、アクションも良かったのですが、ストーリーもしっかりしていましたね。
ミュータントと言う地球上の少数派の人種。
彼らの苦悩と葛藤、そして彼らを取り巻く人間たちの実情を巧く描いていて。
これは僕らの世界にもある普遍的なテーマで。
マイノリティとどう向き合うかみたいな。
とても上手く描かれていたと思います。

そして現在と過去が入り乱れてのクライマックス!!
またもやミュータントとセンチネルの戦いから、過去ではマグニートーの謀反まで。
最後の最後まで緊張感あふれる展開。
やるねぇ・・・。

本作はとにかくキャラクターやキャストが豪華でした。
先にも書いたたくさんのミュータント達。
主役級のウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)は本作ではあまり活躍しませんでしたが、
相変わらずの存在感。
2大頭領であるプロフェッサーとマグニートー。
過去編の二人を演じたジェームス・マカヴォイとマイケル・ファスベンダー。
現在の二人を演じたパトリック・スチュワートとイアン・マッケラン。
どっちもカッコよくって良かったー。
ラストのイアン・マッケランは渋くて良かったですね。
他にもストーム(ハル・ベリー)やミスティーク(ジェニファー・ローレンス)、キティ(エレン・ペイジ)。
豪華キャストでそれぞれがしっかりと立っていて◎。

もちろんストーリーに関してはツッコミ所もあったりしたんです。
本作にて初登場のクイックシルバー君。
僕的には1・2を争う羨まし能力で彼のシーンは大好きすぎるんですが、
彼がいればもう無敵じゃないかなんて思ったり(苦笑)
過去に戻るならもっと前に戻っても良いんじゃないかって思ったり。
もう少し派手に勢いよくなんても思ったり。

なんて、不満を書きましたが、ツッコミ所は多々あれど、やっぱり全体的に良くできていたんです。
X-MENシリーズ最新作。
お腹いっぱい堪能させていただきました。

過去に戻ってこれまでのシリーズをリセットした本作。
続編が出るようで・・・。
このやり方で行くとずーーーっと続けられるね(笑)


≪点数≫
  8点
                                           (14.07.03鑑賞)


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No.967 『少年と自転車』
No967 『少年と自転車』

2011年制作 ベルギー/仏/伊
監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ, リュック・ダルデンヌ

≪キャッチコピー≫
『ただ、一緒にいてくれたら、それだけでいい。』

≪ストーリー≫
児童相談所に預けられたまま12歳になろうとしていた少年シリル(トマス・ドレ)は、いつか父親を見つけて一緒に暮らしたいと願っていた。
ある日、彼は美容院を営むサマンサ(セシル・ドゥ・フランス)と出会い、ごく自然に彼女と共に週末を過ごすようになる。
二人は自転車に乗って街を走り回り、ようやくシリルの父親(ジェレミー・レニエ)を捜し出すが……。

≪感想≫
以前観た「ある子供」のダルデンヌ兄弟の作品。
第64回カンヌ国際映画祭でグランプリを取った本作。

すっごい良い作品でした。

大好きな父親と離ればなれになったシリル少年。
突然、消えてしまった父親を探し施設を飛び出すも、捕まっては施設に戻されての繰り返し。
突然、訪れる寂しさに憤りを感じる、無垢な年齢の少年はさわる者みな傷つける。
どんな優しさに対しても。
どんな厳しさに対しても。
愛情に対する受け皿が壊れてしまっていて・・・。

シリル少年を見ているととても痛々しい。
自分が置かれた環境に対する「怒り」を見ているととても痛々しい。

これが、青年、大人が置かれている環境だと、きっと観ていて少しはハラが立ったのかもしれない。
ただ、このぐらいの年齢の子供が立たされた不条理な世の中を見せつけられると、何も言えなくなっちゃう。

自分で選ぶことのできない環境。
凄くモヤモヤと、凄くイライラとしてくる。
なんだかなぁと。

そんなシリル少年にとっての一筋の光。
赤の他人である女性サマンサ。
このサマンサの無償の愛情がとても素晴らしい。
このシリルに対する愛情、慈愛の感情はどこから生まれるのだろうか。
正直、ここまでの心を持つことが自分にもできるだろうかと考えると自信が無いな。

こんな絶望と怒りの淵に立たされた子供たちを救うのはきっとこういう周りの大人なんです。
子供たちに必要なのは絶えず隣に寄り添う大人なんです。

もちろん友達も必要。
もちろん家族も必要。
ただ、このシリル少年に必要なのはこのサマンサのような本気で向き合ってくれる
「人間」が必要なんだと。

サマンサの優しさにも最初は向き合う事が出来なかったシリル少年。
相変わらず周りを傷つけ自らも傷つける。
最後の最後で自らの罪の報いを受ける事に。
そして自らの罪を受け入れその負の連鎖を断ち切ったシリル少年。

彼はサマンサの下へ走り出す。
きっと彼の将来は希望の光で満ち溢れている。
まだまだ訪れるであろう悲しみの中にも希望の光は満ち溢れている。
それを見つける眼差しをシリルはサマンサから教えてもらったんじゃないかな。

重々しい作品でしたが観終わった後はいろいろ考えて、少し心が温かくなりました。
ダルデンヌ兄弟作品。
個性的ですがおススメです!!


≪点数≫
  9点
                                           (14.06.29鑑賞)


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No.966 『グッド・バッド・ウィアード』
No966 『グッド・バッド・ウィアード』

2008年制作 韓
監督:キム・ジウン

≪キャッチコピー≫
『ムチャクチャ デ イイノダ!』

≪ストーリー≫
混沌とした1930年代の満州。
ギャングのパク・チャンイ(イ・ビョンホン)が起こした汽車強奪のすきに、乗客を襲った盗賊のテグ(ソン・ガンホ)は荒野へ逃走。
偶然にも宝の地図を盗んだテグは、ギャングたちや賞金ハンターのパク(チョン・ウソン)に狙われてさらなる逃避行をするハメになり……。

≪感想≫
グッド=良い奴
バッド=悪い奴
ウィアード=変な奴
3人の男を軸におりなすエンタメ西武活劇。

韓国版ウエスタン作品。
勢い満点の良作でしたよ。

日本版の西部劇「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」 なんてのもありましたね。
本作はアメリカの西部劇「続・夕陽のガンマン」をもじったタイトルらしくって。
へぇーへぇーへぇー・・・。

本作、まずアクションが良かったですね。
広い荒野で爆破もドッカンバッカン。
派手にドンパチやり合っているし、冒頭の列車での銃撃戦やアクションも勢いがあってカッコいい。

次にキャラクター・キャスティングについて。

グッド=良い奴=パク・ドウォン(チョン・ウソン)
さすらいの賞金稼ぎ。
良い男でいわゆるスタンダードで味のないキャラクター。
とりとめて突飛な印象は持ちませんでしたが、彼が中盤かましたロープを使っての銃撃戦。
メチャクチャカッコ良かったです!!

バッド=悪い奴=パク・チャンイ(イ・ビョンホン)
死神メイクの殺し屋。
動きも見てくれも奇天烈でいわゆる狂った男。
彼のナイフアクションはイケていました。
ふと思う。
メイクのせいかもしれないけど、イ・ビョンホンってそこまでイケ面じゃないような。
本作のイ・ビョンホンはちょっとブスに見えたくらい(苦笑)

ウィアード=変な奴=ユン・テグ(ソン・ガンホ)
彼が一番食わせもんで味のあるキャラクター。
前の二人があまりにも極端なキャラクター(パク・ドウォンは生真面目すぎる面白みがない。
パク・チャンイはあまりにもいききったキャラクターでイマイチのりきれない。)。
この二人のキャラクターのバランスをこのユン・テグが上手くバランスを取っていたように思います。

この3人が揃い踏み、クライマックスの大立ち回り。
誰が生き残り、誰が勝って誰が負けるのか。
着地もしっかりしていて悪くない。

基本的にストーリーは雑っちゃあ雑なんです。
よくよく考えると整合性が取れなかったり。
ただ何度も書いているように勢いを凄く感じたんですよね。
それに良キャスティング・良キャラクターが相まって、とても楽しく鑑賞することができました。
韓国映画、やはり侮りがたし!!


≪点数≫
  8点
                                           (14.06.29鑑賞)


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