2014-07-16 Wed

1990年制作 米
監督:レニー・ハーリン
≪キャッチコピー≫
『また、戦場へ来てしまった運の悪い奴!』
≪ストーリー≫
クリスマス・イブ。
よりを戻した愛妻ホリーを出迎えるため、ダレス空港に来たマクレーンは、冷酷なスチュアート率いる、武装したテロリストの一味と遭遇。
彼らの目的はもうすぐ特別機に乗って到着し、米国で裁判を受ける予定にある南米某国の将軍エスペランザの身柄の奪回だ。
一味が滑走路の電源を切ったため、ホリーの乗った飛行機は着陸できなくなり、このままでは墜落の危険性も。
マクレーンは空港を乗っ取った一味との死闘へ。
≪感想≫
「ダイ・ハード」シリーズ第二弾!!
先日、やっとこさ第一弾を鑑賞。
傑作傑作と聞いていましたが、噂にたがわぬ大傑作。
前作が世のアクション映画の金字塔になったと言っても過言ではない今やスタンダードな作品。
現在、5作品も世に出ていて、恐らく今後も作られるであろう本シリーズ。
さて続編である本作はと言うと。
前作の良い所をある程度、踏襲した良作でした。
クリスマス、空港にて奥さんを待つマクレーン刑事が、またもや事件に巻き込まれる。
相変わらずついていないですねぇ・・・(苦笑)
もっと言うと奥さんもついていないですよねぇ・・・(苦笑)
本作の敵は元軍人のテロリストども。
相変わらずのマクレーン節は健在。
愚痴りながらも敵に向かってドッカンバッカン。
恐らく本作、前作に比べお金がかかっていると思うんです。
アクション、爆破、演出が格段にパワーアップしていて。
派手さにかけては前作にも増して凄まじかったです。
クライマックスの飛行機爆破。
マクレーンの飛行機から脱出してのパラシュートのくだりは素晴らしくってアガりましたよ。
キャラクターに関して。
前作ほどそれぞれがキャラ立ちできていませんでしたが、それなりにイケている奴らは健在で。
主役のマクレーン刑事はもちろんの事、奥さんも凛としていてイケていたし、
前作にも登場したテレビレポーターのクズっぷりは相変わらず健在だったしね。
ただやっぱり、もうちょっとそれぞれのキャラを魅力的に描いてほしかったな。
ここから少し苦言を。
本作は前作に比べ脚本・演出がダメダメでしたね。
全体的にテンポが悪いからか間延びした印象。
特に冒頭30分ぐらいは、あまり面白みもなく導入としても物足りない。
前作は、伏線からの回収のテンポがとても良くって飽きることなく鑑賞できたのですが、
本作に関しては伏線すらないので、あまりのめり込んで観る事が出来なかったんですよね。
残念無念。
楽しめる部分ももちろんありました。
仲間と思っていた奴の裏切りとか、予想だにしなかったので思わず
「おっ!!」
なんて思ったりもしましたし。
ただやっぱりパンチ力が足りないというか・・・。
あと、これはこのレビューを書きながら思ったのですが、そもそも犠牲者が山ほど出ているんですよね。
飛行機が1機墜落しているんです。
ハッピーエンドで終わった感がありますが、実はこんなにも犠牲者が出ていて。
そこら辺が少しモヤモヤっとしたりして。
ちょっと、その辺が前作に比べ落ちた点かな。
ただ前作があまりにも傑作すぎるのも事実。
本作はそこと比べるのは少々酷。
何だかんだで良い作品なのは間違いない。
観る事が出来て良かったです。
さぁ次回作次回作。
しばらく間を置いて観るか。
余談ね。
ラストのマクレーンが奥さんの名前を呼びながら歩くシーン。
あれって『ロッキー』の
「エイドリアーーン、エイドリアーン。」
のパロディでしょうか(笑)
ちょっと笑ってしまいました。
≪点数≫
7点
(14.06.09鑑賞)

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