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No.793 『ル・アーヴルの靴みがき』
No793 『ル・アーヴルの靴みがき』

2011年制作 フィンランド/仏/独
監督:アキ・カウリスマキ

≪キャッチコピー≫
『心をみがけば、奇跡はおこる。』

≪ストーリー≫
昔パリで暮らしていた芸術家のマルセルは、今は港町ル・アーヴルで
靴磨きをしながら生計を立てている。
彼は自分に尽くしてくれる妻と愛犬ライカとの暮らしに満足していた。
だが、ある日妻が病気で入院した後、アフリカからの難民の少年と出くわし、
警察に追跡されている彼をかくまうことにする。

≪感想≫
アキ・カウリスマキ節炸裂。
相変わらずの表現方法。
人物の感情、表情の起伏があまりない感じ。
淡々と流れる映像の奥に見えるおっきな問題や出来事をあえてスッと映しだす。
この作風が嫌いになれないんですよねぇ・・・。

例えば、以前観た「負け犬3部作」と言われる「浮雲」「過去の無い男」。
めちゃくちゃダメダメなんだけど最後の最後は希望の光。
あの感じが好きなんです。
独特の空気感の中、観終わってホッとする。

今作でもその作風は健在。

靴磨きを生業とするマルセル。
日銭を稼いでは、近くの酒場で一杯ひっかけたり、愛する妻とのんびり語らいあう。
ツケは貯まるわ、お金は無いわで生活かっつかつ。
そんなマルセルがひょんなことから不法移民の少年をかくまう事に・・・。

法律的には駄目なんだけど、人間的には称賛に値する。
個人的にはこの粋な行動に◎!!
淡々と流れる行動。
粛々と生活している表情。
その奥にある「想い」や「意思」にグッとくるんですよねぇ・・・。

だからこそ最後のシーンは夢でなく現実であってほしい。
確かにラストのあのシーンはマルセルの夢だと捉える事もできなくもない。
けどね、あんな行動をとったマルセルや町の仲間達にはきっと夢ではなく
現実である方がお似合いだ。
奇跡と呼ばれるかもしれないけどマルセル夫婦にはピッタリのラストです!!

≪点数≫
  8点
                                           (13.06.20鑑賞)


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No.792 『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』
No792 『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』

2009年制作 仏/香港
監督:ジョニー・トー

≪キャッチコピー≫
『記憶を失くした男に復讐の意味はあるのか──』

≪ストーリー≫
腕利きの殺し屋だった過去を持つフランス料理店オーナーのコステロは、
最愛の娘とその家族が何者かに惨殺されたことを知らされる。
単身マカオへ乗りこんだ彼は、異国の地で出会った3人の殺し屋たちと手を組み、
娘の敵を討つことを誓う。
しかし、かつて頭に銃弾を受けたことのある彼は徐々に記憶を失い始めていた……。

≪感想≫
香港ノワール作品。

とにかくメチャクチャカッコ良い!!
男臭たっぷりの見応えある作品でした。

まずアンソニー・ウォン演じるクワイら3人の殺し屋たち。
彼らの「男」として、そして「殺し屋」としての美学。
依頼人であるコステロの復讐の相手がまさかの自らのボス。
それでもクワイらは乗りかかった船だからと降りる事はしない。
「くぅーーー、痺れるーーーー!!」
こいつらの立ち振る舞いをもっと見ていたい。
クライマックスの彼らの戦いも泣けるんですよねー。
彼らに「憧れ」を抱いたりなんかして。
とにかくカッコ良かったです。

あとね。
僕的に今作は撮り方、演出がとても「美しい」と感じたんですよね。
時折、リアリティから逸脱したシーンも多々あったりしたんです。
どこかファンタジックと言うか。
ただそれすらもこの監督のこだわり、「美しさ」なんだろうなぁと。
良いですねぇ・・・。

好きなシーンも多々。
まず夜の森林での銃撃戦。
言わずもかなクワイら3人のクライマックスの銃撃戦。
そして、コステロと3人が揃って自転車を銃で撃ちながら絆を深めるシーン。
一つ一つの演出にこだわりが見え隠れして素敵。

ラストのラスト。
コステロの復讐シーンはちょっとグダッとした感はありましたが、
それまでがとても良かったので◎。

今作の監督ジョニー・トー。
噂では聞いていましたが、とても良い感じ。

この調子で色々な作品を追ってみようと思います。

≪点数≫
  7点
                                           (13.06.15鑑賞)


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No.791 『スパイダーマン2』
No791 『スパイダーマン2』

2004年制作 米
監督:サム・ライミ

≪キャッチコピー≫
『運命さえも敵なのか。』

≪ストーリー≫
グリーン・ゴブリンとの死闘から2年。大学生となったピーターはメリー・ジェーンへの思いを
募らせていた。
一方、スパイダーマンを憎む親友ハリーとの関係も複雑になっていて……。

≪感想≫
さぁさぁさぁ。
前作を鑑賞後の連投です。

んんーーー・・・。
ノリきれない感じが否めないなー。

アベンジャーズ」シリーズのクオリティには程遠いというか。
なんか小っちゃい所が気になっちゃって気になっちゃって。

例えばスパイダーマンスーツの頑丈さとか・・・。
例えば普段のピーターのダメっぷりとか・・・。
メリー・ジェーンやハリーの行動等々・・・。
いちいち引っかかってしまったんです。

それでもね。
前作よりはストーリーもアクションも好感触。
シリーズ物なので、前作で描かれた色々な導入部分が必要ないので、
バトルシーンに特化した感じでしたね。
敵は今回も少しちゃちく感じましたが、前作に比べ格段に良くなっていました。
このぐらいの迫力ならば、映画館で観ても良いかも。
もったいないことしたかなぁと。
ストーリーも前述した引っ掛かりを無視すれば大づかみながら良い感じ。
順調にピーターの成長が伺えました。

なんだかんだで楽しんでいる今シリーズ。
いよいよ次回はシリーズ最終作。
ビシッと締めてほしいものです。

余談ですが今作にも少し出演していたウィリアム・デフォー。
めちゃくちゃ悪役顔ですね(笑)。
前作でも出てきた瞬間
「あっ、こいつきっと悪い奴。」
なんて。

≪点数≫
  7点
                                           (13.06.15鑑賞)


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No.790 『スパイダーマン』
No790 『スパイダーマン』

2002年制作 米
監督:サム・ライミ

≪キャッチコピー≫
『運命を受け入れろ。君を守るために──。』

≪ストーリー≫
幼くして両親を亡くし、伯父夫婦のもとで大切に育てられたピーター。
高校3年生となった彼は、6歳の頃からずっと思いつづけている隣家の
メリー・ジェーンに未だに打ち明けることができないちょっと冴えない高校生。
ある日ピーターは親友のハリーから彼の父親ノーマン・オズボーンを紹介される。
ノーマンは巨大軍需企業オズコープ社の経営者にして天才科学者。
ノーマンはピーターの科学の才能を高く評価、彼に目を掛けるようになる。
そんなピーターは、大学の研究所を見学した際、遺伝子組み換えで
スーパースパイダーとなったクモに刺されてしまう。
その瞬間、ピーターの身体に異変が起こり始める。

≪感想≫
今更ながら鑑賞してみました。

アベンジャーズ」シリーズのマーベルコミックの映画化。
アベンジャーズに比べたら全体的に物足りなかったかな。
そりゃそうか、今作が製作されたのが2002年。
ちょっと古めですね。

映像的にもアクション的にも、なんか、もひとつといった感じ。
適役のグリーン・ゴブリンのフォルムを見た時。
「えっ!?こんなちゃちい奴なのか!?」
なんて笑ってしまいました。

ストーリーもアベンジャーズの大人向けに対し、今作は少年向け。
気弱な少年が突然ヒーローになる。
それで天狗になるも身内の不幸に改心。
正義のヒーローに!!
とってもスタンダードな勧善懲悪もの。
想定内で安心できる作品ですね。

好きな点もけっこうありましたよ。
スパイダーマンのフォルムはカッコいい!!
クモの糸を手首からプシューって飛ばすフォームもカッコいい!!
そしてその糸でビル街をスイスイと切り抜けるシーンは観ていてとっても気持ちが良い!!

んんーーー、このぐらいかな。
ツッコミ所もいろいろあったのでね。

ふと思ったんですが、スパイダーマンはコスプレなんですね。
しかも自作の。
強化スーツみたいな物かなと思っていました。

しっかし、アメリカはスーパーマンしかりスパイダーマン、キャプテン・アメリカ等々。
コスプレヒーローが主流ですね。
一方の日本は仮面ライダーやウルトラマンと改造人間、変身ヒーローが主流。
なるほどねぇ・・・。

さぁ次回作次回作。

≪点数≫
  6点
                                           (13.06.14鑑賞)


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No.789 『バレンタイン一揆』
No789 『バレンタイン一揆』

2012年制作 邦
監督:吉村 瞳

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
2011年11月、カカオ生産地の児童労働に関する現状について知ることができる、
「ACE ユースアカデミー」というイベントが開催された。
そこで出会った3人の若い日本人女性が2012年1月にガーナの生産地域を訪問し、
児童労働の現状を目の当たりにする。
帰国した彼女たちは、フェアトレードで作られたチョコレートを買うことを目指し、
「バレンタイン一揆」というプロジェクトを立ち上げる。

≪感想≫
「児童労働」
なんとも重みのあるテーマですが、軽快なタッチで描いたドキュメンタリー作品。

日本の女子高生、女子大生3人がとある事業でガーナを訪れる。
ガーナと言えばチョコレートの原料であるカカオの生産地。
発展途上国のガーナは未だ就学率も低く、子供たちは学校にも行けず
せっせとカカオ畑で勤しむ毎日。
誰がどう考えても不当な就労。
そこで登場するのがフェアトレード。
彼女たちは自らの経験をフェアトレードを通して伝える事を企画する。
その名も「バレンタイン一揆」。

本作では確かに世界中で問題視される、「児童労働」や「企業の搾取」について
よく「知る」事ができます。
自分たちが見えていない世界では、こういう事も巻き起こっているという事実を
再確認できると言うか。

ただ僕的に、本作で最も「なるほど」と思ったのが
「伝えなければいけない事」を「伝える事」の難しさ。
それこそ外へどういう風に発信していけばより良い未来に繋がるのか。
たくさんの人に伝えることが出来るのか。
これらの壁に本作で学生たちが見事にぶち当たります。
例えば今回、企画した「バレンタイン一揆」というイベント。
もっと集客し広めたいとイメージしていたが、これがなかなか・・・。
0よりは1、1よりは2と少しずつ少しずつ進んでいかなくちゃいけない。
伝えたい情報をどういう風に発信するのか。
浮き彫りになった問題を再確認。
なるほどなぁと・・・。

最近、よく思うのが日本人って過去を反省するのが凄く巧い人種なのではって。
色んなインタビューを見る事がありますが、何だかんだで
「今回はこうだったけど次に繋げていきたい」
的な謙虚な意見が多いんですよね。
一方では後ろ向きな意見に聞こえそうですが、これはこれで次に進むための助走なんです。
いかにも日本人的な感覚だなぁと。

もひとつ観ていて重要だなぁと思ったのが「意識の持続」。
今のモチベーションをこれからどう保ち続けていくのか。
きっと彼女たちはこれからたくさん、自らの環境の変化に立ち会わなければいけなくって。
例えば大学を卒業して社会に出なければならない。
例えば家庭を持って母親になるのかもしれない。
その時に形は変われど、この問題に対する意識は失っていないか。
それもとても重要な事だなぁと。

きっと「想い」はまず誰かに伝わって、一緒の方向へ動き出す。
そしてそれがまた別の誰かへ。
そういう繋がりが基の想い人のモチベーションの維持に繋がる。
良きことの循環ですね。

長々つらつらと。

とにもかくにも今作のような作品は、たくさんの人に観てもらい「問題」と言う種を蒔くのが必須。
機会があればぜひご鑑賞を。

≪点数≫
  8点
                                           (13.06.02鑑賞)

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No.788 『パレード』
No788 『パレード』

2010年制作 邦
監督:行定 勲

≪キャッチコピー≫
『歪みはじめる、僕らの日常』

≪ストーリー≫
映画会社勤務の直輝、イラストレーター志望の未来、フリーターの琴美、
大学生の良介たちは、2LDKマンションで共同生活を送っていた。
それぞれが不安や焦燥感を抱えながら、怠惰な共同生活を続けていたが、
男娼のサトルが現われたことで変化が起こり始め……。

≪感想≫
もったいない作品。

伝えたいテーマや出演者は良かったりするのですが、なんだか入り込めない。
何でしょう・・・過度な演出のせいなのか??

とにかく味付け、盛り付けが凄いんです。
そのせいで観ていて違和感たっぷりで・・・。

今作は希薄な現代社会の希薄な人間関係を描きたかったのではないでしょうか。
上っ面で付き合うのが楽で、本当の顔は誰にも見せない、
ましてや自分の顔すら分からない的な・・・。
そこら辺は確かに、分かるんです。
きっと人間関係、コミニケーションなんてものはそういう部分も多々ありますから。
まぁ現代社会だからと言わず、それらは昔っからのテーマだったりするのでしょうが。
確かに昔に比べてコミニケーションツールが多様化して、
その形も変わってきているのでしょう。
劇中のセリフで「チャットや掲示板が云々・・・」とありましたから。

ただね・・・。
今作の描き方ほどひどかぁないと思うのです。
もっともっと、「共存」って熱量があるかと思うのです。
特にルームシェアみたいに嫌でも顔を合わせる場所となるとなおさらね。

恐らくあえてこういう描き方をしているのでしょうが、この希薄さ、
謎々しさをこってり描いたおかげで、妙にザラザラした感じが残ったんだよなぁ・・・。


話は変わりまして。
今作の見所はラストの一連。
あの展開は確かにゾッとして良かったです。
人間の抱える闇みたいなものを見たようで。
そういう食いつくシーンもあっただけに
「もったいないなぁ」
となる訳です。

むむむ・・・佳作。

今作は、原作本があるようですね。
原作ファンから観た今作はどういう風に映っているのでしょうか。

観ていて色々、謎が多い今作。
原作もぜひ読んでみなければ・・・。

≪点数≫
  6点
                                           (13.06.01鑑賞)



こちら原作。
未読です。

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No.787 『天使の分け前』
No787 『天使の分け前』

2012年制作 英/仏/ベルギー/伊
監督:ケン・ローチ

≪キャッチコピー≫
『かけがえのない出会いとスコッチウイスキーがもたらす"人生の大逆転"!』

≪ストーリー≫
いつもケンカばかりしている青年ロビーは、トラブルを起こして警察ざたに。
しかし、恋人との間にできた子どもがそろそろ出産時期を迎えることに免じ、
刑務所送りの代わりに社会奉仕活動をすることになる。
まともな生活を送ろうと改心した過程で指導者のハリーに出会い、
ウイスキーの奥深さを教えてもらったロビーはその魅力に目覚めていき……。

≪感想≫
うーーん・・・。
どっちつかずの惜しい作品でした。

まず、物語中盤までかなり重々しい空気。

ロビーは本当にどうしようもない荒くれ者でならず者。
過去に犯した犯罪は数知れず。
それは血筋のせいなのか、はたまた環境のせいか。
そしてそのロビーにも一筋の希望が。
息子の誕生。
ロビーはもう悪さをしない事を誓い、真面目に暮らすために奔走する。
ただ、過去に犯した罪は清算できずに暴力は暴力を生む。

なんてな事を細やかに映し出す。

そして終盤。
さぁこれからロビーはどうやって過去を清算して未来のために歩き出すのか。
いざ!!
と思ったら・・・。
物語のトーンは一転、陽気で軽やかなテイストに。
「あれ!あれあれ!!
  そのノリで行くのか!?」
ラストは結局、ハッピーエンド的に終わりはしましたが、
それは「再生」ではなくって・・・。

いや、別に良いんですよ。
きっと終盤の軽やかなお話だけが続いていけば、
「痛快エンタメ作品じゃん!!」
で終わったんです。
ただ、いかんせん前半の重々しい空気が残っているだけに、
ロビーの最後の行動に肯定することが出来なかったんですよねぇ・・・。

この作品の流れにちょっと違和感を感じてしまいました。

シリアスな作品。
軽やかな作品。
どちらかに絞って撮って欲しかったかな。

とは言っても終盤のキルトを纏った4人衆のちょっとした旅は面白かったし、
スコットランドの空気感も、なかなか味わう事もできないので良い感じ。

嫁の叔母の言葉。
「昔、他人に受けた親切を、今度は私がする番なの。」
的な言葉にはじんわりじわじわ納得したりして。

惜しい作品。
作品の中で見たかったものが観れなかったかな。
ざーーんねん。

≪点数≫
  5点
                                           (13.06.01鑑賞)
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No.786 『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』
No786 『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』

2009年制作 米
監督:トッド・フィリップス

≪キャッチコピー≫
『昨日の記憶が、全くない!?』

≪ストーリー≫
2日後に挙式を控えたダグは、バチェラーパーティーと呼ばれる結婚前夜祭を
ラスベガスで過ごすことにする。
彼は親友のフィルやステュらと共に一路ラスべガスへ。
だが、翌日ホテルで目を覚ますとひどい二日酔いで、花婿になるはずの
ダグの姿はどこにもなく……。

≪感想≫
巷で面白いと話題に挙がっていた本作。
続編も公開され、さらには最新作も制作中とのこと。
満を持して鑑賞。

なんじゃこりゃ!!
おもしろーーーーーーい!!

アメリカのコメディって文化の違いもあるせいか正直、肌に合わない事もあったりするんです。
変な方向にいきすぎて、何だか笑えないんだよなぁと思う事もあったり。

ただし!!

今作は笑った笑った!!
これ、映画館でみんなと観たかったなぁ。

さてさて。
日本の文化ではあまり聞かない、結婚式の前日に親友と集まって最後のバカ騒ぎ。
これがえらい事になっちゃっていて・・・。
朝起きると、部屋は散乱。
ニワトリが駆け回り、バスルームには虎が、前歯は抜けているし、知らない赤ちゃんまで。
いくつもの点(謎)が散らばり、挙句の果てには肝心の新郎さんが消えるという始末。
誰一人、昨夜の記憶は無くパニックパニック。

物語の展開が絶妙だったんですよね。
先があまり読めなくって、面白さが最後まで持続し続ける。
「次はどんなハプニングが?」
「あのハプニングの原因は??」
最後の最後まで散らばる点(謎)はまとまらない。
「大丈夫か?この映画。」
そんな事思っていたら、何だかんだで綺麗な着地。
大づかみながらもしっかりと点を線、そして面にしてくれました。

いやぁーーー、上手。

やりたい放題やっているのに、嫌味じゃなく、悪意もなく、素直に面白い。

せっかくなので多々あった面白シーンをいくつか。
まず、警察に捕まってスタンガンと子供のシーンは面白かったなぁ。
あのぶっちょう面の子どもがいい味出していて。
次に、エンディングロールのスチュの前歯を抜いて血だらけのシーン。
「いや、そこまでやってたんかい!!」
思わず突っ込まずにはいられません(笑)

等々等々・・・。

本当に面白かったです。
ぜひ次回作も観たい娯楽大作でした。

≪点数≫
  9点
                                           (13.05.26鑑賞)


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No.785 『プリースト』
No785 『プリースト』

2011年制作 米
監督:スコット・スチュワート

≪キャッチコピー≫
『究極のヴァンパイア・ハンター解禁!』

≪ストーリー≫
ヴァンパイアとの戦いに勝利して生き残った伝説の戦士プリーストは、
ある日ヒックスという青年から、プリーストの兄家族が、
絶滅したと思われていたヴァンパイアに襲われ、めいのルーシーが連れ去られたことを知る。
新たに人類に危機が迫っていると感じたプリーストは、
活動を妨害する教会の制止を振り切り、ヒックスと共にルーシーと人類を救うため、
戦いに身を投じていく。

≪感想≫
うーーーん、全体的に「普通」な作品でした。

それでは好きな点を何点か。
まず未来の設定なのでバイクはちょっとカッコ良かったですね。
ハイテクバイク的なメカはちょっとアガりました。
次に設定は面白かったです。
近未来のヴァンパイアVSプリースト(人間)。
そしてそこに新種のヴァンパイアの誕生みたいな。
どうです?ワクワクしませんか??

ただ、そのワクワクやアガりも沸点に達することもなくスーッと終わってしまって。
例えば、アクションシーンもマトリックス風映像なんだけど、ちょっとしかなくって、
盛り上がりに欠けて。
例えば、ストーリーも抑揚がそこまでなくクライマックスもあっけなく終わった感じ。
ラスボスとの戦いもけっこうあっけなかったですもんね。

設定や世界観は壮大なのにあっさり終わり。

すっごい見た目は豪勢なのに味はものすっごい薄味の料理を食べたような・・・。
肩透かし感がハンパない。
残念無念・・・。

今作、終わり方を観ていると続編がありそうですね。
ストーリー的には確実に次への含みを見せていたので。
今作はヒットしたのかな?
続編は本当に作れるのかな??

うーーーん・・・。
まぁ、気負わずぼーっと観れる作品でした。

≪点数≫
  6点
                                           (13.05.26鑑賞)


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No.784 『かいじゅうたちのいるところ』
No784 『かいじゅうたちのいるところ』

2009年制作 米
監督:スパイク・ジョーンズ

≪キャッチコピー≫
『その島で待っている 見たことない世界、流したことない涙─。』

≪ストーリー≫
いたずら好きなマックスはいつものようにママとケンカして、外に飛び出してしまう。
ふと気付くとボートに乗っていたマックスは、海を渡り、ある島にたどり着いていた。
島に住んでいる怪獣たちはマックスを見つけ、王様に仕立て上げるが……。

≪感想≫
世界的人気絵本「かいじゅうたちのいるところ」。
誰もは一度は読んだことがあるのではないでしょうか。
僕も小さいころ読んだことがあって。
子供向けのファンタジー作品でその世界観を楽しんだ記憶があります。

さて映画について。
映画版の今作は大人向けのファンタジーといった所でしょうか。
絵本の中で描かれていた世界観をそのままに、その景色、かいじゅうたちのフォルム。
これが気持ちが良いのなんのって。

壮大な風景の中にチープともいえるかいじゅうたち。
かいじゅうたちは恐らくですがCGではなく着ぐるみ仕様。
それが凄い良かったんですよねー。
どこか可愛らしくって親近感がわいて。
表情の一つ一つが魅力的。
特に最後のマックスとの別れのシーンのキャロルのあの表情。
「そんな顔するなよ!!」
なんて、不覚にもじんわりじわじわ・・・。
この着ぐるみ感がなんとも良い感じでした。

音楽も良かったなぁ。
童心に戻れる、ワクワクする雰囲気。
素敵でした。

ストーリーは絵本を基としているからかちょっと中途半端。
抽象的で物の奥から伝えたいことを読み取る感じ。
正直、僕はなんとなくしか伝わらなかったかな。

でもまぁ、先に書いたかいじゅうたちを見る事ができて良かったです。
あっとそうそう。
今作を観終わって、家の本棚をあさっていると原作の絵本発見!!

二十数年ぶりか。
子供の頃をふと思い出す。
懐かしい。

≪点数≫
  6点
                                           (13.05.25鑑賞)



こちら原作。
じわり懐かしい気持ち。

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No.783 『ペルシャ猫を誰も知らない』
No783 『ペルシャ猫を誰も知らない』

2009年制作 イラン
監督:バフマン・ゴバディ

≪キャッチコピー≫
『いつだって、音楽は自由の翼なんだ』

≪ストーリー≫
ネガルとボーイフレンドのアシュカンは、テヘランでバンドを組んでいた。
だが、音楽の自由のないイランでインディー・ロックを続けることに限界を感じていた二人は、
ロンドンで演奏したいと夢見るようになる。
何よりも国外に出るためにはアシュカンのパスポート取得が先決で……。

≪感想≫
以前観ました「オフサイド・ガールズ」や「ペルセポリス」。
どちらもイラン映画で、どうにも住みにくいイランの文化に抗う姿が描かれていた。
今作もその手の作品。

主人公のネガルとアシュカン。
自由な音楽、声を上げたくて国外へ出る事を希望する。
そして仲間に助けを求めあらゆる手段をとって夢へと歩き出すのだが・・・。

イランという国の文化の抑制は本当に厳しいようで。
その中でみんな隠れてパーティーを開いたり、好きなジャンルの音楽を聴いたり等々。
こういう部分を見せられると
「遠い国、ろくに知らない国なんだけど、やっぱり思う所は一緒なんだなぁ」
と。
やっぱり楽しい事は大好きだし、そこには音楽があったり、スポーツがあったり、祭りがあったり。
文化は違えど内に秘める物はさも似たり。

今作では、そのイラン文化からの脱却を軽快な音楽と冗談交じりの会話でテンポ良く映し出す。
そして突然訪れるあのエンディング。
このエンディングがいかに文化に抗う事の厳しさを教えてくれた。
ズシリと重力を感じる。
社会に抗い自由を求める事はやはりリスクを伴う。
それでも一歩。
それでも自由を。

どんよりと・・・ただしグッとくる良作でした。

今作では色々な音楽がPV風に流されていましたね。
ラップ調の音楽はカッコ良かったなぁ。

キャッチコピーにもありますが、やっぱり「音楽」は自由の翼だ!!

≪点数≫
  8点
                                           (13.05.24鑑賞)


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その5 『寿限無寿限無・・・・・。』
先日、生まれて初めて落語を生で拝聴してきました。

噺家さん達の技術に感動すら覚える。

一人で何役も演じ、言葉に抑揚をつけて物語として成立させる。

非常にいい体験。

とある誰かが言っていた。

「落語が好きな人は話し上手」

話の構成や間の取り方を自然に学んでいるからなんですって。

なるほどねぇ。

も一つ。

今回の落語、とあるパン屋さんで観賞したんです。

パン屋と言っても古民家の様な趣きで、その軒先に高座を作って披露。

観客はその古民家の縁側や居間から観賞する。

周りは緑いっぱい。

夕暮れの太陽が淡く差し込む空気。

子供から大人まで満面の笑み。

そんな環境も相まって素敵な思い出となりました。

またいずれ。

-了-


こちら桂枝雀のDVD。
興味あるーー。



雑記 | 22:07:16 | トラックバック(0) | コメント(3)
No.782 『オーシャンズ13』
No782 『オーシャンズ13』

2007年制作 米
監督:スティーヴン・ソダーバーグ

≪キャッチコピー≫
『今度のゲームにいくら賭ける?』

≪ストーリー≫
ラスベガスの大ボス、ヨーロッパ一の大泥棒、ユーロポールの腕利き刑事という
トリプル包囲網を潜り抜け、門外不出の名宝と引き換えに1億9000万ドルを
手に入れたダニー、ラスティ、ライナスらチームの面々。
彼らは因縁の地ラスベガスで再び大きな獲物を狙うことに……。

≪感想≫
祝・復活!!
オーシャンズ11」でそのエンタメ性に称賛し。
オーシャンズ12」でちょっと落ちて、むむむとなった矢先の本作。

またまた楽しい作品に復活してくれました!!
ただ今作でシリーズの楽しみ方が変わったかな。

1作目では、オーシャンたちが巻き起こす強盗劇にワクワクドキドキ緊張感を
保ちながら鑑賞していました。

2作目でその強盗劇に凄みを感じなくなり緊張感のなさに、少しだけげんなりした訳です。

そして本作。
確かにオーシャンたちがやらかす事に、さほど緊張感は感じませんでした。
前作でも書きましたが、凄腕集団のはずなのに、時々ポカをやらかす。
もっとスマートにやってくれればカッコいいのになぁと。
何だかなぁ・・・。

あれ?苦言かい!?

いやいやいや。

きっと、そのポカも実は彼らなりのエンターテイメントなんです。
めちゃくちゃ仲の良い彼らが、仕事を成功させて打ち上げで駄話をする。
そんな時の笑い話の一つになるかのように、一個一個のアクシデントも演出する。
そんな感じじゃないでしょうか。
このメンバーたちのワイワイキャッキャやっているのが観ていて面白いんですよね。
「あぁ、こいつらのお話もっと観たいなぁ」
って。

しっかし、今シリーズのブラッド・ピットはめちゃくちゃカッコいいですね。
今シリーズで一気にファンになりました!!

続編の話が出ないのはおかしいなと思っていたら、メンバーの一人フランクを演じた
バーニー・マックが2008年に急逝されたようで。
それを受けて監督のソダーバーグが彼のいない続編は考えられないと。
んんーーー、本当に仲の良いメンバーだったんですね。
それなら仕方がないか。

≪点数≫
  7点
                                           (13.05.11鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.781 『20世紀少年 最終章 僕らの旗』
No781 『20世紀少年 最終章 僕らの旗』

2009年制作 邦
監督:堤 幸彦

≪キャッチコピー≫
『もうひとつの 結末。もうひとりの ともだち。』

≪ストーリー≫
“ともだち歴3年”の2019年、世界は世界大統領として君臨する“ともだち”に支配され、
殺人ウイルスがまん延する東京は壁で分断。
都民の行動は完全に制限されていた。
そんな中、カンナ(平愛梨)は反政府組織として武装蜂起する一方、“血の大みそか”以降、
行方がわからなくなっていたケンヂ(唐沢寿明)が突然現われる。

≪感想≫
ひたすら苦言を呈してきた本シリーズ。
いよいよ最終作を鑑賞いたしました。

やっぱりダメダメでした!!
一言で言うと「苦行」。
3作合わせて約7時間!!
ひたすら長―く感じました・・・。

ずーーーーっと低空飛行。
盛り上がりの展開はあるのに、なんかノリ切れないんです。
見せ方なんでしょうか。

何でしょうねぇ・・・。
内容は大人向けなのに、映像とか見せ方が子供向けのような感じ。
全然面白くないんです・・・。

そもそも原作が面白くないのかなんて疑いをかける始末。
まぁ、確かに原作は着地がおかしかったイメージ・・・。

1作目でも書きましたが、映画版は原作を忠実に再現しているので、
トントントントン原作のダイジェストを観せられている感じ。
原作は全22巻なのですが、それを忠実に再現しようとすると時間が足りないっつーの。
映画にするならもっと描き方があるでしょうに。

だってですよ。
今作、冒頭数分は前2作のダイジェストを流していたんですが、
もうそれで2作品観た気分になりましたもん(苦笑)
それだけ前2作が描き方がヘタッぴだったのかが分かります。
要するに、この数分と今作だけで、作品として出来上がっているんです。
それでも今作も長いのですが・・・。
本当に描きたい部分だけを映画用に作って2時間ぐらいにまとめても良かったのでは。
できそうな気がするんだけどなー。

そして今作が映画向けじゃないのではと感じたのは、ツッコミ所が山ほどあるんです。
と言うかずーーっとザラザラしていて気になるんです。
例えば前作で言うと
「おまえ、あいつか!?」
なんてセリフだったり(苦笑)
例えば今作では、新宿に向かうロボットに飛び乗るシーンがあまりにも非科学的だったり。
あんなにも揺れ動くロボットにぶら下がるのはいくらなんでも無理でしょう(苦笑)
例えば、ケンヂの歌う唄もそんなに求心力があるのか・・・。
例えば・・・例えば・・・例えば・・・。
もう例を挙げるとキリがない。

この映画にもし副音声を付けさせてもらえば、ずーっとツッコンでいると思います(笑)

もう、今シリーズについては苦行の嵐!!
ダメダメシリーズでした。

良い所は・・・。
めちゃくちゃ豪華キャストという事!!
あのシーンであんな人、このシーンであんな人。
ケンヂは子供の頃と大人になってからの演者がそっくりでしたね。
ベストキャストだったのでは。
ただね・・・。
そもそも内容があまり良くないので、幼稚園児のお遊戯会を見ている感じ。

あとは前作のレビューでも書きましたが主題歌。
T.Rexの「20th Century Boy」。
あのイントロ聞くだけでちょっとアガりますね。

良いところはこの2点ぐらいかなぁ。

そんなこんなで、映画で萎えたこの気持ち。
漫画をもう一度読み直してみようと思います。

≪点数≫
  1点
                                           (13.05.10鑑賞)



こちらT.Rexの「20th Century Boy」。
カッコ良い!!

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(2)
No.780 『アタック・ザ・ブロック』
No780 『アタック・ザ・ブロック』

2011年制作 英
監督:ジョー・コーニッシュ

≪キャッチコピー≫
『団地の不良キッズVS謎の凶悪エイリアン』

≪ストーリー≫
南ロンドンの公共団地で、不良少年たちが看護師のサムを恐喝していたところ、
突如、いん石の落下とともにエイリアンが出現。
リーダー格のモーゼズらは、エイリアンを殺してしまう。
すると、さらに凶暴なエイリアンが次々と飛来。
団地を襲撃するエイリアンに、モーゼズは反撃を決意する。

≪感想≫
B級臭漂う本作。
何故観たかって?
それは大好きニック・フロスト(「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ」等々)が出ているから。
そして大好きクエンティン・タランティーノ監督が2011年映画のベスト第7位に
ランク付けしていると聞いて鑑賞。

良い感じで楽しめました。

恐らく低予算で作られたであろう本作。

まず脚本、演出がしっかりしていました。

物語冒頭、モーゼズらやんちゃな悪ガキ集団が、看護師さんを恐喝します。
その理不尽さに、
「なんてこいつら悪ガキなんだ!!嫌な奴らだな!!」
なんて思ったりして。

ただエイリアン達と戦いながら徐々に悪ガキたちの生い立ちが浮き彫りに。
持続する緊張感と共に訪れる悪ガキたちの背景。
そん時はもう
「よし、頑張ってこの団地を守るのだ!!」
なんて心変わり。

自然に悪ガキたちに共鳴して一緒にエイリアン共に立ち向かっているような感覚に。
むむむ、巧いですねぇ。

90分足らずの作品でここまで上手に観せられると、最近観ている
20世紀少年」シリーズがいかにダメダメ作品か分かります。
だってあの作品は全3作で400分ぐらいあるんですよ!?
まだ第3章を観ていませんが、観るのが怖いよー・・・。
ちと脱線。

とにもかくにもエンタメ性にとんだ本作。
エイリアン達を駆逐した時は、心で一緒にガッツポーズ!!

とても良作でした。

あっとそうそう。
ちびギャングの2人も可愛らしくて良かったですねー。
彼らも同じくヒーローだ!!

≪点数≫
  8点
                                           (13.05.06鑑賞)


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