2013-09-07 Sat

2008年制作 邦
監督:入江 悠
≪キャッチコピー≫
『アメリカへ 世界へ 届け、このライム!』
≪ストーリー≫
レコード屋もないサイタマ県の田舎街に暮らすヒップホップグループ“SHO-GUNG”の
メンバーたちは、自分たちの曲でライブをすることを夢見ていた。
そのメンバーで、仕事もないニートのラッパー、IKKUは夢のために行動に出るが、
同級生の千夏が現われたことでメンバー間にすれ違いが起きてしまう。
≪感想≫
痛いけどグッとくる。
痛いけど応援したくなる。
ニュータイプの青春映画!!
僕的にラップ、ヒップホップは専門外で。
メジャーな曲は聞きますがめちゃくちゃ好きなジャンルじゃなくって。
そんなヒップホップをテーマにした作品。
観ている時は、まぁこんなものかななんて思っていたのですが・・・。
あのラストシーン。
そして観終わってジワジワと溢れ出るグッとくる感情。
「なんだこれ、もう一回観てIKKU達を応援したい!!」
なんて思っている自分がいて・・・。
実家暮らしで働きもしない。
恐らく中学生、高校生の頃も何となく生きてきて熱くなることもない。
そんなIKKUがヒップホップに出会う。
自分を変えられそうな予感。
それでもダメな奴は簡単に変わることが出来なくって。
周りのみんなにはナメられるは置いて行かれるわで。
最後の最後までうだつが上がらない。
そしてそして・・・。
ラストの焼肉屋でのシーン。
IKKUは覚醒。
自らの想いを初めてラップに変えて吐き出す!!
ダメでも好きなものは好きなんだ!!
ダメでも諦めきれない夢はあるんだ!!
くぅーーー、グッときます。
昨年観た大傑作「桐島、部活やめるってよ」を少し思い出す。
自分のやっていることがいくら少数派でも。
自分のやっていることにいくら可能性が低くても。
それでもそれでも、もがいてあがいて七転び八起き。
今のままでIKKU達の将来が上手くいく行くなんて到底考えられない。
きっとまだまだうだつはあがらないまんま。
それでも応援したい。
彼らを応援したいんです。
いやぁー、観ている時はそこまで感じなかったのですが。
今ではこんなにも、彼らに会いたくなっている。
良い作品でした。
今作はシリーズ化して3作程、出ているみたいですね。
観るのが楽しみです。
≪点数≫
8点
(13.07.20鑑賞)

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