fc2ブログ
 
■プロフィール

ゆず豆

Author:ゆず豆
映画のレビューをつらつらと・・・。

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリ
■カウンター

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

No.964 『ザ・イースト』
No964 『ザ・イースト』

2013年制作 米
監督:ザル・バトマングリッジ

≪キャッチコピー≫
『任務か正義か――その選択はあなたの心を震わせる』

≪ストーリー≫
健康被害や環境汚染の元凶とされる企業を敵視し、抗議活動を行う環境テロリスト集団のイースト。
元FBIエージェントのサラ(ブリット・マーリング)は、テロ攻撃にさらされる恐れのある企業の依頼を受け、彼らのアジトへと潜入して捜査をすることに。
企業に対する彼らの過激な姿勢の数々に怒りを覚えるサラだが、健康被害の実態を目の当たりにし、その根絶に挑むイーストの思想を理解するようになる。
さらに、謎めいたリーダーのベンジー(アレキサンダー・スカルスガルド)に惹(ひ)かれ、心が激しく揺れ動く。

≪感想≫
環境テロリスト。
果たして彼らの行いは正義なのか悪なのか。

本作の描き方はどちらにも心が揺れるようになっている。
企業側がもちろん悪。
ただテロリスト側も見方を変えると悪。
ここら辺はとても巧いなと。

「目には目を歯には歯を」の精神でイーストのメンバーは企業にテロを仕掛ける。
イーストのメンバーはそれぞれ重い事情を抱え企業への復讐心から、活動に力を入れていて。
ちょっとその部分が、共感することが難しかったかな。
もし、これが純粋に世の中の事を考えての行動ならばもう少し、共感も感じたのでしょう。
もちろん、その個人的な復讐心、バックボーンはとても壮絶で耳を疑いたくなる。
ただ、そのテロと言う行動の動機が個人的なもので行われると、ちょっとザラッと感じてしまったんですよね。
最後の最後まで、どういう方法が正しいのか考えさせられる。

そもそもこの現状に耳を疑いたくなる。
本作で起こっている事はフィクションでも何でもなくって。
アメリカの現状は、とても壮絶だ。
環境保護団体や反企業勢力へスパイを送り込み情報を操作するんだって。
そしてそのスパイ活動をおこなう企業があって。
どこに正義があるのでしょうか。

例えば結果的に悪に染まっている企業がある。
それは本当に金や私利私欲のためだけに行われているのか??
被害や規模が大きくなればなるほどその理由や詳細があいまいになっていく。

それでもダメなものはダメな訳で。
被害を受けている人はこんなにもたくさんいる訳で。

日本で言う所の原発問題に通ずるものがありますね。

とにかく最後の最後まで緊張感を保たせながら鑑賞。
終わり方も悪くなかったです。
希望の光が射している終わり方。
今後も、彼らの戦いは続いていく。

そして現実の社会でも・・・。

俳優さん達も素晴らしかったですね。
大好きエレン・ペイジも相変わらずの高クオリティでしたよ。

ぼんやりとしたあいまいな感想になってしまいましたが、今後の考え方に一石を投じた良作でした。


≪点数≫
  7点
                                           (14.06.22鑑賞)


にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
満足ならクリック!!

スポンサーサイト



映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(2)