2014-01-03 Fri

2012年制作 米/スペイン
監督:ロドリゴ・コルテス
≪キャッチコピー≫
『この男を疑い続けろ。』
≪ストーリー≫
科学者のマーガレット(シガーニー・ウィーヴァー)とトム(キリアン・マーフィ)は、
超常現象の科学的解明の研究に没頭していた。
そんなある日、30年前に引退したはずの超能力者サイモン(ロバート・デ・ニーロ)が
復帰するというニュースが世間を騒がせる。
マーガレットはその昔、サイモンの超能力のうそを暴くため彼に挑んだ経験があり……。
≪感想≫※ネタバレあり
ドンデン返し系サスペンス作品。
キリアン・マーフィ、シガニー・ウィーバー、ロバート・デ・ニーロの競演。
しっかしシガニー・ウィーバーも年をとりましたねー。
大ベテランさんですな。
さて作品について。
イマイチ納得いかないなぁ。
思いっきりネタバレすると、結局、本当の超能力者はバックリーで、
サイモンはインチキだったというお話。
このオチは読めなかったので素直に驚いたのですが、物語の締め方が何だかなぁと。
ちなみに僕的には、バックリーもサイモンの味方で、共同してマーガレット博士と
戦うみたいなお話を期待していたのですが・・・。
本作、キャッチコピーで「この男を疑い続けろ。」とあったから、
基本的に超能力のような超常現象のタネを探していく作品を
期待する訳じゃないですか。
実際に、中盤まではそうやってマーガレット博士達が、
インチキ野郎たちをガツガツと追い詰めていく
物語だったし・・・。
それが、マーガレット博士が謎の死を遂げたくらいから・・・。
物語のトーンが一変。
トンデモ現象を肯定する寄りの作品に変わったかな。
しかも終盤はよく分かんないシーンが多くなってね。
そもそも、サイモンはバックリーを襲わせる必要はあったのか??
別に無視しても問題はなかろうに・・・。
あとサイモンの盲目問題。
ずーーーっとバレずにここまで来れたのはいくらなんでもねぇ。
等々。
ラストの展開に引っ張られるはずなのに、だんだん萎えてきちゃったんですよねぇ。
上手く言えないんですけど、つまるところ、バックリーは同じような力を持つ
仲間を探していたんですよね。
もっと上手な探し方があったんじゃねーかって。
マーガレット博士は死ぬ必要無かったんじゃねーかって。
ピンとこないというか、ちょっと腹が立ったりもしたもので。
この手の作品は大好きなんです。
ちなみに僕は超能力は殆ど手品みたいなものと思っているタイプ。
どちらかと言うとマーガレット博士タイプ。
だから気持ちのいいタネあかしが見たかったなと。
残念無念。
≪点数≫
4点
(13.11.23鑑賞)

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