2014-07-30 Wed

1995年制作 米
監督:ジョン・マクティアナン
≪キャッチコピー≫
『世界一、運の悪い奴。』
≪ストーリー≫
ニューヨークの繁華街で爆破テロが発生する。
サイモンと名乗る男から犯行声明が出され、次の爆破が予告される。
そして、もし防ぎたかったらジョン・マクレーン刑事に黒人街ハーレムで「俺は黒人が大嫌い」という看板を掲げろと命令する。
またしても運の悪さを見せつけるマクレーン刑事と、些細な事から事件に巻き込まれた黒人ゼウスのにわかコンビが爆弾テロリストに立ち向かう。
≪感想≫
「ダイ・ハード」シリーズ第三弾!!
第一弾は噂に違わぬ大傑作。
第二弾も面白かったです。
さて第三段となる本作。
ネタが尽きたのかお約束的要素がガラッと変わっていましたね。
「ダイ・ハード」のお約束。
・クリスマスに主人公であるマクレーンがテロに巻き込まれる。
・ワンシチュエーションである(1作目はビル、2作目は空港)。
と言うイメージ。
本作はもれなく取っ払われていましてね。
まずクリスマスじゃなーーーい!
そして本作の事件現場はニューヨーク全体になっちゃってる!!
そしてそして、本作は偶然そこに居合わせた的流れじゃなく、犯人に指名されちゃっている!!!
もう巻き込まれと言う面白い展開は無くって・・・。
これまでの「ダイ・ハード」を覆す展開。
むむむ・・・。
ちともったいない気、肩すかしを喰らった感は否めません。
・・・が!!相変わらずのアクション、マクレーン力、爆発ドッカンバッカン!!
アクション映画としてアガる気持ちの良い作品でした。
序盤。
前作のレビューにて冒頭が少し間延びしていた的な感想を書きましたが、本作はいきなりフルスロットル。
ニューヨーク各地に爆弾が仕掛けられ、犯人からの電話を基にマクレーン刑事が走り回る。
ここら辺の展開。
少しキアヌ・リーブス主演の傑作「スピード」を思い出したり。
そして本作。
質の良いバディムービーにも仕上がっていて。
サミュエル・L・ジャクソン演じる相棒ゼウスとのやり取りが良い感じでね。
本作でのゼウスの立ち位置は前作までのマクレーン刑事ばりの巻き込まれっぷり(苦笑)
最後の最後まで良いコンビでした。
中盤、終盤にかけてこれまでの守りの立場から攻めのやりとりに。
こっからさらにアクションドッカンバッカン!!
直接的な格闘はあまりありませんでしたがカーチェイスやら体を張ったアクションが満載。
楽しく観る事ができました。
ストーリーについて。
1作目の際に脚本が素晴らしいと書きました。
本作も何気に脚本が良かったかなと。
伏線をはって回収のくだりが前作に比べると少しですが増えていたように感じます。
1作目に比べるとやっぱり見劣りはするんです。
ただ2作目よりはこちらの方が楽しめたかな。
シリーズ物って最初の方が傑作だと後々トーンダウンしていく傾向が・・・。
さて次回作次回作・・・。
≪点数≫
8点
(14.06.23鑑賞)

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