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No.956 『ウルヴァリン:SAMURAI』
No956 『ウルヴァリンSAMURAI』

2013年制作 米
監督:ジェイムズ・マンゴールド

≪キャッチコピー≫
『散ることのないサムライ。』

≪ストーリー≫
カナダで人目を避けるように暮らすウルヴァリンことローガン(ヒュー・ジャックマン)は、以前命を救ったことのある日本人実業家・矢志田からの願いで、彼の部下ユキオ(福島リラ)と共に日本へと向かう。
不敵なまなざしを向ける矢志田の息子シンゲン(真田広之)に迎えられ、病身の矢志田と再会したローガンは彼から謎めいた言葉を告げられる。
ほどなくして亡くなった矢志田の葬儀が執り行われるが、そこをギャングたちが襲撃。
ローガンは矢志田の孫娘・マリコ(TAO)を連れ、その混乱から逃げ出すが……。

≪感想≫
X-MEN」シリーズのスピンオフ第二弾。
最新作が公開されていて評判が良いので、劇場へ足を運ぶ前にいざ鑑賞。

・・・・んんーーー、なんだこのザラつきは・・・。

舞台は日本。
時代は現代。
あまりにもカルチャーギャップがありすぎでそこに描かれる日本に違和感がありすぎ。
ツッコミ所のオンパレードでノリきれない感じが何だかもう。

ウルヴァリンが第二次世界大戦中に命を助けたヤシダさん。
彼は死期を悟りウルヴァリンを呼び寄せる。
そこでヤシダはウルヴァリンの治癒能力を移植させてくれと。
「君は永遠の命を持っていても苦しいだけだ、だから俺にその能力をよこせ」的な。
日本独特の礼節や侍なるものを描くと思いきや、まさかのクズ発言!!
いくらなんでも悪党過ぎるでしょ。
他にも、真田広之演じるシンゲンも自分の権力のために娘を殺そうとするクズだし、
マリコの婚約者である防衛大臣も絵にかいたようなスケコマ師。
とにかくここで描かれる日本人どもは古臭くいかにもマンガチックな悪党ども。
悪く描くのは良いのですが、薄っぺらすぎるし、また僕が日本人と言うのもあって、
いくら何でも的な行動に共感ができなかったんですよね。

会話(言葉)についてもそう。
日本人同士なのに英語で会話したと思いきや、日本語で会話したり。
別にいいんですよ。
映画的に観やすければそれはそれでアリだと思うんです。
ただ一貫性を、ある程度設定を作ってそれを守って欲しいなと。
最近観た傑作「イングロリアス・バスターズ」を見習いましょう!!
日本語の会話もイマイチピンとこなかったしね。
シンゲンが自分の事、「ワシ」なんて言った時には「イマドキ!?」なんて
あっけにとられましたもん。

あとは小っちゃいことかもしれませんが、ウルヴァリンが長崎から一瞬で東京に車で戻ってくるのも
どうかと思ったり。
クライマックスの根城的な場所も日本にはありえないでしょうと思ったり。
雪の中バイクで走ること自体ありえないと思ったり。
ひとつ気になりだしたら、どんどん気になってきて・・・。

何作目かのレビューで書きましたが本シリーズの気持ち良さって、
ミュータント達の能力を観るのが楽しみという所が大きくって。
本作は、ミュータントの数が少ない(2人)っていう部分も楽しめなかった要因でもあるかも。

とにかくノリきれなかったんですよね・・・。

良かった点もちょっとだけ。
日本を舞台にしてくれるのはやっぱり嬉しかったし、俳優さん達が頑張っていたのは嬉しかったな。
特にユキオ演じる福島リラさんは「シン・シティ」のデヴォン青木演じるミホを思い出して
良い感じでしたよ。
真田広之さんもかわいそうな扱いを受けていましたが、頑張っていましたし。

もう一つはマーヴェルシリーズお馴染みの、エンドクレジット後のおまけ。
ネタバレしますがマグニートーとプロフェッサーXが出るんです。
僕的にはこのオマケが一番アガッた瞬間です(苦笑)

全体的に好印象は持てなかった本作。
新作を観るのが不安になりました・・・。


≪点数≫
  4点
                                           (14.06.07鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(2) | コメント(4)