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No.739 『闇の列車、光の旅』
No739 『闇の列車、光の旅』

2009年制作 メキシコ/米
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ

≪キャッチコピー≫
『この出会いが私を強くした。』

≪ストーリー≫
サイラは、父と叔父とともにホンジュラスを出て自由の国アメリカを目指す。
3人はどうにかメキシコまでたどり着き、米国行きの列車の屋根に乗り込むことができる。
ほっとしたのもつかの間、ギャング一味のカスペルらが、移民たちから金品を巻き上げるために
列車に乗り込んで来て……。

≪感想≫
そこは遠い遠い国。
南米ホンジュラス。

二つの物語が上手に交差する。
一つはギャングから追われる青年の物語。
一つは国外逃亡のために父と叔父とアメリカへ向かう少女の物語。

どちらも物語の根源は「貧困」。
その時代に生まれ、その国に生まれ、その環境に生まれた。
そこから這い上がるために片やギャングに、片やアメリカンドリームを求め亡命を決心する。

どこの世界の人間にも、心にほのかな光が灯っている。
ウィリーの心にも。
そしてサイラの心にも。
その心に灯った光を色濃くするために二人は共に手をとり歩き出したかったのでしょう。

あのラストの展開。
何となくそうなるのではと思っていたんだけど、やっぱりやるせなくなる。

その結果。
負のスパイラルに巻き込まれた弟分のスマイリー。
新天地へ辿りついたサイラ。
彼ら、彼女らの未来が少しでも希望の光に満ち溢れていてくれと切に願う。

≪点数≫
  8点
                                           (13.02.11鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(4)