2013-08-12 Mon

2007年制作 米
監督:サム・ライミ
≪キャッチコピー≫
『「自分」に挑め。』
≪ストーリー≫
かつて暴漢に襲われて亡くなったベンおじさん殺害の真犯人、フリント・マルコが刑務所から脱獄。
その情報を知らされ激しい怒りに燃えるピーターは、メイおばさんの制止の言葉も聞かず
犯人の行方を追う。
≪感想≫
あれーーー??
面白いんだけどなんだか納得いかないなぁ・・・。
まず面白かった点。
アクションは一作目から二作目、そして本作と。
制作費用が上がったのか、どんどんグレードアップ!!
そして登場キャラが盛りだくさん。
スパイダーマンにブラック・スパイダーマン、サンドマンにヴェノム、
果てはニュー・ゴブリンまで。
もうお祭りですね。
詰め込み過ぎ感がありますが、意外にそれぞれのキャラ立ちができていて楽しめました。
ヴェノムのフォルムも気持ち良かったし、ニュー・ゴブリンの武器や道具も
進化していて良かったです。
小っちゃいところで言うと、サブキャラもなかなか小粋で。
新聞社の副編集長らしき黒人さんも良い感じだし、ピーターのアパートの
大家さん(ロシア人親子)もいい味出していてお気に入りのキャラ。
それらって恐らく原作好きにはたまらない小ネタだったりするんでしょうね。
原作も興味あるな。
極上エンタメ大作。
いやぁ、これは映画館で観るべきでしたねぇ。
もったいないことしたかな。
なんて、褒めコメントを残してはいますが・・・。
なぁんか、手放しで好きとは言えないんですよね。
なぜかって??
それは主人公ピーターを好きになれなかったんです(苦笑)。
わがまま坊ちゃん気質というか。
とにかくピーター(スパイダーマン)の行動が周りを巻き込んで、
悪を生みだすみたいな・・・。
マッチポンプも甚だしいです。
今シリーズで出る悪役達。
1作目の「グリーン・ゴブリン」、2作目の「ドクター・オクトパス」、
そして今作の「サンドマン」「ヴェノム」「ニュー・ゴブリン」。
基本的にこいつらって根っからの悪ではないんですよね。
悪の心に飲み込まれたというか。
それとは対照的にピーターのダメダメっぷりは結構ハンパなくって。
今作のヴェノムの登場ってなんて基をたどるとピーターのせいなんじゃないかい?
ヴェノムになってしまったエディや、親友のハリーはピーターの
わがままの被害者のような気がして。
だけど最後はきっちりスパイダーマンが美味しいとこ持っていくんだから。
ずるーーーい。
ってな訳で、なんだかこいつ好きになれないんだよなぁって。
シリーズ3作品観てきて最後の最後でちょっと失速してしまいました。
ただ先にも書いたようにアクションやエンタメ性は抜群。
ドデカイ画面で観たらさぞかし楽しかったんだろうなと。
スパイダーマンは、新キャストでリブート物として上映されていて、
2、3と続いていくみたいですね。
興味あるので観てみよっと。
≪点数≫
4点
(13.06.26鑑賞)

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