2013-06-26 Wed

2008年制作 邦
監督:堤 幸彦
≪キャッチコピー≫
『世界が終わろうとしています。ぼくらの"ともだち"によって──。』
≪ストーリー≫
翌年に大阪万博開催を控え、人類が初めて月に降り立った1969年の夏、
小学生のケンヂは、同級生の仲間たちと空き地の原っぱに秘密基地を作った。
そんな彼らの秘密の遊びの一つである“よげんの書”には、悪の組織、
世界征服、人類滅亡計画、それを阻止する正義の味方など空想の数々が描かれ、
彼らをワクワクさせるのだった。
≪感想≫
浦沢直樹原作の人気漫画を映画化。
僕はこの浦沢直樹の漫画が大好きなんです。
「パイナップルARMY」に始まり「YAWARA!」「MASTERキートン」「PLUTO」等々。
中でも「MONSTER」という作品はめちゃくちゃ名作。
本当に大好きです。
今回映画化された「20世紀少年」も、もちろん読破しました。
感想はと言いますと・・・。
中盤ぐらいまでは相当面白かったんですが着地がイマイチと言う印象。
それこそ連載が始まった当初は
「なんだこの面白い作品は!!」
なんて友達に勧めまくったのを覚えています。
さて映画について。
これ、原作を読んだことない人にとってどう映ったんでしょうか。
僕の印象は原作を忠実に再現しようとするがあまり観客を置き去りにしている感じ。
トントントントン原作のダイジェストを観せられているようで、展開の速さに口あんぐり。
しかもそのダイジェストが、見せ場たっぷりのドンパチかと言えばそうでもない。
なんだか、終始つまんないんです。
原作を知っている僕でもノリきれなくって。
しまいには、
「もしや原作自体が面白くないのでは??」
と疑い始める始末。
原作は毎週謎が謎を呼び、良い具合に緊張感を持続させてくれて
読み応えたっぷりという感想なのですが。
これを映画にするとなると、なんか拍子抜けと言うか、ボコボコ穴があって
リアルに感じないんですよね。
もしかしたら今作は映画向けじゃなかったのかもしれませんね。
演出もけっこうずさんで。
今作、たぶんめちゃくちゃお金をかけて作ったと思うんです。
だけど、全てにおいて安っぽいんですよねー。
国会議事堂の爆破シーンとか、空港の爆破シーンとか、ちゃちい映像でこれまたげんなり。
もったいないなぁ・・・。
唯一、良かった点は豪華キャストだったという所ぐらい。
あのキャラはこの人が。
このキャラはあの人が。
そこは観ていて楽しかったです。
今作はシリーズ物で3部作。
次回作を観るのが不安です・・・。
≪点数≫
3点
(13.05.04鑑賞)
こちら原作。
連載当初はあまりの面白さに度肝抜かれたなぁ。

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