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No.935 『サイド・エフェクト』
No935 『サイド・エフェクト』

2013年制作 米
監督:スティーヴン・ソダーバーグ

≪キャッチコピー≫
『事件に潜む、もう一つの"副作用<サイド・エフェクト>"』

≪ストーリー≫
金融マンであった夫マーティン(チャニング・テイタム)が違法株取引で逮捕されたのを機に、以前に患ったうつ病を再発させてしまったエミリー(ルーニー・マーラ)は、交通事故や自殺未遂を引き起こすように。
診察にあたる精神科医バンクス(ジュード・ロウ)は、かつて彼女を診ていたシーバート博士(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)に相談。
エミリーが抱える症状の詳細を聞き出し、彼女の了承も得て抗鬱剤の新薬アブリクサを投与する。
症状が快方に向かっていたある日、マーティンがナイフで刺されるという事件が起き……。

≪感想≫※ネタバレ大いにあり
おぉーーー!!
予想だにしなかった良作に出会いました!!

実は僕は本作について全く前情報を入れていなくって。
出演がジュード・ロウ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、チャニング・テイタム、ルーニー・マーラ。
そして監督が「オーシャンズ」シリーズのスティーブン・ソダーバーグ。
レンタル店でジャケットを見て、「おぉー面白そうだなぁ。」なんて思ったもので。
先に観た「悪の法則」の豪華競演にも惹かれましたし、同タイプの作品という事で。
いわゆるジャケ借りと言うやつです。

序盤、鬱病に悩むエミリーの日常、沈んだ状態を映し出す。
さて、彼女はどうやってこの状況を乗り越えるのかみたいな。
とにかく、どんどん落ちていく彼女に同情的な気持ちになったり。
どうすればこういう症状を治すことができるのかなぁなんて思ったり。

精神科医のバンクスも少しずつ少しずつ、彼女を治す方法を模索していくが・・・。
突如、彼女がある事件を引き起こす。
夫であるマーティンを刺殺してしまう。
「おぉーーー、ついにやらかしてしまったかぁ・・・。」
なんて観ているこっちも周りの人たち同様落ちていると・・・。

こっから、少しずつ雲行きが怪しくなってくる。
まずバンクスの医者としての立場が危うくなってくる。
医者として薬を処方した彼の社会的地位が危うい立場に。
バンクスは何とかするために事件の詳細を調査しはじめる。
次第に彼も精神的に異常をきたしてくる・・・。
が!!!
バンクスはある事実に気付く。
エミリーは実は最初っから鬱病になんかかかっていないのでは!?

こっから怒涛の展開。
観ている者をググイと惹きつけるストーリーテリングに釘付け。
「いやぁーーー、思っていたのとちがーーう。」
嬉しい誤算。
嬉しい悲鳴。
お話自体がすっごい面白いのもありますが、それまでの撮り方や演出が巧かったです。
これでもかっていうくらいのエミリーの鬱状態の描写。
沈んだ画面。
沈んだ町並み。
沈んだ周りの人たち。
それらが、一気にひっくり返される。
いやぁー本当に巧みでした。

期待していた俳優さん達もとっても良かったです。
主演のルーニー・マーラは初めて見ましたが、とっても綺麗でぼんやりして謎めいた役どころを
好演されていました。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズも知的でいかにもインテリ女性っぽくて良い感じ。
ジュード・ロウはこの手の役は言わずもがな◎。
以前観た「スルース」や「コンテイジョン」を思い出したり・・・。

とにもかくにも、本作は前情報を一切入れてなかったのも良かった原因かと。
見事に裏切られて、とても気持ちが良かったです!!


≪点数≫
  8点
                                           (14.04.13鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(2) | コメント(4)