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No.855 『ダークナイト』
No855 『ダークナイト』

2008年制作 米
監督:クリストファー・ノーラン

≪キャッチコピー≫
『最凶の敵が、来る』

≪ストーリー≫
悪のはびこるゴッサム・シティーを舞台に、ジム警部補やハービー・デント地方検事の
協力のもと、バットマンは街で起こる犯罪撲滅の成果を上げつつあった。
だが、ジョーカーと名乗る謎の犯罪者の台頭により、街は再び混乱と狂気に包まれていく。
最強の敵を前に、バットマンはあらゆるハイテク技術を駆使しながら、
信じるものすべてと戦わざるを得なくなっていく。

≪感想≫
今更ながらバットマンシリーズを全部観てみようと思って。
今回は第6弾。

実は本シリーズを改めて観始めたのも、本作のジョーカーを見たかったから。
何かと話題、伝説的悪役、故ヒース・レジャーの演じたジョーカーを。

さてさて感想を。
やっぱり本作はジョーカーなしでは語れない。
と言うか、もうジョーカーが凄すぎて他のものが霞んじゃうくらい。

確かにノーランの描くバットマンの世界観。
登場人物のキャラクター力。
新しいメカの気持ちよさ。
脚本もしっかりしている。

世界観について。
以前までのバットマンシリーズは本当にこれぞアメコミ作品という感じでしたが、
本シリーズからよりダークに、そしてよりリアルに描かれている。
実社会に近づけた世界観。

脚本について。
本作からタイトルにバットマンの名前が消えている。
本作の鑑賞後、その理由が明らかになる。
バットマンはダークヒーロー。
影のヒーローは光の当たるところに出てはいけない。
そこら辺を巧く描き出していて。
綺麗な着地で、この事に気付いた時思わず、
「なるほど!!」
なんて。

ただね・・・。
色々良かった点を挙げても、やっぱりジョーカー力のハンパなさには勝てません。
昔、「羊たちの沈黙」シリーズを観て、悪役ハンニバル・レクターに魅力を感じたりしたのですが。
このジョーカーにはそれを感じなかった。
インテリジェンスを微塵にも感じさせないその風貌や性格。
彼の中から出る絶対的な「悪」に「怖さ」や「戸惑い」を感じたりして。

ジョーカーはいつも投げかける。
どちらを選択しても生まれるのは「後悔」や「憎しみ」のようなものを。
彼はお金が欲しいのではない、名声が欲しいのでもない。
他人の中にある「悪」なる部分を引き出すことに快感を得ているのだ。
観ていて本当にゾッとする。
呑みこまれそうになる。

いやはや本当に映画史に残る悪役です。
こりゃ忘れられないなぁ。

さぁ次回作でいよいよノーラン版バットマンも終わり。
楽しみですな。

≪点数≫
  9点
                                           (13.10.19鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(2)