2013-07-29 Mon

2009年制作 仏/香港
監督:ジョニー・トー
≪キャッチコピー≫
『記憶を失くした男に復讐の意味はあるのか──』
≪ストーリー≫
腕利きの殺し屋だった過去を持つフランス料理店オーナーのコステロは、
最愛の娘とその家族が何者かに惨殺されたことを知らされる。
単身マカオへ乗りこんだ彼は、異国の地で出会った3人の殺し屋たちと手を組み、
娘の敵を討つことを誓う。
しかし、かつて頭に銃弾を受けたことのある彼は徐々に記憶を失い始めていた……。
≪感想≫
香港ノワール作品。
とにかくメチャクチャカッコ良い!!
男臭たっぷりの見応えある作品でした。
まずアンソニー・ウォン演じるクワイら3人の殺し屋たち。
彼らの「男」として、そして「殺し屋」としての美学。
依頼人であるコステロの復讐の相手がまさかの自らのボス。
それでもクワイらは乗りかかった船だからと降りる事はしない。
「くぅーーー、痺れるーーーー!!」
こいつらの立ち振る舞いをもっと見ていたい。
クライマックスの彼らの戦いも泣けるんですよねー。
彼らに「憧れ」を抱いたりなんかして。
とにかくカッコ良かったです。
あとね。
僕的に今作は撮り方、演出がとても「美しい」と感じたんですよね。
時折、リアリティから逸脱したシーンも多々あったりしたんです。
どこかファンタジックと言うか。
ただそれすらもこの監督のこだわり、「美しさ」なんだろうなぁと。
良いですねぇ・・・。
好きなシーンも多々。
まず夜の森林での銃撃戦。
言わずもかなクワイら3人のクライマックスの銃撃戦。
そして、コステロと3人が揃って自転車を銃で撃ちながら絆を深めるシーン。
一つ一つの演出にこだわりが見え隠れして素敵。
ラストのラスト。
コステロの復讐シーンはちょっとグダッとした感はありましたが、
それまでがとても良かったので◎。
今作の監督ジョニー・トー。
噂では聞いていましたが、とても良い感じ。
この調子で色々な作品を追ってみようと思います。
≪点数≫
7点
(13.06.15鑑賞)

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