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No.913 『テルマ&ルイーズ』
No913 『テルマルイーズ』

1991年制作 米
監督:リドリー・スコット

≪キャッチコピー≫
『男たちよホールド・アップ!』

≪ストーリー≫
平凡な主婦テルマが、友人のウェイトレス、ルイーズと共にドライブに出かけた。
途中のドライブインで、テルマが見知らぬ男たちにレイプされそうになった時、
ルイーズは男たちを射殺してしまう。
二人はそのまま銀行強盗をして逃避行に移るが……。

≪感想≫
「男尊女卑からの脱却」

本作に出てくる男どもはとにかく女性を物として扱っているかのごとき振る舞い。

テルマの旦那。
妻を放っては浮気ばかりのダメ亭主。

バーで知り合った男。
女性を暴力で押さえつけようとするクズ男。

逃亡中に出会った自称大学生のJ.D。
優しい男を装って、スキをみて金を奪うダサい奴。

その他、何度も出会うダンプの運転手やテルマらを追う警察たち。
良い奴と言ったらハーヴェイ・カイテル演じる警察官とルイーズの恋人くらいかな。

とにかく出てくる男はなめきった奴らで・・・。

そんな男どもから彼女たちは自立していく。
ある時は拳銃で撃ち殺し。
ある時はダンプカーをぶっ放し。
果ては強盗をしての逃避行。

本作を観ていて何が気持ちいいかって、彼女たちが段々と強くなっていく姿が良いんです。
序盤、バーでテルマが強姦されそうになって、ああいう事になってしまい、その後、
J.Dに同じように騙されるテルマには正直辟易しそうになってしまいましたが・・・(苦笑)。
ただそれも女性なのかなって思ったり。

テルマとルイーズはとても良いコンビ。
どちらが上っていう訳でもなく互いが互いを補い合っているよう。
何でしょう、分かりやすくそういう風に描いている訳じゃなくって。
なんとなく観ていてそう感じるような雰囲気。
演出が巧いのでしょうね。

全体的に、多くのメッセージは大げさに語られるのではなく、観ている人が感じ取れる作り。
とてもいい作品。

ただ、田舎町でゴロツキを一人殺しただけで、ここまで大事になるのかとちょっと「?」でしたが、
きっとそれは本作のテーマである「なめた男どもからの飛翔」を描くうえで必要な演出、
ストーリーだったのでしょうね。
問題ないです。
最後の終わり方も、そのテーマに沿った素敵な終わり方。
彼女たちは鬱屈した毎日から、この逃避行を通して、成長し、脱皮し、最後の最後に
自由の翼を羽ばたかせた。
決して最良とは言えない終わり方でしたが、とても素敵な作品でした。

今でこそまだ女性が活躍する社会は作られてきている方だとは思いますが、
その昔や田舎の州では本作で描かれているような世界が少なからずあるのでしょうね。

なんだかなぁ・・・。

男ってやつぁーーよぉ・・・。


≪点数≫
  8点
                                           (14.02.15鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(6)
No.912 『リミットレス』
No912 『リミットレス』

2011年制作 米
監督:ニール・バーガー

≪キャッチコピー≫
『限界の、その先を超えろ!』

≪ストーリー≫
スランプに陥り恋人も去ってしまった作家のエディ(ブラッドリー・クーパー)は、
元妻の弟から脳が100パーセント活性化するという新薬「NZT48」を手に入れる。
薬を服用するや一晩で傑作小説を書き上げた彼は、さらにビジネス界にも進出して
株取引や投資で大成功を収める。
瞬く間に財界の頂点へと駆け上がっていくエディだったが、やがて薬の副作用に苦しめられ……。

≪感想≫
着地は嫌いですがおもしろーーーーい。

本来、人間の脳はある一定の割合しか使われ ていないらしく、それを100%解放する事が
できるという謎の薬を手に入れたエディ。
1錠飲んだエディは覚醒。
何でもこなせるスーパーマンに。
覚醒した能力に味をしめたエディは薬を乱用する。
しかしそれには恐ろしい副作用が・・・。

まず、この脳が覚醒したエディの能力が凄いったらありゃしない。
五感が研ぎ澄まされ、見たもの全てを覚え、記憶を構築し吐き出す。
こりゃもう神の粋ですね。

もし自分だったらなんて考え出すと楽しくってしょうがない。
もっと要領よく薬を使いこなしてみせるのになぁ・・・。
ひひひ。

ストーリーはベタを踏襲しつつもアイディア満載で良かったです。
例えば中盤、エディの彼女が薬を飲んで覚醒するシーン。
例えば終盤、エディが血をすすって覚醒するシーン。
等々。
所々、「おっ!!」と思えるシーン満載で楽しく観賞する事ができました。

出演されている俳優さん達も良い感じ。
ブラッドリー・クーパーは相変わらずカッコいいし。
ロバート・デニーロも相変わらずの表情。
上手く書けませんが、「レッド・ライト」を観た時にも思ったのですが
デニーロのあの表情は何とも言えません。
僕的には、エディに金を貸した闇金の男(アンドリュー・ハワード)も良かったなぁ。
嗄れ声でいかにも悪党っぽい所がね。

結構好きな作品でして。
ただね・・・。
諸手を上げて絶賛できない理由がありまして・・・。
それは物語の締め方。

結局、エディのハッピーエンドで終わっちゃったんですよね。
薬を止められないエディが、どういう風に落ちて行って再生していくかみたいな展開に
期待したのですが、なんか都合よく美味しいとこどりの様な結末。
うぅーーーん、甘やかされてんなぁって。
結局、エディはたまたま薬を手に入れて、薬のおかげで今の地位があるんです。
何も自分で努力をしている訳じゃあないんです。
そこら辺が、なんだか許せないというかね・・・。

エンタメ作品としてはとても楽しかったし満足もできました。
ラストはもう少しシリアスよりにしてくれると最高でした!!


≪点数≫
  7点
                                           (14.02.13鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(2) | コメント(4)
No.911 『ル・コルビュジエの家』
No911 『ル・コルビュジエの家』

2009年制作 アルゼンチン
監督:ガストン・ドゥプラット 、マリアノ・コーン

≪キャッチコピー≫
『隣人は、選べない』

≪ストーリー≫
椅子のデザインで世界的な成功をおさめたレオナルド(ラファエル・スプレゲルブルド)は、
近代建築の巨匠として有名なル・コルビュジエが設計した南米唯一の邸宅に、
妻子と共に生活していた。
ある朝大きな音で目覚めた彼は、隣家の住人ビクトル(ダニエル・アラオス)が
レオナルド宅に向けて窓を作るべく、ハンマーで壁に穴を開けていることを知るが……。

≪感想≫
タイトルにもあるル・コルビュジエとは。
「近代建築の三大巨匠」と呼ばれる名高いお方。
へぇー、へぇー、へぇー・・・。
そのお方の設計した家に住む主人公のレオナルド。
隣人が壁を壊して自分の家を覗き見できる環境に。
もちろんレオナルドはそれを許さず隣人ビクトルに止めるよう抗議をするが・・・。

うーーん、何でしょうこのコミュニケーションのとれなさ具合は。
レオナルドとビクトル。
レオナルドと妻。
レオナルドと娘。
基本的に心が上手く繋がっていない感じ。
ビクトルも確かに偏屈で言っていることはよく分からない部分もあるんだけど。
レオナルドのこのプライドの高さと言うか自己顕示欲の強さみたいなものが、
この騒動を長引かせていると思ったり。
レオナルドは色々と試行錯誤してビクトルの改築工事を止めさせようとする。
ビクトルも、レオナルドのとある折衷案を呑んで話がまとまるかと思ったら。
今度は奥さんの鶴の一声。
そんなの納得いかねぇからとにかく改築を止めさせてと。
あらあら、ここにもコミュニケーション下手が・・・。

最初の方はなんとなくビクトルの方が嫌な奴で変わった奴なのかななんて思いましたが、
ビクトルはまだいい方で。
レオナルド一家の被害者意識がもたらした騒動への発展。
もちっとやり方、話し方を考えようよ・・・。

さてさて。
途中、終盤までこいつらどういう風に話をまとめるんだ?って気になりが止まらない。

そしてラストのあの展開!!
「え!えぇーーー!!」
のあの展開。
強引ながらもしっかりと物語の本質を描いた展開。
観終わって思わず
「なるほどねぇ・・・。」
と。

これは何と言うジャンルでしょうか。
シュールでブラックと言ったところか。

とにかく人と人との関わりでコミュニケーション力って必要なんだなと。
最終的な着地もレオナルドやビクトルの人間性が上手く描かれていました。

アルゼンチンの作品は久しぶりかな(ちなみに以前観たのは「ボンボン
NINE QUEENS 華麗なる詐欺師たち」)。
何気に楽しめた一作でした。

あっとそうそう。
本作、デザイナーが主役という事もあって、オシャレな家具がたくさん出てきて
こちらも見所ですよ。
ル・コルビュジェ設計の家も素敵でした。


≪点数≫
  7点
                                           (14.02.07鑑賞)


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No.910 『天地明察』
No910 『天地明察』

2012年制作 邦
監督:滝田 洋二郎

≪キャッチコピー≫
『江戸時代の天文学者・安井算哲、800年の歴史をひっくり返す。』

≪ストーリー≫
太平の世が続く江戸時代、算哲(岡田准一)は碁打ちとして徳川家に仕えていたが、
算術にもたけていた。
もともと星を眺めるのが何よりも好きだった彼は、ある日会津藩主の保科正之(松本幸四郎)の
命を受け、北極出地の旅に出ることになる。
算哲らの一行は全国各地をくまなく回り、北極星の高度を測り、その土地の緯度を計測するという
作業を続け……。

≪感想≫
冲方丁の同名小説の映画化作品。
実は今、この原作本を読んでいる途中でして・・・。
ホントは原作をしっかりと読み込んで映画といきたいところ。
ただ、内容が天文学やら数学やら時代劇やらで。
ちょっと分かりにくい言葉や描写があって読みにくいなぁと思ってまずは映像からね。

さて映画。
なるほどあつーーい男のお話でした。

主役の安井算哲は算学好きで星を眺める事が好きな碁打侍。
その算哲が国のため、暦を正す事に奔走することに。
算哲に訪れる数々の困難。
それを周りの人間の助けや強固な意志で乗りきっていく。
良いですねぇ・・・。

しっかし、算哲の七転び八起きっぷりったらもう。
ちょっと進んでは転び、ちょっと進んでは転び。
本当にこの暦を正す事と言うのはながぁーい目で取り組まないといけない作業で。
そのながぁーい期間を適度なハプニングや事件で上手にみせてくれました。

算哲の周りの人間がまた良かったですねぇ。
水戸光圀や会津藩の保科正之や安藤有益。
一緒に北極出地をした建部と伊東のコンビや平助&弥吉。
暖かく算哲を見守り手助けをする。
まぁ、算哲の人柄がなす事ではありますが、何かを成し遂げる時ってきっとこういう
周りの人があってこそなんでしょうねぇ。

そんな暖かな交流と一つのものにかける男の生き様が詰まった本作。

一つだけダメだった点を言わせてもらうと。
ちょっと長いかなぁ・・・。
141分と意外と長尺。
しかも、決してド派手とは言えない演出だったので少し飽きがきちゃってね。
特にクライマックスの引っ張りには
「もう、そこはすっと終わらせてくれい。」
なんて思っちゃったり。

ま、そんな事もありつつですが、観て損はしない作品でしたよ。

そう言えば、このお話。
史実に基づいたお話のようで。
地味ながらもこういう大成を成し遂げた方を知ることができて本当に良かったです。

さて原作の続きを読み始めよう。

≪点数≫
  7点
                                           (14.02.07鑑賞)



こちら原作。
ちょっと読みづらい。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.909 『ギャングバスターズ』
No909 『ギャングバスターズ』

2012年制作 米
監督:バリー・バトルズ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
いかれたギャングの元夫カルロス(ビリー・ボブ・ソーントン)に、
障害のある息子ロブ(トーマス・サングスター)を奪われたセレステ(エヴァ・ロンゴリア)は、
アラバマの凶暴な荒くれ者、ウーディ3兄弟に息子を奪い返してほしいと依頼する。
セクシーなセレステの頼みに、依頼を引き受ける3兄弟。
しかし、連邦捜査官やカルロスの刺客といった手強い敵が次々と彼らの前に現われ……。

≪感想≫
「タランティーノ、ロドリゲス以来の衝撃!!」
なんてうたい文句が気になり鑑賞。
タランティーノ監督の作品(「 デス・プルーフ in グラインドハウス
レザボア・ドッグス」等々)は殆ど好きだし、ロバート・ロドリゲス監督の作品も
マチェーテ」とかは結構好き。
こりゃあ観ない訳にはいかないでしょう!!

さてさて本作について。
なるほど、タランティーノ、ロドリゲス臭がほんのりといった感じ。

まず良かった所を。
まずオープニングの演出がスタイリッシュで良い感じ。
スタッフ・キャストの紹介と一緒にアニメーションをパッパッと差し込む辺りがクールでイケていて。
掴みはOKってなもん。
ストーリーはサクサク進んでいく展開で悪くない。
要所要所で出てくる、敵キャラ(追手)達の見た目も良い感じでしたし。
3馬鹿兄弟のやりとりもいかにも男っぽくてグッとくるし。
僕的には喋れない二男のハードボイルドっぷりにちょっとアガりましたねー。
その3兄弟と障害を持った少年との交流もベタな展開でしたが、ジンときました。
全体的に楽しい空気感を纏っていましたよ。

ここからはちょっと難癖を。
タランティーノ、ロドリゲスばりと宣伝している割には、バイオレンス描写がイマイチだったかな。
先に挙げた二人の作品はいききったエンタメバイオレンスが楽しい作風なのに、
本作はそういった描写が特になくって。
ちょっと残念でした。

次にキャラクターの活かし方。
先に書いた、敵キャラ達が上手く活躍しなかったんですよね。
最初の追手はクールなお姉さん方がイカしたハーレーに乗って登場。
次は、いかにも悪そうな黒人集団がこれまたいかにも改造トラックって感じのイケている
トラックに乗って登場。
最後はインディアン風の悪者たちとのドンパチ。
ルックはめちゃくちゃ良いのに、それがルックだけで止まっていて。
盛り上がりが足りなく感じてね。
出オチになっちゃった感が・・・。
もっとこの設定を活かして遊んでほしかったなぁと。

ただね。
そんな難癖も鑑賞後にジワジワと生まれてきたもの。
観ている間は、そんなことも気にならず、楽しく鑑賞することができました。
全体的な空気感や作りは好きな作品です。


≪点数≫
  7点
                                           (14.02.07鑑賞)


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No.908 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
No908 『マイティ・ソーダーク・ワールド』

2013年制作 米
監督:アラン・テイラー

≪キャッチコピー≫
『ロキよ、お前の最後のチャンスだ。――私とともに、地球を救え』

≪ストーリー≫
アベンジャーズの一員として、ソー(クリス・ヘムズワース)がニューヨークで
激闘を繰り広げてから1年。
ロンドンで謎の重力異常が起き、その調査を天文物理学者ジェーン(ナタリー・ポートマン)が
行うことに。
しかし、その過程で地球の存亡を左右するダークエルフのパワーを宿してしまう。
愛する彼女を救うすべを探ろうと、ソーは彼女を連れて神々の世界アスガルドへと向かうが、
それが家族や故郷にも危機をもたらしてしまう。
窮地に陥った彼は、血のつながらない弟ロキ(トム・ヒドルストン)に助けを求める。

≪感想≫
大好き「アベンジャーズ」シリーズの最新作!!
今回は「マイティ・ソー」の第二弾!!

実は僕的に、このソーだけ何だか乗りきれない部分もあって・・・。
だって、ソーだけ人間じゃなくってやけにファンタジー色が強いというかね。
ちょっと毛色が違うかなって、違和感を感じたりもして。

ただアベンジャーズではその違和感を吹き飛ばしてくれて。
結局、ソーは異星人という位置づけなんですよね。
そんな設定を頭に入れておけば、まぁ許せたりもして。

そして本シリーズは何と言ってもロキと言う憎めない悪役キャラクターがいるんですよねー。
できそこないの弟。
駄々っ子のような悪党。
腐りきっていない感じが嫌いになれないんです。
本作でもその駄々っ子っぷりは健在で、兄であるソーとの距離感がなんとも言えず、
ほっとけないんだよなぁ。
アベンジャーズでもあんなにやらかしたのに、嫌いになれない(苦笑)
ソーとロキのキャッキャキャッキャな兄弟喧嘩は本作、本シリーズの一番の見所かも。

キャラクターに関して一つ不満が。
前作でも思ったのですが、ウォーリアーズ・スリーとレディー・シフの活躍が少ない!!
もっとソーやロキと絡ませてほしい。
特に、浅野忠信さん演じるホーガンは今回は完全に蚊帳の外でしたもん。
残念無念。

内容に関して。
全体的にストーリーも荒っぽく演出も荒っぽい。
展開にも抑揚があまりなく見せ場もそこまでない。
盛り上がりにも少し欠けているので物足りないっちゃあ物足りない。
ただ所々にちょっと緩和的なコミカルな演出が。
悪く言えば空気の読めないこの演出も僕は嫌いじゃなかったです。

絶賛はできないけど、ボロクソ言うつもりもない。
しかも僕は、本作を映画館でド派手なアクションや映像を観る事が出来たので
何だかんだで楽しめましたよ。

アベンジャーズを観ているからこそのオマケも楽しめたし。
キャプテン・アメリカがカメオ出演したりしてね。

やっぱりアベンジャーズシリーズは今後も見逃せないなぁ・・・。

あーーー、そうそう、本作の最後にベニチオ・デル・トロが出演していましたね!!
嬉しいオマケ!!
今後もソーは続きそうな雰囲気。
続編に出演するのかな。
楽しみですね。

もいっこ、そうそう。
闇の軍団の持っている手榴弾みたいな武器。
あの重力を使って周りの物をグーーーッと吸い込む画は観ていて気持ち良かったなぁ。
あの武器のアイディアは最高でした!!


≪点数≫
  7点
                                           (14.02.07鑑賞)

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No.907 『カンパニー・メン』
No907 『カンパニー・メン』

2010年制作 米
監督:ジョン・ウェルズ

≪キャッチコピー≫
『どんなときも、上を向こう』

≪ストーリー≫
ボストンに本社を構える総合企業の販売部長として必死に働いてきた
ボビー(ベン・アフレック)は、ある日突然リストラを宣告される。
すぐに再就職できると考えていたボビーだったが、現実は想像以上に厳しく
解雇手当は底をつき、車も家も手放すことに。
そんな中、工務店を営む義兄のもとで大工として働き始めた彼は、
自身の生き方を見つめ直していく。

≪感想≫
会社から突然解雇された3人の男。

ちなみにアメリカでは会社の都合で翌日にでも解雇ができるシステムなんですって。
ふざけたシステムですねぇ・・・。

この解雇された3人。
基本的に悪いことをした訳では無いんです。
仕事を頑張って頑張ってきたはずなのに・・・。
仕事ができなくってだとか、周りに迷惑をかけてだとかならまだわかるのですが、
この3人にはそれが無くって・・・。
会社には売り上げが大事で、株主さん達がいて、経営のためには解雇も厭わないのも、
まぁ分かるんです。
ただやっぱり、こういう一瞬のうちに目の前を真っ暗にされるのを見るとどうしてもモヤモヤっとね。
僕も勤め人なので無い話じゃないよなぁなんて・・・。

なんでしょう。
ミクロ的に見ると僕らもとても大事な存在なのに、マクロ的に見ると、
その存在は大したものじゃなくなったりして。

3人のうちの一人、一番若手のボビー。
彼は、家族もありプライドもあり、解雇になっても仕事なんてすぐに見つかるさなんて
鷹をくくっていたのですが、これがやっぱり現実の壁は高く、なかなか決まらない。
そこで義兄の所で肉体労働を手伝う事になる。
そこで感じる、現場の空気感。
今まではデスクの上でそろばんをはじいて高給を貰っていたのに、
今や現場で汗水をたらし頑張っている。
富だけを求めていたあの頃との違い。
ボビーは転落して転落して見つけたとても大事なもの。
先ほど書いたマクロ的な生き方からミクロ的な生き方へのスライド。
最終的に彼はその現場仕事から離れてしまいますが、きっとこの経験は凄い糧となる。
彼の将来を想像しても今度心が折れる事はきっと無い。
とてもとてもタフな心を持つことができたのではないでしょうか。
グッときましたねぇ。
あと何と言っても、ボビーの家族がとても良い家族だったんですよね。
奥さんもすっごい優しくて、突然解雇された夫に対しても決してなじることなく
一緒に前を向こうと励ましてくれる。
理想の奥さんだなぁなんて思ったり。
息子や娘もグレることなく父親を応援する。
この家族があったからこその再生だったんじゃないでしょうか。

例えば解雇通告されてしまったら。
その時守るべき家族がいたのなら。
その時高齢で再就職なんて夢のまた夢なんて環境に追い込まれたら。
そうならないためには。
そうなったときは。
色々とモヤモヤと考えさせられる。

終わり方は希望の光は満ち溢れていてとても好感が持てる作品。
何だかんだで生きる事へのモチベーションを上げてくれる作品でした。


≪点数≫
  8点
                                           (14.02.02鑑賞)


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No.906 『YES/NO イエス・ノー』
No906 『YES NO イエス・ノー』

2012年制作 米/伊
監督:エンリコ・クレリコ・ナジーノ

≪キャッチコピー≫
『その選択に、命を賭けられますか?』

≪ストーリー≫
ドアも窓もない不気味な密室で目を覚ましたジャック(ジョン・ブラザートン)。
自ら部屋に入ったのか、誰かに連れられてきたのかもわからずに混乱する中、
彼は壁にイエスとノーを意味するYとNが記されたボタンを発見。
さらに、壁一面に自分と同じような部屋に閉じ込められている妻ケイト(エレン・ホルマン)の
姿を捉えた映像が映し出される。
やがて、夫婦それぞれに見知らぬ人物から「ジャックを愛していますか?」
「ケイトは浮気をしましたか?」などという質問がぶつけられ、ボタンでの回答を迫られる。

≪感想≫
一組の新婚夫婦が目を覚ますと、それぞれが個室に閉じ込められていた。
誰が?
何のために??
いわゆるワンシチュエーション・スリラー作品。

最近このワンシチュエーション・スリラー作品に出会う機会が多くって。
まぁ自分で選んでいるのですが・・・(苦笑)
ATM」や「エレベーター」。
どちらもピンとはこなくって・・・。

ワンシチュエーションと言えば他にもあんな作品やこんな作品。
いきなり見ず知らずの部屋に閉じ込められた作品で思い出すのは「CUBE」シリーズですねぇ。
あのシリーズを初めて見た時は衝撃的でしたね。
他には、多ジャンルですが大好き松本人志監督の「しんぼる」もそう。
巷では不評でしたが僕は好きな作品です。

僕的にワンシチュエーションってだけで結構期待値が上がってしまうんですよね。
お話重視!!なのでワクワクとね。

さて本作。
「YES/NO イエス・ノー」なんて邦題が付けられていますが原題は「True Love」。
スリラーと言うよりかは恋愛ものだったんですね。
新婚夫婦、男と女の真実の愛とは何ぞやみたいな。
確かに、質問に間違うと、やれ脚を奪うだとか、やれ光を奪うだとか恐々とした演出は
施されるのですが、それはまぁオマケみたいなもので。
それを踏まえて観ると・・・。

設定や演出、ストーリーは面白いんだけど、そもそもの倫理観みたいなものが受け付けられない感じ。
僕が独身だからなのか、この最後の着地(ハッピーエンド)に至る過程がイマイチピンとこないんです。
もちろんハッピーエンドは大好きだし、なるべくなら夫婦は仲良くなって欲しい。
ただ、こんなにお互いがダメダメな夫婦で信頼を裏切っているのにもかかわらず、こんな簡単に
修復されるのか??
旦那は嫁のお金を勝手に使い、嫁は浮気をしている。
そこらへんの事実は、そう簡単に覆されるのか??
許す事は大事なのはわかりますが、そこに至る心理のような物をしっかりと描いてほしかったなぁ。
もともとこの夫婦に結婚なんて許されるべきじゃなかったんじゃあないかな。

真実の愛なんてタイトルがついていますが、ちょっとズレてるような気がするんですよねぇ。
ま、僕もいつかは分かるのでしょうね。

いつもなら気になるはずの、そもそものこのシステムを作り出した黒幕や、目的等は全く気にならない。
そこはとても上手な作りなんです。

ただやっぱり、この二人への情や共感が生まれなかったので惜しいなといった所です。


≪点数≫
  5点
                                           (14.02.01鑑賞)


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No.905 『21ジャンプストリート』
No905 『21ジャンプストリート』

2012年制作 米
監督:フィル・ロード, クリストファー・ミラー

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
犯罪特別操作課に配属されたジェンコとシュミットは、青年犯罪を撲滅するため
高校での潜入捜査を開始するが、あまりの楽しさに高校生活をエンジョイしてしまう。
だが彼らはそこで、高校にはびこる凶悪犯罪を目の当たりにし…。

≪感想≫
先に余談を。
本作、ジョニー・デップの初主演作で出世作となった同名テレビシリーズを映画化したんですって。
鑑賞後に知りました・・・。
どおりでジョニー・デップがカメオ出演されていたんですね。
ふぅーーん、興味ありますねぇ・・・。

さて本作について。
とっても楽しいバディムービーでした。
オタクっぽいシュミット(ジョナ・ヒル)とイケメンでスポーツマンだけど
馬鹿なジェンコ(チャニング・テイタム)。
二人は警官になり親友になりコンビを組む。
高校に潜入捜査をしてドタバタやらかす訳ですが・・・。
こいつらがもう適度にアホなんですよね(笑)
自宅でパーティーだっつって高校生に酒飲ませたりマリファナ吸わせたり。
アホだなぁっつって。

ただ、バカやりつつも何だかんだで収まるとこに収まる。
ただ、笑いながらもしっかりと押さえる所は押さえる。

内容的にはダメ男の再生を描いた作品でして。
基本的にシュミットはちょっと甘やかされ過ぎかな。
まぁ昔が昔だっただけにそりゃあ浮かれるわな・・・。
それに比べ相棒のジェンコはオタクの友達ができて器がでっかくなりましたね。
成長的にはジェンコの方がしっかりと成長した感がありました。
ジェンコが科学部の奴らと簡易爆弾を作って実験するシーンは楽しかったです。

ストーリーも演出もしっかりと色分けされていて良かったですね。
ガチャガチャしていなくて見せたいジャンルをきっちり観せられた感じ。

おっと、そうそう。
俳優さん達のアンサンブルも効いていて楽しかったな。
ジェンコを演じたチャニング・テイタム。
彼の作品は初めて観ましたが良い感じ。
調べてみると色々作品に出演しているようで。
ちょっと追ってみようかな。
あともリーを演じたブリー・ラーソンや上司警部を演じたアイス・キューブも良かったなぁ・・・。

とにもかくにも凄く楽しめた作品。
本作は日本では映画館で上映されずDVDスルー。
こういう作品が埋もれるのはもったいないよなぁ。

シュミットを見ていると、以前観た「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」を
思い出したり・・・。
二人のやりとりを見ていると、以前観た「ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!」を
思い出したり・・・。
どちらも良作でしたね。
本作もそれらのテイストを思い出させる良作でした。


≪点数≫
  8点
                                           (14.02.01鑑賞)


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No.904 『モンスターズクラブ』
No904 『モンスターズクラブ』

2011年制作 邦
監督:豊田 利晃

≪キャッチコピー≫
『その爆弾魔は、世界を愛してしまった。』

≪ストーリー≫
雪が降り積もった原野に囲まれた山奥。
そんな社会と完全に隔絶された場所に一人で暮らし、黙々と爆弾を作っては
さまざまな場所に送りつけている垣内良一(瑛太)。
日本の社会システムを粉砕しようともくろむ彼は、そのために作ってきた爆弾の
最後の一個を総理大臣に送りつけようと決意する。
だが、その夜に自殺したはずの兄(窪塚洋介)が彼の前に現れる。
困惑する良一だが、思いもよらぬ兄の出現によって、自身の運命に大きくかかわる
家族の意外な秘密を知ることになる。

≪感想≫
うーーん・・・言いたい事がよくわかんない作品。
いや、何となくぼんやりとは伝わるんだけど、全体的にピンとこない作品。

現代社会が嫌になって自らドロップアウトしていく作品と言えば以前観た「イン・トゥ・ザ・ワイルド」。
あれは良い作品でしたね。
本作もそんな感じの作品かななんて思いましたがぜーんぜん違いました。

冒頭、主人公のナレーションで現代社会への不平不満をつらつらと詩的に語る。
その語りがまず何を言いたいのか良くわかんなくって・・・。
すっごい大事なテーマで、大事なことを伝えようとしているはずなのに、頭に入ってこないというか
心に響かないというか。
現代社会が嫌になって、社会から隔離された山奥に住んで爆弾を作っては現代社会に送りつける。
それは何を意味しているのか。
良一は何を求めているのか。

中盤、一人黙々と暮らす良一の前に現れる死んだ家族の幻影。
浮き彫りになる良一の葛藤。
なんだけどいまいちピンとこない。
家族との会話もぼんやりしていてわからない。

色々な事柄や思い。
後にその理由や思考は判明するんだけどピンとこない。
とても抽象的な感じで何だかなぁといった感じ。

設定や、人物描写等が最低限しか映し出されていないのでこちらで噛み砕いて
理解しなければならない。
ただ、理解しようとしても爆弾魔の心の奥を読みとるなんてなかなか出来ることではなくって。
共感もできず、理解もできない。
与えられた情報だけで思うのは、この良一という男は「空っぽ」な人間なのかなと。
芯のない人間なのかなと。
ぼんやりと生きている人間なのかなと。
そんな感じですな。

本作はアメリカで実際にいた連続爆弾魔ユナ・ボマーの事件を基に作られたんですって。
しかも犯人の人間性や爆弾を送りつける手法など結構忠実に描いているようで。
むしろそちらの方に興味がある。

70分程度にまとめた本作。
その潔さや良しとするが、もう少しストーリーやキャラクターを色濃く描いてほしかったな。


≪点数≫
  3点
                                           (14.01.23鑑賞)


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No.903 『エンジェル ウォーズ』
No903 『エンジェル ウォーズ』

2011年制作 米
監督:ザック・スナイダー

≪キャッチコピー≫
『お前の世界は自由か。』

≪ストーリー≫
幻想的な世界に閉じ込められたベイビードール(エミリー・ブラウニング)は、
バーチャル兵器を使いこなす4人の女戦士を集め、自由を求めて戦うことに。
想像の世界の中でワイズマン(スコット・グレン)の手助けを受けた彼女たちは
成功すれば自由を手に入れることができるが、そのためにはある犠牲を強いられる
運命にあった。

≪感想≫
300 〈スリーハンドレッド〉」のザック・スナイダー監督作品。
「300」ではその圧倒的映像にかっけーなぁと唸った訳ですが。
本作ももれなく映像に特化した作品でした。
このザック・スナイダー監督の資質はビジュアル重視型のようですね。

見所であるビジュアルについて。
本作の主役は5名の女性たち。
その女戦士たちが幻想世界の中で銃器を振り回しバッタバッタと敵をなぎ倒す。
ロボットやドラゴンまでも相手にね。
これがとってもカッコいいんですよねー。
「300」的手法の撮り方で、スローと早回しを巧く使い分けて良い感じに仕上げている。
正直、パッパパッパと転回されるので細かい動きまでは読み取れなかったんですが、
とりあえず、すげぇ動きをしているんだなぁって感覚的にね。
女性陣はビジュアル面も素敵なので見応え抜群。
僕的にはパイロット担当のアンバー(ジェイミー・チャン)が一番好きだな。
余談ですがジェイミー・チャンと言えば「ハングオーバー」や「プレミアム・ラッシュ
アイアンフィスト」にも出てましたね。
さらには「シン・シティ」の続編にも出るみたい。
楽しみーーー。
とにかくアクションのビジュアルはカッコ良かったです。

ストーリーについて。
敢えてだと思いますが、ぼんやりしていてちょっと分かりにくい設定。
本作では3つの世界が登場。
まず、現実の世界、ベイビードールが実世界が嫌だから作り上げた設定(娼婦宿)の世界、
そしてさらに娼婦宿でダンスを踊る際の想像の世界。
この3つの世界がいったりきたり。

現在がどの世界なのかは、とあるサインがあるので分かりやすいのですが、
そもそもの実世界の世界観がすでにファンタジックな感じなんですよね。
なので実世界と虚の世界(娼婦宿)の違いがぼんやりしていて。
ただ、この作りは僕的にはアリかなとも思えて。

実はこのベイビードールの住む世界は凄い陰惨で、性的虐待とか暴力が
蔓延している場所なんです(恐らく)。
そこを観ている僕らに、敢えて見せずに抽象的に映したのは良かったかなと。
それを実際に見せられるとメチャクチャ気分が悪くなっちゃいそうなので・・・。
(それでも凹みはするんですが・・・。)

力の無い者が力で抑圧、制圧されるのはやっぱり見ていて、もやっとね。
ただ、それが最終的にズバッと解放されるかと思うとそうでも無かったり。
ちょっと後味の悪い作品だったかなと。

想像の世界とか夢の世界とか。
以前観た「パンズ・ラビリンス」や「インセプション」を思い出したり。

内容の事は深く考えずにビジュアルだけ楽しむならアリかなって作品。
あと、映画館で観てもド派手で楽しかったろうなって作品。


≪点数≫
  6点
                                           (14.01.19鑑賞)


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No.902 『琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。』
No902 『琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。』

2007年制作 沖縄
監督:當間 早志, 福永 周平, 大城 直也

≪キャッチコピー≫
『沖縄の皆様、世界の皆様、これがホントの
琉球映画でゴザイマス!』

≪ストーリー≫
    ―

≪感想≫
“100%純県産品映画”として、沖縄在住の映像作家3名による
短編作品で構成されたオムニバス映画。
わが地元沖縄を舞台に作られた作品、しかも純度100%と銘打った作品。
これは見逃す理由はないでしょう!!

3本の短編からなる本作。
一つずつ・・・。

その1「See Me?」
冒頭数分。
演者達から発せられる言葉。
確かに沖縄の方言、イントネーションなんだけど、何だか違和感が・・・。
「やばい!!これは地雷映画か!?」
なんて戸惑いが溢れる溢れる。
何でしょう・・・これは役者さん達の演技力のせいなのかも。
芝居しているのが見え見えでノリきれなかったです・・・。
駆け出しの劇団の演技を見ているようで。
途中でギブアップしてしまいそうになっちゃいました・・・。
むむむ・・・3作品の中ではこれが一番ダメダメでしたね。

その2「Happy☆Pizza」
3本の中で映画として一番好きかも。
ただ本作が一番沖縄とはかけ離れているという事実(苦笑)
1本目の言葉の違和感がありすぎたのを意識はしてはいないとは思うが、
本作は台詞を限りなくゼロに近い演出をしている。
そこが良かったかなと。
オチも素直に楽しめました。
主演されたアルベルト城間さんってだけで沖縄っぽいですもんね(笑)

その3「マサーおじいの傘」
これもなかなかの良作。
ストーリーも平板だけど普遍のテーマだし、演じている子供たちも自然。
1本目に比べたらとても良かったです。
マサーおじいを演じたカッチャンさん。
一度、彼の経営している酒場にいってお会いしましたが、そのまんまの人で。
奇天烈、破天荒極まりない方でした(笑)

こんな感じ。
やっぱり申し訳ないですが1本目があまりにもダメダメで、良い意味でハードルを下げてくれました。
あとは、やっぱり純度100%オキナワンムービーという事で内地(本土)の人は
ある程度置いてけぼりに。
僕も知っているあの場所やあの場所。
そこら辺は観ていて楽しかったなぁと。
も一つ。
沖縄方言に字幕を出していましたが、これが直訳じゃなくって。
ストーリーに合わせた言葉に変えているんですね。
なるほどねぇ・・・、
それを考えると英語や諸外国語の字幕もそうなんでしょうね。
字幕について勉強になりました(笑)

何度も書きますが本作は純度100%のオキナワンムービー。
沖縄を好きな人、沖縄をもっと知りたい人には持って来いの作品ですよ!!


≪点数≫
  5点
                                           (14.01.18鑑賞)


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No.901 『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』
No901 『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』

2003年制作 米
監督:アラン・パーカー

≪キャッチコピー≫
『あなたはこの結末に納得できますか・・・』

≪ストーリー≫
アメリカ、テキサス州。
大学の哲学科で教鞭を執る人気教授デビッド・ゲイルは、妻と息子を愛する良き父親であり、
死刑制度反対運動に熱心に取り組む活動家でもあった。
その彼が、今は活動団体の同僚女性をレイプしたうえ殺害した罪で死刑が確定し刑務所の中にいる。
デビッドは死刑執行直前になり、突然人気誌の女性記者ビッツィーを指名し、
多額の報酬と引き替えに残りの3日間での独占インタビューを許可した。
デビッド・ゲイルの有罪を疑っていないビッツィーは、彼の話を聞くうちいつしか
冤罪を確信するようになるのだが…。

≪感想≫ネタバレあります
ドンデン返し作品として名高い本作。
ずっと観たいと思っていてやっとこさ鑑賞することが出来ました。

ドンデン返しは置いといて、大オチまでの作りがとても巧いなと思いました。
最後までの物語の持っていき方がね。
ちょいと前に観た作品「アルゴ」も観る者の心をグッとつかむのが巧い作り方だなと
思いましたが、本作もそんな感じ。
大きなストーリーの流れから小さな演出まで。
例えば小さな演出。
演出で場面の転換時に英単語がパッパッパって出てきてそれもいい味出していて、
謎々しいんですよね。
とにかく緊張、興味の持続が続いて最後まで食い入るように鑑賞。

出演している役者さんも興味の持続に一役買ってくれました。
ケヴィン・スペイシーという役者さん。
悪そというか、裏に一物抱えている雰囲気がぷんぷんですね。
彼のおかげで「何かあるぞ」感が増して緊張の持続が続き、本作の楽しさが倍増しました。

大オチについて。
ドンデン返し作品という事は知っていたので、色々考えながら観ていたのですが、
素直に予想もしていなかった展開に驚かされました。
驚かされたというより考えさせられたというか。

本作のテーマは死刑制度の是非について。
センシティブなテーマなだけに突飛すぎる大オチはいらなくって。
しっかりとその本質について考えさせられる、しかも驚かされるギリギリの着地。
やっぱり巧いなぁと。

一つ苦言を言わせてもらうと、死を扱うのに死を持って制するやり方は、個人的には×かな。
そこに至るまでの過程も描かれていたので、とっても合点がいくんですが、
「それでも、それでも、別の方法が・・・。」
なんて思ったりもするのです。

とにもかくにもストーリー、構成、演出、全て一定の水準を越えた良作でした!!


≪点数≫
  8点
                                           (14.01.18鑑賞)


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No.900 『苦役列車』
No900 『苦役列車』

2012年制作 邦
監督:山下 敦弘

≪キャッチコピー≫
『友ナシ、金ナシ、女ナシ。この愛すべき、ろくでナシ』

≪ストーリー≫
1980年代後半。
19歳の北町貫多(森山未來)は日雇い労働で得た金を酒に使い果たし、
家賃も払えない生活を送っていた。
他人を避けながら孤独に暮らす貫多だったが、職場で専門学校生の
日下部正二(高良健吾)と親しくなる。
そんなある日、古本屋で働く桜井康子(前田敦子)に一目ぼれした貫多は、
日下部に取り持ってもらい彼女と友達になるのだが……。

≪感想≫
原作は芥川賞受賞作の同名小説。
作家西村賢太の半自伝的作品。
小説はもちろん読みました。
主人公貫多のクズでろくでなしっぷりに腹が立ちつつも人間味を感じ。
芥川賞作品は読みにくいという印象があるのですがすらすらと読むことができました。

さて映画化された本作について。
んんーーーー、原作とちょっと違う印象を受けたかなぁ・・・。
ストーリーも結構変わっていたような気が。
原作はもっともーーーっと重めな印象を受けましたが、本作はもっとPOPな印象。
R15作品とは言え、ある程度マイルドにして受けての幅を広げていて。
良い意味でも悪い意味でも観やすくなっていた作品でした。

良い部分。
俳優さん達の名演技。
主演した森山未來君はやっぱり凄い俳優さんだと思う。
ただの二枚目ではなく演技派俳優さん。
彼が演じる寛太のクズっぷりを見事に演じ、ただ彼の背後に見え隠れする人間性に
嫌いになれない感が漂っていて。
これが他の役者さんが演じていたら
「何だ!このやな奴は!!」
で終わっていたかも。
あとは職場の先輩を演じたマキタスポーツさん。
彼も、ちょっとその手の職場にいそうな口うるさい偉ぶった感じを上手く出していて
良い感じでした。
テレビの中で歌っていた曲をフルで聴いてみたいなぁー・・・。
も一人職場の上司の高橋努さんもチョイ役でしたが良かったなぁ。
彼の出演している作品は「クローズZERO」や「その夜の侍」等、結構観ていて良い役者さんだなぁ
なんて思っていたもので。
もちろん、主役級の残りの二人、高良君と前田敦子さんもいい味出していました。
これらのメンバーの名演と脚本も相まって、良くも悪くも原作と乖離したかなと。

悪い部分。
やっぱり原作と違った部分かな。
先に書いたように原作はもっと泥くさい印象を受けたんです。
もちろん本作も十分泥臭いんですが・・・(苦笑)。
もっともーーーーーっと。
本作は少し希望とか救いみたいなものが見え隠れしたんですが、
原作はそれすらも感じる事が出来なくって。
ただ原作の背後にある西村賢太と言う作家先生が見えたから
ほどよい思いが生まれたんですよね。

まぁ別物として作っているのであればしょうがないのですが、
小説が出版されてまだ数年しかたっていないので、もうちょっと時間をおいて、
撮ってもらえればもう少し違った印象を受けたかも。
ちょっと原作の残り香が自分の中に残っていたもので。

何はともあれ、出てくる役者の好演や内容自体も嫌いにはなれないので、おススメです。
ただ、観るなら原作を読む前に!!


≪点数≫
  6点
                                           (14.01.18鑑賞)



こちら原作。
映画版よりも、もっとろくでなしな野郎でした。

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No.899 『エレベーター』
No899 『エレベーター』

2011年制作 米
監督:スティーグ・スヴェンセン

≪キャッチコピー≫
『乗ったら、最期。』

≪ストーリー≫
マンハッタンのウォール街に立つ超高層ビル。
その最上階にある会場で開かれるパーティーに向かう9人がエレベーターに乗り込む。
しかし、最上階に向かう途中の49階付近で急に停止してしまう。
事故にせよ故障にせよ、救助の人間がやって来るか、再び動き出すだろうと、
のんびりと過ごしていた乗客たち。
しかし、そのうちの一人が「わたしは爆弾を持っている」という衝撃的な告白をする。
それを機にパニックに駆られエレベーターから脱出しようとあがく乗客たちだったが、
次から次へと思いも寄らない出来事に見舞われていく。

≪感想≫
9人の老若男女がエレベーターに閉じ込められるワンシチュエーションスリラー。

ワンシチュエーションと言えば先日観た「ATM」もそうでしたね。
「ATM」はあまり好きくない感じでしたが本作は・・・。

これも嫌ーーーーい。
胸くそわるーーーーい。

登場人物にあまり同情できなかったかな。
何人か挙げると・・・。

まず社長の老紳士。
最初はモラリストで良い人かななんて思いましたが、結局は自分大好きの嫌な奴。

その孫娘。
もとはと言えばこの子のせいでエレベーターが止まったんですよね。
それはまぁ子供のいたずらだからと置いといて。
その後、またこの子のせいで、一人が大けがするんです。
これもまぁ不可抗力という事で置いといて。
その後、自分のやった事の恐ろしさに気付くのですが、エンディングのあの笑顔。
のほほんとした笑顔。
ありゃあいかんぜよ!!
末恐ろしい子供ですな!!

コメディアンの男。
閉所恐怖症と言う割にはその設定を活かしきれませんでしたね。
人種差別的な発言、子供への暴言、何でもござれ。
軽口ばっか叩いてこいつも嫌な感じ。
途中から良い人になったけど、その分岐点がよく分からない。

他にも爆弾を持ち込んだおばぁちゃんや、使い物にならないセキュリティの男。
等々。
ピンと来なかったです。

物語の着地も嫌いでした。
結局、良き終わりげに締めていますが、
「いやいやいや、違うでしょ!!」
その先に幸せがあるとは到底思えない。
無理矢理、物語を良さげにしただけに見えて、何だかなぁ・・・。

あと、物語上の設定についてですが。
1個大きな設定ミスがあったのでは?
それは室内で携帯電話が使えるという事。
この大きなアイテムが全然活かしきれていないんです!!
例えば、携帯電話が使えるなら、それを使って爆弾の処理方法も聞くことができるでしょう。
例えば、携帯電話が使えるなら、色んな脱出方法の検索ができるでしょう。
そんな美味しいアイテムを全然有効に使わない。
観ていてイライラと・・・。
どうせなら携帯電話は電波が届かないとか、入場時に預かるとかの設定にして
使えないようにした方が良かったでしょう。

何だかんだでストーリーに納得がいかなかったんです。
「ATM」の時も書きましたが設定は楽しいのに、脚本が悪い。
本作に関しては怒りすら感じたので、2点にしたいと思います。

余談ですが、演者の一人(でぶっちょおじさん)がどっかで見たことあるなぁーって
ずっと考えていたら、なんとホーム・アローンに出ていた意地悪兄ちゃんでした!!
おぉーーーー!!
こんなにおっきくなって、太っちゃったのね。
ふふふ・・・。


≪点数≫
  2点
                                           (14.01.13鑑賞)


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No.898 『10人の泥棒たち』
No898 『10人の泥棒たち』

2012年制作 韓
監督:チェ・ドンフン

≪キャッチコピー≫
『1つの宝石をめぐる完璧な強奪計画を10人の野心と3つの愛が狂わせる』

≪ストーリー≫
韓国を中心に暗躍する窃盗団メンバーは、リーダー、ポパイ(イ・ジョンジェ)の元相方
マカオ・パク(キム・ユンソク)から唯一無二のダイヤモンド「太陽の涙」を、
巨大カジノから盗み出すという計画を聞かされる。
香港へ向かったメンバー6人を、中国人窃盗団の4人が出迎える。
太陽の涙争奪のため、計10人のメンバーが挑むが……。

≪感想≫
いやぁ、すっごい面白かった!!

10人の男女がチームを組んで香港で泥棒をたくらむ。
韓国チーム、中国チーム、昔の相棒、恋仲、いろんな要素が詰まったチーム。
そんな彼ら彼女らが一つの目的のために動く。
歪なチーム事情。
もちろん色んな思惑が飛び交っていて・・・。

入り組んだストーリー。
小難しい人間関係。
めくるめくストーリー展開。
それらをキッチリとスッキリとテンポ良く見せてくれる。

集団泥棒物と言えば「オーシャンズ」シリーズがありますが、それの韓国版といった所か。
ただしこれは、もっといろんな要素を詰め込んでいて。
「オーシャンズ」は男同士のキャッキャ感やコミカルなエンタメ性にとんだ作品でしたが、
本作は男女の恋愛も交えながら、シリアス寄りのエンタメ性にとんだ作品。

まずストーリーと演出について。
何よりテンポが良いんですよね。
ストーリーがどんどんどんどん展開していって、
「おーーーー、コイツはこうきたかー。」
とか。
「裏切りやがったなぁ、こいつ。」
とか。
「最初から怪しかったんだよなぁ。」
とか。
とにかく飽きが来ない。
一人一人のキャラクターもしっかりしていたので彼ら彼女らの次の行動が
気になってしょうがない。
本当に最後の最後まで目が離せないストーリー。

次にキャストについて。
このしっかりとキャラ立ちが出来ている人間を演じた役者さん達も素晴らしくって。
チョン・ジヒョンやサイモン・ヤム、キム・ヘスクやオ・ダルス。
それぞれ良い所、自分の色を持っていて最高でした。
何よりマカオ・パクを演じたキム・ユンソクさん。
アクションも頑張っていて◎。
彼は以前観た傑作「チェイサー」「哀しき獣」を観て凄い役者さんだなと思っていましたが、
本作を観てさらに好きになりました!!

アクションシーンも凄かったなぁ。
クライマックスのビルでのワイヤーアクションなんかメチャクチャイケていました。
これをハリウッドではなくアジアでやるかー・・・。
凄いなぁ、韓国映画。
邦画も頑張って欲しいなぁ・・・。

とにかくエンタメ性にとんだ本作。
気になるところも無くはないが、テンポと演者の魅力、そしてイケているアクション、
飽きのこないストーリーにやられっぱなし。
まだ1月も始まったばかりですが、今年ベスト級の作品かも!?

何度でも観たいエンタメケイパームービーです!!


≪点数≫
  10点
                                           (14.01.13鑑賞)


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No.897 『ATM』
No897 『ATM』

2012年制作 米
監督:デヴィッド・ブルックス

≪キャッチコピー≫
『現金引き出し、命がけ。』

≪ストーリー≫
投資会社に勤めるデイビッド(ブライアン・ジェラティ)とエミリー(アリス・イヴ)、
コーリー(ジョシュ・ペック)の3人はクリスマスパーティーの帰り道、
現金を下ろすためATMに立ち寄る。
しかし彼らは、何者かによってトラップが仕組まれたATMコーナーの中に
閉じ込められてしまう。
真冬の極寒の夜、地獄と化したATMコーナーから脱出するため彼らは
犯人が仕掛けるゲームに挑むが……。

≪感想≫
3人の男女が町はずれのATMにて事件に巻き込まれるワンシチュエーション・スリラー。

同ジャンルで以前観た「フォーンブース」。
あれは電話ボックスに閉じ込められた男のお話でしたね。
なかなか楽しめたかなという印象。
アイディア一発勝負の作品かな。

さて本作について。
なんか粗いなぁーーーー・・・。
つまんないなぁ・・・。

ワンシチュエーションでストーリーを進めるには脚本がしっかりしていないとダメ。
いかにアイディアを詰め込んで飽きさせないかがミソでしょう?

そこが上手くできていなかったかなぁと。

ツッコミ所をドンドン挙げていきますね。

まず現場となるATM。
そもそもあんなに辺鄙なところにポツリとATMってあるものなのか??
犯罪者に狙ってくれって言っているようなもんだよ・・・。

閉じ込められる3人ですが、もっと犯人に対しての対処があったのでは??
男2人もいるのだから何とかねぇ。
力ずくが無理にしろ、2人という数的有利を使ってね。
彼らは融資の仕事をしているから頭はそれなりに良いだろうに。

犯人のそもそもの目的は??
完全犯罪を狙っていたのか??
それならそれであまりにも都合よくいきすぎたので次回は絶対捕まるぞ!!
何を楽しみにやっているのか??
とにかくこのATMで起こったことの動機とか目的が一切語られていないんです。
うっすらは理解できるのですが、鑑賞後、消化不良感がハンパなくって・・・。

等々等々・・・。
言いだすときりがない。

作りについて。
謎めいた伏線を結構散りばめていたりして、ドキドキしたんですが、結局、
それは伏線のまま終わりを告げて・・・。
コーリーの存在も謎々しくて、その後どう関わるかと思っていたのですが、全然ねぇ・・・。
それらの伏線を上手く使ってくれればもっと面白い作品になったのに。

とにかく消化不良の本作。
「納得いかない!!」
とか
「腹立つわーーー!!」
にはならなかったですが、いまいちピンとこない作品でした。


≪点数≫
  3点
                                           (14.01.12鑑賞)


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No.896 『天才マックスの世界』
No896 『天才マックスの世界』

1998年制作 米
監督:ウェス・アンダーソン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
ラッシュモア校に通う少年マックスは、人並み外れた才能を持ちながらも落第を繰り返す落ちこぼれ。
だがそんな彼が学園の美人教師に恋に落ちたことから奇想天外なドラマが始まって行く…。

≪感想≫
大好きウェス・アンダーソン監督作品。
制作年度は1998年という事は初期作品ですね。

後に発表される「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「ダージリン急行」「ムーンライズ・キングダム」等々。
なるほど後の作風に繋がるような作品でした。

パノラマチックなカット割りや絵本とか小説のような人物描写。
雰囲気がこれぞウェス・アンダーソン印という感じでほっこり穏やかに観る事ができる。
良いですねぇ。

さて本作の内容について。
ストーリーはいたって単純。
ちょいと変わった男子高生が、初恋をし周りを巻き込んでのひと騒動。
この主役のマックス君、超がつくほど真面目で純粋。
ただ真面目をこじらせて周りの人にどういう影響が起こるか考えない。
いわば空気の読めない男の子。
そんなマックス君の周りに集う人たち。
脇を固めるキャラクター達が良かったですね。
マックスの親友のような年下の少年ダーク君やマックス君のお父さん。
転校先の女の子マーガレットもいい娘だったなぁ。
そして同級生のお父さんのブルームさん。
マックス君に振り回されながらも、彼は彼でちょいと変わった方で。
基本的に本作に出てくる人たちってちょっと(ほんとにちょっと)変わっているんですよね。
そこがとてもいい塩梅のフィクショナルな世界観に繋がっていて。
それら世界観がウェス・アンダーソン印なのかなと思っています。

マックス君はほんとーに変な奴。
あんなに勤勉で多趣味なのに成績には繋がらない。
偶然出会った年上の女性教師に恋をして。
そっからは猪突猛進。
いっぱしの男になったつもりでアプローチの連続!!
傍から見てもいい迷惑な奴なんだけど、大っ嫌いにはなれない。
きっと彼の純粋培養の行動を感じているからか。
まぁ友達になれるかはちょっと分かりませんが・・・(苦笑)。

そんなマックス君が挫折を味わって最後の最後に再生する。
誰にでも訪れる思春期を少しデフォルメして伝える。
最後は少しほっこりあたたかな着地。

いやぁー、やっぱりウェス・アンダーソン監督は良いですねぇ・・・。
今後も追いたいな。


≪点数≫
  7点
                                           (14.01.12鑑賞)


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