2013-10-13 Sun

2008年制作 邦
監督:三谷 幸喜
≪キャッチコピー≫
『最後に笑うのは誰だ?』
≪ストーリー≫
暗黒界の顔役・天塩幸之助の愛人・高千穂マリに手を出してしまった手下の備後登は、
命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を探し出すハメに。
期限の5日が迫ってもデラを見つけ出せない備後は無名の三流役者・村田大樹を雇い、
殺し屋に仕立てあげるという苦肉の策を思いつくが……。
≪感想≫
三谷幸喜監督作品。
この監督の作品はどこか舞台劇っぽいですよね。
本作も、もれなくそんな感じ。
以前観た「THE 有頂天ホテル」もそうでした。
さて感想を。
何でしょう・・・そもそもこの演出と肌に合わないのかなぁ。
手放しで絶賛できない感じ。
特に本作はひたすら違和感と言うか、ザラザラした感じがあったんですよね。
観終わって、ずーーっと考えていたんですが、きっとそれは設定のせいではと。
映画の中で映画を作るお話をするんですが、実社会がもうすでに映画のような世界観で。
出てくる人たちや、行われること、喋るセリフ。
全てがフィクショナル・・・。
その中でフィクションとノンフィクションの住み分けの設定を守るのは、何だかなぁと。
例えば実社会の部分はもっとリアルなリアルな描き方をして、
きっちりメリハリをつけてもらえればもっと観やすかったのかなってね。
何だかそこら辺が、ずーーーーっと気になっていたんですよね。
この喜劇的、フィクショナルな描き方が三谷印と言うのなら、この設定、
物語はちょっともったいないのでは。
それかもう、それらの設定も取っ払ってもーっといききってもよかったのでは。
・・・そんな感じでザラザラリ。
なぁんてグダグダっと書いていますが、もちろん楽しめた部分もありましたよ。
それはキャストの豪華さ。
色んな役者さん達が出てきて祭り感満載!!
実は僕的にはそれが楽しみで鑑賞しているんですよね。
三谷監督の人望は凄いですねぇ。
次回作の「ステキな金縛り」もそう。
今から公開する「清州会議」もそう。
この色んな役者さんの祭り感があるから観てしまうんです。
なので上記2作品ももちろん鑑賞予定です。
≪点数≫
5点
(13.08.31鑑賞)

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