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No.950 『キャリー(1976年)』
No950 『キャリー』

1976年制作 米
監督:ブライアン・デ・パルマ

≪キャッチコピー≫
『キャリーをいじめないで!
 彼女が泣くと恐しいことが起こる……』

≪ストーリー≫
友人からも嫌われ、母親からも疎まれている、さえない容姿の女子高生キャリー。
だが彼女には怒りを引き金として念動力を発揮する力があった。
プロムの夜、悪質ないたずらとも知らずクィーンに選ばれたキャリーの頭上に、ブタの血が降り注ぐとき、惨劇が幕を開けた……。

≪感想≫
ブライアン・デ・パルマ監督、1976年制作。
最近、大好きクロエ・グレース・モレッツ主演でリメイクされたのでまずはオリジナルをと思い
いざ鑑賞。

名作とうたわれた本作。
噂にたがわぬ良作でした。

演出について。
カメラの撮り方、効果音の使い方がとても独特。
分割画面の映像はデ・パルマカットと言われるぐらいなんですって。
へぇー、へぇー、へぇー・・・。
先に書きましたが効果音。
キャリーが念動力を発動する際に流れるあの効果音。
ヒッチコックの「サイコ」で使われている効果音。
使い方が絶妙に上手いですねー。
この音の使い方で、一気に怖さが倍増されるんだもん。
クライマックスのカット割りも変わっていたなー。
分割されたカットに色んな人の視点が組み込まれていて。
このカット割りのおかげで衝撃度が倍増されているんだもん。

凄いですねぇ・・・。

本作の魅力を一気に押し上げたのは主演のキャリーを演じたシシー・スペイセクじゃ
ないでしょうか。
この絶妙なフェイス。
いかにも弱々しく学校でもおとなしそうなタイプ。
ただ、初めてのパーティでの嬉しそうな表情。
そしてそこから急転直下の悲劇。
タガが外れて触れる者みな傷つけるあの見開いた目はゾッとしました。

この2点が本当に素晴らしかったです。

ストーリーについてですが、本作の中に何かメッセージ的なものは
あったのでしょうか。
例えばいじめは良くないよ的な。
例えば宗教についての云々的な。
そういったメッセージ、ネタ的な事を含んでいましたが、僕的には、それはそこまで
強く訴えたいわけじゃないのかなと感じました。
物語を面白くするためのスパイス的な存在なのかなと。
メッセージ云々より、映画、エンターテイメントを前面に押し出そうとした
作品なのではないのかなぁ。

とにもかくにも。
1976年と僕が生まれる前の作品ですが、良い作品と言われるものはやっぱり
いつ観ても良いんです。
満足の一作です。

これをクロエ・グレース・モレッツ主演でリメイクかぁ。
楽しみ半分、心配半分・・・。


≪点数≫
  7点
                                           (14.05.11鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(6)