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No.864 『レッドクリフ Part I』
No864 『レッドクリフ Part I』

2008年制作 米/中/邦/台湾/韓
監督:ジョン・ウー

≪キャッチコピー≫
『信じる心、残っているか。』

≪ストーリー≫
はるか昔の中国で絶大な権力を握る曹操(チャン・フォンイー)は、
その兵力にものをいわせて敵国を攻めたてていた。
彼の天下統一の野望を打ち砕くため、孔明(金城武)と周瑜(トニー・レオン)は
ともに協力し、連合軍を結成。
だが連合軍の数はわずか6万、片や曹操の軍勢は80万で、
その兵力の差は誰の目にも明らかだったが……。

≪感想≫
ジョン・ウーが贈る「三国志」の完全映画化。
あまりにも長かったため2部作になったという本シリーズ。
今回はその前編。

大まかながら誰もが知っているであろう「三国志」。
僕も大好きで横山光輝の漫画「三国志」。
本宮ひろしの漫画「天地を喰らう」。
最近で言えば王欣太の漫画「蒼天航路」。
等々、結構読んできました。
ゲームの「三国志」もやったかな。
とにかく、ゆかりが深い事は確か。

そんなこんなで映画版。
2部作の最初と言うことでまずは助走と言ったところか。
ただ、助走にしては長いなぁー・・・。
展開が重くってテンポも悪く感じました。
あまりにも長かったため2つに分けたと言っていますが、
「このシーンいるか?」
的な展開も多く、無理矢理長くして2部作にした感じ。
例えば、周瑜と小喬のシーンは丸々いらないような気もするし・・・。
冒頭の劉備たちの戦いもいらないような気がするし・・・。
「赤壁の戦い」というテーマなので、もーーーっとテーマに沿ってシンプルに
描いてくれても良かったのになと。

ただ良かった点も多々ありましたよ。

冒頭、劉備たちの戦いからスタート。
あまり訳の分からない展開と人物に、
「やべぇ、こりゃ地雷映画か!?」
なんて思いましたが、呉の周瑜演じるトニー・レオンが出てきた瞬間にグッと
作品がしまりましたね。
金城武もカッコ良かったですが、トニー・レオンにはグッときました。

そして長々と時間があるだけにキャラ立ちがしっかりできていました。
最初は、何だかよく分からない奴らも、何となく色分けが出来てきて、
終盤の陸上戦のあたりではキッチリ各キャラの役割が出来ていました。
中村獅童はちょっと浮いていましたが、活躍していましたねー。
チョイ役かと思ったら、意外に活躍していて驚きました。
他にも有名な劉備、関羽、趙雲等々。
イメージを崩さないカッコ良さでした。
一人だけ肉弾戦の張飛の戦闘シーンには思わず笑ってしまいましたが・・・。

あとは本作、大金をかけて制作されているだけにとにかく映像が凄いんです。
戦いのシーンは見応え抜群。
例えば、漫画や本ではなかなか感じる事の出来ないリアリティ。
終盤の八卦の陣を使った戦いは、見ていてアガりました。
過去に実際にこういう事が行われていたかと思うとスゲーなと。

ストーリーについては完結していないし、史実を基に作られているので
まぁこんなものかなと。

とにかくこのキャラ達と圧倒的映像をもう一作観る事が出来るのは楽しみですな。
さて後編へ・・・。

≪点数≫
  6点
                                           (13.11.16鑑賞)



こちら横山光輝版マンガ「三国志」。
読破しましたよ。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(2)