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No.945 『ライク・サムワン・イン・ラブ』
No945 『ライク・サムワン・イン・ラブ』

2012年制作 邦/仏
監督:橋本 一

≪キャッチコピー≫
『84歳、
かりそめの恋を
夢みた』

≪ストーリー≫
80代の元大学教授のタカシ(奥野匡)は、デートクラブを通して亡き妻に似た明子(高梨臨)を自宅に呼ぶ。
しかし、明子は駅で彼女を待っていたはずの祖母のことを気にしていた。
翌朝、明子を大学へ送ったタカシを、婚約者ノリアキ(加瀬亮)は彼女の祖父と間違えてしまう。
こうして三人が出会ったことにより、物語は予期せぬ方向へと進んでいき……。

≪感想≫
何だこれ??変な映画だなぁ・・・。

鑑賞直後の感想。
とにかく本作が何を伝えたいのか、何を見せたいのか。
まっっったく分かりませんでした(苦笑)

監督は「友だちのうちはどこ?」のアッバス・キアロスタミ。
外国の監督さんが日本を舞台に日本の俳優達をどう撮るのか気になって鑑賞したわけですが。

長いカット割り。
妙な会話劇。

初老の男と、デートクラブに働く女子大生とその彼氏のお話。
その特異な空気感にイマイチ乗りきれなくてぼんやり眺めていると、サイコチックな終焉に、
思わずポカン。
そこで思わず「何だこれ??」。

鑑賞後しばらく考える。
思考を捻りだす。

本作は恋のお話なのか??
夢のお話なのか??
何でしょうねぇ・・・。
日本のお話なのに、外国人が撮っているからか少し異国感があって。
少しファンタジックにも感じたり。

登場人物について考える。
まず、初老の男タカシについて。
観ている間は、その風体(名作漫画「スラムダンク」の安西先生風)に、
この人はきっと穏やかな良い人で、何か理由があって明子を読んだんだろうなぁなんて思っていましたが。
思い返すと。
タカシという人はほんとはいやらしさを身にまとった親父なんじゃないかなって。
嫌な人って訳じゃないんですが、そこまで賢人、モラリストと言う感じじゃないんじゃないでしょうか。
明子の彼ノリアキとの会話を思い返すとふと思ったんですよね。
うーーーん、そこら辺は観ている人にゆだねる描き方をしていましたが。

明子について。
この子については、共感とか一切できずに、ただのわがままな女子大生にしか見えませんでした。
口数も少なく、かわいそうな感じを前面に出していましたが、やっている事、話すことは、
「何言ってんだ?この子は??」
なんて感じたり。

ノリアキについて。
実は、僕的にはこのノリアキが一番普通の人なのかなって。
キレやすくって暴力的な部分は肯定できませんが(苦笑)
言っている事は少し子供っぽいですが、それは良く言えば純粋っつー訳で。
・・・けどやっぱり暴力はいかんよ、暴力は。

とまぁ思い返すと登場人物たちは、嫌な奴らかなと。
それを、キアロスタミ特有の撮り方で観ると、こんな感じになるんだって。

鑑賞直後は「???」で、しばらく考えてみると、ちょっと嫌な気分に。
うーーーん。
雰囲気は良いけど、描かれている事はあまり好きじゃないかなぁ。
まぁ、受け手の感じ方に凄い影響される作品なので、好きな人は好きなのではないでしょうか。


≪点数≫
  2点
                                           (14.05.04鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)