2013-04-10 Wed

2009年制作 米
監督:ジョー・ライト
≪キャッチコピー≫
『奏で続ければ、いつかきっと誰かに届く。』
≪ストーリー≫
バイオリンを演奏する路上生活者のナサニエルに出会ったロサンゼルス・タイムズの記者ロペス。
かつてジュリアード音楽院に在籍し、チェロを演奏していたという
ナサニエルに興味を抱いたロペスは、ナサニエルの人生について調べ始め、
連載コラムの題材にしようとする。
≪感想≫
これって実話を基に作られた作品なんですね。
なるほど。
路上生活者との交流を描いた作品。
以前観たドキュメンタリー「ミリキタリの猫」に通ずる内容でした。
今作は路上生活者という事に加え、心が少し弱いという人間との交流。
当たり前のことだけど、人にはそれぞれ心っつーものがあって、何を感じるかは人それぞれ。
自分がこうであれと思ってもその人にとっちゃいい迷惑だったりもする。
そんな時、自分に引き寄せるのではなく、やっぱりその人に近づかなければならない。
なるべく近くに。
それがその人とのより良い関係に繋がっていく。
ロペスはナサニエルとの出会いでそんなことが備わった。
ナサニエルはロペスとの出会いで少しだけ過去を浄化させた。
二人の出会いはそれぞれを成長させる。
そしてそれは周りにも波及していって。
うーーん、グッとくるものがありますねぇ。
「お涙頂戴!!」で「音楽は素晴らしい!!」的な作品かと思ったが少し違う。
それがまた良い感じで素敵な作品でした。
≪点数≫
8点
(13.01.12鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト
2013-04-10 Wed

2010年制作 米
監督:アレン・ヒューズ, アルバート・ヒューズ
≪キャッチコピー≫
『運べ、西へ。世界に残るたった一冊の本を──。』
≪ストーリー≫
世界で一冊だけ残る本を運び、30年間旅をしている男イーライ。
本に触れる者をためらわずに誰でも殺すイーライだが、彼は旅の目的地を知らず、
「西へ向かう」という手掛かりだけを頼りに歩き続けている。
そんな中、彼の前に、本を探し続ける独裁者カーネギーが現れ……。
≪感想≫
宗教色の強い今作。
イーライが運んでいる本とは「聖書」。
僕は無宗教者なので、このイーライの生き方には共感はできなかったのですが、
例えば今作をクリスチャンの人が観たらどういう感想を持ったのでしょう。
気になるな。
今作、最後にドデカいオチが待っているのですが、ちょっとピンとこなかったです。
ほんとは
「おぉーーー!!マジか!!」
なんてなるんでしょうが、ちょっとそのオチだと今までの行動と整合性が取れないような気がして。
ただ、その整合性を上手く取れるような脚本にしていれば最高のオチになっていたかと思います。
惜しい惜しい。
世紀末ロードムービーと言う点では、以前観た「ザ・ロード」と似ている部分もあったかな。
僕的には今作の方が好きですけどね。
モノトーンチックな映像。
世紀末感たっぷり。
まずこの世界観が上手だなと。
そして主役のデンゼル・ワシントン。
やっぱり良い役者さんですねー。
色々ツッコミ所はありましたが、観て損はしない作品でした。
≪点数≫
5点
(13.01.12鑑賞)

満足ならクリック!!