2014-02-18 Tue

2012年制作 米
監督:ベン・アフレック
≪キャッチコピー≫
『この《実話》は、フィクションよりも大胆』
≪ストーリー≫
1979年11月4日、テヘラン。
イラン革命が激しさを募らせ、その果てにアメリカ大使館を過激派グループが占拠し、
52人もの人質を取るという事件が起きる。
パニックの中、アメリカ人6名が大使館から逃げ出してカナダ大使の自宅に潜伏。
救出作戦のエキスパートとして名をはせるCIAエージェントのトニー・メンデス(ベン・アフレック)は、
6名が過激派たちに発見され、殺害されるのも時間の問題だと判断。
彼らを混乱するテヘランから救出する作戦を立案する。
しかし、それは前代未聞で大胆不敵、そして無数の危険が伴うものだった……。
≪感想≫
第85回アカデミー作品賞受賞作。
事実に基づいたお話。
純度何%くらいかな??
「事実は小説よりも奇なり」なんて言葉がありますがまさに。
こういう奇想天外な作戦が行われていたとは本当に驚きです。
史実を映画として伝えた本作。
映画として作りがとにかく巧み。
クライマックスまでの展開が巧いというか。
徐々に緊張感を高めて高めて。
これでもかと言う程の緊張感あふれる展開。
観ていてこっちも
「もう!早く逃がしてあげてよ!!」
なんて思ったり。
結果が分かるのに、この緊張感を持続させる作りは本当に巧みでした。
そして展開もそうだけどストーリーテリングも上手。
観ているこっちがちょうど理解できる範囲で物語を紡いでくれる。
鑑賞後、めちゃくちゃ気持ち良かったんです。
「あぁ、良い映画を観たなぁ」
って。
キャラクターもそれぞれ活きていて良かったですね。
ジョン・グッドマン演じるチェンバースとアラン・アーキン演じるレスターのコンビ。
この二人とベン・アフレック演じるメンデスがニセ映画をでっち上げていく過程は
観ていてワクワクしました。
このワクワクが後のドキドキに繋がっていくんですよね。
そして中盤から出てくるイランから逃げる6名の大使館職員達。
中でも一番乗り気じゃなかったメガネの男(名前忘れちった・・・)。
彼が最後の空港で活躍するシーンには
「おっ、やるねぇ。」
なんて思ったり。
ここでもペルシャ語が喋れるという設定を活かしていてね。
とまぁ色々良い所があって。
とにかく映画として本当に良作でした。
またいずれ手に取っても良い作品です!!
≪点数≫
10点
(14.01.02鑑賞)

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