fc2ブログ
 
■プロフィール

ゆず豆

Author:ゆず豆
映画のレビューをつらつらと・・・。

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリ
■カウンター

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

No.881 『ゼロ・グラビティ』
No881 『ゼロ・グラビティ』

2013年制作 米
監督:アルフォンソ・キュアロン

≪キャッチコピー≫
『宇宙の暗闇を生き抜け』

≪ストーリー≫
地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していた
メディカルエンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)と
ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)。
すると、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生し、
二人は一本のロープでつながれたまま漆黒の無重力空間へと放り出される。
地球に戻る交通手段であったスペースシャトルを失い、残された酸素も
2時間分しかない絶望的な状況で、彼らは懸命に生還する方法を探っていく。

≪感想≫※思いっきりネタバレあり
次回のアカデミー賞の最有力候補と名高い本作。
圧倒的映像、圧倒的映画体験と名高い本作。

いてもたってもいられず映画館で観てきました!!
しかも3D!!
(実は僕、本作が3D鑑賞デビューだったりします・・・)
本当はIMAXで観たかったのですが僕の住んでいる沖縄にはないので通常の3Dで鑑賞。
(3Dで観るならIMAXなんて言葉を良く耳にしたり目にしたりするので残念・・・)

さてさて感想を・・・。
やっぱり映画館で観て大正解!!
今年ベスト級の映像体験になりましたよ!!

何が凄いってやっぱり宇宙の映像ですよね。
本作、演出も徹底していて、ガチャガチャとした音楽もなく観ている僕らも
限りなく宇宙空間にいるような演出で作り込まれている。
その映像を3Dで観る。
凄いなぁって思わず口ずさんだり。

物語冒頭。
宇宙空間に3人のクルーがふわりふわりと漂いながら作業を行う。
ここは十数分の長回しで撮られていて、この時点で映像にグッとのめり込む。

最初のハプニング。
何もない、宇宙空間に一人の人間が投げ出される。
ぽつりとたゆたうライアン博士。
これがまたすっごい綺麗なんですよね。
美しさもあるんだけど緊張感も漂う。
綺麗なんだけど、息を呑むような緊張感。

そして彼らと宇宙体験を楽しんでいる僕らにも、息もつかせぬほどに訪れる
ハプニング、ハプニング、ハプニング。
こっからは怒涛の緊張の嵐。

ステーション内での火事のシーンも凄かったなぁ。
無重力空間での炎ってあんな感じなんですね。

そこで生きるために必死に抗うライアン博士。
とにかく生きるためのアイディアが、ガッツが凄いんです。
消火器をジェット噴射として使うくだりは良かったですね。
母は強しと言うか女は強しと言うか。
数々のアクシデントを乗り越え地球への帰還を試みる。

そして無事に地球に降り立ったとき・・・。
重力を感じる・・・。
無重力から重力への帰還。
素晴らしい!!

・・・ん?あれあれ??
本作のタイトル(邦題)は「ゼロ・グラビティ(無重力)」。
原題は「GRAVITY(重力)」。
真逆じゃねぇーーーーか!!
まぁ分からないでもないがこれは結構、噴飯物じゃないでしょうか。
観終わった後、色々感想を読んでいると、やっぱり同じようなツッコミをされる人もちらほら。
こりゃいかんぜよ。

とまぁ色々書いてきましたが、実は本作は裏テーマがあって。
鑑賞後、とあるサイトでお勉強。
本作は宇宙からの帰還を描いた作品ですが、実は生命の誕生までの過程も
描いた作品でもあったんですよね。
宇宙=胎内で地球=世界。
地球へ降り立つという事は、一人の人間が母親の胎内から誕生したという事なんです。
それを踏まえて鑑賞するとあらゆるところにそれらのメッセージが隠されていたりして。
なるほどねぇ・・・。
それならやっぱりタイトルである「GRAVITY(重力)」は重要ではとも思ったりするのですが・・・。

とにもかくにも、圧倒的映像体験!!
これに尽きる本作。

映画館で観る事ができてほんとーーーーーーーに良かったです!!
最後の方に書いている裏テーマについてはDVDが出た時に観ながら考察しなおそっと。

・・・あっと余談ですが。
本作のスピンオフ短編がYOU TUBEにUPされていましたね。

映画を観た後、この短編を観るとグッときますよ!!


≪点数≫
  10点
                                           (13.12.25鑑賞)

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
満足ならクリック!!

スポンサーサイト



映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(6)