2013-04-23 Tue

2011年制作 米
監督:ジョー・ライト
≪キャッチコピー≫
『16才、罪を知るには若すぎる。』
≪ストーリー≫
フィンランドの山奥で、元CIA工作員の父親に格闘に関するテクニックを教え込まれたハンナ。
彼女は、人の痛みを知らず感情を持たないまま16歳になる。
すでに父親の戦闘能力を超えていたハンナは、ある任務のためにヨーロッパへと旅立つが、
父親の同僚だったCIA捜査官のマリッサがしつこく追ってきて……。
≪感想≫
んんーーー、惜しい!!
ところどころ、好きな所もあったりしたんだけど手放しでほめる事ができない。
まず今作の見どころはハンナを演じたシアーシャ・ローナンの透明感かと。
美少女とはこういう子の事を言うんでしょうね。
正直、この子を見れただけでも良かったかなと。
ただ、この子の印象が線が細く過度の透明感を持っているために、
ハンナというキャラクターが少し危うく見えたんです。
そこは、ちょっともったいなかったな。
欲を言えば、このキャラクターにもっと冷徹で無意志な存在感があれば
もっと面白く観賞できたのに。
他キャラクターも良い味出しているのに、掘り下げが足りないのか、
物足りなく感じてしまいました。
んんーーー、何でしょう。
やっぱりちょっと詰め込みすぎ感は否めないですな。
例えば、ストーリーについてもそう。
今作、おとぎ話的なテーマも取り入れているんでしょう。
所々にファンタジー的な画も取り入れたりしていて。
確かにそういう映像はワクワクするし、僕も大好きなんです。
ただ、やっぱりなんかノリきれなかったりしたんですよね。
もっと、いききってほしかったなぁと。
もしくは、もっと現実に寄った作品にしてほしかったかな。
そこら辺のバランスがちょっと取れていなかった様な気がします。
とは言え、文頭にも書きましたが好きな所も多々ありました。
カメラワークだったりだとか、物語の始め方と終わり方をシンクロさせた演出は好感触。
シアーシャ・ローナンやケイト・ブランシェットの存在感も抜群。
何だかんだで楽しめたのは事実。
だからこそ惜しい惜しい。
≪点数≫
6点
(13.02.20鑑賞)

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