2014-01-27 Mon

2013年制作 米
監督:ギレルモ・デル・トロ
≪キャッチコピー≫
『人類最後の望みは、この巨兵。』
≪ストーリー≫
2013年、突然未知の巨大生命体が太平洋の深海から現われる。
それは世界各国の都市を次々と破壊して回り、瞬く間に人類は破滅寸前へと追い込まれてしまう。
人類は一致団結して科学や軍事のテクノロジーを結集し、生命体に対抗可能な人型巨大兵器
イェーガーの開発に成功する。
パイロットとして選ばれた精鋭たちはイェーガーに乗り込んで生命体に立ち向かっていくが、
その底知れぬパワーに苦戦を強いられていく。
≪感想≫
大好きギレルモ・デル・トロ監督の最新作。
本作は公開前から巷で話題に挙がっていて。
オタク気質のデル・トロ監督の怪獣+ロボット映画という事で、ずっとずーーーーっと
楽しみにしておりました!!
満を持して鑑賞。
・・・・いやもう最高でしょう!!
期待通りの大傑作でした!!
褒めポイントその1。
何と言ってもロボット(イェーガー)とKAIJUの戦いがアツい!!
本作では何体かイェーガーがでてくるんですが、それぞれ個性的でもれなくカッコいいんですよね。
まずアメリカ制作のジプシー・デンジャー。
主役だけあってカリスマ性抜群。
胸から炎が出てきたり、ロケットパンチ的必殺技もカッコ良かったです。
中国制作のクリムゾン・タイフーン。
腕が3本あって超強そう。
僕的にはこのイェーガーが一番好きでした。
ただちょっと活躍が少なかったのが残念。
ロシア制作のチェルノ・アルファも朴訥でいかにもロシアっぽくて好きでした。
こちらもちょっと活躍が少なかったかな。
あとはニュータイプのオーストラリア制作のストライカー・エウレカもスマートで
イケていましたねぇ。
とにかく、それらのイェーガー達がこれまた良くできたKAIJU達と肉弾戦をひろげていく。
これがもう激アツなんですよね!!
この肉弾戦がえらいリアリティがあって緊迫感が凄くって。
戦い方が良い塩梅で、一方的すぎないというか、ファンタジックになりすぎていないというか。
武器も最低限しか使用していなくって、そこも良かったかなと。
褒めポイントその2。
出てくるキャラクター達が素敵。
主役級の人達は言わずもかなキャラ立ちが出来ていましたが、脇役たちも魅力的で。
凸凹博士コンビや、指令センターにいる管制官のテンドー・チョイも良かったなぁ。
あとはロン・パールマン演じるハンニバル・チャウね。
そういえば彼は、デル・トロ監督の作品「ヘルボーイ」も演じていました。
ストライカー・エウレカを操縦するハンセン親子も良い味だしていました。
主人公たちのドラマも良かったですが、僕的にはこのハンセン親子の動向が気になっちゃって。
ラストはああいう形になってしまいますが熱いものが込み上げましたよ。
褒めポイントその3。
細かいディテールが童心をくすぐる!!
オタク気質で日本のアニメや特撮ヒーローものをこよなく愛しているという事で、
日本人の特撮好き向けに作られていて。
僕は、ガンダムをリアルタイムで観てはいませんが兄が好きで家にプラモデルが
山ほどあったのを覚えています。
僕的リアルタイムはZガンダムくらいからかな。
あとはマジンガーZやゲッターロボ、、鉄人28号なんかも好きです。
そこら辺も踏襲されたつくりでイチイチ気持ちが良いんですよね。
例えば、冒頭、イェーガーのコクピットで操縦者たちがマスクみたいなものをかぶるとき
耳宛の部分が回転したりする所とか。
例えば、ロシアのイェーガーの操縦者たちがかぶるマスクがボトムズを思い出させたりとか。
とにかく小っちゃい所までこだわりが行き届いていて、観ていて楽しかったんですよね。
等々。
全体的にあまり不満が出てこなかったんですよねー。
とにかくアガりまくったんです。
不満をしいて言うと、もっとイェーガーとKAIJUの戦いが見たかったかな。
作品が130分近くあるのでこれ以上長くするのも、しんどいかもしれませんが、
「まだまだ観てーんだよ!!」
なんて思ったり。
あともう一個。
これは僕のせいなのですが、本作は絶対に映画館で観るべきでした!!
しかも3Dで!!
ずっと観ようと思ってたんです。
ただ何となくタイミングが合わなくって。
ちきしょーーーーーー(号泣)
そんなこんなでDVDでの鑑賞になったのですが、それでもメチャクチャ楽しめた本作。
甥っ子や兄貴に教えてあげよっと。
≪点数≫
9点
(13.12.23鑑賞)

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