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No.915 『テッド』
No915 『テッド』

2012年制作 米
監督:セス・マクファーレン

≪キャッチコピー≫
『世界一ダメなテディベア、出没。』

≪ストーリー≫
いじめられっ子からも無視される孤独なジョンは、クリスマスプレゼントとして贈られた
テディベアと友人になれるように祈る。
彼の願いが通じたのか、テディベアに魂が宿り、ジョンにとって唯一無二の親友テッドとなる。
それから27年の月日が経ち、中年となっても親友同士であるジョン(マーク・ウォールバーグ)と
テッド。
一緒にソファでくつろいでは、マリファナをくゆらし、映画を楽しんでいる彼らにジョンの恋人
ロリー(ミラ・クニス)はあきれ気味。
ジョンに、自分とテッドのどちらかを選べと迫る。

≪感想≫
大人向けの子ども映画。
子どもの頃の気持ちを大人の目線で思い出させてくれる映画。
そんなテイストをどぎつい下ネタで包んだ映画でした。

まずストーリーについて。
これって流れてる会話や行動がお下品なだけで、伝えたい内容はいたってシンプルで
子供向けのストーリーなんですよね。
ただそのお下品なネタはすっごいですよー(苦笑)
※△×□が×□※したり、○■&×に※●□%だったりと兎角、お下劣極まりないのです。

ただね・・・。

そこまで引くことなく観賞できたんです。
その理由はやっぱり主役のテッド力。
このテッドの容姿、風貌が絶妙にかわいいんですよね。
いや、かわいくはないか・・・。
良い塩梅のブサかわいさで何をやっても、その見た目で中和されていてゲラゲラと笑う事が
できたんです。
やっぱり見た目って大事なんだななんて思ったり。
ジョンとの格闘シーンもありましたが、よくできていましたねー。
リアリティ抜群で本当にケンカをしているよう。
このケンカのシーンはちょっとすげぇなと思いました。
こういった見た目のディテールは丁寧にできていてクマのぬいぐるみが喋るという奇天烈な
展開にも違和感なく見る事ができました。

主人公のジョンは親友のテッドに依存して大人になりきれなかったり。
恋人のローリーにテッドと仲良くなりすぎるのも良いけどちゃんと自立しなきゃ
なんて言われるもどっちつかずのやさ男。
愛想を尽かされるも結局、最後は周りの人の寛容力や優しさに助けられる。
多少の甘やかされ感は否めません。
が、ただジョンはテッドもローリーも本当に大好きで大好きで両方とも大事に思っている所も
伺えるので嫌いにはなれなかったり。
甘えているのではなく、甘やかされているのかなって。

なにはともあれ最終的にはジョン、テッド、ローリーと三人仲良く収まる所に収まった訳で。
クライマックスの展開も◎。
ほっこりほくほく。

スタンダードで良質な物語。
ただし下ネタは省きますが・・・(苦笑)

たくさん出てくる小ネタも、楽しく観賞する事ができたのですが、「フラッシュ・ゴードン」や
海外のゴシップネタを知っていればもっともーっと楽しめたんだろうなぁ。


≪点数≫
  8点
                                           (14.02.15鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(2) | コメント(4)