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No.863 『ダークナイト ライジング』
No863 『ダークナイト ライジング』

2012年制作 米
監督:クリストファー・ノーラン

≪キャッチコピー≫
『伝説が、壮絶に、終わる。』

≪ストーリー≫
ジョーカーがゴッサム・シティーを襲撃するものの、ダークナイトが死闘を繰り広げ
彼を撃破してから8年後。
再びゴッサム・シティの破壊をもくろむベイン(トム・ハーディ)が現われ……。

≪感想≫
今更ながらバットマンシリーズを全部観てみようと思って。
いよいよ今回は現時点での最新作となる第7弾。

そして「バットマンビギンズ」「ダークナイト」に続くクリストファー・ノーラン監督3部作の最終章。

バットマンシリーズとして色々語りたいのですがまずは本作について。
ちょっと苦言をつらつらと。

その1。
164分と結構長めの本作。
その割にはキャラクターの描き込みが少し物足りなかったかな。
特にキャットウーマン。
演じたアン・ハサウェイは言わずもがな素敵でしたがもっと内面を
掘り下げてくれても良かったのに。
そのせいで、いまいちその行動にピンとこなかったりしたもので・・・。
格闘シーンはしなやかでカッコ良かったし、バットポッドを乗りこなす姿も素敵でした。

その2。
演出に違和感。
クライマックスでベイン軍団と警察が全面対決をするシーンがあるんです。
まずその展開にざらつきを感じたのですが、画もちょっとショボく感じたんですよねー。
ライフル等を持っている割には、殴り合いのケンカがバンバン行われているみたいな・・・。
バットマンとベインのタイマンシーンもあまりカッコ良く見えなくって。
演じている方がアクション俳優さんではないので、もっとパッパッパッパ、カット割りをして
観客を騙す作りにしても良かったかなと。

その3。
悪役力。
前作の「ダークナイト」のジョーカーがあまりにも凄すぎて比較するのは可哀そうですが、
どうしてもハードルは上がっちゃう。
本作のベインはジョーカーには劣るけど結構魅力的で。
見た目のいかつさも好きだし、たたずまいもカッコ良かったりして。
ただ悪役力みたいなものが、やっぱり物足りなかったんですよね。
ジョーカーは人間のハートをえぐる感じでしたが、このベインは最終的には暴力に
ものをいわせるパターン。
あまり精神的な怖さがなかったんです。
そしてそして。
これはネタばれになりますが、実はベインは黒幕に操られていたんです。
この展開に、嫌な意味で
「えぇーーーーー!!」
アメコミ原作でもこんな展開なのでしょうか。
本作はベインに特化しても良かったんじゃないかなぁ。
もったいない、もったいない。

等々。
基本的に長い時間を使ったわりには描き込み不足。
違和感の残るストーリー展開や人物描写という印象。

うーーーん、もったいない!!

ただね。
それでも点数が高めなのは、やっぱり綺麗な着地をしてくれてたから。
ラストのロビンのくだりは思わずニヤリとしてしまったし、
ラストシーンのアルフレッドとのくだりもほほえましかったり。
あとは、メカもカッコ良かったんですよね。
特に、バットポッド。
あの変な動きをするタイヤにはシビれました。

何だかんだで、バットマンノーラン3部作は楽しめたし見応えも十分!!
もっと言うと、ノーランだけでなくティム・バートンから始まったシリーズも
観て良かったなぁと。

いずれまた新しいバットマンが作られるんでしょうね。
それまで楽しみにまってよっと。

≪点数≫
  7点
                                           (13.11.04鑑賞)


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