2013-10-23 Wed

2011年制作 米
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
≪キャッチコピー≫
『疾走する純愛――』
≪ストーリー≫
天才的なドライブテクを武器に、昼は映画のカースタント、
夜は強盗逃し専門の運転手をしているドライバー。
ドライバーはアイリーンにひそかに思いを寄せていたが、
彼女には服役中の夫スタンダードがいた。
ある日、服役から戻ってきたスタンダードがガレージで
血まみれで倒れている姿をドライバーが目撃し……。
≪感想≫
シビれたーーーー!!
今年ベスト級の作品!!
一つ。
演出にシビれる。
穏やかなトーン。
無駄なセリフを語らずクールに、そしてスタイリッシュに。
クール、スタイリッシュと書いてしまうとちょっと語弊がありそうなんですが、
その二つの要素に「穏やか」を加える。
カーチェイスやバイオレンス描写も多々出てくるんですが、必要最小限に。
ただ、その必要最小限な描写はできるだけ効果的に荒々しく。
メリハリではなく流動的に効果的に。
すげぇカッコ良かったです。
二つ。
登場人物にシビれる。
主役のキッドと呼ばれるドライバー。
多くを語らず淡々と行動を起こす。
自らが愛する者たちのために。
自らが愛した時間のために。
昔上映された名作「レオン」を彷彿とさせる。
その表情にはどこか哀愁すら感じさせる。
物憂げで暖かい表情と、狂気の表情。
これまた、すっげぇカッコ良かったです。
今年ベスト級の憧れキャラクターでした。
三つ。
効果的な音楽。
これまたガチャガチャしすぎない音楽。
クラシカルな音楽やちょっと古めの音楽を効果的にシーンに組み込む。
巧いなぁと。
四つ。
演じる役者力。
主役のライアン・ゴズリング。
初めてみたのですが、ヤバいくらいに役にマッチしていましたね。
とにかくイケていました。
本作で一気にファンが増えたのではないでしょうか。
そしてヒロインのキャリー・マリガン。
以前「華麗なるギャツビー」を観てファンになったのですが、本作でもその魅力は爆発。
やっぱり素敵ですこのお方。
他にも敵役のアルバート・ブルックスや修理工の親父役のブライアン・クランストンも
いい味出していましたね。
とにかくべた褒めの本作。
自信をもっておススメできる良作です。
≪点数≫
10点
(13.09.08鑑賞)

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