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No.882 『ブレイド 3』
No882 『ブレイド 3』

2004年制作 米
監督:デヴィッド・S・ゴイヤー

≪キャッチコピー≫
『これが最後の戦い。』

≪ストーリー≫
ヴァンパイア・ハンターのブレイド(ウェズリー・スナイプス)は、ヴァンパイアを追いつめるが、
群集に目撃され、その一部始終を録画されていた。
FBIから連続殺人鬼として追われる身になったブレイドは、逮捕されるのだが……。

≪感想≫
ウェズリー・スナイプス主演の「ブレイド」シリーズ第3段。
とりあえず現時点での最終作ですかね。

第一弾第二弾とドンドン面白くなってきている本シリーズ。
さて本作は・・・。

なんじゃこりゃ。
急に面白くなくなったなぁ・・・。

本シリーズはいつも書いているようにウェズリー・スナイプスのPV的要素も大きくて。
本作に関して、あまりそこに楽しみを感じられなかったんですよね。
僕が飽きたのか、演出が弱かったのか・・・。

その楽しみ方に求心力を失った今、ストーリーや設定の粗が気になりだす。
例えばブレイドの強さについて。
敵をバッタバッタとなぎ倒すほど強かったかと思えば、一般の警察官に囲まれて
つかまっちゃう弱さがあったり。
「え?こんな弱かったけ??」
「え?こんなに強いんだったらさっきのアレは何だったんだ??」
等々。
イマイチ、強さの天井が分からなかったです。
今回のボスキャラ(ドラキュラ)に関してもそう。
メチャクチャ強いのに、こんな事するか?的展開が多すぎ。
何でしょうね。
主要キャラクター達の位置づけもちょっとね。
例えば味方グループの盲目の女性がいたのですが、盲目である必要あるのか?
とか。
前作まで主要キャラとだったウィスラーをこうもあっけなく殺しちゃうか??
とかとか。
前作はしっかりキャラ立ちで来ていただけに残念。
監督さんが違うからかな。

まぁでもちょっと嬉しかった登場人物もいて。
昔、何かの作品のレビューの時に自分が大学生の頃、アメリカのプロレス(WWF)に
ハマっている時期があったというお話を書いたのですが。
その時に観ていたレスラーHHHが敵役で出演してるではありませんか。
プロレス技も少しだけ披露していたのでちょいとアガりました。
ドラキュラ役の俳優さんもどっかで見たことあるなーっておもったら、アメリカドラマの
「プリズンブレイク」のお兄ちゃんを演じていた人ですね。

本作、全体的に盛り上がりに欠けたかなって感じなんですよね。
新しい武器とか出てきてちょっと「おっ!?ちょっとカッコいいかも」なんて思ったけど
そこが上手く活用されなかったり。

ちょっとも一つ残念だったなぁと。
とは言えシリーズ物としてやっぱり面白かった部分もあったし、前作なんかは
とても楽しめたので観る事ができて良かったです。


≪点数≫
  5点
                                           (13.12.26鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(2)
No.881 『ゼロ・グラビティ』
No881 『ゼロ・グラビティ』

2013年制作 米
監督:アルフォンソ・キュアロン

≪キャッチコピー≫
『宇宙の暗闇を生き抜け』

≪ストーリー≫
地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していた
メディカルエンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)と
ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)。
すると、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生し、
二人は一本のロープでつながれたまま漆黒の無重力空間へと放り出される。
地球に戻る交通手段であったスペースシャトルを失い、残された酸素も
2時間分しかない絶望的な状況で、彼らは懸命に生還する方法を探っていく。

≪感想≫※思いっきりネタバレあり
次回のアカデミー賞の最有力候補と名高い本作。
圧倒的映像、圧倒的映画体験と名高い本作。

いてもたってもいられず映画館で観てきました!!
しかも3D!!
(実は僕、本作が3D鑑賞デビューだったりします・・・)
本当はIMAXで観たかったのですが僕の住んでいる沖縄にはないので通常の3Dで鑑賞。
(3Dで観るならIMAXなんて言葉を良く耳にしたり目にしたりするので残念・・・)

さてさて感想を・・・。
やっぱり映画館で観て大正解!!
今年ベスト級の映像体験になりましたよ!!

何が凄いってやっぱり宇宙の映像ですよね。
本作、演出も徹底していて、ガチャガチャとした音楽もなく観ている僕らも
限りなく宇宙空間にいるような演出で作り込まれている。
その映像を3Dで観る。
凄いなぁって思わず口ずさんだり。

物語冒頭。
宇宙空間に3人のクルーがふわりふわりと漂いながら作業を行う。
ここは十数分の長回しで撮られていて、この時点で映像にグッとのめり込む。

最初のハプニング。
何もない、宇宙空間に一人の人間が投げ出される。
ぽつりとたゆたうライアン博士。
これがまたすっごい綺麗なんですよね。
美しさもあるんだけど緊張感も漂う。
綺麗なんだけど、息を呑むような緊張感。

そして彼らと宇宙体験を楽しんでいる僕らにも、息もつかせぬほどに訪れる
ハプニング、ハプニング、ハプニング。
こっからは怒涛の緊張の嵐。

ステーション内での火事のシーンも凄かったなぁ。
無重力空間での炎ってあんな感じなんですね。

そこで生きるために必死に抗うライアン博士。
とにかく生きるためのアイディアが、ガッツが凄いんです。
消火器をジェット噴射として使うくだりは良かったですね。
母は強しと言うか女は強しと言うか。
数々のアクシデントを乗り越え地球への帰還を試みる。

そして無事に地球に降り立ったとき・・・。
重力を感じる・・・。
無重力から重力への帰還。
素晴らしい!!

・・・ん?あれあれ??
本作のタイトル(邦題)は「ゼロ・グラビティ(無重力)」。
原題は「GRAVITY(重力)」。
真逆じゃねぇーーーーか!!
まぁ分からないでもないがこれは結構、噴飯物じゃないでしょうか。
観終わった後、色々感想を読んでいると、やっぱり同じようなツッコミをされる人もちらほら。
こりゃいかんぜよ。

とまぁ色々書いてきましたが、実は本作は裏テーマがあって。
鑑賞後、とあるサイトでお勉強。
本作は宇宙からの帰還を描いた作品ですが、実は生命の誕生までの過程も
描いた作品でもあったんですよね。
宇宙=胎内で地球=世界。
地球へ降り立つという事は、一人の人間が母親の胎内から誕生したという事なんです。
それを踏まえて鑑賞するとあらゆるところにそれらのメッセージが隠されていたりして。
なるほどねぇ・・・。
それならやっぱりタイトルである「GRAVITY(重力)」は重要ではとも思ったりするのですが・・・。

とにもかくにも、圧倒的映像体験!!
これに尽きる本作。

映画館で観る事ができてほんとーーーーーーーに良かったです!!
最後の方に書いている裏テーマについてはDVDが出た時に観ながら考察しなおそっと。

・・・あっと余談ですが。
本作のスピンオフ短編がYOU TUBEにUPされていましたね。

映画を観た後、この短編を観るとグッときますよ!!


≪点数≫
  10点
                                           (13.12.25鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(6)
No.880 『パシフィック・リム』
No880 『パシフィック・リム』

2013年制作 米
監督:ギレルモ・デル・トロ

≪キャッチコピー≫
『人類最後の望みは、この巨兵。』

≪ストーリー≫
2013年、突然未知の巨大生命体が太平洋の深海から現われる。
それは世界各国の都市を次々と破壊して回り、瞬く間に人類は破滅寸前へと追い込まれてしまう。
人類は一致団結して科学や軍事のテクノロジーを結集し、生命体に対抗可能な人型巨大兵器
イェーガーの開発に成功する。
パイロットとして選ばれた精鋭たちはイェーガーに乗り込んで生命体に立ち向かっていくが、
その底知れぬパワーに苦戦を強いられていく。

≪感想≫
大好きギレルモ・デル・トロ監督の最新作。
本作は公開前から巷で話題に挙がっていて。
オタク気質のデル・トロ監督の怪獣+ロボット映画という事で、ずっとずーーーーっと
楽しみにしておりました!!

満を持して鑑賞。

・・・・いやもう最高でしょう!!
期待通りの大傑作でした!!

褒めポイントその1。
何と言ってもロボット(イェーガー)とKAIJUの戦いがアツい!!
本作では何体かイェーガーがでてくるんですが、それぞれ個性的でもれなくカッコいいんですよね。
まずアメリカ制作のジプシー・デンジャー。
主役だけあってカリスマ性抜群。
胸から炎が出てきたり、ロケットパンチ的必殺技もカッコ良かったです。
中国制作のクリムゾン・タイフーン。
腕が3本あって超強そう。
僕的にはこのイェーガーが一番好きでした。
ただちょっと活躍が少なかったのが残念。
ロシア制作のチェルノ・アルファも朴訥でいかにもロシアっぽくて好きでした。
こちらもちょっと活躍が少なかったかな。
あとはニュータイプのオーストラリア制作のストライカー・エウレカもスマートで
イケていましたねぇ。
とにかく、それらのイェーガー達がこれまた良くできたKAIJU達と肉弾戦をひろげていく。
これがもう激アツなんですよね!!
この肉弾戦がえらいリアリティがあって緊迫感が凄くって。
戦い方が良い塩梅で、一方的すぎないというか、ファンタジックになりすぎていないというか。
武器も最低限しか使用していなくって、そこも良かったかなと。

褒めポイントその2。
出てくるキャラクター達が素敵。
主役級の人達は言わずもかなキャラ立ちが出来ていましたが、脇役たちも魅力的で。
凸凹博士コンビや、指令センターにいる管制官のテンドー・チョイも良かったなぁ。
あとはロン・パールマン演じるハンニバル・チャウね。
そういえば彼は、デル・トロ監督の作品「ヘルボーイ」も演じていました。
ストライカー・エウレカを操縦するハンセン親子も良い味だしていました。
主人公たちのドラマも良かったですが、僕的にはこのハンセン親子の動向が気になっちゃって。
ラストはああいう形になってしまいますが熱いものが込み上げましたよ。

褒めポイントその3。
細かいディテールが童心をくすぐる!!
オタク気質で日本のアニメや特撮ヒーローものをこよなく愛しているという事で、
日本人の特撮好き向けに作られていて。
僕は、ガンダムをリアルタイムで観てはいませんが兄が好きで家にプラモデルが
山ほどあったのを覚えています。
僕的リアルタイムはZガンダムくらいからかな。
あとはマジンガーZやゲッターロボ、、鉄人28号なんかも好きです。
そこら辺も踏襲されたつくりでイチイチ気持ちが良いんですよね。
例えば、冒頭、イェーガーのコクピットで操縦者たちがマスクみたいなものをかぶるとき
耳宛の部分が回転したりする所とか。
例えば、ロシアのイェーガーの操縦者たちがかぶるマスクがボトムズを思い出させたりとか。
とにかく小っちゃい所までこだわりが行き届いていて、観ていて楽しかったんですよね。
等々。

全体的にあまり不満が出てこなかったんですよねー。
とにかくアガりまくったんです。
不満をしいて言うと、もっとイェーガーとKAIJUの戦いが見たかったかな。
作品が130分近くあるのでこれ以上長くするのも、しんどいかもしれませんが、
「まだまだ観てーんだよ!!」
なんて思ったり。

あともう一個。
これは僕のせいなのですが、本作は絶対に映画館で観るべきでした!!
しかも3Dで!!
ずっと観ようと思ってたんです。
ただ何となくタイミングが合わなくって。
ちきしょーーーーーー(号泣)

そんなこんなでDVDでの鑑賞になったのですが、それでもメチャクチャ楽しめた本作。
甥っ子や兄貴に教えてあげよっと。


≪点数≫
  9点
                                           (13.12.23鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(4)
No.879 『奪命金』
No879 『奪命金』

2011年制作 香港/中
監督:ジョニー・トー

≪キャッチコピー≫
『人生なんて、勝つか負けるかの2択しかない。』

≪ストーリー≫
銀行員テレサ(デニス・ホー)は落ち込んだ成績をアップさせるべく、
リスクの高い金融商品の販売に明け暮れていた。
刑事チョン(リッチー・レン)は、妻にせがまれているマンション購入の対応に苦慮している。
気のいいヤクザのパンサー(ラウ・チンワン)は、兄貴分の保釈金の工面に悩んでいた。
そんな中世界的な金融危機が巻き起こり、テレサの顧客が殺害され金を奪われた事件を機に、
3人の運命は交差していく。

≪感想≫
面白い作風の作品でした。
主となる3人の1日の行動をそれぞれの視点で追いかける。
そして最後に少しだけ交差させる。
昔観た、大好き内田けんじ監督の「運命じゃない人」に似ているかな。
あの作品をもっとビターにした感じ。

本作のキーとなる登場人物は3人。

まず1人目。
落ちこぼれ銀行員のテレサ。
頑張っているのに報われない。
こんな人いますよねー・・・。
観ていて、どうにかこの娘にもご褒美を与えてくれって思っちゃいました。
ただ、序盤30分のテレサのお話はちょっと単調で飽きてきちゃったかな。

そして2人目。
気が良く義を重んじるヤクザのパンサー。
この人がまた良い奴でほっとけないんですよね。
ド天然の良い奴。
ちょっとジミー大西的存在感みたいな。
これは演じている役者さん(ラウ・チンワン)の功績もあるのでしょう。
クセで目をしばたたかせ、冴えないけど好印象のヤクザを上手に演じられていました。

3人目の刑事チョン。
チョンの話は先の二人に比べると少し薄味でした。
ただ、このキャラクターも演じた役者さん(リッチー・レン)が渋かったおかげて
良い感じで見る事ができましたよ。

この3人のお話に世界的金融危機を巻き込み、面白みのあるお話に仕上げる。
リアリティのあるお話はすっごいエンタメ的に仕上げているのではなく、
少し重みのある静かなテイスト。
物語の締め方も悪くなく後味も良い。

ストーリーと撮り方が上手く絡み合った良作でした。

監督はジョニー・トー。
今年に入って、この監督の作品を何作か観てきましたが、本作はまた違ったテイストで。
調べてみると、結構多作で色々なジャンルを撮っていらっしゃるんですね。
今後も追い続けたい監督さんです。


≪点数≫
  8点
                                           (13.12.22鑑賞)


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No.878 『クロニクル』
No878 『クロニクル』
2012年制作 米
監督:ジョシュ・トランク

≪キャッチコピー≫
『手にしてはいけない能力<チカラ>。目にしてはいけない映像。』

≪ストーリー≫
超能力を手にした、高校生のアンドリュー(デイン・デハーン)、マット(アレックス・ラッセル)、
スティーヴ(マイケル・B・ジョーダン)は、自分たちの姿をビデオで記録することに。
超能力を使い、他人がかんでいるガムを口から取り出したり、女子のスカートをめくったり、
空中でアメフトをしたりと、退屈だった毎日を刺激的なものに変える三人。
そんなある日、クラクションを鳴らして後方からあおってきた車を、
アンドリューが超能力でスリップさせる。
それを機に、彼は超能力を乱用するようになり……。

≪感想≫
特殊な撮影方法(ファウンド・フッテージ)の作品。
ファウンド・フッテージは、誰かが撮影した映像が第三者に発見され、
未編集の映像として上映されるという設定の表現形式。
以前観た「クローバーフィールド/HAKAISHA」や有名な所で言うと
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の撮り方ね。

とまぁ、普通の映像とは違うのでアイディア一発勝負か!?なんて思いきや・・・。
ストーリーもしっかりした傑作でした!!

まず先に書いた撮り方について。
物語は主人公のアンドリューの持っているカメラの映像を主に映し出す。
冒頭は手ブレもひどく、
「これ、最後までこんな感じだとつらいなぁ・・・」
なんて思いましたが、それが段々と主人公の能力の成長と共に映像も見やすくなってくる。
ここらもストーリーと繋がっていて巧いなと。
そして何と言っても、本作はこの手法が及ぼす、身近感がハンパない。
超能力と言うある種ファンタジックなお話なのに、この撮影方法もあってリアリティが
増したんですよね。
手法とストーリーが上手く合致していました。

ストーリーについて。
アンドリューは学校ではいじめられ、家では父親の暴力、母親は病気で、
虐げられた毎日を送っている。
さえない奴というか、腹に一物抱えたやつ。
それがある日、従弟と学校一の人気者と一緒に超能力を身に着ける事に。
ここから生活は一変。
毎日の生活が彩(いろ)付き、真の友達ができ、何より自分に自信がついたりなんかして。
ここら辺は観ていて楽しかったです。
先にも少し書きましたが、アンドリューたちは急に強くなったりすることもなく、
時間がたつにつれて能力も上手く使いこなせていくんです。
ここら辺の流れも、身近感に繋がるんですが巧いなって。

特殊能力を身に着ける3人。
こいつらって基本的に良い奴らなんですよね。
特にスティーブは本当に気の良い奴で。
そりゃみんなの人気者にもなるよね。
マットもアンドリューの良い兄貴分で。
僕の従弟の兄ちゃんとの関係に似ているんですよね。
何だかんだで世話してくれるみたいな。
そしてアンドリュー。
アンドリューも最終的には溜まっていたものが爆発してああなってしまいますが、
あいつも基本的には良い奴なんです。
それだけに観ていて痛みが伝わるというか・・・。

とにかくストーリーも凄い良かったです。

映像も結構ド派手で良かったなぁ。
クライマックスの覚醒バトルもドンパチアガりましたよ。
これも恐らくファウンド・フッテージ方式のおかげかなと。
手持ちカメラだよって言えば多少の粗さもカバーできますからね。
賢いなぁ。

巷で話題に上がって気になっていた本作。
本当に観て良かったです。
おススメです!!

そういや本作、日本の人気漫画「AKIRA」的作品と言われているようで。
確かに。
アンドリュー=鉄雄ですもんね。
「AKIRA」好きの人にもおススメです!!

≪点数≫
  9点
                                           (13.12.22鑑賞)


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No.877 『コロンビアーナ』
No877 『コロンビアーナ』

2011年制作 米/仏
監督:オリヴィエ・メガトン

≪キャッチコピー≫
『悲しき暗殺者、カトレア。彼女の生きる意味――それはただ、復讐を果たすこと。』

≪ストーリー≫
1992年、南米コロンビア。
麻薬組織のマフィアたちに目の前で両親を惨殺された9歳の少女カトレヤは、
その場を逃れてシカゴでギャングとして生きるエミリオ(クリフ・カーティス)に身を寄せる。
彼のもとで殺しのスキルを習得していったカトレヤ(ゾーイ・サルダナ)は、
美しいプロの殺し屋として成長する。
その技術を駆使して両親を殺した者たちに復讐(ふくしゅう)を果たそうと、
彼らの所在を探りながら、殺しを重ねていくカトレヤ。
だが、FBIやCIAをはじめとする捜査機関が、そんな彼女をマークし、行方を追い始める。

≪感想≫
フランスの映画会社ヨーロッパ・コープの作品。
このヨーロッパコープと言う会社。
「レオン」や「ニキータ」等を撮ったリュック・ベッソンが作った会社だそうで。
以前観た大好きな「96時間」シリーズもこの会社の作品ですね。
「96時間」シリーズはリュック・ベッソンがプロデュースもしています。
もっと言うと、本作の監督オリヴィエ・メガトンは「96時間/リベンジ」の監督でもあります。
なるほどねぇ・・・。

さて肝心の本作について。

んんーーーー・・・イマイチ納得いかねぇなぁ。

主役のカトレヤは小さいころに両親を殺され、叔父の所で殺人術を学ぶ。
その後、超人的な強さを身に着けたカトレヤが両親の敵を討つために殺しの仕事を
こなしていくのだが・・・。
確かにカトレヤはめちゃくちゃ強いんです。
それこそ完璧なたたずまいで。
ただ、こんなに完璧で頭脳も明晰なのに、やる事は雑すぎる。
例えば、敵を討つならもっとやり方があったろうに。
今まで殺してきた奴らの体にメッセージを残して、敵ボスをおびき出す。
そのせいで、また大事な存在を失うことになる。
なんでしょう、このマッチポンプ感。
自分で不幸を呼び寄せて、ラストまでのドラマを無理くり作っている感じがしてね。
納得いかねぇなぁ・・・。

FBIやCIAの立ち位置も中途半端。
味方でもなく敵でもない。
まぁ敵っちゃあ敵なんですが、味方寄りにも見せようとする。
なんかどっちつかずなんですよねぇ。
納得いかねぇなぁ・・・。

あと小っちゃい事ですがラストのボスの殺し方。
犬に喰わせるなんて新鮮な殺し方でしたが、あそこまで恨みを持った人間なら自分の手で
撃ち殺した方が良かったのでは。
それまでけっこうあっさり人を撃ち殺していたのに、最後のボスだけ変な殺し方をする。
納得いかねぇなぁ・・・。

なんかこう、ストーリーの流れにいちいち引っかかっちゃったんですよね。
もう少しトントン展開しても良かったかなぁって。

それでも良かった所はあったんですよ。
例えばラストのアクションシーン。
「トランスポーター」シリーズみたいなカメラワークで、パッパパッパ切り替わる目まぐるしい
アクションはちょっと見ていてアガりました。

んんーーーー。
そこぐらい(苦笑)。

なにはともあれちょっと残念な作品でした。


≪点数≫
  3点
                                           (13.12.21鑑賞)


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No.876 『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
No876 『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』

1993年制作 米
監督:ヘンリー・セリック

≪キャッチコピー≫
『いちばん大切なものは、夢ですか、愛ですか。』

≪ストーリー≫
日々繰り返される祭りの準備に憂鬱なハロウィンの王様ジャックは、ある日、
偶然クリスマスの世界へ迷い込む。
その華やかさに魅了された彼は、ハロウィン風クリスマスの計画を思いつく。
しかし、サリーはそんなジャックが心配で……。

≪感想≫
クリスマスも近いという事で鑑賞。

大好きティム・バートン制作の本作。

ティム・バートンと言えば旧バットマンシリーズや「アリス・イン・ワンダーランド
ダーク・シャドウ」等々。
とにかく奇天烈なキャラクターを描きこむのが上手。
本作の後に作られたストップモーション・アニメーション「コープスブライド」もそう。
本作はその「コープスブライド」の原点でしょうね。

観ているだけで楽しい感じ。
内容はまぁ置いといて、出てくる絵、画、キャラクターを見ているだけで良い。
字幕版で観たのですが、本作は吹替えでも良かったかなー。

では、ちょっとだけ具体的に良かったキャラクターを。

まずは主役のジャック。
骨々感にバランスとれていない背格好。
紳士的な振る舞いも良かったですねー。

次は町長さん。
顔が裏表あって不格好なのに魅力的。
これまた良いですねぇー。

そしてそして、僕的Bestはブギーの子分の悪ガキ3人組。
こいつらが気持ちいいぐらい愛嬌があって良かったんですよね。

等々。

小さい所で言えば、ギターの中から顔を出している変な顔も良かったし、
サリーを執拗に飼いならしている博士も楽しかったです。
細かいところの描写も観ていて楽しい。

とにもかくにも各キャラクターのフォルムが観ていて気持ち良かった本作。
やっぱりティム・バートンが描くキャラクターは大好きです!!

しっかし、ストップモーション・アニメーションって凄いなー。
原理はどういう風になっているんでしょうか。
撮影が大変そうですねぇ。

≪点数≫
  8点
                                           (13.12.21鑑賞)


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No.875 『ブレイド2』
No875 『ブレイド 2』

2002年制作 米
監督:ギレルモ・デル・トロ

≪キャッチコピー≫
『俺が倒せるか!!』

≪ストーリー≫
あれから一年後。
いまもブレイドは呪われた運命に復讐すべく武器発明の天才、スカッドを相棒に
ヴァンパイア・ハントを続けていた。
そんなある日、ブレイドのもとに宿敵ヴァンパイア、ダマスキノスの娘がやってきて
休戦を持ちかけてきた。
かつてない最強の敵が出現したのだ。
その敵とはスーパー・ヴァンパイア“死神族(リーパーズ)”。
リーパー菌に冒された彼らは、超人的な運動能力とパワーを備え、ひたすらに血を吸い尽くし、
旧世代ヴァンパイアをも餌食にしてしまうのだ。
そんな強大な敵を前にブレイドはダマスキノスらとチームを結成、リーパーズ撃退に
乗り出すのだった……。

≪感想≫
ウェズリー・スナイプス主演の「ブレイド」シリーズ第2段。

前作はなかなか楽しめた本シリーズ。
さて本作は・・・。

大好きデル・トロ監督が撮っただけあって前作よりさらに楽しめました!!

前作のレビューで、本シリーズは主演ウェズリー・スナイプスのPV的な事を
書きましたが、本作でもその趣向は健在。
前作よりもパワーアップしたブレイドを拝むことができました。
アクションがとにかくカッコ良かったなー。
ガンアクション、刀を使った殺陣、肉弾戦、どれも一定のクオリティを保っていて
良い感じ。
ラスボスとの戦いは、殆どプロレスで観ていてアガりました!!
ブレーンバスターにフライングエルボー。
良いですねぇー。

本作、以前観た「捜査官X」でイケてるアクションを見せてくれたドニー・イェンが
出演されていましたね。
カッコ良いアクションは本作でも健在で、刀を武器にしなやかな殺陣を見せつけてくれました。
ただ、いつの間にか殺されているという雑な扱いに少々憤慨しましたが・・・(苦笑)。
本作ではこのドニー・イェンさんがアクションを演出したようです。
そりゃカッコ良くなるわい。

とにかくアクションは前作よりパワーアップしていました!!

あと大好きオタク監督デル・トロが作っただけあって、細かいディテールがしっかりしているというか。
出てくる武器のフォルムとかもカッコ良かったんですよね。
ハイテク暗視スコープだったり、手裏剣みたいな武器だったり。
刀や銃もカッコ良かったなぁ。
今回の敵は新型ヴァンパイアで、これまでのスタイルにゾンビ的要素を足した感じ。
この新型ヴァンパイアのフォルムもちょうど良いグロさで良かったなぁ。

ストーリーも分かりやすくって良かったです。
序盤、今まで敵だったヴァンパイア達とチームを組んで、新たな敵の所に乗り込むシーンは
「おぉーーー、アガるねぇー!!」
なんて。
しっかりと起承転結ができていて素直に楽しめましたよ。

やっぱりデル・トロ監督が撮る作品に間違いは無い!!

いつもの余談的な。
本作、やたらとアメリカのアニメ「パワーパフガールズ」が映し出されてたんだけどなんで??
監督の趣味なのか?大人の事情か??
あまりよく分からない演出でした・・・。


≪点数≫
  8点
                                           (13.12.15鑑賞)



こちら「パワーパフガールズ」。
観たことないっす。

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No.874 『ブレイド』
No874 『ブレイド』

1998年制作 米
監督:スティーヴン・ノリントン

≪キャッチコピー≫
『その肉体は不死身。その魂は人間。彼は血を流すヴァンパイア。』

≪ストーリー≫
ブレイドはヴァンパイアと人間との間に生まれた混血で、人間を脅かすヴァンパイアを
抹殺するために闘うヴァンパイア・ハンターだ。
彼は母親を死に追いやった宿敵のヴァンパイア、フロストを追っていた。
フロストは世界征服を狙い、暗黒院の書庫で古代予言書「マルガの書」をコンピュータで解読し、
12人のヴァンパイアを生け贄に全能の力を得ようと企んでいた。
ブレイドは彼らのアジト暗黒院に潜入、フロストがマルガを呼び起こす儀式を阻止しようとする。

≪感想≫
ウェズリー・スナイプス主演のアメコミ原作映画。

なかなか楽しめましたよ。

まず映像がカッコ良かったです。
制作が1998年と古めなんですが、CG映像もイケてましたね。
北斗の拳ばりのアベシ的やられ方。
ヴァンパイア達の顔がボコボコ膨らんでって・・・血がブシャーみたいなね。
あとは口の中から骸骨が飛び出すシーンもイケていたな。
ウェズリー・スナイプスのアクションもカッコ良かったです。
以前、「バイオハザード」シリーズを観た時、
「こりゃ、ミラ・ジョボビッチのPVみたいなもんだな」
なんて思いましたが、本作はウェズリー・スナイプスのPV。
スタイリッシュにバッタバッタとヴァンパイア達をなぎ倒すシーンは
観ていてアガりました。

ストーリーもアメコミ原作なのであまり期待はしていなかったのですが
ツッコミ所が少々あったにしろ、違和感なく観れました。

キャラクターも立っていて良い感じ。
やられキャラのクインが良かったですねー。
手を切られて再生して、また切られて再生して。
挙句の果てはあっけなく消滅させられるという・・・(笑)

本作はシリーズ物。
第一作目としては上々の立ち上がりではないでしょうか。
次回作も楽しみです。

おっと、そうそう。
観ていて一つ思ったのが、出てくる人種の偏った感じ。
日本人的描かれ方の配役が多かったのでは。
中盤に出てくるディスコみたいなところも日本語のゲスい歌詞の音楽が流れていたり。
敵にもアジア系の奴らが多々いたり。
そういえば白人があまりいなかったような・・・。
なんでじゃろうか・・・。


≪点数≫
  7点
                                           (13.12.07鑑賞)


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No.873 『月光ノ仮面』
No873 『月光ノ仮面』

2011年制作 邦
監督:板尾 創路

≪キャッチコピー≫
『俺はいってぇ誰なんだ――』

≪ストーリー≫
戦後2年が過ぎた昭和22年のある晩、擦り切れた軍服を身に着けた男(板尾創路)が
ふらりと町に現れる。
彼はいきなり寄席小屋に入って高座に上がってしまったため、噺(はなし)家たちに
つまみ出されてしまう。
そこに偶然弥生(石原さとみ)が通りかかり、その男こそが戦前に一世を風靡(ふうび)した
若手落語家で、彼女のいいなずけだった森乃家うさぎだと明言する。

≪感想≫
芸人板尾創路監督第二作目。
前作「板尾創路の脱獄王」はあの大オチに賛否両論巻き起こりそうな作品でしたが
僕的には楽しんでみる事ができました。
なんてったって私、DTG(ダウンタウンジェネレーション)なので、基本的に
その時代(1990年代)のお笑い界を引っ張ってきた方々は、それだけでポイントが
アップしちゃったり。

なんて事もありつつ本作について。

んん?
んんんん??
良く分からないなぁ・・・。

設定や世界観、物語の展開に着いていけなくって。
例えば時折、映し出される戦場シーンは安っぽく、物語に入り込めかったり。
例えば、中盤にドクター仲松がタイムスリッパーとして何回か登場するんですが
イマイチその意味を読み取ることもできなかったり。
板尾演じる主人公も、絶えずぼんやりしていてイマイチキャラ立ちができていなかったり。
そして何より、主人公の周りの人間達の対応!!
いくら顔に包帯を巻いているからって、昔、夫婦の約束を交わした許嫁は
分かるでしょうに!!
真打目前とまで言われた落語家を忘れる訳ないでしょうに!!
クライマックスはド派手ですが、あれをやるためだけに今までのぼんやりが
あったのだとすればそれはそれでもったいないなぁと。
なんかこう、もっと分かりやすく作っても良かったのではと思っちゃいました。
前作はとても分かりやすくって、楽しめたのにな・・・。

とまぁ、そんなこんなであまり良い印象を受けない作品。

・・・だったのですが、例の如く、観賞後いろんなサイトでお勉強。
何やら本作は、古典落語「粗忽長屋」をモチーフにしているとのこと。
『粗忽長屋』のあらましはこんな感じ

なるほどねぇ・・・。
それなら合点がいくってなもんで。
全体的にあいまいでぼんやりしていたのもそういう事ですか。
つまり嘘と本当自体があいまいなお話しで、そこをおもしろおかしく楽しむのが
本作の楽しみ方だったんですね。

むむむ・・・。
それならこの「粗忽長屋」のお話しを映画の中で話しても良かったのにな。
落語家のお話しだから、例えば師匠の寄席のシーンでその「粗忽長屋」を話させるとかね。
そうする事で、もっとたくさんの人が本作の楽しみ方を分かってくれたかと・・・。
もったいなーい!!

映画を観る時、そこまで前情報を入れない事も多々あるのですが、
やっぱり少しは勉強した方が良いのかなぁ。
反省・・・。


≪点数≫
  3点
                                           (13.12.05鑑賞)


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No.872 『デス・プルーフ in グラインドハウス』
No872 『デス・プルーフ in グラインドハウス』

2007年制作 米
監督:クエンティン・タランティーノ

≪キャッチコピー≫
『ドレスコードは、スリルとスピード』

≪ストーリー≫
スゴ腕スタントマンのマイク(カート・ラッセル)は、愛車“デス・プルーフ”に乗り、
美女をナンパしては死のドライブに誘っていた。
ある日マイクは、テネシー州で豪快なスタントライドを楽しむ3人の女性たちに目をつける。
いきなり車をぶつけ、しつこく追い回すマイクにキレたゾーイ(ゾーイ・ベル)たちは、
決死の猛反撃に挑む。

≪感想≫
ひゃっはぁーーー!!
楽しくって気持ちのいい作品!!

グラインドハウスとはB級映画などを2、3本立てで上映していたアメリカの映画館のこと。
本作はそのノリをふんだんに取り込んで、しかもみんな大好きタランティーノ監督が
撮ったという作品。

これぞタランティーノ印!!
これぞB級傑作!!
この観終わった後の爽快感ったらもうないです。

物語序盤、ひたすら続くギャル達の駄話、駄話、駄話・・・。
これは結構苦痛で正直、観て失敗したなぁなんて思ったり。
そんな退屈な時間が過ぎると・・・。
怪しい自称スタントマンの男が何やら怪しげに暗躍する。
そして、中盤に一発目のカタルシス。
ちょっとしたグロ映像に思わず、
「うわぁーーーー!!」
これまでの退屈な雰囲気から一転。
極上のスラッシャームービー、B級映画へ。

そして物語は第二幕。
ここでも別のおねぇちゃん達が駄話をしている。
そしてここにも先のスタントマン野郎が・・・。
観ているこっちは
「うわぁー、次の犠牲者はこいつらかぁ・・・。」
なんて思っていると・・・。
個々から終盤にかけて怒涛のクライマックス!!
追う側、追われる側が転回してド級のエンタメシーンに!!
これまでの退屈だった駄話も我慢して良かったと思えるカーチェイスシーン!!
「何これ!?面白ーい!!」
「ひゃっほーい!!イケイケーーー!!」
ここで観ている僕らのテンションMAX。
最後の最後までテンションが下がることなく終了。

「ふぃーーー、映画を観たなぁ・・・。」
結局、B級映画的作品なので、楽しけりゃいいんです。
物語に意味なんて求めちゃいけないんです。

観終わった後のこの爽快感。
それを堪能すればいーーーーんです!!


≪点数≫
  8点
                                           (13.12.05鑑賞)


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No.871 『イリュージョニスト』
No871 『イリュージョニスト』

2010年制作 英/仏
監督:シルヴァン・ショメ

≪キャッチコピー≫
『これが最後の手品<イリュージョン>。』

≪ストーリー≫
1950年代のパリ。
場末の劇場やバーで手品を披露していた老手品師のタチシェフは、
スコットランドの離島にやって来る。
この辺ぴな田舎ではタチシェフの芸もまだまだ歓迎され、バーで出会った少女アリスは
タチシェフを“魔法使い”だと信じるように。
そして島を離れるタチシェフについてきたアリスに、彼もまた生き別れた娘の面影を
見るようになり……。

≪感想≫
以前観た「ベルヴィル・ランデブー」のシルヴァン・ショメ監督作。

やっぱり好きです、この監督。

何が良いって、まずは絵(デザイン)。
そのレトロでオシャレな絵はどのシーンを切り取っても良い感じ。
ちょっとこう、歪なキャラクターや街並み。
リアリティには程遠いデザインもいききっていて素敵。
ディズニーやピクサーも好きだけど本監督の絵はまた少し違ったタイプで大好き。
とにかくこの絵(デザイン)が好きなんですよねぇー。
良いですねぇ・・・。

次に世界観。
先に書いた絵のタッチが上手く活きる塩梅の時代背景と世界観。
時代的には1950年代のヨーロッパかな。
これがまたノスタルジックで良いんです。
そして本作、前作の「ベルヴィル・ランデブー」もそうだったんですが殆ど会話、
セリフが無いんですよね。
レトロな音楽とわずかな言葉だけ。
しかもその言葉も大した意味をもってなかったり。
その演出が作品にとても良い影響を与えているんですよね。
深みを与えてくれているんです。

ストーリー。
主役はしがないマジシャン。
この初老にもあたろうかというおじいちゃんマジシャンが良い味出していて。
そしてスコットランド系の少女。
父娘にみたてたこの交流が温かくて切なくて、柔かい目線で観る事ができる。
先に書いたセリフの無い演出もあるからよけいに魅入る事ができる。

とにもかくにも、大人向けの良作アニメ。
この監督がまた作品を撮ってくれるのが楽しみ。
おススメです!!

本作は仏のジャック・タチ監督が生前に執筆した脚本を、ショメ監督が脚色した
作品らしいですね。
ジャック・タチと言えば名作と言われる「ぼくの伯父さん」。
そういえばまだ観てないな。
機会があれば。


≪点数≫
  8点
                                           (13.12.04鑑賞)


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No.870 『スペル』
No870 『スペル』

2009年制作 米
監督:サム・ライミ

≪キャッチコピー≫
『何故? どうしたら? 解けなければ、死。』

≪ストーリー≫
ライバルに勝ち、銀行で昇進したいクリスティン・ブラウン(アリソン・ローマン)は、
上司に仕事ができることをアピールする必要に迫られていた。
そこへ、ジプシー風の老人(ローナ・レイヴァー)が不動産ローンの延長願いを申し出る。
クリスティンが拒否すると、老人は態度を豹変。
敵意をあらわにし、クリスティンに飛びかかる。

≪感想≫
映画ブログを書いていらっしゃるYANさんよりおススメがあったので鑑賞して観ました。

これってホラー?
と言うかホラーコメディ??

観る人を楽しませるため頑張っていた良作でした。

怖い所は確かに怖かったりもするんです。
例えば定番の音での聴覚的怖がらせや、突然ババァがドンって映り込む視覚的な怖がらせ。
ポイントはキッチリと押さえていました。

そして怖さだけではなくコメディ部分。
こりゃもうコントかと思わせるような。
例えば、寝ている所のハエが鼻の中に入ったり。
例えば、鼻血がブシューって吹き出したり。
例えば、ババァの目ん玉がビヨーンってなったり。
例えば、クライマックスあたりのヤギの、のほほん表情だったり。
他にも他にも。
ババァ絡みのシーンはオモシロポイントがたくさんありました。
観ていて思わずプププッてね。

グロもあったんですが、グロと言うよりキモの方が強かったかな。
ゲロゲロ演出はちょっと観ていて不快感が・・・。
まぁそれも許容範囲か。
これもバランスが取れていると言っても良いのでしょう。

ストーリーもキッチリしていましたね。
そもそもこのクリスティンはぜんっぜん悪くないんですよ(苦笑)。
この悪い奴になりきれない感が、そこかしこにいそうなタイプでね。
同情しつつ鑑賞してました。
ラストはああなっちゃったけど映画的にああいう終わり方がいいんだって
それこそ同情しつつも
「しょうがないよ、すまんが死んでくれ!!」
なんつって(苦笑)。

とにかくエンタメ、ホラー、コメディと全てにおいてバランスが良い。
B級感漂う本作。
掘り出し物ですね。
教えてくれたYANさんに感謝!!

≪点数≫
  7点
                                           (13.11.24鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(6)
No.869 『黄金を抱いて翔べ』
No869 『黄金を抱いて翔べ』

2012年制作 邦
監督:井筒 和幸

≪キャッチコピー≫
『札束より欲しいもの、おまえにはあるか?』

≪ストーリー≫
裏社会の住人相手の調達屋として生きる幸田(妻夫木聡)は、大学の同級生だった
北川(浅野忠信)からある計画を持ち掛けられる。
それは大阪市の銀行が誇る、コンピュータを駆使した完璧な防犯システムが施された
金庫から240億円相当の金塊を強奪するというものだった。
システムエンジニアの野田(桐谷健太)、北川の弟・春樹(溝端淳平)、爆破のプロで
スパイでもあるモモ(チャンミン)、元エレベーター技師のジイちゃん(西田敏行)
というメンバーで金庫に挑む幸田たちだったが、彼らの意外な過去や裏切りが浮上し……。

≪感想≫
銀行強奪もの、いわゆるケイパームービー。

イメージ的に気分爽快!!
っていう作品かと思えば大違い。
結構重めの作風でしたね。

なんとなくですがこの手の作品って、緻密な計画を映し出し、
それが果たして上手くいくかハラハラドキドキみたいな展開を想像していましたが。
本作は緻密な計画は映し出さずに、少し大ざっぱ。
それよりも登場人物の黒い影を映し出す。
それがなかなか重々しく陰鬱としていて。
イメージ的には泥臭ぁーーいといった印象。
またそれが上手くハマっていたんですよね。
だからこそのこの見応えだったのかなと。
なので先に書いた気分爽快ムービーを期待していたら肩透かしをくらうかもね。

大ざっぱでぶつ切り的なストーリー展開。
ただ、それはどうにかこうにか考えれば追いつける程度なので、脱落せずに観る事ができました。
良い作品ってこういう事なんでしょうね。
説明過多になりすぎずに、受け手が分かる程度に描きこむ。
押し付けがましくなくね。
そこらへんが本作は見事に作りこまれていたかなと。

あとは役者陣が良かったです。
実はちょっと苦手な浅野忠信さんもいい味出していましたし、何と言っても主演の妻夫木君が
メチャクチャカッコ良かったです!!
影を持ちながらクールに生きる男を上手く演じていました。
桐谷健太君も三の線の男で良い感じだったなー。

爽快なエンタメ調じゃないドロッとしたエンタメ調。
観る人を選ぶ作品ですが、たまにはこういう作品も悪くない。
おススメですよ!!

余談ですが、主題歌があってなかったなぁ・・・。
大人の事情でしょうが、もったいない。
誰も得してねーぞ。
せめて映画に合わせた曲作りをしてくれぃ!!

≪点数≫
  7点
                                           (13.11.24鑑賞)



こちら原作。
未読です。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(1)
No.868 『レッド・ライト』
No868 『レッド・ライト』

2012年制作 米/スペイン
監督:ロドリゴ・コルテス

≪キャッチコピー≫
『この男を疑い続けろ。』

≪ストーリー≫
科学者のマーガレット(シガーニー・ウィーヴァー)とトム(キリアン・マーフィ)は、
超常現象の科学的解明の研究に没頭していた。
そんなある日、30年前に引退したはずの超能力者サイモン(ロバート・デ・ニーロ)が
復帰するというニュースが世間を騒がせる。
マーガレットはその昔、サイモンの超能力のうそを暴くため彼に挑んだ経験があり……。

≪感想≫※ネタバレあり
ドンデン返し系サスペンス作品。

キリアン・マーフィ、シガニー・ウィーバー、ロバート・デ・ニーロの競演。
しっかしシガニー・ウィーバーも年をとりましたねー。
大ベテランさんですな。

さて作品について。
イマイチ納得いかないなぁ。

思いっきりネタバレすると、結局、本当の超能力者はバックリーで、
サイモンはインチキだったというお話。
このオチは読めなかったので素直に驚いたのですが、物語の締め方が何だかなぁと。

ちなみに僕的には、バックリーもサイモンの味方で、共同してマーガレット博士と
戦うみたいなお話を期待していたのですが・・・。
本作、キャッチコピーで「この男を疑い続けろ。」とあったから、
基本的に超能力のような超常現象のタネを探していく作品を
期待する訳じゃないですか。
実際に、中盤まではそうやってマーガレット博士達が、
インチキ野郎たちをガツガツと追い詰めていく
物語だったし・・・。
それが、マーガレット博士が謎の死を遂げたくらいから・・・。
物語のトーンが一変。
トンデモ現象を肯定する寄りの作品に変わったかな。
しかも終盤はよく分かんないシーンが多くなってね。
そもそも、サイモンはバックリーを襲わせる必要はあったのか??
別に無視しても問題はなかろうに・・・。
あとサイモンの盲目問題。
ずーーーっとバレずにここまで来れたのはいくらなんでもねぇ。
等々。
ラストの展開に引っ張られるはずなのに、だんだん萎えてきちゃったんですよねぇ。

上手く言えないんですけど、つまるところ、バックリーは同じような力を持つ
仲間を探していたんですよね。
もっと上手な探し方があったんじゃねーかって。
マーガレット博士は死ぬ必要無かったんじゃねーかって。

ピンとこないというか、ちょっと腹が立ったりもしたもので。

この手の作品は大好きなんです。
ちなみに僕は超能力は殆ど手品みたいなものと思っているタイプ。
どちらかと言うとマーガレット博士タイプ。
だから気持ちのいいタネあかしが見たかったなと。

残念無念。

≪点数≫
  4点
                                           (13.11.23鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(4)
その14 『慶雲昌光』
あけましておめでとうございます。

2014年になりましたね。

昨年は「共存」を強く意識させられた年になりました。
色々な「繋がり」に感謝。

今年は「やわらかく」を心掛け過ごしたい。

あとはもっともっと
「ちからもち」
になれればなと。

ブログも何だかんだで楽しく続けることができています。
このブログのおかげで映画を観るのがさらに楽しくなっていたり。
これからも粛々と。

映画は120本。
読書は20冊。

くらいを目標に。

それでは本年もどうぞよろしくお願いいたします。

お互い幸多き年を。


雑記 | 12:00:00 | トラックバック(0) | コメント(2)

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