2014-03-07 Fri

2011年制作 米
監督:スティーグ・スヴェンセン
≪キャッチコピー≫
『乗ったら、最期。』
≪ストーリー≫
マンハッタンのウォール街に立つ超高層ビル。
その最上階にある会場で開かれるパーティーに向かう9人がエレベーターに乗り込む。
しかし、最上階に向かう途中の49階付近で急に停止してしまう。
事故にせよ故障にせよ、救助の人間がやって来るか、再び動き出すだろうと、
のんびりと過ごしていた乗客たち。
しかし、そのうちの一人が「わたしは爆弾を持っている」という衝撃的な告白をする。
それを機にパニックに駆られエレベーターから脱出しようとあがく乗客たちだったが、
次から次へと思いも寄らない出来事に見舞われていく。
≪感想≫
9人の老若男女がエレベーターに閉じ込められるワンシチュエーションスリラー。
ワンシチュエーションと言えば先日観た「ATM」もそうでしたね。
「ATM」はあまり好きくない感じでしたが本作は・・・。
これも嫌ーーーーい。
胸くそわるーーーーい。
登場人物にあまり同情できなかったかな。
何人か挙げると・・・。
まず社長の老紳士。
最初はモラリストで良い人かななんて思いましたが、結局は自分大好きの嫌な奴。
その孫娘。
もとはと言えばこの子のせいでエレベーターが止まったんですよね。
それはまぁ子供のいたずらだからと置いといて。
その後、またこの子のせいで、一人が大けがするんです。
これもまぁ不可抗力という事で置いといて。
その後、自分のやった事の恐ろしさに気付くのですが、エンディングのあの笑顔。
のほほんとした笑顔。
ありゃあいかんぜよ!!
末恐ろしい子供ですな!!
コメディアンの男。
閉所恐怖症と言う割にはその設定を活かしきれませんでしたね。
人種差別的な発言、子供への暴言、何でもござれ。
軽口ばっか叩いてこいつも嫌な感じ。
途中から良い人になったけど、その分岐点がよく分からない。
他にも爆弾を持ち込んだおばぁちゃんや、使い物にならないセキュリティの男。
等々。
ピンと来なかったです。
物語の着地も嫌いでした。
結局、良き終わりげに締めていますが、
「いやいやいや、違うでしょ!!」
その先に幸せがあるとは到底思えない。
無理矢理、物語を良さげにしただけに見えて、何だかなぁ・・・。
あと、物語上の設定についてですが。
1個大きな設定ミスがあったのでは?
それは室内で携帯電話が使えるという事。
この大きなアイテムが全然活かしきれていないんです!!
例えば、携帯電話が使えるなら、それを使って爆弾の処理方法も聞くことができるでしょう。
例えば、携帯電話が使えるなら、色んな脱出方法の検索ができるでしょう。
そんな美味しいアイテムを全然有効に使わない。
観ていてイライラと・・・。
どうせなら携帯電話は電波が届かないとか、入場時に預かるとかの設定にして
使えないようにした方が良かったでしょう。
何だかんだでストーリーに納得がいかなかったんです。
「ATM」の時も書きましたが設定は楽しいのに、脚本が悪い。
本作に関しては怒りすら感じたので、2点にしたいと思います。
余談ですが、演者の一人(でぶっちょおじさん)がどっかで見たことあるなぁーって
ずっと考えていたら、なんとホーム・アローンに出ていた意地悪兄ちゃんでした!!
おぉーーーー!!
こんなにおっきくなって、太っちゃったのね。
ふふふ・・・。
≪点数≫
2点
(14.01.13鑑賞)

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