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No.795 『キツツキと雨』
No795 『キツツキと雨』

2011年制作 邦
監督:沖田 修一

≪キャッチコピー≫
『雨でも・・・きっと晴れるさ。』

≪ストーリー≫
小さな山あいの村にやって来たゾンビ映画の撮影隊。
なぜだか手伝うことになった木こりの克彦は、プレッシャーに弱く
使えない新人監督の幸一にイライラする。
しかし、幸一は克彦との交流で自分を取り戻していき、二人のいい関係が
イマイチかみ合わなかった撮影現場にも不思議な影響を与え始め……。

≪感想≫
ほっこりほくほく。

ここはどこかの田舎村。
のんびり林業を営む克彦が映画の世界に関わることに・・・。

穏やかすぎず激しすぎず。
ちょうどいい塩梅。

序盤、映画関係者のありえないほどの理不尽さ、無作法さに腹が立って。
これがもし映画業界あるあるなら、ブラックだなぁって思ったり。
とにかく、いやぁーなヤツラなんです。

ただね。
それには訳があったんです。
それは現場の覇気。
そこに漂う負の空気感がみんなのやる気を無くさせたり、刺々しくさせたり。

そこに克彦がほんの少しのスパイスを加える。
現場は一転、より良い方向に。
ここからは現場のみんなも和やかに、それこそ
「よっしゃ、良い映画を撮るぞ!!」
なんつって。

現場って生ものなんですねぇ。
みんなが同じ方向を向かなきゃ、そりゃ良い作品もできないわな。
この負から正に向かうちょっとした瞬間。
そこが上手に映し出されていて素敵でした。

笑いを交えながらも、人間関係の暖かさが見え隠れ。
押しつけがましくなく、まるでそういう暖かさが日常的の出来事のよう。
良いですねぇ。

いやいや。
きっと僕らもそういう暖かさの中で生活しているんでしょう。

噂にたがわぬ良作でした。

≪点数≫
  10点
                                           (13.06.22鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)