2013-05-31 Fri

2012年制作 米
監督:ティム・バートン
≪キャッチコピー≫
『新種のヴァンパイア、始動』
≪ストーリー≫
イギリスからアメリカに移り住んだお金持ちのコリンズ家に生まれたバーナバスは、
魔女アンジェリークによってヴァンパイアにされてしまった上に、
生きたまま埋められてしまう。
その後、ふとしたことで彼は200年の眠りから目覚めるが、
コリンズ家はすっかり落ちぶれていた。
バーナバスは、コリンズ家再建を末裔と成し遂げるべく、
自らの父の言葉である「唯一の財産は家族」を胸に行動を起こす。
≪感想≫
ティム・バートンとジョニー・デップの仲良しコンビ作。
「シザー・ハンズ」や「チャーリーとチョコレート工場」
「アリス・イン・ワンダーランド」等々。
たくさんの作品を提供してくれています。
と言っても僕は、この二人の作品だからという訳ではなく、
クロエ・グレース・モレッツ目当で観賞したのですが(苦笑)。
さてさて映画について。
うーーーん・・・中途半端。
バートン監督とジョニー・デップの作品と言う事でもっとワクワクする
作品かなと思っていましたが・・・。
ヴァンパイアや魔女、オオカミ人間という存在。
時を経てよみがえるという非現実な設定。
ここまで来ると、もっともーっとやりたい放題で良かったかも。
シリアスだったりロマンスだったりコメディだったりと散漫な感じがしたもので。
ティム・バートン監督という事でちと期待しすぎたか。
登場人物も多数いて1人1人のキャラ立ちができてなかったかな。
お目当てのクロエ・モレッツの活躍も少しだったので残念。
とは言えその画力、雰囲気はいかにもバートン節な作品だったので、楽しめたかなと。
ちょっとハードルを高くして観賞しちゃって後悔。
≪点数≫
6点
(13.04.21鑑賞)

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2013-05-29 Wed

2001年制作 米
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
≪キャッチコピー≫
『ハリウッド史上最強の犯罪ドリームチーム』
≪ストーリー≫
保釈中のカリスマ窃盗犯ダニー・オーシャンは刑務所暮らしの4年間に
とてつもない犯罪計画を練り上げていた。
それは、ラスベガスの3大カジノの現金がすべて集まる巨大金庫から、
厳重な警戒とセキュリティシステムを破って現金を盗み出すというもの。
その額なんと1億6000万ドル!
オーシャンは旧友のラスティに話を持ちかけ、
この計画の遂行に不可欠な各分野のスペシャリストのスカウトを始める。
やがて、11人の選りすぐりの犯罪ドリーム・チームが誕生した。
こうして11人のプロによる、ミスの許されない秒刻みの史上最大の強奪作戦が始まった……。
≪感想≫
今更ながら「オーシャンズ11」を鑑賞してみました。
シリーズを全部押さえておこうかなと思いまして。
豪華キャストに舞台はこれまた豪華なラスベガス!!
十分に堪能させていただきました。
まず、メンバーがカッコいいんですよね。
ジョージ・クルーニーやマッド・デイモン等々。
僕的には、参謀役のブラッド・ピットに激ハマリしてしまいました。
クールでイカしていたんです。
ストーリーも意外にカッコよくって。
どんでん返し的な演出は観ていてワクワクしたり。
ドデカイことをテンポよく、かつスタイリッシュに映し出す。
気持ちよく鑑賞することができました。
ただね。
何個か気になる点もあったんです。
まず登場人物の多さ。
メンバーが11人という大所帯なだけにキャラ立ちができていない。
もう少し減らしても良かったのかも。
次に、敵役のベネディクト氏の扱い。
結局、ベネディクトはめちゃくちゃ悪人という感じがしなかったんです。
それで結局、ただの被害者という感じに見えてしまって。
ちょっとかわいそうに見えました・・・。
もっと悪人悪人した性格ならばより爽快感がましたかなと。
まぁ苦言を少し呈しましたが、好きな作品には変わりなくって。
2、3と続いていくので楽しみです。
あっと今作は原作があるようですね。
1960年制作の「オーシャンと十一人の仲間」。
そんな昔の作品をリメイクしたんだ。
へぇー・へぇー・へぇー。
≪点数≫
8点
(13.04.21鑑賞)

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2013-05-27 Mon

2011年制作 米/カナダ
監督:キャサリン・ハードウィック
≪キャッチコピー≫
『恋をした、大人になった。』
≪ストーリー≫
赤ずきんことヴァレリーは木こりのピーターと愛し合っていたが、
ヘンリーとの婚約を親が勝手に決めてしまう。
ある満月の夜、ヴァレリーの姉が何者かに惨殺され、
魔物ハンターのソロモン神父は人オオカミのしわざだと宣告するが……。
≪感想≫
グリム童話「赤ずきん」を基に作られたサスペンス作品。
うーーーーん・・・。
全体的に中途半端な感じでした。
嫌いじゃないんだけど・・・みたいな。
おそらく誰もが知っているであろう「赤ずきん」。
これをどう料理してくれるのか楽しみに鑑賞したんだけどなぁ。
まず大まかなお話としては、
「村を襲うオオカミ人間はどいつだ!?」
がメイン。
それとヴァレリーの恋のお話を絡めた流れ。
ヴァレリーの恋のお話は、まぁ想定内でしたので置いといて。
オオカミ人間はどいつだという謎解き。
・・・これも正直想定内でした・・・。
あら残念。
それじゃ良かった点はどこなんだいなんて。
まずは、ソロモン神父のゲイリー・オールドマンは良かったです。
以前観た「ザ・ウォーカー」に通ずる役どころでしたがいい味出していました。
あとはこれは必然と言えば必然なのですが「赤ずきん」の有名なくだり。
「ばあちゃんの耳は何でそんなに大きいの?」
的なやりとり。
そこが出てきたときには、
「おっと、そのくだりをどう使うんだい??」
なんてワクワクしましたもん。
とは言え、やっぱりどれもこれも中途半端な感じが否めない。
好きな役者さんが出ているなら観ても良いかなぐらいの作品でした。
オオカミ人間で言うと名作アニメ「おおかみこどもの雨と雪」。
これがおススメです!!
おそらく今作のヴァレリーたちに今後訪れるであろう問題を、
このアニメでは描いていて、さらにその問題を乗り越えてくれていますから!!
≪点数≫
5点
(13.04.14鑑賞)

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2013-05-25 Sat

2012年制作 米
監督:ジョス・ウェドン
≪キャッチコピー≫
『日本よ、これが映画だ。』
≪ストーリー≫
人知を超えた悪によってひそかに進められる地球壊滅の陰謀。
それを食い止めるべく、大富豪で天才発明家アイアンマン、
神々の国から地球ヘと追放された雷神ソー、
感情の爆発によって容姿を激変させる科学者ハルクなどを集めた部隊
アベンジャーズが結成される。
しかし、各々が抱えているつらい過去や苦悩が浮き上がっては衝突し合うようになり、
人類史上最大の危機に立ち向かうチームとしての機能が消失しかけていた。
≪感想≫注:今回はかなり長文ですm(_ _)m
祭りだ、祭りだ、祭りだー!!!!
ヒーロー祭りだー!!!!
以前からずーーーっと楽しみにしていた「アベンジャーズ」をようやく鑑賞。
いや、もう最高です。
期待通りというか、高いハードルをいとも簡単にクリアしてくれました!!
アメコミヒーロー達の大集合。
うーーーんなんでしょう。
漫画で言うと悟空やルフィやケンシロウやジョジョらが集まってみたいな。
ガンダムやマジンガーZやエヴァンゲリオンや鉄人28号らが集まってみたいな。
仮面ライダーやゴレンジャーやデビルマンやウルトラマンらが集まってみたいな。
とにもかくにも色んな主役達が同じチームで戦う。
アガらない訳ないでしょう!!
ここからはアベンジャーズのメンバー、一人一人の感想を。
まず「アイアンマン」。

今作でもそのシニカルな性格は健在。
協調性が無くチャラチャラした感じなんだけど押さえる所は押さえる。
パソコンやメカを操るシーンなんて最高にイケています。
演じるロバート・ダウニー・Jrも大好き。
アベンジャーズの中で一番好きなキャラクターです。
次に「ハルク」。

演じる俳優さんが今作からマーク・ラファロに代わっていましたが、何の違和感もなく、
むしろ良くなっていたんじゃないでしょうか。
前作よりも、くらぁーい感じとか、オタクっぽさが倍増していて、
キャラが立っていたかなと。
前作のエドワート・ノートンも大好きなので代わると聞いて、
ちょっと残念と思っていましたが、嬉しい誤算でした。
ハルクのフォルムも良い感じになっていましたね。
前作では黒髪サラサラヘアーで坊ちゃん感が否めませんでしたが、
今作はよりワイルドになっていました。
今作ではハルク大活躍!!
もう無敵状態!!
神様、異星人相手に八面六臂の大活躍。
「キャプテン・アメリカ」。

一番地味なのですが、理想のヒーロー像という感じ。
愛国心溢れる正義の男。
今作でも、そのリーダーシップをいかんなく発揮。
地味でもカッコいいものはカッコいいんです!!
まさに、いやこれぞキャプテン!!
「ソー」。

このソーだけ神様という位置付けなので、みんなと折り合いがつくのか心配でしたが問題ないない。
神様というか、「別の星の人」という感じかな。
絶対的な存在とはまた少し違っていてね。
今作ではメチャクチャ活躍!!という訳ではありませんでしたが要所要所で名シーンを。
弟ロキを思う気持ちはやっぱり素敵でしたもの。
「ブラック・ウィドウ」。

アベンジャーズの紅一点。
実は、このブラック・ウィドウのアクションが一番カッコ良かったりしました!!
他のメンバーは武器とかメカを使っているのに対しブラック・ウィドウは格闘を駆使して大活躍。
冒頭のフランケン・シュタイナーを繰り出す所なんて心奪われました。
いやぁーカッコ良かったです。
「ホークアイ」。

最強の弓矢使い!!
序盤はああいう感じで活躍はしませんでしたが、クライマックスではその弓矢を使って、
変幻自在に敵をなぎ倒していました。
今後の活躍に期待大のキャラクターです。
「ニック・ヒューリー」

アベンジャーズをまとめる総司令官。
これだけアクの強いメンバーをどうまとめるのか!?
いぶし銀の活躍でしたね。
とまぁメンバーを書いていきましたが、他にもエージェントのフィル・コールソン、
マリア・ヒルも良かったですねー。
フィルの立ち振る舞いもメチャクチャカッコよかったですもん!!
影の主役でした。
あと、敵のロキ。
悪役なのに嫌いになれないんですよね。
ダメ弟っぷりとかヘタレっぷりがね。
根っからの悪ではない感じが好感持てちゃったりして。
いやぁー書き出したら止まんないなぁ。
とにかく、僕は今作のシリーズを全作観てきていて、
このアベンジャーズを楽しみにしていたんです。
「こんな感じであればいいなぁ。」
とか
「こいつの活躍をもっとみたいなぁ。」
とか。
それを期待通りに観せてもらえたら、こりゃもう満点付けるしかないでしょう!?
ヒーローたちがワーワーじゃれ合っていたり、コンビネーションを組みながら暴れたり。
みんなが主役で、うまく立ち回っている。
確かにツッコミ所はなくもないんです。
異星人が異常に弱すぎる点とかね。
けどそんなものどーでも良いんです。
観たかったものを観せてもらえたのだから!!
そしてそして・・・。
例のごとくラストには続編を匂わすシーンが・・・。
やったー!!
楽しみーーー!!
≪点数≫
10点
(13.04.13鑑賞)

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2013-05-23 Thu

2011年制作 米
監督:ベネット・ミラー
≪キャッチコピー≫
『常識を打ち破る理論で野球を変えた ひとりの異端児の闘い。』
≪ストーリー≫
元プロ野球選手で短気な性格のビリー・ビーンは、
アスレチックスのゼネラルマネージャーに就任する。
チームはワールド・チャンピオンになるには程遠い状態で、
優秀な選手は雇えない貧乏球団だった。
あるとき、ピーター・ブランドというデータ分析にたけた人物との出会いをきっかけに、
「マネーボール理論」を作り上げる。
しかし、「マネーボール理論」に対し選手や監督からは反発を受けてしまい……。
≪感想≫
今作は実在する人物のお話。
しかもわずか10年くらい前のお話。
今作の主人公であるビリー・ビーンが打ち出した「マネーボール」理論は、
これまでのメジャーリーグの在り方に少し革命を起こしたようですね。
個々の実力だけという訳ではなくチームプレイという訳でもない。
確率、データを基に1%でも勝利に近づけるためにチーム作りをしていく。
日本で言う野村IDみないなものかな。
僕は理系出身なので、このデータ、確率云々みたいな考え方は嫌いじゃなくってね。
日本の球団でもそうですが、やっぱり金持ちの球団が戦力は整っているわけで。
選手たちもやっぱりプロなわけで、自分を高く買ってくれる方に行きたいですよね。
それが、球団格差を生んでいく。
それなら貧乏球団はどうすればいいのか。
それがこの「マネーボール」に繋がるわけです。
いかに安上がりで「強い」ではなく「勝てる」チームを作るのか。
球団の経営者、裏方さんたちは四苦八苦やってるんですよね。
プロスポーツのエンタメ的な部分ではなく、その奥の駆け引きや攻防を映し出す。
そこに映る男たちは何ともカッコいいというか世知辛いというか。
「夢を与える」世界の裏には、やっぱりこういう事実もあるんだよなぁなんて。
実は僕、身内がプロ野球に関わる仕事をしているので、
何となくその奥の方も見聴きしたりはしていたのですが、
今作を観てさらに奥の方まで知ることができて、非常に興味深かったです。
≪点数≫
7点
(13.04.12鑑賞)

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2013-05-21 Tue

2012年制作 米
監督:ウェス・アンダーソン
≪キャッチコピー≫
『恋をしに出かけよう! ふたりだけの秘密の場所へ――。』
≪ストーリー≫
1960年代ニューイングランド島。
自分が養子だということを寂しいと感じながらボーイスカウト活動をしていたサムは、
常に本を読んでいる少女スージーに恋をする。
キャンプでの生活になじめない二人は文通を始め、
キャンプから勝手に抜け出し森で自由気ままに過ごしていた。
一方、村では保安官やスージーの両親らが、二人を捜していたのだが……。
≪感想≫
巷で、かの名作「小さな恋のメロディ」のウェス・アンダーソン版だと噂の作品を鑑賞。
ウェス・アンダーソンと言えば「ダージリン急行」や「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」の監督さん。
僕的にはどちらも好感触。
この監督。
カメラワークやカット割り、構成力が巧みなんです。
パノラマチックなカメラ割りや、どこかファンタジックな映像は計算尽くされた感がして良い感じ。
嫌いになれないというか、「大好き!!」みたいな。
その「大好き!!」な作風にこれまた大好きな「小さな恋のメロディ」に似た作品!?
良いじゃないですか。
さてさて感想を。
前述したカメラワークや構成力に加えストーリーもどこかファンタジック。
リアルなんだけど寓話的と言うかおとぎ話的と言うか。
かといって、可愛らしすぎず、ほっこりし過ぎず。
ちょいと大人・・・いやいや大人になりきれていない大人のための作品といったところでしょうか。
とにかく、その感じが良いんですよねぇ。
まず出てくる子供たち、その他の大人たちが最高なんです。
「小さな恋のメロディ」では、子供たちが主役でしたが、
今作はその周りの大人たちも愛すべきキャラクター達でした。
ブルース・ウィルス演じる保安官や、エドワート・ノートン演じる隊長さん。
ちょっとダメダメな所もあるけど、押さえる所はしっかりと押さえていて。
とっても魅力的だったんですよね。
そして主役級の子供たちは言わずもかな素敵すぎる!!
サムとスージーの純粋なる恋物語は観ていてめちゃくちゃ微笑ましかったし、
その仲間たちの行動も心がほっこりほくほく。
サムとスージーが海辺で二人、ダンスを踊るシーンなんてキュンキュンしました!!
いやぁー良いですねぇ・・・。
なんとなくこの監督の色というものが分かってきました。
どうやら好きみたい。
次作が楽しみな監督さんです。
≪点数≫
9点
(13.04.06鑑賞)

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2013-05-19 Sun

2007年制作 米
監督:ティム・ストーリー
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
日本では駿河湾が凍結し、エジプトでは雪が降り、
ロサンゼルスでは大停電が起こる怪現象が発生。
そんな中、今や全米の有名人となったファンタスティック・フォーの
リードとスーは結婚式を挙げることに。
しかし、挙式当日、彼らの前に銀色のサーフボードを操る未知の生命体が現れる。
≪感想≫
前作に引き続きまぁまぁまぁ・・・。
光線を浴びて特殊能力を身に着けたファンタスティック・フォーの4人と
敵のドクター・ドゥーム。
そして今作では新キャラ、シルバー・サーファー。
上記の能力者たちが戦いを繰り広げるわけですが。
前作のレビューでも書きましたが、この手の作品はいかに気持ちのいい能力が出てくるか。
今作は新キャラが1人と、そこまで盛り上がりに欠けましたね。
シルバー・サーファーのフォルムはカッコ良かったんだけどなー。
ただ、ラストのファンタスティック・フォーのメンバーの個々の能力が
1人に集約されての戦いは、結構、気持ちが良かったです。
今シリーズを観るとどうしても漫画「ONE PIECE」を思い出すんだよなぁ。
前述した、ラストのバトルシーンも、まんまでしたので・・・。
とにもかくにもパンチ力が少し足りない。
そんな作品でした。
前作よりかは今作の方が面白かったかな。
また続編が出るのでしょうか・・・。
≪点数≫
6点
(13.03.31鑑賞)

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2013-05-17 Fri

2008年制作 タイ
監督:トニー・ジャー 、パンナー・リットグライ
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
15世紀のタイ。
アユタヤ王国の侵略が進み、東の王国の国王とその妻が暗殺される。
山賊に救われた息子のティンは秘境にある訓練場に残ることを決め、
格闘の猛特訓を開始した。
数年後、向かうところ敵なしの戦士へと成長したティンのもとに、
両親の復讐をするチャンスが訪れるが……。
≪感想≫
前作が好感触だった今シリーズ。
ただシリーズと書いていますが、今作、全然ストーリーに繋がりはありません。
なぜに2とうたっているのか、さっぱり分かりません。
なんでだろう・・・。
前作ではストーリーの粗さなんか気にならない、素晴らしいアクションがありました。
このアクションが、スタントなしのリアルファイトでめちゃくちゃカッコ良かったんです。
一気にタイアクションの虜になった私だったのですが・・・。
さて今作はと言うと。
これはいかん!!全然、面白くないじゃないか!!
まずストーリーが尋常じゃなく面白くなかったんです。
前作では、ストーリーの粗さは気にならなかったはずなのに・・・。
粗いのはもちろんですが、なんかそれを伝えるテンポや見せ方が良くなかったんですよね。
ストーリーの主はタイの歴史。
タイの歴史を知っている人にはまだ面白いのかもしれませんね。
まぁこれは僕の勉強不足もあるか・・・。
反省・・・。
そして今作の肝であろうアクションシーン。
確かに!確かに!!アクションシーンはカッコいいんです。
ムエタイを駆使したバトルは心踊りまくりで。
ただねぇ・・・前述した面白くないストーリーと見せ方のせいで、
そのカッコよさもどうでも良くなっちゃたんですよね。
アクション観てカッコいいなぁと思った矢先に、
面白くないストーリーでテンションが落ちてみたいな。
しかもその肝であるアクションシーンが思ったより少なかったんですよね。
残念無念。
観終わってちょっとげんなりしました・・・。
ストーリーの粗さは許容範囲と思っていましたが、
今作はどうも受け付けませんでした。
アクションだけに特化した作品を作ってくれないかなぁ。
今シリーズは、まだまだ続編が作られていますね。
また機会があれば観てみよっと。
≪点数≫
4点
(13.03.31鑑賞)

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2013-05-15 Wed

2011年制作 邦
監督:石井 克人
≪キャッチコピー≫
『この荷物は、おまえより重い。』
≪ストーリー≫
俳優への道をあきらめ、その場しのぎの日銭でしのいでいる砧涼介は、
借金返済のため、日給5万円という高額の運送アルバイトをすることに。
砧はいそいそと初仕事にかかるものの運送屋とは名ばかりで、
その内容は死体などのヤバイ荷物の運搬と処理だった。
たった一度のミスすら命取りになる危険な世界に足を踏み入れた砧は……。
≪感想≫
あらら・・・。
こってり味付けされた演出にちょっと・・・。
わたくし、石井克人監督の作品は何作か観ていたようで。
「茶の味」「PARTY7」「山のあなた 徳市の恋」。
「茶の味」は高得点を叩きだしているのですが、その他はむむむと言った感じ。
今作は演出的に「PARTY7」に似ていましたかね。
ちょっとこう、大げさな演出でスタイリッシュ。
若者受けしそうな作品。
僕的にはこの演出がこってりしすぎていて、途中でお腹いっぱいになっちゃったんです。
例えば、今作は吐しゃ物やヨダレがガンガンに出てくるんですが、
そこらへんの演出がちょっと下品に感じてしまったり・・・。
例えば、えげつない拷問シーンが出てくるんですが、
ここを敢えて面白みのようなものを追加していて。
それもちょっと品が無いなぁと感じてしまったり・・・。
肌に合わなかったのかなぁ・・・。
もちろん、好きな部分もあったんですよ。
1つはいききった役者さん達。
安藤政信さん演じる背骨はカッコ良かったし、永瀬正敏さんもイケていました。
妻夫木くんのヘタレからの覚醒もカッコ良かったですしね。
そしてアクションシーンも良かったです。
背骨と内臓のバトルシーンは見応えがあって好感触!!
スローを多用してのアクションシーンはあまり好きではないのですが、
このシーンだけはスピーディーな肉弾戦だったので良い感じでした。
ただやっぱり、全体的に何だかこうザラザラしている感じが否めなくて。
肌に合わなかったのかなぁ・・・。
手放しでおススメできる作品ではないですが、出ている役者さん達に興味がある人はぜひ。
あっと、今作の原作は漫画のようですね。
しかも、作者は「闇金ウシジマくん」の真鍋昌平氏。
「闇金ウシジマくん」は読んだことありますがドロッドロの名作。
今作も読んでみようかな。
≪点数≫
5点
(13.03.30鑑賞)
こちら「闇金ウシジマくん」。
最近読んでいないなぁ。

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2013-05-13 Mon

2010年制作 米
監督:デヴィッド・O・ラッセル
≪キャッチコピー≫
『頂点へ。』
≪ストーリー≫
地域の期待を一身に背負う名ボクサーだが、短気でだらしない性格から
破綻した日々を送っている兄ディッキーと、才能に恵まれていないボクサーの弟ミッキー。
過保護な母アリスや兄に言われるがままに試合を重ねるが、一度も勝利を収められず……。
≪感想≫
実在するプロボクサーを描いた伝記的作品。
男性向けの熱い作品でした。
ミッキーに依存する人々。
これはもうモンスターペアレンツならぬモンスターファミリー。
過去の栄光にすがる兄、母親、姉妹達。
観ていて、あまりの利己主義的考えにイライラ。
ただ、ミッキーも実は兄離れ、家族離れができていないようにも見えました。
切っても切れない関係、家族と言う普遍の形が見え隠れするんです。
それでもダメな形はやっぱりより良くしなくちゃいけない。
そこに恋人シャーリーンの登場。
彼女の登場でミッキーと家族との形に変化が・・・。
自分にとって家族とは。
弟とは、息子とは、恋人とは。
それぞれが自立に向けて歩き出し、それぞれが家族のために歩き出す。
そしてミッキーの初めての世界戦。
ヤク中から抜け出したディッキーと二人三脚でトレーニングするシーンは
最高にイケていて暖かい。
いやぁー、良いですねぇ。
そこからクライマックスのファイトシーン。
はじめて人生の主役になったミッキー。
男ならここでアガらない訳ないでしょう!!
負け犬どもがあがいてあがいて再生する。
良い作品でした。
もう一つ。
今作のポイントは、ディッキー演じたクリスチャン・ベイルでしょう。
彼の作品はたくさんは観ていませんが、どうやら凄い役者さんらしい。
今作でも役作りのために実際に髪の毛を抜いたり歯並びを矯正したようで。
そりゃ、アカデミー賞を取る訳だ。
あっとさらにもう一つ。
エンディングロールにて今作のモデルとなった、兄弟が出演されていましたね。
映画の中の兄弟と、さも似たりだったので、嬉しかったなぁ。
≪点数≫
9点
(13.03.29鑑賞)

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2013-05-11 Sat

2010年制作 米
監督:デヴィッド・フィンチャー
≪キャッチコピー≫
『天才 裏切者 危ない奴 億万長者』
≪ストーリー≫
2003年、ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグは、
学内で友人を増やすためのサイトを親友のエドゥアルド・サヴェリンと共に立ち上げる。
サイトは瞬く間に学生たちの間に広がり、ナップスター創設者
ショーン・パーカーとの出会いを経て、社会現象を巻き起こすほど巨大に成長していくが……。
≪感想≫
今や世界最大のSNSである「Facebook」。
その「Facebook」を開発した世界最年少の億万長者であるマーク・ザッカーバーグのお話。
さてさて。
今作は純度何%ぐらいなのでしょう。
恐らくですが数%ぐらいじゃないかなと僕は考えています。
人物描写にしてもそうだけど、起こる出来事は凄くドラマドラマしていて、まさに映画チック。
実際はこんなにスタイリッシュではなく、「ドロッ」と言うか
もっとリアリティのあるお話でしょうから。
それらを理解して観てみると・・・。
なるほど良くできた作品ですね。
マークの人物設定はアスペルガー症候群(これまた恐らくですが)として描かれていて、
天才なんだけど、協調性に欠ける人物。
そのために他者との壁や溝ができ、最終的には訴えられる事になる。
恐らくマークが他者と接する時の対応に、本人はそこまで悪意はないんですよね。
この、自分のアイディア(Facebook)で世界を変えたいみたいな願望だけが
自分の行動力へ繋がり、周り(他者)との世界を遮断する訳で。
そこら辺を今作では巧みにドラマチックでクールに描いていました。
マークの周りの人達についても少し。
これまた天才型、と言うか観ている僕らよりも圧倒的な高層地帯の住人、ショーン・パーカー。
こいつは本当に嫌な奴でしたねー。
セレブ感満載で、バリバリのヒルズ族っぷりを発揮していました。
本当にこれぞっていうやつでした。
そして、おそらく観ている僕らに一番近いであろう人物。
マークの親友であるエドゥアルド。
環境の変化に耐えられず、孤独を感じ他者へ依存する。
劣等感の塊みたいなね。
他にもエリート組の双子の先輩や、インド人風の先輩。
それぞれの人物描写が上手に描かれていて見応えのある作品に。
良いですねぇ・・・。
実話として観賞せず半分以上はフィクションとして観ると違和感なく観れるのでは。
とっても良作でした。
さすがアカデミー作品賞ノミネート作品といった所でしょう。
≪点数≫
8点
(13.03.25鑑賞)

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2013-05-09 Thu

2012年制作 台湾
監督:イーチェン・ヤン、ジム・ワン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
ポニ―とミニ―は、一卵性双生児。
身長も体重も同じなら、学校の成績も、バスケットボールのポジションも同じ。
だから、周囲は、それぞれに人格があることを忘れてしまいがち…。
ポニーにひそかに心を寄せるピンですら、区別がつかないくらいだ。
ミニーの彼氏、ヨーグルト(双子の区別がつく)は、
ミニーが手に負えなくなると、ポニーの助言を求めにくる。
双子は神秘的だという周囲の考え方が理解できないポニー。
たまたま、見かけが似ているだけの二人の人間なのに・・・。
それにしても、どうして、ピンは二人を見分けられないのに、
ヨーグルトは見分けられるのだろう?
ある取り違えがきっかけとなり、自分を見失ってしまい、
複雑な個々の人生を歩み始める姉妹。
さらに、これまで隠し通されてきた秘密に二人は苦しめられることに…。
≪感想≫
台湾映画の初恋を描いた作品と言えば、以前観た傑作「藍色夏恋」。
あの作品に少し似ているのかなと思って鑑賞しましたが大違い。
「藍色夏恋」よりも、オシャレで女の子向けの作品といった所でしょうか。
ストーリーに無理がある部分もありましたが、大まかには筋の通った良い作品でした。
双子の高校生の女子が、アイデンティティに思い悩む。
外見では見分けがつかない自分たち。
だけど中身は違っていて、それぞれが独立した存在なのだと。
うーーん、これは一卵性の双子あるあるなのかもしれません。
ただ、双子にはきっとメリットの方が多いんじゃないかなぁ。
最後の最後に頼れるのは、やっぱり絆の強い、しかも尋常じゃない繋がりを持った姉妹。
言わば「もう一人の自分」。
ただ、それに気づくのはもう少し先のお話なのでしょうね。
こんな時期もきっと二人にとっては素敵な過去になるのでしょう。
羨ましいです・・・。
今作、キャスティングも良かったですね。
一人で二役を演じたペイジャ・ホアン。
そして双子の恋のお相手。
特にポニーの恋のお相手ピンは朴訥さ加減が絶妙で良い感じ。
「藍色夏恋」には及びませんでしたが、ほのぼのとさせてくれた良作でした。
★追記★
実は、今作は「沖縄国際映画祭」で観たんです。
初めての映画祭での鑑賞。
今年から映画がすべて無料で観られるという大盤振る舞い!!
今作はあまり有名ではないので、特に並ぶことなく良い席で観ることが出来ました。
そしてその時、舞台挨拶がありまして、主演のペイジャ・ホアンさんが登壇されていました。
これがもう・・・・尋常じゃない可愛らしさだったんです!!
映像で観るよりも2倍も3倍も可愛らしかったです。
華があるとはまさにこのこと。
それがあったので点数が2点UPです(笑)
≪点数≫
8点
(13.03.24鑑賞)

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2013-05-07 Tue

2010年制作 米
監督:マイク・ミッチェル
≪キャッチコピー≫
『さらばシュレック。さらばおとぎの国。』
≪ストーリー≫
子宝にも恵まれ幸せでのどかな毎日を過ごすシュレック一家だったが、
シュレックは怪物として過ごしていた自由な日々を懐かしんでいた。
そんな時、「遠い遠い国」の王座を長い間狙っていたペテン師の魔法使い
ランプルスティルスキンのワナにはまり、ある契約書にサインしたシュレックは、
異次元の世界に飛ばされてしまい……。
≪感想≫
シリーズ最終作品。
私、今シリーズが大好きなのです。
まずキャラクター達のフォルム。
シュレック夫妻はブッサイクなのに魅力的。
そして前作のレビューでも書いていますが、
その子供たちのブサ可愛さが尋常じゃないんです!!
なんて可愛らしい!!
やっぱり好きですねぇ。
さらに今作では、デブデブになった長靴をはいたネコ。
これもまた素晴らしい造形でめちゃくちゃキュート。
良いですねぇ・・・。
次に今シリーズの大好きな点として挙げられるのが、良質な日本語吹替え版でしょう。
僕は海外の作品は殆ど字幕で観るのですが、今シリーズは吹替えで観ていまして・・・。
理由としては、シュレックを大好きなダウンタウンの浜ちゃんがしていたから。
これが大ハマりなんですよね。
あのブッサイクなシュレックの声を大阪弁の語り口で上手にアテレコしてくれていて。
見事にマッチしているんですよねぇ・・・。
他にも、ドンキー役の山寺宏一はプロなので言わずもかなですが、
ネコ役の竹中直人、フィオナ役の藤原紀香も良かったです。
とにかく今シリーズは吹替えで観て大正解でした。
最後に、ほっこりほくほくのストーリーでしょうか。
粗いっちゃあ粗いのですが、押さえる所は押さえる。
何だかんだでグッとくるものがあるんですよねぇ・・・。
今シリーズも今作で最終作。
別に終わる必要もなかろうに。
もう少しぐらい続けてくれないかな。
本当に残念です。
≪点数≫
10点
(13.03.23鑑賞)

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2013-05-05 Sun

2011年制作 邦
監督:岩田ユキ
≪キャッチコピー≫
『僕の記憶から、花嫁が消えた』
≪ストーリー≫
製薬会社に勤務する29歳独身の片山輝彦は、
ある日営業先のスケートリンクで転倒し頭を打ち、
気を失ってしまう。
目覚めた彼はカバンの中に婚約指輪を見つけるが、
その指輪を誰に渡そうとしていたのかまったく思い出せない。
そんなとき、輝彦の前にまるでタイプの異なる3人の女性が現われ、
3人とも自分が輝彦と付き合っていると主張し……。
≪感想≫
納得いかないんだけど嫌いになれない。
そんな作品でした。
物語序盤。
ちょっとファンタジックなコメディタッチの作品のよう。
物語終盤。
ちょっとしたドンデン返しが起こってテイストも急転直下、少しシリアスな展開に。
グイと身を乗り出して観ていると、また少しファンタジック。
男とはなんぞや、結婚とは、交際とは、みたいなテーマかと思って観ていたら、
ちょっと違いまして。
ふり幅の大きいストーリー展開やテーマ、メッセージは僕的にざらざらしていて
観にくかったです。
好きな所もけっこうあったんですよ。
まず役者さん達は全員魅力的。
山田孝之はもちろんの事、主人公・輝彦の3股相手の小西真奈美、真木よう子、
池脇千鶴はもれなく素敵な感じで魅力的。
それぞれと織り成すシーンも
「この娘たち、幸せになって欲しいなぁ」
と素直に思えましたし。
撮り方と言うか描き方も、監督が女性だからか、とても綺麗で可愛らしく、
観ていて
「あっ、良い感じ。」
って。
ただねぇ・・・。
こっから少し納得のいかない点を書きますね。
結局、輝彦は3股をかけていた訳ですよ!!
これだけでもう噴飯ものですよ!!
そういう事に理由なんてどうでもいいんです。
綺麗な映像とノスタルジックな展開、そして輝彦のキャラクターに
「輝彦、幸せを掴み取るんだ!!」
なんて思ってしまったのですが、よくよく考えてみると、やる事やってんじゃねーかって。
わなわなわなと怒りが込み上げてきた訳です。
これまた、ただねぇ・・・。
それでも本気の本気で今作を嫌いにならないのは、やっぱり描き方、
撮り方が上手なんでしょうね。
冒頭の言葉に繋がりますが嫌いになれないんですよねぇ・・・。
素敵な役者さん達。
素敵な撮り方、描き方。
もっと違うテーマ、ストーリーで撮り直してくれないかなぁ。
≪点数≫
6点
(13.03.17鑑賞)

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2013-05-04 Sat
![No753 『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』](http://blog-imgs-50.fc2.com/y/u/z/yuzumame3/20130420214515126.jpg)
2005年制作 米
監督:ティム・ストーリー
≪キャッチコピー≫
『4人の愛 4つのパワー 1つの使命。』
≪ストーリー≫
天才科学者リード・リチャーズ率いる4人のメンバーたちは、
人類の進化に関わる実験のために宇宙へ飛び立った。
しかしそこで宇宙雲のエネルギー光線を浴びたことにより、
思いもよらない超能力が身についてしまう。
≪感想≫
光線を浴びて特殊能力を身に着けた4人。
それはまるで人気漫画「ONE PEACE」のよう。
だって、リードの能力はゴムゴムの実でしょ。
スーザンはスケスケの実だし、ジョニーはメラメラの実。
他にもあんな能力やこんな能力・・・。
あぁ、ONE PEACEを読みたくなってきた(笑)。
この手の作品は、同じ系統のアメコミ作品「X-MEN」もそうでしたが、
いかに気持ちのいい能力者が出てくるかでしょう。
今作は、少しインパクトに欠けたかなぁ。
もっとイケていて、カッコいい能力者が現れてきてくれていたらなぁと。
ストーリーに関しても粗めなので、いまいち乗り切れなかったんですよねぇ・・・。
うーーーーん、可もなく不可もなくと言った所でしょうか。
今作は、続編が製作されているみたいですね。
せっかくなので気が向いたら観てみようかな。
可もなく不可もなくの作品でした。
≪点数≫
5点
(13.03.17鑑賞)

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2013-05-03 Fri

2010年制作 韓
監督:イ・ジョンボム
≪キャッチコピー≫
『怒らせるべきではなかった』
≪ストーリー≫
過去の出来事が原因で心に闇を抱え、街の片隅で質屋を営んで生きる男テシク。
隣に住む孤独な少女ソミは、テシクをただ一人の友達として慕っていたが、ある日、
ソミが麻薬中毒の母親共々犯罪に巻き込まれ、組織に誘拐されてしまう。
ソミを救い出すため、立ち上がったテシクは……。
≪感想≫
最高にイケている作品でした!!
何がイケているかって、それは主役のウォンビン。
彼のための作品と言っても過言ではありません。
もうウォンビンのPVです(笑)。
彼が演じたテシク。
オットコまえのフェイスはもちろんの事、アクション、キャラクター、どれを取っても一級品。
これを見せられたらもうお手上げですね。
女性は惚れ、男性は憧れる。
いやぁー本当にカッコ良かったです。
そして、脇を固めるキャラクターも良い感じだったんですよね。
敵のマンソク兄弟のクズっぷりもが良く出ていて、最後に倒された時
「悪はやっぱり滅びてこそだ!!」
なんてスカッとしましたもん。
他にも、もう一人の主要敵キャラのラム・ロワン。
彼はカッコ良かったですねー。
悪党どもに仕えているが、彼なりの美学を持っていて、クライマックスのテシクとの
攻防は観ていて熱くなりました。
テシクを追いかける警察コンビ。
一人(若手)がキングオブコメディの今野そっくり(笑)。
そこまで張りつめている空気が、彼が出てきた瞬間、良い具合に中和してくれました。
キャラクターを褒めてばっかりいますが・・・・。
ストーリーも最後まで緊張感が張りつめていて飽きることなく鑑賞。
アクションもキレッキレでメチャクチャカッコいい。
ナイフアクションはエグ味の強いバイオレンス描写ですが、悲惨さよりカッコ良さが
勝っていて、本当に見応えある仕上がりに。
本当に良くできた作品でした!!
またいずれ手に取るであろう作品です。
≪点数≫
9点
(13.03.16鑑賞)

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2013-05-02 Thu

1995年制作 米
監督:アーウィン・ウィンクラー
≪キャッチコピー≫
『彼女の存在の記録は、全て消去された。』
≪ストーリー≫
コンピュータ解析に関してはトップクラスというフリーの女性プログラマー、
アンジェラの元へ一枚のFDが送られてきた。
そこにはネット上で偶然発見された国家機密のデータが保存されていたが、
送り主は飛行機事故で死亡。
バカンスでメキシコに出かけたアンジェラはそこでジャックと名乗る男性と出会い
恋におちるが、彼の目的は彼女の命とディスクだった。
何とか追跡を振り切って帰国したアンジェラは自分自身の存在を証明するものが
すべて消失している事を知る。
≪感想≫
今じゃ、誰もが活用しているインターネット。
今作が作られたのが1995年。
まだまだ走りだった頃かな。
なるほど、今作でのパソコンシーンは、どこか少しアナログチックで
プログラムカタカタみたいな感じ。
僕は工業高校出身でしかも情報専門なので、プログラム関連は少し懐かしいですな。
さてさて映画について。
なかなか見応えのある作品でした。
自分の存在を社会的に抹殺されたアンジェラ。
どんどんどんどん追い詰められて四面楚歌になるも、できうるべき対策で立ち向かう。
それはまるで、人気ドラマ「24」のジャック・バウアーのよう。
これがまたカッコいいんですよねー。
前述の通り、今のようにハイテクネットワーク時代ではないので、
演出が少し物足りないと言えば物足りないのだが、問題ないない。
その物足りなさを、見せ方で上手にカバーしている。
緊迫感がハンパないんですよね。
次々訪れるピンチを良い塩梅で見せてくれたんです。
良いですねー。
おススメです!!
≪点数≫
7点
(13.03.10鑑賞)
こちら「24」。
シーズン5ぐらいまでは鑑賞したかな。

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2013-05-01 Wed

2009年制作 米
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
≪キャッチコピー≫
『この男、アメリカ史上最高ランクの、告げ口屋。』
≪ストーリー≫
アメリカの大手穀物商社に勤めるマーク・ウィテカーは将来を嘱望された優秀な社員だったが、
会社が国際価格カルテルを結んでいると内部告発する。
告発を受けたFBIは捜査を開始してマーク・ウィテカーに物証を迫るものの、
重要証人である彼は供述を二転三転させ、立件自体が困難になっていく。
≪感想≫
今作の主人公、マーク・ウィテカー。
こういう人っていますよねぇ・・・。
心の根っこが変わっているというか・・・。
傍から見たら、
「いやいや、その行動おかしいでしょ!!その考え方するか!?」
のオンパレード。
空気が読めないというか、とにかく変なんです。
そんな奴がよく、このポジションまで登ってこれたなぁと。
私利私欲で動いている狡猾な奴とは違ってて、ほんとに根っこが違う。
しかもそれが他人と共存、仕事をしていく上で弊害となっていることに全く気付いていない。
物事を見る視点が違う。
こういう人は何を言っても歩み寄ってきてくることは難しいので、
こちらから歩み寄るしかないよねぇ・・・。
見方と接し方を変えれば個性爆発で面白い奴なんですから。
とまぁ、自分の周りにいる人と重ね合わせたりして。
今作、実話に基づいているんですって。
ふぅーん。
本当にこんなお話あるのか!?
結局のところ、メチャクチャ盛ったお話なんでしょ!?
いやいや、意外にあったりするのか・・・。
ありえなさそうなお話にもリアリティを感じた一作。
≪点数≫
5点
(13.03.09鑑賞)

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