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No.917 『エリジウム』
No917 『エリジウム』

2013年制作 米
監督:ニール・ブロムカンプ

≪キャッチコピー≫
『彼の余命は、あと5日――。』

≪ストーリー≫
2154年。
スペースコロニー“エリジウム”で生活する富裕層はパーフェクトな居住空間で過ごす一方、
荒廃した地球に暮らす貧困層はひどい搾取に苦しんでいた。
エリジウム政府高官のローズ(ジョディ・フォスター)が地球の人間を消そうと動く中、
地球で暮らすマックス(マット・デイモン)はエリジウムに潜入することを決意。
残り5日しかない寿命を懸けて戦いに挑む。

≪感想≫
傑作「第9地区」を撮ったニール・ブロムカンプ監督待望の最新作!!

やっぱり上手、この監督。

ファーストシーン。
荒廃した都市が映し出される。
「第9地区」を彷彿とさせる世界観。
ワクワクワク。

そっから怒涛の展開。
マックスは自分の病気を治すため楽園エリジウムへ行くため奔走する。
良いですねぇー!!

本作何が良かったってまず出てくるメカたち。
マックスが装備するレトロな大リーグ強制ギプス的な装着物は置いといて・・・。
敵キャラが使う武器や未来の電子銃みたいなものがイケていたねー。
電気ビリビリ的な光線銃や、着弾したら爆発する武器。
電磁シールドみたいなものもありましたねー。
こういうアイテムは観ていてアガリまくりましたよ。

そしてそれらの武器を駆使したアクションシーン。
これも監督の技量だと思うのですが、映し方がカッコ良かったんですよね。
ド派手なアクションをしているという訳ではないと思いますが、撮り方、カット割り、CGが見事に
調和していて、超イケていて。
アクションに関しては見応え抜群でしたね。

あとね。
本作、色んな登場人物がいて、関係が結構複雑に入り組んでいるんです。
ただ、その入り組んだ人間関係も結構スッキリ描いてくれている。
これまた監督の技量なのかなと。
巧みな方だなと。

ただ、全体的に粗っぽくて前作「第9地区」に比べると緻密さと言うか衝撃度が減ったかなと。
さっきスッキリ描いてくれていると書いていますが、実はストーリー的には粗いんですよね。
ツッコミ所も意外に多くって。
スッキリ描いているから観ている時は全然気にならなかったりするのですが、鑑賞後に、
「あれ?ちょっと脚本が甘いかも。」
みたいな。
そこはちょっと気になったかな。

「第9地区」が売れて、製作費に関して本作は劇的に上がったと思うんです。
それこそ映像に関しては前作にも勝って凄かったですもん。
出演されている俳優さんも豪華と言うか名のある方々でしたもん。
やなとこ、と言うか気になるところも多々ありましたが、全体的には見応えバッチリの良作でした。
やっぱりこの監督は良い作品を撮ってくれるので新作が楽しみな監督の一人です。

いつもの余談。
本作、日本文化をリスペクトしているような演出が多々見受けられました。
手裏剣だったり刀だったり桜だったり。
ギレルモ・デル・トロしかり日本好きな監督さんは良い作品を撮ってくれますねぇ(笑)


≪点数≫
  8点
                                           (14.02.22鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(2)