2014-05-30 Fri

2011年制作 英
監督:カール・ティベッツ
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
休暇で島を訪れたケイトとマーティン夫妻。
他に誰もいない孤島での静かな生活を送っていたが、ジャックという男によって一変してしまう。
ジャックによれば、島の外界は未知のウイルスに汚染され、生き残るためには島を封鎖する以外ないという。
それは真実なのか?
それとも嘘なのか?
≪感想≫
無人島に3人の男女。
島の外では伝染病が蔓延しているとのこと。
果たしてそれは本当なのか!?
ワンシチュエーションで織りなすサスペンス。
ちょっと「トランス・ワールド」を思い出したり。
ちょっと「トライアングル」を思い出したり。
この手のサスペンス、スリラーって何だか手を取ってしまうんですよねー。
さて本作について。
序盤、一組の夫婦の元に訪れるハプニング。
負傷した兵隊さんが、彼らに告げる言葉。
ここから観ている僕らを惹きつける。
ここでまず二択。
果たして彼が言っていることは本当なのか。
本当ならばどう解決する??
じゃあ嘘ならば??
彼は何のためにここへ訪れたの??
どんどん分岐していくエンディングの仮定。
あらゆるエンディングを想定する。
もしかしたらこいつはタイムスリップしてきた未来の子ども??
もしかしたらこいつは元からこの島に住んでいた??
彼の目的は??
彼の言動の意図は??
観ている者をググイと惹きつけるこの作りは巧いなと。
そして最後の大オチ。
うぉ!!そう来たかと素直に驚きました。
ただねぇ・・・。
ちょっとバッド・エンディングで好きになれなかったんですよね。
最悪なエンディングだった「ミスト」を思い出したり。
きっと原作者はスティーブン・キングに影響を受けているはず。
このエンディングのせいで一気にテンションが落ちちゃいました・・・。
とは言え、作品としてはとても良かったと思います。
夫婦の行動には違和感ありありでツッコミまくりでしたが、最後まで見せきる演出力は
確かなものだと感じました。
3人の俳優さん達の好演もあったしね。
キリアン・マーフィーは以前観た「28日後」を彷彿とさせる好演でしたよ。
謎の兵隊さんジェイミー・ベルは「リトル・ダンサー」のビリーを演じていた子だったんですね!!
こんなに大きくなっちゃって!!
ちょっと驚きでした。
≪点数≫
3点
(14.04.26鑑賞)

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2014-05-28 Wed

2005年制作 米
監督:ウェス・アンダーソン
≪キャッチコピー≫
『人生は、海だ』
≪ストーリー≫
世界的に有名な海洋探検家にして海洋ドキュメンタリー監督のスティーヴ・ズィスー(ビル・マーレイ)は、幻のジャガーザメに殺された仲間の仇を討つために、最後の航海へ乗り出す。
≪感想≫
大好きウェス・アンダーソン監督作品。
「天才マックスの世界」「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「ダージリン急行」「ファンタスティック Mr.FOX」「ムーンライズ・キングダム 」。
これで長編作品はデビュー作を除いて全部観たかな。
本作は長編4作目。
あいも変わらずのウェス・アンダーソン印。
ほっくりほくほくなストーリー。
パノラマチックな映像。
長回しの撮影方法。
おとぎ話のような空間。
素敵な音楽。
どれも独特で良い感じ。
以前何かの作品の時にも書いたかもしれませんが、大人の絵本を読んでいるような感覚。
まずストーリー。
全ての作品に言えるのですが「普遍の繋がり」を少しおもしろおかしく描いていて。
本作は親子の繋がり。
そして他人との家族のような繋がり。
本作、出てくる奴らはもれなく「少しだけ」変わった奴らで。
この「少しだけ」がとてもいい塩梅。
ストーリーにとても良いスパイスを加えているんです。
彼ら彼女らのやりとりをクスクスと眺めながら最後まで引っ張られる雰囲気が、
ウェス・アンダーソンっぽくて良いんですよねぇ・・・。
撮り方。
謎の深海魚等の映像はストップモーションアニメかな。
「ファンタスティック Mr.FOX」を思い出したり。
ちょっと洒落た撮り方、風景。
左右対称的な撮り方は観ていて気持ちが良いんですよね。
しっかりと枠に収まっている感じがね。
役者陣。
ビル・マーレイはウェス・アンダーソン作品にはほとんど出ているんじゃないかな。
本作でもちょっと我儘なダメ船長を好演されていました。
僕的には、ウィリアム・デフォー演じるクラウス辺りが良い感じだったかな。
とにもかくにも大好きウェス・アンダーソン印の本作。
楽しく鑑賞することができました。
新作がそろそろ公開するみたい。
楽しみですな。
≪点数≫
8点
(14.04.20鑑賞)

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2014-05-26 Mon

2013年制作 邦
監督:石川 寛
≪キャッチコピー≫
『あなたが元気でいてくれたら、うれしい。』
≪ストーリー≫
大学からの友人である、ジンコ(宮崎あおい)と素子(安藤サクラ)。
ある日、同じく大学時代の友人で、一人だけ地元で暮らしているミキ(吹石一恵)の妙なうわさを耳にする。
それは、彼女が自分から海に飛び込んでおぼれたものの、助かったというものだった。
ジンコたちは休みを合わせ、うわさの真相とミキの様子を確かめようと、彼女のいる町へと向かうことにする。
ジンコが勤め先の図書館で出会った原木(忽那汐里)も運転手として加わり、一泊二日のスケジュールで車で旅をする三人だったが……。
≪感想≫
以前観た「好きだ、」の石川 寛監督作。
この監督さんの作品。
演出が独特で、ほぼ演者さん達のアドリブで成り立っているんですって。
おっきな設定を教えてあとはその時の空気、演者のアドリブで繰り広げられる。
その空気感たるや・・・。
うーーーん・・・不思議で繊細な作品といった印象。
前述通り、アドリブで進んでいくので、正直、会話のシーンはざらつく事も多いんです。
自然に撮っているのが逆に不自然に感じると言うか・・・。
微妙に辻褄の合わない会話。
お互いのアドリブが上手に噛み合わなかったり。
ちょっとね・・・。
作品的にはドキュメンタリーとも違うし、ただ手法はドキュメンタリーのようだし。
観ていて、最初は居心地が悪かったりもしたりして・・・。
ただね。
これが物語中盤、終盤になる頃。
なんとも心地の良い感覚になったんです。
理由として考えられるのが。
まず流れる風景、映像。
ちょっと沈んだ風景。
カメラや撮り方せいでしょう。
ぼぉんやり映る淡い風景は観ていて心地良かったんです。
次にキャスティング。
出てくる方たちが纏う空気感はどれも穏やかでガチャガチャしていない。
彼女たちの会話は、確かに違和感があったりもしましたが、後々気にならなくなって。
皆さんめちゃくちゃ素敵でした。
とにかく繊細で穏やかな印象。
エンタメ的ではなくアートを鑑賞している感覚。
これ、きっと夜中にぼんやり眺めていると、きっと眠っていただろうなぁ(苦笑)
催眠映画と言ったところでしょうか。
たまにこんな作品を観るのも悪くないかな。
≪点数≫
6点
(14.04.13鑑賞)

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2014-05-23 Fri

2006年制作 米
監督:ショーン・レヴィ
≪キャッチコピー≫
『みんなみんな、動き出す!』
≪ストーリー≫
ニューヨークで暮らす失業中のラリー(ベン・スティラー)は前妻が(キム・レイヴァー)が再婚すると知り動揺する。
愛する息子ニッキー(ジェイク・チェリー)とのきずなを保つために、ラリーは自然史博物館の深夜勤務の夜警員の仕事を引き受け、真夜中に警備を始める。
ある夜、展示物が魔法を使ったように生き返り、ローマのグラディエーターやカウボーイたちがジオラマから飛び出して戦いを始め……。
≪感想≫
深夜の博物館はパーティー・パーティー!!
公開当時、楽しそうなCMを見ていつかは観たいと思っていたのでいざ鑑賞。
ツッコミ所は満載ですが楽しく観ることができました。
ベン・ステイラーは「ペントハウス」を観て好きになりましたが、やっぱ良い役者さんですね。
基本的には子供向け。
博物館の蝋人形やジオラマ達が暴れまわるという、とっても大掴みでファンタジックなお話だけに、
「これぞ映画だ!これぞフィクションだ!!」
とたかをくくって観ればこんなに面白いお話はない。
なんにも考えないでただニコニコ眺めていればよい。
子どもがいたら子供と観るとなお良い。
ベタだけどジンとるしワクワクもする。
以前観た「スパイキッズ」に似たテイストかな。
おっさんになった僕には少し物足りなかったりしたのも事実ですが(苦笑)
粗っぽい作りにどうしてもツッコミを入れたくなっちゃってね。
それでもラリーが息子の前で成長していく姿はカッコ良かったし。
ミニチュア兵士のガイウスとミニチュアカウボーイのスミスの名コンビも良かった。
悪党3人組とのやり取りは「ホームアローン」を思い出したり。
全体的には本当に良い作品。
ただあまりにも脚本が雑すぎるのがなぁ・・・。
何度も書きますが子供向けとして観ていれば、まぁいっか。
本作、シリーズ化して2作目がすでに出ていて、そろそろ3作目も出るみたい。
機会があれば観てみよっと。
≪点数≫
6点
(14.04.13鑑賞)

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2014-05-21 Wed

2013年制作 米
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
≪キャッチコピー≫
『事件に潜む、もう一つの"副作用<サイド・エフェクト>"』
≪ストーリー≫
金融マンであった夫マーティン(チャニング・テイタム)が違法株取引で逮捕されたのを機に、以前に患ったうつ病を再発させてしまったエミリー(ルーニー・マーラ)は、交通事故や自殺未遂を引き起こすように。
診察にあたる精神科医バンクス(ジュード・ロウ)は、かつて彼女を診ていたシーバート博士(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)に相談。
エミリーが抱える症状の詳細を聞き出し、彼女の了承も得て抗鬱剤の新薬アブリクサを投与する。
症状が快方に向かっていたある日、マーティンがナイフで刺されるという事件が起き……。
≪感想≫※ネタバレ大いにあり
おぉーーー!!
予想だにしなかった良作に出会いました!!
実は僕は本作について全く前情報を入れていなくって。
出演がジュード・ロウ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、チャニング・テイタム、ルーニー・マーラ。
そして監督が「オーシャンズ」シリーズのスティーブン・ソダーバーグ。
レンタル店でジャケットを見て、「おぉー面白そうだなぁ。」なんて思ったもので。
先に観た「悪の法則」の豪華競演にも惹かれましたし、同タイプの作品という事で。
いわゆるジャケ借りと言うやつです。
序盤、鬱病に悩むエミリーの日常、沈んだ状態を映し出す。
さて、彼女はどうやってこの状況を乗り越えるのかみたいな。
とにかく、どんどん落ちていく彼女に同情的な気持ちになったり。
どうすればこういう症状を治すことができるのかなぁなんて思ったり。
精神科医のバンクスも少しずつ少しずつ、彼女を治す方法を模索していくが・・・。
突如、彼女がある事件を引き起こす。
夫であるマーティンを刺殺してしまう。
「おぉーーー、ついにやらかしてしまったかぁ・・・。」
なんて観ているこっちも周りの人たち同様落ちていると・・・。
こっから、少しずつ雲行きが怪しくなってくる。
まずバンクスの医者としての立場が危うくなってくる。
医者として薬を処方した彼の社会的地位が危うい立場に。
バンクスは何とかするために事件の詳細を調査しはじめる。
次第に彼も精神的に異常をきたしてくる・・・。
が!!!
バンクスはある事実に気付く。
エミリーは実は最初っから鬱病になんかかかっていないのでは!?
こっから怒涛の展開。
観ている者をググイと惹きつけるストーリーテリングに釘付け。
「いやぁーーー、思っていたのとちがーーう。」
嬉しい誤算。
嬉しい悲鳴。
お話自体がすっごい面白いのもありますが、それまでの撮り方や演出が巧かったです。
これでもかっていうくらいのエミリーの鬱状態の描写。
沈んだ画面。
沈んだ町並み。
沈んだ周りの人たち。
それらが、一気にひっくり返される。
いやぁー本当に巧みでした。
期待していた俳優さん達もとっても良かったです。
主演のルーニー・マーラは初めて見ましたが、とっても綺麗でぼんやりして謎めいた役どころを
好演されていました。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズも知的でいかにもインテリ女性っぽくて良い感じ。
ジュード・ロウはこの手の役は言わずもがな◎。
以前観た「スルース」や「コンテイジョン」を思い出したり・・・。
とにもかくにも、本作は前情報を一切入れてなかったのも良かった原因かと。
見事に裏切られて、とても気持ちが良かったです!!
≪点数≫
8点
(14.04.13鑑賞)

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2014-05-19 Mon

2012年制作 韓
監督:チョン・ビョンギル
≪キャッチコピー≫
『私が殺人犯です――』
≪ストーリー≫
時効の成立後、イ・ドゥソク(パク・シフ)という男が、自分は15年前に世間を騒がせた連続殺人事件の犯人だと告白する。
その後、暴露本を出版した彼はそのルックスの良さも味方し、一躍時の人として世間にもてはやされる。
一方、ずっと犯人を追い続けてきたチェ刑事(チョン・ジェヨン)は、本の中にまだ解決されていない事件の真相の記述がないことを不審に思い……。
≪感想≫※ネタバレあり
過去に起こった連続殺人事件の犯人は自分だと名乗り出る男。
すでに時効は成立していて、当時の被害者遺族や警察はやきもき。
男は何が目的?
なんて面白そうな設定。
大好きな韓国テイストに乗せてどう観せてくれるのか?なんてワクワク鑑賞。
さてさて。
「何じゃこりゃ!!嫌いっぽいけど好きっぽい!!」
冒頭1時間くらい。
違和感ありまくりの人物描写や、カメラワーク、アクション。
まず人物描写。
自称連続殺人犯のイ・ドゥソクがメディアに出た途端、その美しい顔立ちに周りの人たちは
ワーキャーワーキャー。
ファンクラブらしきものまで生まれる始末。
・・・・さすがにこれは無いでしょ!!
過去にあんなにも凄惨な殺人を犯しているのに、そこにカリスマ性を見出すなんて稀ですよ!!
100歩ゆずってファンになる方がいたとしても、そういうやつらは表に出てこないっつーの!!
プンプンプン。
アクションシーンについて。
冒頭、チェ刑事と犯人のアクションシーン。
途中でも遺族とイ・ドゥソクを巡ってのカーアクションシーン。
・・・なんでしょうか。
やっていることはカッコ良いんだけど、演出やカメラワークのせいか、メチャクチャふざけているように
感じたんです。
「あれ?これってコメディー映画か??コントなのか???」
なんて思う始末(苦笑)。
とにかくこういうタッチのシーンはもれなく、この作品が描きたいものとミスマッチしていたような。
とほほ・・・。
正直途中で観るのを止めようと思ったくらい。
つまらなさが限界を越えそうになった、その時・・・。
ある一つの展開が!!
イ・ドゥソクが犯人じゃないかも・・・。
そして真犯人の影が・・・。
それまでのバカみたいな展開、演出に少しずつ意味が出てくる。
群衆の反応は相変わらずのバカっぷりですが、イ・ドゥソクの行動の意味を知った瞬間。
冒頭、自称連続殺人犯のイ・ドゥソクはメディアに出てくるたびにニコニコと笑いながら
過去の罪について贖罪する。
反省しているという割には、その行動や言動に腹が立って腹が立って。
実はこれには訳があったんですね。
そこはとても巧い演出で◎。
終盤、新たな自称真犯人とのテレビでの討論シーンからの真相を暴くシーンも、
素直に驚かされてこれまた◎。
とにかくお話自体は面白かったです。
ただね・・・その終盤の楽しい展開気持ちの良い着地で終わって欲しかったのが正直な所。
最後にまたカーチェイスシーンが・・・。
またコントチックなアクションに嫌気がさす。
むむむ・・・。
本当にもったいないですねぇ・・・。
とにもかくにも、嫌いなんだけど好きな部分も多々あった作品。
この監督さん、本作がデビュー作みたい。
ちょっと先が楽しみな方ですね。
≪点数≫
5点
(14.04.12鑑賞)

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2014-05-16 Fri

2013年制作 米
監督:リドリー・スコット
≪キャッチコピー≫
『罪を、選んだ。』
≪ストーリー≫
メキシコ国境付近の町で弁護士をしている通称カウンセラー(マイケル・ファスベンダー)は、恋人ローラ(ペネロペ・クルス)との結婚も決まり人生の絶頂期にあった。
彼は実業家のライナー(ハビエル・バルデム)と手を組み、裏社会のブローカー、ウェストリー(ブラッド・ピット)も交えて新ビジネスに着手する。
その仕事は巨額の利益を生むはずが……。
≪感想≫
ハビエル・バルデム、ブラッド・ピット、キャメロン・ディアス、ペネロペ・クルス、
そしてマイケル・ファスベンダー。
豪華俳優陣の豪華競演作品。
「考えて行動しなきゃ、戻れない所まで来ちゃうぜ!!」
的なこわーいお話でした。
カウンセラーと呼ばれる弁護士の男が裏社会に踏み入れてズルズルと転落していく。
その落ちていく過程が、もう怖くって怖くって。
後悔先に立たずなんて言葉がありますが。
「どうせ俺には関係のないお話さ」
ところがどっこいそうじゃないんだよねぇー。
一度踏み入れた場所から出る事は許されない。
過去に戻ってやり直したいなんてそんな甘ったれた事は許されねぇ!!
重くズシリとくるストーリーで、最後まで濃厚に観る事ができました。
ただ、大人向けなのかすこーし物語の構成が荒っぽく感じまたかな。
もう少し解りやすく進めていくとなお良かったかなぁと。
さて本作の肝である豪華俳優陣について。
ちょっと思い出したのが「アメリカン・ハッスル」。
作風はまっったく違いますがあれも豪華俳優陣の演技合戦でしたね。
本作はもっとビターでダークな雰囲気の中、豪華俳優陣がしのぎを削っていました。
ブラッド・ピットは相変わらずカッコ良かったなー。
ハビエル・バルデムもちょいと腑抜けた三枚目っぽい感じが良い感じ。
ただ、本作は何と言ってもキャメロン・ディアス力でしょう。
めちゃくちゃ不気味で怖かったです。
あの金歯がねぇ・・・。
彼女は彼女で悪の道を進んでいる訳で。
彼女は彼女で未来の雲行きは怪しいですねぇ。
サブキャラの中にも怖いお方が。
刑務所に入っているメキシコ人の女ボス。
悪そーーーで怖そーーーーな感じがプンプンでした。
演出について。
本作はバイオレンスシーン、アクションシーン、それにまつわる語りがとにかく怖かったです。
バイクの首ちょんぱやウェストリーの最後のシーン。
中盤の銃撃戦も中々見応えありました。
ウェストリーがカウンセラーにDVDのお話をするシーンは思わずゾッとしたり。
それが最後にカウンセラーに訪れたシーンは、思わず息を呑んだり。
とにかく、ダークな感じ。
「悪の道には絶対踏み入れないぞ!!」
って強く思いました!!
本作の脚本者はコーマック・マッカーシーと言うお方。
以前観ました「ノーカントリー」の原作者でもあるみたい。
なるほどねぇ・・・。
本作のマルキナは「ノーカントリー」のシガーに通づるものがあるね。
怖さ加減がハンパないもん。
あ。
そういやシガーはハビエル・バルデムが演じてたな。
なるほどねぇ・・・。
フィクションなんだけど、きっとあり得る、そして世界のどっかで起こっている
ノンフィクション的な良作でした。
≪点数≫
7点
(14.04.12鑑賞)

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2014-05-14 Wed

2011年制作 オーストリア/米
監督:ゲイリー・マッケンドリー
≪キャッチコピー≫
『彼らは、実在する。』
≪ストーリー≫
殺し屋稼業から身を引いたダニー(ジェイソン・ステイサム)は、かつての相棒ハンター(ロバート・デ・ニーロ)がオマーン首長の息子を殺した男たちへの報復に失敗し、捕えられたことを知る。
ハンター解放と引き換えにその仕事を引き継いだダニーだったが、今回の標的に共通しているのは、国家レベルの秘密組織「フェザー・メン」に守られたSAS(英国特殊部隊)の精鋭たちであり……。
≪感想≫
「トランス・ポーター」シリーズのジェイソン・ステイサム作品なので
どんだけドンガラガッシャン作品かなと思ったら大違い。
派手さを少し抑えた渋めなエンタメ作品でした。
本作、実話に基づいたお話らしくって。
ただし「アルゴ」や「ゼロ・ダーク・サーティー」的純度ではないはず。
恐らく「コンフェッション」や「ヤギと男と男と壁と」的純度の作品ではと。
純度云々は置いといて。
お話自体はとてもハラハラドキドキでとても楽しめました。
ジェイソン・ステイサム演じるジョン側とクライブ・オーウェン演じるスパイク側。
この二つのグループのせめぎ合いが拮抗していて良い感じ。
ジョンとスパイクの病院でのタイマンシーンはちょっとアガリましたよ。
物語が終盤に進むにつれて、ジョンの無双っぷりにちょっと飽きが来たと思ったら、
そこからジョンがやられて拉致されてしまう。
ここら辺のストーリー構成に、
「おっ、良いですねぇ。」
なんて、飽きさせない展開に◎。
そこからの三つ巴の格闘シーンもカッコ良かったです!!
最後の最後まで良い感じで観ることができました。
欲を言えば最後はパンチの利いた展開にしてほしかったかな。
最後の最後に抑えた雰囲気に戻ったもので・・・。
もちろん、これはこれで良かったのですが、せっかくジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン、
果てはロバート・デニーロまでが競演しているからねぇ・・・。
すこーし派手なドンパチを入れてくれていたらさらに良い作品になったのでは。
とは言え、とても楽しめた本作。
ジェイソン・ステイサム好きな方にはもってこいの作品です!!
それはそうとクライヴ・オーウェン、久しぶりに見たなー。
本作ではあまり活躍しませんでしたが、ジェイソン・ステイサムに頑張って
喰らいついていましたよ。
そしてロバート・デニーロ。
相変わらず色んな作品に出ていらっしゃいますねー。
これまた本作ではあまり活躍しませんでしたが、最後の方では
美味しい役どころでダニーの彼女をしぶーく守ってあげていました。
ズルいなぁ(苦笑)
≪点数≫
8点
(14.04.06鑑賞)

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2014-05-12 Mon

2011年制作 米
監督:フランシス・フォード・コッポラ
≪キャッチコピー≫
『彼女だけが知っている、この街の秘密』
≪ストーリー≫
スランプ状態の小説家ホール(ヴァル・キルマー)は、本のサイン会でとある町を訪れる。
そこは七つの盤面が違う時間を示す“呪われた時計台”以外は特にこれといった特徴があるわけではない田舎町だが、数日前に少女が胸に杭を打ち込まれて死亡する殺人事件が起きていた。
ミステリー小説好きの保安官(ブルース・ダーン)は、ホールを死体安置所に案内し、調査と小説化を持ち掛ける。
≪感想≫
むむむ・・・可もなく不可もなく・・・。
と言うか夢を見ている感じ。
と言うかぼんやりうとうと・・・。
良かった点。
その世界観、映像は物語と上手くマッチしていて良い感じ。
主人公のホールが訪れた田舎町。
さびれた町並み。
一癖も二癖もありそうな住民達。
こいつら、何だかつかみどころが無いなぁなんて・・・。
時計台には7つの時計が飾られていて、一つ一つが違う時刻を示している。
町を彷徨うホールは散歩していると突如謎の世界に導かれる。
そこから映像はモノクロに。
夢か虚ろかなんじゃろか。
ぼやぁっとした世界の中をぼやぁっと眺めている。
そんな世界観や演出は嫌いじゃなかったです。
あとはあまりピンとこなかったかな。
ストーリーもイマイチピンとこなかったし、凄い抑揚がある訳でもない。
鑑賞後、他の人の感想を読んで何とか納得した次第。
お話自体が夢の中のようなお話。
しかも虚と実がそこまではっきりしていなくってぼんやりした感じ。
先ほど、その世界観や映る映像は嫌いじゃないと書きましたが、物語を
もう少し派手にやって欲しかったなぁって。
それこそ観ているこっちもうとうとしちゃってしまってね。
これが狙いなのかなぁ。
悪く言わせてもらうと、つまらないなって感じちゃったりしたんですよね。
主役のヴァル・キルマー。
「バットマン フォーエヴァー」ではバットマンを演じていましたね。
レビューを読んでも、何一つ触れられていないので印象が薄かったのかな。
本作ではちょっとでっぷりした感じでちょっと堕ちた小説家を演じられていました。
「21ジャンプストリート」のチャニング・テイタムをおっさんにした感じ。
まぁまぁまぁ。
監督はフランシス・フォード・コッポラ。
「ゴッド・ファーザー」シリーズの監督さんとして有名ですね。
ジャンル的に全然違いますが、コッポラ色みたいなものは出ていたのかな。
「ゴッド・ファーザー」シリーズは未見ですが大傑作と名高い作品。
観て本作との作りの違いや監督の作家性を確認しなければ。
≪点数≫
4点
(14.04.06鑑賞)

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2014-05-09 Fri

2011年制作 カナダ
監督:ピート・マコーマック
≪キャッチコピー≫
『「俺こそ(アイアム)ブルース・リーだ!!」』
≪ストーリー≫
1940年、サンフランシスコで生を受けたブルース・リーは、その後間もなくイギリス植民地下の香港に戻る。
子役として映画に出演していた彼は、幼い頃より中国武術の一派である詠春拳を教えるイップ・マンに師事し技を体得する。
成長した彼は再びアメリカへと渡り、テレビシリーズ「グリーン・ホーネット」のカトー役に抜てきされ……。
≪感想≫
伝説的俳優ブルース・リーについて周りの関係者や慕う人たちのインタビューを交えた
ドキュメンタリー作品。
僕とブルース・リー。
僕はブルース・リー世代ではなく、ジャッキー・チェン世代。
他にもアジアのアクション俳優と言えばジェット・リーやドニー・イェン。
彼らの作品はたくさん観てきて、そのアクションに心躍らせたりしていました。
そんな彼らの先に走っていたブルース・リー。
ブルース・リーの作品は「燃えよドラゴン」のみの鑑賞。
圧倒的面白さ、カッコよさに度肝を抜かれて、レジェンドと呼ばれる事あるなぁなんて思ったり。
他にも興味ある作品は多々あるのですが、まだ観れていないんですよねぇ・・・。
必ず観るんだい!!
さて本作について。
本作ではブルース・リーを愛する人、ある種一つのジャンルとしてブルース・リーを
崇めている人たちのお話を基に、ブルース・リーの人となりや生き方を知ることが
できます。
インタビューを受けている人の中には、NBAのコービー・ブライアントや
ボクシングのマニー・パッキャオ、「ワイルド・スピード EURO MISSION」にも出ていた
ジーナ・カラーノ、「レスラー」のミッキー・ロークも出ていましたね。
異ジャンルの人達からもこんなにも尊敬されるブルース・リーはやっぱりすげぇなぁ。
そしてインタビューの合間に流れるブルース・リーの映像、セリフ。
ブルース・リーは詠春拳という拳法を基に独自の格闘技、截拳道(ジークンドー)を生みだす。
そのジークンドーはまさにブルース・リーの生き方、思想そのもの。
めちゃくちゃ痺れあがるんです。
ブルース・リーは32歳という若さでこの世を去った訳ですが、やっぱりまだまだ彼の活躍、
作品を追いたかったです。
ブルース・リーのインタビューもカッコ良かったのですが、ちょいちょい流れる、カンフーの数々。
めちゃくちゃ素早くてキレがハンパない!!
今のアクション映画はスタントマンが演じている部分もあるので、カット割りも多くチャカチャカしている
なんて話していましたが、ブルース・リーの作品はそこまで多くないんですよね。
ちゃんと見せてくれているんです。
実際にも本当に強かったんだろうなぁ・・・。
とにかくカッコ良かったです!!
とにもかくにも。
ブルース・リーを知りたい人、興味のない人が観ても、その魅力にやられるであろう本作。
1作しか観ていない僕ですが、ますますブルース・リーが好きになり、ますます他の作品を
観たいと思いました!!
ふと思うと彼の息子ブランドン・リーも若くしてこの世を去ったんですね。
彼の作品「クロウ/飛翔伝説」も良い作品だったのですが・・・。
彼の小さいころのシーンもちょっとだけありました。
感慨深いですなぁ。
≪点数≫
7点
(14.04.05鑑賞)

満足ならクリック!!
2014-05-07 Wed

2011年制作 仏
監督:フレデリック・シェンデルフェール
≪キャッチコピー≫
『 ― 』
≪ストーリー≫
あこがれを抱いていたパリでバカンスを過ごそうとしていたソフィ(カリーヌ・ヴァナッス)は、期間限定のアパート交換サイトでパリ在住の女性と知り合い、カナダから旅立つ。
しかし到着翌朝、寝室で男性の惨殺死体が見付かり、ソフィは殺人容疑で逮捕されてしまう。
警察に事情を話すものの、すべての状況証拠は彼女が犯人であることを示しており……。
≪感想≫
カナダに住む、ごくごく普通の女性ソフィがとあるサイトを紹介され、お休みの期間中、
お家をチェンジしてバカンスを楽しむことに。
いざフランス・パリのお家と交換したソフィはフランスでのバカンスを満喫していた矢先、
自分がチェンジした部屋から死体が見つかり、警察に連行されることに。
犯人は誰なのか?
ソフィは容疑を晴らせるのか??
いわゆる巻き込まれ型サスペンス。
いやはやなかなか。
こんなに突拍子もないシナリオをどういう風に見せてくれてどういう風に着地をしてくれるのか。
こういう作品ってツッコミ所が多々出がちなんですが、本作はそこまでなかったです。
犯人の動機も何となく納得できたし、刑事達の行動や、ソフィの行動もまぁ納得できる。
ただ一つおっきく気になった点が・・・。
それはソフィの尋常じゃない行動力。
メチャクチャ普通の女性っぽいのに、あるシーンから急激に強い女性へと変化。
思わずその行動に
「えっ!!こう出るか!!」
みたいな・・・。
一応、そこに至る伏線は張られているんですが、ちょっと驚いてしまいました(苦笑)
そこさえ飲み込んでしまえばとってもスリリングで良い作品。
アクションも多いし、刑事との追いかけっこも多い。
意外にアクション映画と言っても良いかもね。
細かい演出も冴えていたし。
刑事との追いかけっこでの顔を固定カメラで撮っている演出もなかなか面白かったです。
ハラハラドキドキと観る事ができました。
役者さん達について。
刑事さんがいい味出しているなぁと思っていたら、演じているのはエリック・カントナ。
なんと元プロサッカー選手!!
しかもかの名門マンUにいて伝説的な存在。
確かに名前は聞いたことあるよ!!
芝居が上手い下手は分かりませんが、佇まいと言うか、雰囲気と言うか、この役に
合っていたように感じたんですよね。
ソフィを演じたカリーヌ・ヴァナッスさんを綺麗な顔立ちに似合わず、アクションも頑張っていました。
あと僕的にはソフィを助けた露店の黒人親父も良かったですねぇ。
どっかで裏切るんじゃないかと思ったけど、ただの人の良い親父さんでした。
ソフィの母ちゃん。
あの行動はいくらなんでもなんて思いましたが、ある意味この親にしてこの子ありと言ったところか。
その後のソフィの行動に納得ができたりしました。
とにもかくにも、なかなか楽しめた本作。
想像していた内容とは違いましたが、嬉しい誤算。
こういう裏切り方ならどんどんきなっせ!!
≪点数≫
7点
(14.03.29鑑賞)

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2014-05-05 Mon

2013年制作 デンマーク
監督:アスク・ハッセルバルヒ
≪キャッチコピー≫
『 ― 』
≪ストーリー≫
運命のいたずらによってアリに噛まれた12歳のペレ・ノアマンは、アリの力と能力を身につけたことに気付く。
唯一の友達でコミック本オタクのウィルヘルムの助けを借りて、ペレは秘密の人格を創り出す。
それがスーパーヒーローのアントボーイだ。
しかしその後、街に彼と同じくスーパーパワーを持つ者がいることを発見する。
ノミ男という名のずる賢い敵の出現に、この小さなスーパーヒーローは立ち向かうことができるのか?
≪感想≫
行ってきました、第6回沖縄国際映画祭!!
劇場未公開の作品がタダで観られるというオイシイイベント!!
去年、初めて参加して、1本鑑賞(「ポニーとミニーの初恋」)。
今年も1本だけ鑑賞することができました。
さてさて本作について。
近年アメコミヒーローものにハマった私。
特にマーヴェルヒーローものは殆ど観ている私。
「アベンジャーズ」シリーズ、「X-MEN」シリーズ等々。
そして、今後もマーヴェルシリーズは続々と公開を控えていて。
そのリストの中に「アントマン」というタイトルが。
本作のタイトルは「アントボーイ」。
「おっ!恐らく関係ないと思うけどこれはこれで。」
なんて感じで鑑賞。
先に書いたマーヴェルシリーズはどちらかと言うと若者向けの作風と言った感じ。
本作は完全にキッズ向けといった感じでした。
(ちなみに周りの観客も春休みのせいもあって子供がわんさかでした・・・。)
ちびっこの少年が謎の蟻んこに噛みつかれて不思議な力を身に着ける。
そっからヒーローに目覚めて敵のノミ男と戦う。
そんなざっくりしたストーリー。
基本的にストーリーは粗挽きでして。
起承転結があるものの盛り上がりに欠けていて。
恐らく低予算で作られたのかな。
アクションや演出も少し安っぽく感じたんですよね。
例えばアクション。
いくら主役がちびっこちゃんだからと言っても、こちとら「キック・アス」のヒットガールを
観てしまっているんじゃい!!
さすがにヒット・ガールと比べると酷ですが、物足りない。
ただもっと工夫が欲しかったなぁと。
敵のノミ男にももうちょっとキャラ立ちをさせて欲しかったなぁと。
全体的にノリきれなかったんです。
じゃあどこに魅力を感じたか・・・。
まず、主役のペレ。
絶妙のルックで良い感じ!!
綺麗な顔立ち過ぎず、適度にイケてない感がちょうど良かったですよ。
ペレの友人になるウィルヘルム。
こいつもまた絶妙なルックで良い感じ!!
ヒーローオタクで小金持ち。
ペレのために衣装を作ったり、能力を調べたりとグッドパートナーぶりを発揮します。
この二人のキャッキャを観ているのは悪くなかったです。
うーーーん、このぐらいかな。
とにもかくにもキッズ向けの作品なので、これぐらいライトな作品で良かったのかも。
過度な期待は禁物ですね。
さて本作はいつ日本で上映するのかな。
・・・しないような気がするなぁ・・・。
≪点数≫
5点
(14.03.23鑑賞)

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2014-05-02 Fri

2011年制作 中/香港
監督:ロー・ウィンチョン
≪キャッチコピー≫
『この手で処刑することが、
愛しき者へのレクイエム。』
≪ストーリー≫
狡猾(こうかつ)な手口で稼ぐ悪徳不動産会社の社長ウォン(アンソニー・ウォン)の娘デイジー(ジャニス・マン)が何者かにさらわれ、その遺体が発見される。
ドラッグ依存症で自分に反抗的だったデイジーが誘拐を自作自演していると思い、ウォンは警察に通報していなかった。
それゆえに身代金だけを奪われ、娘が命を落とすという結果を招いたと自責の念に駆られるとともに、犯人へのうらみを募らせていく。
そのリベンジを果たそうと、ボディーガードのチュウ(リッチー・レン)と犯人捜しを始めるウォンだったが……。
≪感想≫
大好きジョニー・トー作品・・・と思いきや制作作品。
監督は違うお方。
制作と監督の役割ってどう違うのでしょうか・・・。
とは言え、本作、今まで観たジョニー・トー作品にひけを取らない面白さでした。
娘を誘拐され殺された会社の社長ウォン(アンソニー・ウォン)が、復讐のため元やくざ者の
部下チョウ(リッチー・レン)と奔走する。
人物について。
基本的にウォンも悪徳社長っぽくて。
結局明かされませんでしたが、きっと娘が誘拐されたのにも理由があって。
暴力の連鎖・・・。
それにどう決着をつけるのか。
彼は彼なりに思う所があってあの決着のつけ方をしたんですね。
彼は今後どのように過ごすのでしょうか。
息子はどのように成長するのでしょう。
10年後の彼らの姿が気になりますな。
部下のチョウ。
彼が裏社会を通じて犯人をドンドン追い込んで行く様は渋くてカッコ良かったですね。
リッチー・レンは以前観た「奪命金」にも出演していて、その時はそこまで引っかからなかったんですが
今作のキャラクターはカッコ良かったです。
チョウも息子がいてその後はどうなるのでしょうか。
彼らの息子たち・・・。
そこまでスポットライトが当たる訳ではなかったけど、ちょっと気になったな。
最近観た親子の繋がりを描いた「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」を思い出したり。
さてさて本作の作りについて。
本作はストーリーの構成が巧みでしたね。
最初に結果を見せて、時系列をバラバラに進めていく構成。
こういう作りって、観ていてチンプンカンプンになりがちですが、それがない。
塩梅が上手なんですよねー。
観る者をグッと引き込む感じ。
訳が分からなくならない程度に見せていく。
良いですねぇ・・・。
渋くて大人なノワール作品でした。
やっぱりジョニー・トー印は良い作品が多いですな。
≪点数≫
7点
(14.03.22鑑賞)

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