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No.944 『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』
No944 『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』

2013年制作 邦
監督:橋本 一

≪キャッチコピー≫
『待たせたな、調査再開だ。』

≪ストーリー≫
探偵(大泉洋)がよく行くショーパブの従業員で、友達でもあるオカマのマサコちゃんが殺害される。
捜査が進まない中、「マサコちゃんは政界の闇に触れて殺された」といううわさを耳にした探偵のもとに、彼を尾行してきた女から事件究明の依頼が舞い込む。
友達の死の真相を探るため、探偵と相棒の高田(松田龍平)は、再び札幌ススキノを駆け巡る。

≪感想≫
前作がちょっと好感触。
このオフビート感とキャストのバランスが良かったんですよね。

さて2作目の本作やいかに。

「ん?んんーー??こんなにつまんなかったっけ???」
なんて思ったり。
挙句の果てには
「なんだかちょっとイラつくなぁ・・・。」
なんて思ったり。

まずオフビート的な演出。
真面目なお話の中に適度に笑いを入れてくる。
これがまぁ、あざといというか、わざとらしいというか。
どうぞ笑ってください的な押しつけ演出に感じてしまったんです。
例えば画面の中で本筋の2人の会話のちょっと離れで、脇のキャラがガチャガチャ笑かしに
かかっていたり。
それはもう面白いではなくってただの邪魔!!
みたいな。
例えば前作にも出ていたヤクザとの銃撃戦のくだり。
あんなにドンパチやっているのにどこにもあたらないのは、100歩ゆずってもいいのですが、
その後の、顔ドアップのカットで口から泡ブクブクのカットは面白いではなく気持ち悪い!!
みたいな。
例えば、ヒロインの弓子が突然関西弁をしゃべりだすきっかけにイマイチ乗りきれなくって
笑えなかったり。
とにかくこの笑いの部分が全然受けてけなかったんです。
あんなにバランスよく感じていた演出も本作では不快に変わっていてね。
んんん・・・なんだかなぁという感じ。

あとストーリーもイマイチピンとこなかったですね。
原発問題を取り扱っていたのですが、こういうセンシティブな問題を、真正面から
取り上げるのではなく本作のように取って付けたような扱い方をするのはなんだかなぁと。
脱原発をうたった、政治家橡脇は結局、何も悪くは無かったんですよね。
それを本人にも伝えずに終わりにするなんて、それも何だかなぁと。
オカマの扱いもあまりピンとこなかったです。
ここまでマイノリティな扱いを受けるかなぁ?とか、そこら辺の方々って、今はもっと
ポジティブな存在になっているんじゃないのかなぁなんて感じたり。
んんん・・・こちらもなんだかなぁという感じ。

前作でけっこう楽しめたアクションも、本作では違和感の塊でした。
松田龍平演じる相棒「高田」。
空手の師範代クラスであるはずなのに、格闘シーンではどうも空手家には見えず、
ただ何となく強いんだなぐらいの印象。
説得力が無いというかね。
もったいないなぁ・・・。

とにもかくにも、前作は楽しめたのに本作はダダすべり。
唯一良かったのは、探偵と相棒「高田」は相も変わらず名コンビ。
彼らのやりとりは観ていて「待ってました!!」的になりましたよ。

主要キャスト2人のファンなら観ても良いんじゃないでしょうか。

これって続編が作られるのかな?
シリーズ化してもおかしくないもんなぁ・・・。


≪点数≫
  3点
                                           (14.05.02鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)