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No.837 『ブロンソン』
No837 『ブロンソン』

2008年制作 英
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
郵便局を襲ったマイケル・ピーターソンは逮捕され、懲役7年の刑を言い渡されて
刑務所に収監された。
わずか69日間だけの出所期間中、リングネーム“チャールズ・ブロンソン”名義で
アンダーグラウンドのボクサーとして小遣い稼ぎをしたものの、
宝石強盗をしたため再び刑務所戻り。
刑務所内でも暴力など問題を続けざまに起こし、結局30年もの時間を刑務所で
過ごすことになってしまうのだった。

≪感想≫
先日鑑賞した「ドライヴ」がめちゃくちゃ良い作品だったので、同監督の作品をと思い鑑賞。

実在の人物をモデルにしたドラマ。
このブロンソンことマイケル・ピーターソンと言う男。
34年間の刑務所生活のうち30年を独房で過ごすという荒くれ者。

シャバでも暴力。
刑務所でも暴力。

どこでも暴力。
どんな奴にも暴力。

暴力、暴力、暴力、暴力。

目的はただ一つ。
「有名」になるため。

とある漫画を思い出す。
少年チャンピオンで連載していた「バキ」。
あれは格闘マンガでしたが純粋に人間が持つ「力」を描いた作品でしたね。

とある映画を思い出す。
以前観た「時計仕掛けのオレンジ」。
あれも暴力をテーマに描いた作品でした。

ブロンソンの半生を喜劇的に語る。
暴力をテーマに描いているのにどこか芸術的。
この監督の色でしょうか。
クラシックな雰囲気でアートな感じ。

演出もさることながら僕的には音楽が良かったです。
「ドライブ」の時も思ったのですが、音楽が効果的に機能している感じがしたんです。
曲自体がカッコいいとかではなくて、このシーンと合わさってカッコいいみたいな。

正直、このブロンソンと言う人間には1mmも同情はしなかったですが、
この描き方、映し方のせいか少し魅力的に感じたりして。
暴力を肯定することは1mmもできませんが、どこかカッコ良いなと思ったりして。

やっぱりこの監督はやりおるなと。
今後も作品を追い続けてみようかな。

≪点数≫
  8点
                                           (13.09.15鑑賞)



こちら「バキ」。
大好きです。
途中で兄にゆずりましたが、僕の数少ないマンガコレクションの一つ。

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No.836 『SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~』
No836 『SR サイタマノラッパー2 ~女子ラッパー☆傷だらけのライム~』

2010年制作 邦
監督:入江 悠

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
今では群馬の実家を手伝いながら退屈な日々を送るアユムも、高校時代は女子だけで
結成されたラップグループの一員だった。
だが、ヒップホップ音楽に夢中だった仲間たちも卒業後は散り散りになってしまう。
そんなある日、アユムはかつての仲間ミッツらと共に、再度一夜限りのライブを
行おうと思い立ち……。

≪感想≫
やっぱり大好き、このシリーズ。

前作のあの苦々しくて痛々しくもあの応援したくなる感じ。
あいつらにまた会いたい感じ。
本作でもまた新たに魅力的なキャラクター達の登場です。

前作の埼玉に引き続き本作は群馬。
そして主となるラッパーたちは20代後半を迎えた女の子たち。

うだつの上がらない生活をしている5人の女の子。
現状にもがき苦しみながらもキラキラ輝いていた学生時代を思い出し、
ラップグループを再活動することに。
このもがき苦しんでいる現状。
これがまた痛くって痛くって。
女性という事もあるのでしょうが、前作のボンクラ男子に比べると、より痛々しく感じました。

前作は夢をあきらめきれないボンクラ男子が、色々ありながらもやっぱり
ラップをするのが諦めきれないというストーリーでした。

本作もそうかと言えば、実はそういう作品では無かったように感じます。
本作におけるラップの立ち位置。
それはラップを使って自分の中にあるモヤモヤを吐き出すツール。
自己を表現するうえでの一番有効なツール。
そういう描き方をしていたのではないでしょうか。
このモヤモヤグズグズしている現状。
ラップと言うツールを通して、それを受け止め吐き出す。
これからも続くであろう苦々しいと思っていた生活を続けていくために。

くぅーーーー、グッときますね。

やっぱり大好きですこのシリーズ。
観終わってあとに色々思い出したり、考えたりしてグッとくるんですよね。
前作に比べ、少しフィクション性が強く感じましたが、身近感があるんです。
特に前作の彼らは、今もどこかでボンクラな生活を送りながらラップをやってんだろーなって。
どこかドキュメンタリー作品を観ているような。

彼ら彼女らが歌う主題歌をYouTubeでガンガン観ては思い出しております。

本当に良作。
次回作が楽しみです!!

≪点数≫
  8点
                                           (13.09.14鑑賞)


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No.835 『シュガー・ラッシュ』
No835 『シュガー・ラッシュ』

2012年制作 米
監督:ジャック・ヘラー

≪キャッチコピー≫
『いま、ゲームの世界の"裏側"で"悪役キャラ"ラルフの冒険が始まる!』

≪ストーリー≫
アクション・ゲーム「フィックス・イット・フェリックス」の敵キャラを30年間も演じているラルフ。
人々から嫌われている状況にうんざりしていた彼は、自分のゲームの世界を抜け出して
お菓子だらけの世界でレースが繰り広げられるゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界へ。
そこで彼は、仲間外れにされてレースに出ることを禁止されている少女ヴァネロペと出会う。
お互いに孤独を抱えていた彼らは意気投合し、友情を深めていくように。
だが、違うゲームのキャラクター同士が遭遇することはゲーム世界のおきてに背く行為であり……。

≪感想≫
ディズニーアニメ。

昔々、ゲーセンなんかに繰り出しては人のやっているゲームを後ろから覗いていたわたくし。
小学校の頃、兄とファミコンばっかりやていた私。
そんなゲーマーだったあの頃を思い出すことのできた素敵な作品でした。

本作の主役はゲームの中のキャラクター達。
僕らが知っているあいつやあいつ。
具体的にあげると、ストリートファイターのリュウやケン、ザンギエフやベガ。
パックマンやディグダグ、クッパ大魔王やソニック等々等々。
見つけるだけで心踊るキャラクター達がそこらかしこに潜んでいて。
良いですねぇ。

そんな中、少し古めのアーケードゲームの敵キャラ、ラルフがヒーローになるべく立ち上がります。
このラルフと言うキャラ。
ゲームの中で悪役を演じているだけなのに、ゲームの中の住民達にも本当に迫害されていて。
「そこらへんはもうちょっと仲良くやってあげてよー。」
なんて同情したりして。

ラルフは自分がヒーローになるために他のゲームに。
そこでヴェネロペという少女に出会うのですが、このヴェネロペちゃんがなんともキュート!!
ちょっと小生意気でおしゃまさん。
この魅力的なキャラクター力で一気に面白くなりましたね。

しっかし、本作はキャラクター設定が巧かったですね。
ラルフが活躍する「フィックス・イット・フェリックス」と言うゲームの主人公であるフェリックス。
こいつがまたいーーんです。
ラルフは壊し屋。
一方、フェリックスは直し屋。
ゲーム上の設定を別のゲームでも上手く使い分けていて。
本当に名コンビ!!
僕的にこのフェリックスというキャラクターが一押しでした。

ストーリーももちろん良かったのですが、本作の魅力はやっぱり新しさの中から
懐かしさを見つける事ができたという事。
シュガーラッシュというゲームの中にもマリオカートっぽいなぁなんて懐かしさが。
上上下下・・・のくだりには、
「あっ、このコマンド知ってるーー!!」
と言う懐かしさが。
他にも先に挙げたあのキャラやこのキャラ達ね。
懐かしかったなぁ。

本作、甥っ子姪っ子と一緒に鑑賞したのですが、みんな楽しんでいましたよ。
老若男女分け隔てなく楽しめる作品です。

余談ですが、本作の挿入歌にAKB48が担当していましたね。
これ、日本版だけではなく全世界版にも挿入歌として使われているみたい。
AKBの営業力は凄いです・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (13.09.13鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(2) | コメント(4)
No.834 『トランス・ワールド』
No834 『トランス・ワールド』

2011年制作 米
監督:ジャック・ヘラー

≪キャッチコピー≫
『 ― 』

≪ストーリー≫
森の中のキャビンに迷い込んだサマンサ、トム、ジョディ。
寒さと飢えのため3人は協力し合い、次第に打ち解けていく。
しかし、それぞれが認識している現在地や時代が全く異なることに気付き…。

≪感想≫
これぞ掘り出しもの。
職場の方に勧められて観賞したのですが質の良さにびっくり。
2011年に製作されて日本では上映せず。
DVDスルーというやつ。

ジャンルはミステリーホラー。
謎の小屋に3人の男女が突如現れる。
それぞれの境遇を調べてみると、自らが思っている現在地と時代が違っていて…。
とまぁいかにも謎々しい内容。

この映画、きっと低予算。
登場人物は限られているし、ド派手な演出がある訳でもない。
シチュエーションもそんなに多くなくって。
終盤にちょっとした爆撃シーンがあるのですが、これがまたチープ感満載で。
本当にやっすいやっすい。

ただね・・・。
本作、脚本が良いのでずーっとのめり込む事ができたんです。
緊張の持続が上手くできていてね。
所々伏線があるのですが、これがちょうど良い塩梅の分かりやすさで、
「きっとこういう事なのでは?」
なんて思っていると、やっぱりそうだったり。
無理矢理でもなく、押しつけがましくもなく、収まりが良くって。
めっけもんだなぁと。

とまぁ、脚本が素晴らしいと書いていますが、実は気になる点が2つあったりして。
まずトムが足を骨折しているけど痛くないというくだり。
あれは結局どういう事なんでしょうか・・・。

そして、これは一番大事なんですが、つまるところそれぞれは
なぜこの時代に降り立ったのでしょうか。
個人的な見解としては娘のクソッたれな人生をやり直すために
強盗先のおっちゃんの粋な計らいからなる奇跡なのではと。
そうだといいなぁと。

まっ、この2点を差し置いても面白い作品である事は間違いないからいっか。


ここからは駄文をつらつらと。
物語序盤、やたらとCABIN(小屋)という言葉が行き交う。
それを耳にした僕は、以前観た傑作「キャビン」を思い出す。
触りも何となく似ていたしね。
あぁもう一度「キャビン」を観ようかな。

もいっこ。
トムを演じた俳優さん。
クリント・イーストウッドの息子なんですって。
へぇ・へぇ・へぇ・・・。

こういうマイナーな作品を観て意外に面白かったりすると得した気分。
良いですねぇ。

別に映像に特化された作品でもないので本で読んでも楽しいかもね。

≪点数≫
  7点
                                           (13.09.12鑑賞)


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No.833 『ドライヴ』
No833 『ドライヴ』

2011年制作 米
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン

≪キャッチコピー≫
『疾走する純愛――』

≪ストーリー≫
天才的なドライブテクを武器に、昼は映画のカースタント、
夜は強盗逃し専門の運転手をしているドライバー。
ドライバーはアイリーンにひそかに思いを寄せていたが、
彼女には服役中の夫スタンダードがいた。
ある日、服役から戻ってきたスタンダードがガレージで
血まみれで倒れている姿をドライバーが目撃し……。

≪感想≫
シビれたーーーー!!
今年ベスト級の作品!!

一つ。
演出にシビれる。
穏やかなトーン。
無駄なセリフを語らずクールに、そしてスタイリッシュに。
クール、スタイリッシュと書いてしまうとちょっと語弊がありそうなんですが、
その二つの要素に「穏やか」を加える。
カーチェイスやバイオレンス描写も多々出てくるんですが、必要最小限に。
ただ、その必要最小限な描写はできるだけ効果的に荒々しく。
メリハリではなく流動的に効果的に。
すげぇカッコ良かったです。

二つ。
登場人物にシビれる。
主役のキッドと呼ばれるドライバー。
多くを語らず淡々と行動を起こす。
自らが愛する者たちのために。
自らが愛した時間のために。
昔上映された名作「レオン」を彷彿とさせる。
その表情にはどこか哀愁すら感じさせる。
物憂げで暖かい表情と、狂気の表情。
これまた、すっげぇカッコ良かったです。
今年ベスト級の憧れキャラクターでした。

三つ。
効果的な音楽。
これまたガチャガチャしすぎない音楽。
クラシカルな音楽やちょっと古めの音楽を効果的にシーンに組み込む。
巧いなぁと。

四つ。
演じる役者力。
主役のライアン・ゴズリング。
初めてみたのですが、ヤバいくらいに役にマッチしていましたね。
とにかくイケていました。
本作で一気にファンが増えたのではないでしょうか。
そしてヒロインのキャリー・マリガン。
以前「華麗なるギャツビー」を観てファンになったのですが、本作でもその魅力は爆発。
やっぱり素敵ですこのお方。
他にも敵役のアルバート・ブルックスや修理工の親父役のブライアン・クランストンも
いい味出していましたね。

とにかくべた褒めの本作。
自信をもっておススメできる良作です。

≪点数≫
  10点
                                           (13.09.08鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(2)
No.832 『バットマン フォーエヴァー』
No832 『バットマン フォーエヴァー』

1995年制作 米
監督:ジョエル・シュマッカー

≪キャッチコピー≫
『最強のパートナー、ロビン登場。』

≪ストーリー≫
ブルースはバットマンという裏の顔に悩み、精神科医チェイス・メリディアンを訊ねる。
美貌の精神科医はバットマンに惹かれていた。
彼女を名士の集まる慈善サーカスにエスコートするブルース。
だがそこにギャングのボス、トゥーフェイスが脅迫のため登場。
勇敢な空中ブランコ乗り夫妻とその息子が犠牲になってしまった。
彼らの末息子ディックを引き取るブルース。
だが両親や兄の復讐に燃える彼は、ひょんなことからバットマンの正体を知ってしまう。
一方、狂気の天才科学者、エドワード・ニグマは自己顕示欲が抑えきれず、
会社の上司を自殺に見せかけて殺害。
緑の怪人リドラーとしてトゥーフェイスと手を組む。
ブルースの心は、ディックの復讐は、そしてチェイスとの恋はどうなるのか。

≪感想≫
今更ながらバットマンシリーズを全部観てみようと思って。
今回は第3弾。

前作前々作のティム・バートン監督に代わり本作はジョエル・シュマッカーというお方。
ティム・バートンも制作には関わっていたのかな。
ほのかにバートン色が残っていたように感じました。

今まで観てきて思ったのですが、本作は敵がどんなキャラクターなのかという所に
見所があると思うんです。
1作目で言うとジョーカー。
2作目で言うとペンギンやキャット・ウーマン。
そして本作での敵はトゥーフェイスとリドラー。

このリドラーというキャラクター。
ジム・キャリーが演じていたのですが、これがまたオーバーアクションで色濃いキャラクター。
リアクション芸、顔芸のオンパレード。
これが他のキャラ達とバランスが取れていなくて、浮いていたんですよね。
ジム・キャリーと言えば映画「マスク」の俳優さん。
あの作品はいききっていて結構好きだったんですけどねぇ。
本作でのそのいききりかたはちょっとうざったいなと。
もったいないなと。

このバットマンシリーズ。
意外にそれぞれのキャラクターにもしっかりとしたエピソードがあるんですね。
本作で言うとバットマンの相棒ロビンがそうでした。
なんとなくイメージとしては単なるお豆ちゃんかと思っていましたが、
こんないきさつの基、生まれたんだって興味深く観させて頂きました。

めちゃくちゃアガる事は無かったけどまぁまぁまぁ。
この調子で作品を追っていこう。

そういえば本作のヒロインは若き日のニコール・キッドマン。
めちゃくちゃ美人でしたねぇ。

≪点数≫
  6点
                                           (13.09.07鑑賞)


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その8 『2013年 読書録-③』
つづき
映画と並行して読書も少々。
忘れないための忘備録。

11冊目
完全なる首長竜の日/乾 緑郎

映画化されたという事で手に取りました。
可もなく不可もなく。
映画は機会があればといった感じ。

12冊目
のぼうの城/和田 竜

こちらも映画化されたという事で手に取りました。
うーーん、まぁまぁまぁ。
僕的にはこののぼう様にそこまで魅力は感じなかったかな。
子どもがそのまま大人になっただけのような感じがして。
映画版を観てみよう。

13冊目
七つの会議/池井戸 潤

今や飛ぶ鳥を落とす勢いの池井戸作品。
読みやすくって、サラリーマンにはうってつけ。
本作でも登場人物の誰かに重ね合わせたりして・・・。

14冊目
輝天炎上/海堂 尊

大好き海堂作品。
これはシリーズ物なので全作読んでこそ。
あの人もあの人もあの人も総出演。
ただ、キャラがたくさんすぎて少し、ごちゃっとしちゃった感も・・・。

15冊目
笑うハーレキン/道尾 秀介

相変わらずの道尾節。
絶賛とまではいきませんがハズレでもない。
すこーし暗めなんだけど最後には晴れやか。
なかなか良かったです。

つづく

雑記 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.831 『北のカナリアたち』
No831 『北のカナリアたち』

2012年制作 邦
監督:阪本 順治

≪キャッチコピー≫
『先生が島を追われた日、私達は歌を捨てた。』

≪ストーリー≫
日本最北の島で小学校教師をしていた川島はるは、ある事故をきっかけに
島から出て行ってしまう。
それから20年後、東京の図書館で働いていた彼女は、教え子の一人が事件を
起こしたことに疑問を抱き、かつての自分が受け持っていた生徒たちに
会うため北海道へ向かう。
恩師と再会した教え子たちは、それぞれに抱える複雑で苦しい胸中を明かす。

≪感想≫
稀代の名女優、吉永小百合。
そして今をときめく若手俳優達、森山未來、満島ひかり、宮崎あおい、松田龍平等々。
夢のガチンコ競演。

原案は「告白」の湊かなえの作品。
僕、この方の作品ちょっと苦手で。
人間の黒い部分をいやぁーな感じでみせられるのが受けつけにくくって。

さて本作について。
うーーーーん・・・ちょっと・・・なぁ・・・。
綺麗に終わったんですが後味はあまり良くない、納得いかないなぁという感じ。

北海道のとある分校に訪れた教師が生徒達と仲良くやりながらも、
ある事件をきっかけにまた離れる事に。
そして20年後、一人の教え子が起こした事件をきっかけに、
教師は以前の生徒と再会することに。

まず教師である、はるは6人の生徒と会いそれぞれからと思い出話をする。
教え子たちはそれぞれに闇を抱えていた。
それを抱えて20年も過ごしていたのだ。

過去に起こった事件。
それは子供たちの心に傷を残していて。
大人たちが起こした事情。
はる、はるの夫、そして警察官の男。
それぞれバックボーンがあって、
「それもまぁしょうがないかぁ。」
なんて思ったりするのですが。
じゃあ、それが純粋無垢な子供たちに影響を及ぼすのも、
しょうがないかとなるとそうじゃないんですよね。
そこら辺を大人の事情を主題にスッと映し出されていたような印象で
「なんか違うような気がする・・・。」
って思っちゃったんですよねぇ。

彼ら彼女らは20年経って、過去の想いを昇華することが出来たような気がしますが、
教え子たちの事を思うと、もっともーーーーっと再会、歩き出すのが
早くても良かったんじゃないでしょうか。
はるも心に深い傷を背負っているのは分かるのですが、子供たちと向き合う事で
その傷が癒えるという事は本人も一番分かっているはず。

うーーーん・・・とまぁ、ストーリーにイマイチ入り込むことが出来なかったんですよねぇ。

ただ、やっぱりクライマックス。
先生とかつての生徒達が教室で集まるシーンはグッときましたね。
これは恐らく役者力(特に森山未來の咆哮)でしょう。
この豪華キャストの競演だけでも観るに値する作品だったのではないでしょうか。

何だかんだで酷評気味ですが、先に書いた豪華キャスト。
そして北海道の自然の映像美。
この2点は見応えがあるので機会があればぜひぜひ。

しっかし、吉永小百合さんは綺麗なんですが、20年前の回想シーンと
現在のシーンが代わり映え無く綺麗なのでメリハリが無く感じてしまいました(苦笑)、
里見幸太郎の娘っていうのもちょっと違和感が・・・。
・・・蛇足でしたね。

≪点数≫
  5点
                                           (13.09.05鑑賞)


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No.830 『ロンドン・ヒート』
No830 『ロンドン・ヒート』

2012年制作 英
監督:ニック・ラヴ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
ロンドン市内で、武装集団が宝石店を遅い、更には無抵抗の人質を射殺して
逃走するという残忍な強盗事件が発生する。
特捜隊<スウィーニー>は、緻密な分析力と抜群のチームワークで、
すぐに容疑者を割り出し逮捕に踏み切る。
しかし、緊迫する取り調べの中、主犯格の男はアリバイを主張し釈放されてしまう。
すると今度は、それを待っていたかのように、銀行が襲撃される。
上層部からの静止命令を振り切りチーム単独で現場に向かったスウィーニーだったが、
一般市民をも巻き込む激しい銃撃戦の末、犯人を取り逃がしてしまう。
大きな失態を演じたことで、全ての捜査活動を禁じられるスウィーニー。
しかし彼らは、上層部の圧力に屈することなく、水面下で過激な追跡を
開始しようとしていたのだった!!

≪感想≫
原作は1970年代にイギリスで放映されたテレビドラマのリメイク作品。
ゴロツキ刑事が悪党を捕まえるために暴れまわる。
日本で言うところの「太陽にほえろ」的な(見た事ありませんが・・・)。
はたまた「あぶない刑事」的な。

さあさ、いざ蓋を開けてみると。
掘り出しもの発見!!
何気に見応えのある良作でした。

何といっても脚本が良かった。
分かりやすくて無駄がない。
起承転結がはっきりしているんです。
盛り上がる所はちゃんと盛り上がって、抑える所はちゃんと抑えて。
メリハリがきいていて良い感じ。
本作、色々な要素が詰まっているんです。
銀行強盗の捜査、警察内部告発、仲間との不倫事情等々。
そられを良い塩梅で映し出してくれるんですよねー。
そこら辺が巧いなと。

あとは各キャラクターも立っていて良かったです。
僕的にはリーダーのリーガンはあまり好きじゃないですが若手部下のジョージが好感触。
自分の信念を貫くと決めた後の行動がいききっていてヤバかったです。
もともとヤバそうな面構えに加えてあの狂気。
末頼もしいというか末恐ろしいというか・・・。
とにかくこのジョージが敵のアジトに乗り込む所は本作屈指のシーンではないでしょうか。

街中の銃撃戦もイケていましたな。
観賞後色々とレビューを読ませていただくと、名作「ヒート」の名がちらほらと。
未見ですがその作品も銃撃戦が凄いとCMしてたよな。
機会があれば観てみようっと。

なにはともあれ、本作はアタリ作品でした。
何気にとった作品がハードルをいとも簡単に越えてくれると嬉しいですねぇ。

≪点数≫
  8点
                                           (13.09.05鑑賞)



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No.829 『ライジング・ドラゴン』
No829 『ライジング・ドラゴン』

2012年制作 香港
監督:ジャッキー・チェン

≪キャッチコピー≫
『ジャッキー・チェン最後のアクション超大作!』

≪ストーリー≫
19世紀に起きたイギリスやフランスの侵攻によって、
中国から持ち出されてしまった清王朝時代の秘宝。
それは12のパーツから構成されていたが、残る数体の所在が不明となっていた。
世界的アンティークディーラーから幻のパーツの捜索を依頼された
トレジャーハンター「アジアの鷹」ことJC(ジャッキー・チェン)は、
チームを編成してパリ、南太平洋、中国などを飛び回る。
しかし、行く手を阻もうとする謎の敵と対峙。
さらに、秘宝とその捜索の裏に巨大な陰謀が隠されていることを知る。

≪感想≫
我らジャッキージェネレーション!!
ジャッキーのアクションを観て育ち、ジャッキーと共に歩んできたと言っても過言ではない訳で。
そのジャッキーが最後のアクション映画!?
これは観ない訳ないでしょう。
映画館で観れなかったのが悔やまれます・・・。

作品について。
安心して観る事の出来るジャッキー印の大作でした!!
やっぱり大好きジャッキー・チェン。

物語序盤、予告でも流れていた全身ローラースーツを身にまといフルスロットルで駆け巡る。
いやぁー、やっぱりジャッキーはすげー!!
スタントなしでやっているんですもんね。
これが、もう見れなくなるなんて・・・。
本当に残念です・・・。

そして物語は進み舞台は無人島へ。
ここでは少しコミカルな演出。
これも相変わらずのジャッキー印。
めちゃくちゃ面白い訳じゃなくってバカバカしい笑い(褒め言葉ね)。
何だかドリフ大爆笑を見ている感じに近いかな。
ひねりが少ない子供でも喜べる直球的笑いというか。
もうねぇ、これが嫌いになれないんですよねー。
「よっ!!待ってました!!」
みたいな。

さらに場面は変わり敵アジトの工場内。
ここではいよいよ本領発揮。
ジャッキーの格闘アクションが目白押し。
確かに肉体的には衰えていると思いますよ。
それでもこれだけのアクションを見せてくれるんだからやっぱりすごいよねって。
ちょっと余談ですがここでのキャットファイトもなかなか見応えがありました。
カッコ良かったー。

さぁ、いよいよクライマックス。
スカイダイビングのアクションシーン!!
パラシュートを切り落としての行動は「すげぇーー!!」の一言。

もう僕のハートをガッチリ鷲掴みな訳で。
観終わって、
「いやぁー、これで最後はやっぱりもったいないよ・・・。」
なんて。

とにかくジャッキーはアイディアマン。
あの手この手のアクションで観る者を楽しませてくれる。
あんなにも自分の身を削って。

いや、もう本当にカッコいいです!!
尊敬です!!

さて次はどういう形で僕らを楽しませてくれるのか。
とにかくアクション大作は最後との事。
本当にお疲れ様でした!!!!

余談ですが、あのスーパースター祭映画「エクスペンダブルズ」シリーズの最新作に
ジャッキー・チェンが出演との噂。
楽しみーーーーー!!

≪点数≫
  10点
                                           (13.09.02鑑賞)


こちらドリフ大爆笑。
普遍の面白さですね。

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No.828 『ザ・マジックアワー』
No828 『ザ・マジックアワー』

2008年制作 邦
監督:三谷 幸喜

≪キャッチコピー≫
『最後に笑うのは誰だ?』

≪ストーリー≫
暗黒界の顔役・天塩幸之助の愛人・高千穂マリに手を出してしまった手下の備後登は、
命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を探し出すハメに。
期限の5日が迫ってもデラを見つけ出せない備後は無名の三流役者・村田大樹を雇い、
殺し屋に仕立てあげるという苦肉の策を思いつくが……。

≪感想≫
三谷幸喜監督作品。
この監督の作品はどこか舞台劇っぽいですよね。

本作も、もれなくそんな感じ。
以前観た「THE 有頂天ホテル」もそうでした。

さて感想を。
何でしょう・・・そもそもこの演出と肌に合わないのかなぁ。
手放しで絶賛できない感じ。

特に本作はひたすら違和感と言うか、ザラザラした感じがあったんですよね。
観終わって、ずーーっと考えていたんですが、きっとそれは設定のせいではと。

映画の中で映画を作るお話をするんですが、実社会がもうすでに映画のような世界観で。
出てくる人たちや、行われること、喋るセリフ。
全てがフィクショナル・・・。
その中でフィクションとノンフィクションの住み分けの設定を守るのは、何だかなぁと。
例えば実社会の部分はもっとリアルなリアルな描き方をして、
きっちりメリハリをつけてもらえればもっと観やすかったのかなってね。
何だかそこら辺が、ずーーーーっと気になっていたんですよね。

この喜劇的、フィクショナルな描き方が三谷印と言うのなら、この設定、
物語はちょっともったいないのでは。
それかもう、それらの設定も取っ払ってもーっといききってもよかったのでは。
・・・そんな感じでザラザラリ。

なぁんてグダグダっと書いていますが、もちろん楽しめた部分もありましたよ。
それはキャストの豪華さ。
色んな役者さん達が出てきて祭り感満載!!
実は僕的にはそれが楽しみで鑑賞しているんですよね。

三谷監督の人望は凄いですねぇ。
次回作の「ステキな金縛り」もそう。
今から公開する「清州会議」もそう。
この色んな役者さんの祭り感があるから観てしまうんです。

なので上記2作品ももちろん鑑賞予定です。

≪点数≫
  5点
                                           (13.08.31鑑賞)


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No.827 『オムライス』
No827 『オムライス』

2011年制作 邦
監督:木村 祐一

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
オムライスの食材を買いに出かけた男は、街中にあふれる看板やポスターの
イラストや文字に違和感を覚える。
電動ドリル、ギターケース、食品サンプル、カレンダー……。
男は日常的な風景やモノから連想、妄想をふくらませて、いくつものストーリーを紡いでいく。

≪感想≫
・・・これは映画・・・・・か??

監督であるキム兄のネタ集と言うか、ネタを作る過程を映している感じ。

キム兄がオムライスの食材を買いに街を散策。
その中で気になった風景に立ち止まる。
その風景からキム兄特有のツッコミや物語が始まる。
それの繰り返し。

僕のキム兄の印象は「ツッコミ」まくりの怒りオヤジ。
「考えられへん!考えられへん!!」
のオンパレード。
ちょっとしたズレをつついてつついて笑いに変えるという切り口。
先輩や上司にはしたくないですねぇ・・・(苦笑)

そんなキム兄。
本作を観ていると、結局こんな人達って想像力と発想力がとっても豊かだという事がよく分かる。
そして人一倍、「常識」に敏感。
だからこそ、そこのズレに人一倍敏感なのでしょうね。

そういったネタ作りの過程をコントチックにドラマチックに鑑賞。
なのでこれは映画と言うジャンルじゃないかもね。

以前、キム兄が撮った「ニセ札」を鑑賞し結構、酷評しましたが・・・。
ネタDVDを観たと思えば良しとしよう。
なんてたって豪華キャストでしたもんね。
ナイナイの岡村や明石家さんま、東野幸治や松田美由紀、風吹ジュンや泉谷しげる等々。
それだけでも観て良かったです。

以前観た吉本興業主体の作品「日常」や「日常 恋の声」の豪華版といった所。

んんーーー、何度も言いますがこれは映画ではないと思うので何ともね。
観て良かったとも思わないけど、後悔もしていない。
そんな作品でした。

≪点数≫
  5点
                                           (13.08.31鑑賞)


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No.826 『チョコレート・ガール バッド・アス!!』
No826 『チョコレート・ガール バッド・アス!!』

2012年制作 タイ
監督:ペットターイ・ウォンカムラオ

≪キャッチコピー≫
『邪魔するヤツは全員
ぶっ飛ばす!!!!!!!!』

≪ストーリー≫
華麗なバイクテクニックで街を疾走するジャッカレンは、フリーランスのバイクメッセンジャー。
どんなモノでも届ける彼女だったが、中には危険な仕事も少なくない。
ある日、何者かの襲撃に遭い、預かった荷物を奪われてしまう。
持ち主のピアックは冷酷な男で、7日以内に奪われた荷物を取り戻さなければならなくなる
ジャッカレンだったが…。

≪感想≫
先日、大好きな「チョコレート・ファイター」のジージャー出演の
チョコレート・バトラー」を観たのですが・・・。
実はもう1本レンタルしてました(ニヤリ)

タイトルは「チョコレート・ガール バッドアス」。
先に観た「チョコレート・バトラー」はジージャーが主演じゃないという大災難に
見舞われましたがはたして本作は・・・。
ちゃぁんとジージャーが主演でしたよ!!
良かったぁーー。

大好きなジージャーの超絶アクションもたくさんあって見応えバッチリ!!

・・・と言いたい所ですが。

いかんせんストーリーが雑すぎる。
ぜんっぜん面白くないんです。
ジャンルはコメディアクション。
アクションはジージャーが担当しているのでまぁ置いといて。
コメディの部分・・・。
これが良く分かんなかったんですよねー。
タイのコメディノリってこんな感じなのでしょうか。
フェイスやフォルムは笑えるんですけど、しゃべりの部分がねぇ。
ついていけなかったのが正直なところ。
しかもこのコメディタッチな部分がとっても多かったんですよ。
観ていて、早くアクションを見せてくれーってわなわなとなっちゃいました。

そしてそして。
恐らくですけど、本作、正規の作品に比べ山ほどカットされているシーンが
あるのではないでしょうか。
海外に出す際は色々と観やすくしたりするためにカットするって聞いた事があるので。
そのカットされたと思われるシーンが山ほどあることで、ストーリー展開にも
無理があったんです。
急に展開がパッパパッパと変わるのに付いていけなくって頭の中が「???」だらけに。
しまいにはストーリーは面白くないからまいっかなって。

とにかくストーリーはこれまでのジージャー作品の中で群を抜いてダメダメでした。

だけど6点を上げているのはなぜかって?

それはやっぱりジージャーのアクションが観れたから。
前回みた「チョコレート・バトラー」でフラストレーションが溜まっていたというのも
ありますがやっぱりジージャーのアクションはカッコいい!!
もちろん「チョコレート・ファイター」のアクションに比べると多少キレが
無くなっていますが問題ないない。
十分に堪能させて頂きました!!

これからも体力が続く限り頑張ってほしいなぁ。
なんて思っていたら、なんとジージャーは結婚して子供を出産されたんですって。
今の所1本だけ作品(トム・ヤム・クン2)を撮り終えているのだそうですが、その後は未定。
噂にあがっていた「チョコレート・ファイター」の続編は難しそうかも・・・。

ざーんねん。

とりあえずはその「トム・ヤム・クン2」を楽しみに待つとするか。

≪点数≫
  6点
                                           (13.08.26鑑賞)


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No.825 『チキンとプラム ~あるバイオリン弾き、最後の夢~』
No825 『チキンとプラム ~あるバイオリン弾き、最後の夢~』

2011年制作 仏/独/ベルギー
監督:マルジャン・サトラピ 、ヴァンサン・パロノー

≪キャッチコピー≫
『叶わなかった愛が、いちばん美しい。』

≪ストーリー≫
愛用のバイオリンを壊された音楽家ナセル・アリは、
代わりのバイオリンを探したが見つからず、とうとう死ぬことにした。
ベッドに横たわったナセル・アリは人生を追想する。
修行の日々から人気者だった時代、大好きなソフィア・ローレンと
チキンのプラム煮、そして成就しなかった恋。
数々の思い出がナセル・アリの脳裏によみがえる。

≪感想≫
以前観たアニメ作品「ペルセポリス」のマルジャン・サトラピ監督作。
「ペルセポリス」が結構好きで、自伝的作品だったので、フィクショナルな
作品をどう撮るのか気になっていたんですよねー。

いざ観てみると・・・。
っぽいぽい。
芸術的な作品と言った感じでしょうか。

ストーリーはあるヴァイオリニストが死に至るまでの8日間を追う内容。
音楽家は繊細である意味芸術家でもあって。
それを先に書いたように芸術的に映し出す。
なるほどねと。

ただ、そのストーリーが最初はよく分かんなかったんですよね。
なぜナセルは死に至ることとなったのか。
繊細な人間にありがちの独特な言い回し、独特な感情の縺れかなんて・・・。

それがいざ観続けて紐解いてみると。
点が線に繋がる。
全ての事情が明らかになる。
複雑なナセルの心情がいとも端的に、いとも単純に映し出される。
観ている僕らはそれを知ることとなる。
おぉ、なんて切ないんだろうと。

そこら辺の映し方が上手でした。

序盤はちょっと期待はずれかななんて思ったのですが。
とても良い作品でしたよ。

≪点数≫
  7点
                                           (13.08.24鑑賞)


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No.824 『ワールド・ウォー Z』
No824 『ワールド・ウォー Z』

2013年制作 米
監督:マーク・フォースター

≪キャッチコピー≫
『全人類に告ぐ、来たるZデーに備えよ。』

≪ストーリー≫
元国連捜査官のジェリーと家族の乗った車が、渋滞にはまっていた。
すると、前方で爆発音が聞こえ、トレーラーが無数の車をはじき飛ばしてクラッシュし、
パニック状態の群衆が通りになだれ込んでくる。そのただならぬ状態から家族を守ろうと、
妻子を連れて逃げるジェリー。
やがて、彼は人間を凶暴化させる未知のウイルスが猛スピードかつ世界的規模で
感染拡大しているのを知る。
そんな中、元国連職員の技能と知識を買われたジェリーは、各国を回ってウイルスの
感染原因を突き止めるよう依頼される。

≪感想≫
ブラッド・ピットのゾンビ映画大作!!

そもそも日本では本作をゾンビ映画として宣伝していないみたい。
予告やチラシでもゾンビのゾの字も出てこないので。
うーーーん・・・なんでだろう。
日本ではゾンビ映画は人気が無いのでしょうか。
確かにキャッチーじゃないけど
「あのブラピのゾンビ映画!?」
なんて食いつく人も多々いるだろうに。
ある程度ジャンルぐらいは教えてくれないと親切じゃないよねぇ。

まぁまぁまぁ。
映画について。

超エンタメ的で映画館で観て良かった作品。
何と言っても圧倒的なゾンビの数!!
あの規模のゾンビを観たのは初めてかも。
イスラエルの壁をわらわらとゾンビがよじ登っていくシーンはやっぱり圧巻!!
でかいスクリーンで観てナンボでしょう。

ストーリーは結構粗挽き。
ツッコミ所もあったりしましたよ。
例えば、静かにしないといけない所での携帯の音が鳴る展開とか・・・。
例えば、ジェリーだけ以上に運が良くないかい??とか・・・。
イスラエルの壁からゾンビが上ってくる原因が人間の歌のせいとは
安直すぎないかい??とかとか・・・。
ただね・・・。
そこら辺も許してしまう程の「勢い」みたいなものがあったので問題なくって。

物語は序盤からフルスロットル。
いきなり大量のゾンビが発生!!
しかもこのゾンビたち。
かなりスピーディーで迫力があるんです。
撮り方もちょっとこうスタイリッシュと言うか、何だか効果的に撮っているなって。

そしてストーリーの流れも良かったですねぇ。
中盤まではかなり大量のゾンビたちから逃げる展開が続いていて、
ちょうど飽きてきたぐらいに展開の転換。
一転してこじんまりとしたシチュエーションでカクレンボと鬼ごっこみたいな・・・。
いっきにマクロ的シーンからミクロ的シーンへ。
僕的にはこれが観やすくっておさまりが良かったなぁと。

うんうん。

今まで観てきたゾンビ物とはちと違う。
スタンダードな「ドーン・オブ・ザ・デッド」。
もはやミラ・ジョボビッチのPVになりつつある「バイオ・ハザード」シリーズ。
それらとは一線を画したゾンビ物。
うーーん・・・・ゾンビ物と言うかパニックムービーに近いかもね。

何だかんだでとっても楽しめた一作。
何やら本作が当ると3部作構想もあるとのこと・・・。
楽しみーーー。

≪点数≫
  8点
                                           (13.08.23鑑賞)

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No.823 『チョコレート・バトラー THE KICK』
No823 『チョコレート・バトラー THE KICK』

2011年制作 米
監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
元テコンドーの韓国代表選手だったムンとユン。
現在はバンコクに住み、ユンは韓国料理店を経営、ムンはテコンドー道場を開いていた。
ムンは自分の子供達(テヤン、テミ、テプン)にもテコンドーを教え、
特にテヤンには自分が果たせなかったオリンピックへの夢を託して、
厳しく稽古をつけていた。
しかしテヤンは歌手になることを夢見て、時に父と対立することがあった。
そんな家族が、タイの国宝級の財宝「クリスの剣」の盗難事件に巻き込まれる。
盗難事件を防いだムンたち家族は、窃盗団に襲われてしまう。
ムンとユンは子供達の安全のため、ムンの友人であるタイ人のマムに預けるのだった。
しかし、そこにも窃盗団の魔の手が伸び、テヤン、テミ、マムの姪のワワは、
窃盗団との戦いに巻き 込まれてしまう。

≪感想≫
以前、「チョコレート・ファイター」を観賞し主演ジージャー・ヤーニンが繰り出す
アクションの虜になってしまったわたくし。
さて本作ではどんなアクションを披露してくれるのだろうとワクワク観賞。

・・・・ん?

・・・・あれあれ??

なんか、おもてたのと違う。
ジージャーが主演じゃなーーーい!!
DVDでのパッケージではジージャーが前面に押し出されているのに・・・。
タイトルに「チョコレート」って付いているのに・・・。
ずるい、ずるいぞーーーー!!
この宣伝方法はずるすぎる・・・。

チッチチッチと舌打ちをしつつ感想を書いております(苦笑)

さてさて映画について。

まずアクション。
本作のアクションは韓国の国技であるテコンドー。
このテコンドーという格闘技、僕は嫌いじゃないんです。
足技主体で動きも結構アクロバティックなので、観ていてワクワクするんですよね。
なのでそこら辺は見ていてアガりました。
特にテヤンとテミのテコンドーは若さ故のキレもあってカッコ良かったです。
あとはやっぱりジージャーのムエタイでしょう。
「チョコレート・ファイター」の時に比べ少し大人びた顔立ちになっていて
運動量が落ちていないか心配でしたが問題ないない。
相変わらずのカッコよさで見惚れてしまいました。
やっぱりジージャーはこうでなくっちゃ。

他のアクションシーンについて。
とりあえず両親のアクションシーンは目をつぶりましょう・・・。
特に奥さんの方なんて元テコンドーの選手だったとは思えないようなアクションです。
物を投げたり、フライパンなどを武器を使って戦うんですもん。
コントと思って観てればいいのかな。
物語序盤にカーアクションもあるのですがこれも×。
しょっぱいしょっぱい仕上がりにちょっとこの先、観続けるのを少し考えたぐらい。
先に挙げた良かった部分より、しょっぱくてクオリティの低い部分が多く感じたので
なんだかなぁといった感じ。

ストーリーについても少し。
基本的に突っ込みどころが満載。
しかもその突っ込みどころが結構見逃せない感じなんですよねぇ・・・。
いたたたた・・・。

兎にも角にも「チョコレート・ファイター」には2枚も3枚も落ちるし
以前観た「チョコレート・ソルジャー」と比べてもだいぶ落ちる。
何よりジージャーの活躍が少なかったのが悔やまれる。
もっとジージャーが観たかったです!!
とほほ・・・。

≪点数≫
  4点
                                           (13.08.22鑑賞)


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No.822 『バットマン リターンズ』
No822 『バットマン リターンズ』

1992年制作 米
監督:ティム・バートン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
ゴッサム・シティに現れた謎の怪人ペンギン。
彼はシティの実力者と手を組み、町を裏から支配しようと画策していた。
そして彼の野望はやがて、バットマンの知るところとなった。
しかしバットマンの前にキャット・ウーマンと名乗る新たな敵も現れ……。

≪感想≫
今更ながらバットマンシリーズを全部観てみようと思って。
前作に引き続き第2弾。

本作の監督も引き続きティム・バートン氏。
だんだんと彼の色が色濃くなってきています。
奇天烈具合がね。

このいききった演出を観ていると楽しくなっちゃうんですよねー。
もちろんハマった時はですが・・・。
本作は十分に本シリーズとマッチしていたのでとっても良かったです。

ストーリーについて。
本作での敵は怪人ペンギンとキャット・ウーマン。
あれ?あれれ??
キャット・ウーマンは味方と思っていたのにこういう立ち位置だったんですね。
良い意味で想定外。

バットマン、ペンギン、そしてキャット・ウーマンの三つ巴。
複雑に絡み合うわけでも無く分かりやすい構図と展開。
こんな観やすい作品も嫌いじゃないです。

そして本作でのバットマンはお豆的存在なんですね。
ペンギン、キャット・ウーマンの悲哀を中心に描かれていて。
基本的に彼らは根が悪ではないような。
過去の業から生まれた「悪」なんです。
そこら辺の描き方がいかにもバートンっぽいなぁと。
「シザー・ハンズ」なり「ダーク・シャドウ」なり物憂げなキャラの描き方がね。

とにもかくにも僕は前作より本作の方が断然好きだなぁ。
次回作はバートン監督ではないみたい。
大丈夫かなぁ・・・。

さぁ、次回作次回作。

≪点数≫
  8点
                                           (13.08.18鑑賞)

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