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No.869 『黄金を抱いて翔べ』
No869 『黄金を抱いて翔べ』

2012年制作 邦
監督:井筒 和幸

≪キャッチコピー≫
『札束より欲しいもの、おまえにはあるか?』

≪ストーリー≫
裏社会の住人相手の調達屋として生きる幸田(妻夫木聡)は、大学の同級生だった
北川(浅野忠信)からある計画を持ち掛けられる。
それは大阪市の銀行が誇る、コンピュータを駆使した完璧な防犯システムが施された
金庫から240億円相当の金塊を強奪するというものだった。
システムエンジニアの野田(桐谷健太)、北川の弟・春樹(溝端淳平)、爆破のプロで
スパイでもあるモモ(チャンミン)、元エレベーター技師のジイちゃん(西田敏行)
というメンバーで金庫に挑む幸田たちだったが、彼らの意外な過去や裏切りが浮上し……。

≪感想≫
銀行強奪もの、いわゆるケイパームービー。

イメージ的に気分爽快!!
っていう作品かと思えば大違い。
結構重めの作風でしたね。

なんとなくですがこの手の作品って、緻密な計画を映し出し、
それが果たして上手くいくかハラハラドキドキみたいな展開を想像していましたが。
本作は緻密な計画は映し出さずに、少し大ざっぱ。
それよりも登場人物の黒い影を映し出す。
それがなかなか重々しく陰鬱としていて。
イメージ的には泥臭ぁーーいといった印象。
またそれが上手くハマっていたんですよね。
だからこそのこの見応えだったのかなと。
なので先に書いた気分爽快ムービーを期待していたら肩透かしをくらうかもね。

大ざっぱでぶつ切り的なストーリー展開。
ただ、それはどうにかこうにか考えれば追いつける程度なので、脱落せずに観る事ができました。
良い作品ってこういう事なんでしょうね。
説明過多になりすぎずに、受け手が分かる程度に描きこむ。
押し付けがましくなくね。
そこらへんが本作は見事に作りこまれていたかなと。

あとは役者陣が良かったです。
実はちょっと苦手な浅野忠信さんもいい味出していましたし、何と言っても主演の妻夫木君が
メチャクチャカッコ良かったです!!
影を持ちながらクールに生きる男を上手く演じていました。
桐谷健太君も三の線の男で良い感じだったなー。

爽快なエンタメ調じゃないドロッとしたエンタメ調。
観る人を選ぶ作品ですが、たまにはこういう作品も悪くない。
おススメですよ!!

余談ですが、主題歌があってなかったなぁ・・・。
大人の事情でしょうが、もったいない。
誰も得してねーぞ。
せめて映画に合わせた曲作りをしてくれぃ!!

≪点数≫
  7点
                                           (13.11.24鑑賞)



こちら原作。
未読です。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(1)