2014-03-30 Sun

2011年制作 米
監督:ニール・バーガー
≪キャッチコピー≫
『限界の、その先を超えろ!』
≪ストーリー≫
スランプに陥り恋人も去ってしまった作家のエディ(ブラッドリー・クーパー)は、
元妻の弟から脳が100パーセント活性化するという新薬「NZT48」を手に入れる。
薬を服用するや一晩で傑作小説を書き上げた彼は、さらにビジネス界にも進出して
株取引や投資で大成功を収める。
瞬く間に財界の頂点へと駆け上がっていくエディだったが、やがて薬の副作用に苦しめられ……。
≪感想≫
着地は嫌いですがおもしろーーーーい。
本来、人間の脳はある一定の割合しか使われ ていないらしく、それを100%解放する事が
できるという謎の薬を手に入れたエディ。
1錠飲んだエディは覚醒。
何でもこなせるスーパーマンに。
覚醒した能力に味をしめたエディは薬を乱用する。
しかしそれには恐ろしい副作用が・・・。
まず、この脳が覚醒したエディの能力が凄いったらありゃしない。
五感が研ぎ澄まされ、見たもの全てを覚え、記憶を構築し吐き出す。
こりゃもう神の粋ですね。
もし自分だったらなんて考え出すと楽しくってしょうがない。
もっと要領よく薬を使いこなしてみせるのになぁ・・・。
ひひひ。
ストーリーはベタを踏襲しつつもアイディア満載で良かったです。
例えば中盤、エディの彼女が薬を飲んで覚醒するシーン。
例えば終盤、エディが血をすすって覚醒するシーン。
等々。
所々、「おっ!!」と思えるシーン満載で楽しく観賞する事ができました。
出演されている俳優さん達も良い感じ。
ブラッドリー・クーパーは相変わらずカッコいいし。
ロバート・デニーロも相変わらずの表情。
上手く書けませんが、「レッド・ライト」を観た時にも思ったのですが
デニーロのあの表情は何とも言えません。
僕的には、エディに金を貸した闇金の男(アンドリュー・ハワード)も良かったなぁ。
嗄れ声でいかにも悪党っぽい所がね。
結構好きな作品でして。
ただね・・・。
諸手を上げて絶賛できない理由がありまして・・・。
それは物語の締め方。
結局、エディのハッピーエンドで終わっちゃったんですよね。
薬を止められないエディが、どういう風に落ちて行って再生していくかみたいな展開に
期待したのですが、なんか都合よく美味しいとこどりの様な結末。
うぅーーーん、甘やかされてんなぁって。
結局、エディはたまたま薬を手に入れて、薬のおかげで今の地位があるんです。
何も自分で努力をしている訳じゃあないんです。
そこら辺が、なんだか許せないというかね・・・。
エンタメ作品としてはとても楽しかったし満足もできました。
ラストはもう少しシリアスよりにしてくれると最高でした!!
≪点数≫
7点
(14.02.13鑑賞)

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