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No.825 『チキンとプラム ~あるバイオリン弾き、最後の夢~』
No825 『チキンとプラム ~あるバイオリン弾き、最後の夢~』

2011年制作 仏/独/ベルギー
監督:マルジャン・サトラピ 、ヴァンサン・パロノー

≪キャッチコピー≫
『叶わなかった愛が、いちばん美しい。』

≪ストーリー≫
愛用のバイオリンを壊された音楽家ナセル・アリは、
代わりのバイオリンを探したが見つからず、とうとう死ぬことにした。
ベッドに横たわったナセル・アリは人生を追想する。
修行の日々から人気者だった時代、大好きなソフィア・ローレンと
チキンのプラム煮、そして成就しなかった恋。
数々の思い出がナセル・アリの脳裏によみがえる。

≪感想≫
以前観たアニメ作品「ペルセポリス」のマルジャン・サトラピ監督作。
「ペルセポリス」が結構好きで、自伝的作品だったので、フィクショナルな
作品をどう撮るのか気になっていたんですよねー。

いざ観てみると・・・。
っぽいぽい。
芸術的な作品と言った感じでしょうか。

ストーリーはあるヴァイオリニストが死に至るまでの8日間を追う内容。
音楽家は繊細である意味芸術家でもあって。
それを先に書いたように芸術的に映し出す。
なるほどねと。

ただ、そのストーリーが最初はよく分かんなかったんですよね。
なぜナセルは死に至ることとなったのか。
繊細な人間にありがちの独特な言い回し、独特な感情の縺れかなんて・・・。

それがいざ観続けて紐解いてみると。
点が線に繋がる。
全ての事情が明らかになる。
複雑なナセルの心情がいとも端的に、いとも単純に映し出される。
観ている僕らはそれを知ることとなる。
おぉ、なんて切ないんだろうと。

そこら辺の映し方が上手でした。

序盤はちょっと期待はずれかななんて思ったのですが。
とても良い作品でしたよ。

≪点数≫
  7点
                                           (13.08.24鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)