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No.903 『エンジェル ウォーズ』
No903 『エンジェル ウォーズ』

2011年制作 米
監督:ザック・スナイダー

≪キャッチコピー≫
『お前の世界は自由か。』

≪ストーリー≫
幻想的な世界に閉じ込められたベイビードール(エミリー・ブラウニング)は、
バーチャル兵器を使いこなす4人の女戦士を集め、自由を求めて戦うことに。
想像の世界の中でワイズマン(スコット・グレン)の手助けを受けた彼女たちは
成功すれば自由を手に入れることができるが、そのためにはある犠牲を強いられる
運命にあった。

≪感想≫
300 〈スリーハンドレッド〉」のザック・スナイダー監督作品。
「300」ではその圧倒的映像にかっけーなぁと唸った訳ですが。
本作ももれなく映像に特化した作品でした。
このザック・スナイダー監督の資質はビジュアル重視型のようですね。

見所であるビジュアルについて。
本作の主役は5名の女性たち。
その女戦士たちが幻想世界の中で銃器を振り回しバッタバッタと敵をなぎ倒す。
ロボットやドラゴンまでも相手にね。
これがとってもカッコいいんですよねー。
「300」的手法の撮り方で、スローと早回しを巧く使い分けて良い感じに仕上げている。
正直、パッパパッパと転回されるので細かい動きまでは読み取れなかったんですが、
とりあえず、すげぇ動きをしているんだなぁって感覚的にね。
女性陣はビジュアル面も素敵なので見応え抜群。
僕的にはパイロット担当のアンバー(ジェイミー・チャン)が一番好きだな。
余談ですがジェイミー・チャンと言えば「ハングオーバー」や「プレミアム・ラッシュ
アイアンフィスト」にも出てましたね。
さらには「シン・シティ」の続編にも出るみたい。
楽しみーーー。
とにかくアクションのビジュアルはカッコ良かったです。

ストーリーについて。
敢えてだと思いますが、ぼんやりしていてちょっと分かりにくい設定。
本作では3つの世界が登場。
まず、現実の世界、ベイビードールが実世界が嫌だから作り上げた設定(娼婦宿)の世界、
そしてさらに娼婦宿でダンスを踊る際の想像の世界。
この3つの世界がいったりきたり。

現在がどの世界なのかは、とあるサインがあるので分かりやすいのですが、
そもそもの実世界の世界観がすでにファンタジックな感じなんですよね。
なので実世界と虚の世界(娼婦宿)の違いがぼんやりしていて。
ただ、この作りは僕的にはアリかなとも思えて。

実はこのベイビードールの住む世界は凄い陰惨で、性的虐待とか暴力が
蔓延している場所なんです(恐らく)。
そこを観ている僕らに、敢えて見せずに抽象的に映したのは良かったかなと。
それを実際に見せられるとメチャクチャ気分が悪くなっちゃいそうなので・・・。
(それでも凹みはするんですが・・・。)

力の無い者が力で抑圧、制圧されるのはやっぱり見ていて、もやっとね。
ただ、それが最終的にズバッと解放されるかと思うとそうでも無かったり。
ちょっと後味の悪い作品だったかなと。

想像の世界とか夢の世界とか。
以前観た「パンズ・ラビリンス」や「インセプション」を思い出したり。

内容の事は深く考えずにビジュアルだけ楽しむならアリかなって作品。
あと、映画館で観てもド派手で楽しかったろうなって作品。


≪点数≫
  6点
                                           (14.01.19鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(6)