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No.749 『片腕マシンガール』
No749 『片腕マシンガール』

2007年制作 米/邦
監督:井口 昇

≪キャッチコピー≫
『この復讐、常識外。』

≪ストーリー≫
ヤクザの息子をリーダーとした不良グループのいじめにより、
たった一人の弟を亡くした女子高生アミ。
彼女は弟が遺した“殺したいやつ”ノートを基に復讐を誓うが、
捕えられ拷問に合い、片腕を失ってしまう。
何とか脱出したアミは、同じく息子を失った母親ミキとともに、
復讐するための特訓を開始する。

≪感想≫
超ド級のB級作品。
日本版のこういう作品はあまり観たことなかったかな。

さて作品について。
今作の売りであろう、血みどろの映像、グロッグロのゴア描写。
これがちょっと僕の肌に合わなかったかな・・・。

ちょっとこう、くどいというか見せすぎというか。
例えば、グロ描写とかで言えばタランティーノ作品がありますが、
あれは許容範囲でむしろ大好きなんです。
ただ、今作のそれはあまり好きじゃなくって。
しつこすぎて、
「もう、お腹いっぱい!!」
って感じになっちゃったんです。

おそらくそういうのを求めている人も多々いるんでしょうが、僕的には苦手だなと。

とまぁ、ちょっと苦言を呈していますが・・・。
実は好きな部分も多々あって。

ストーリーも粗挽きでエンタメ性にとんでいる。
全てにおいて粗挽き感が否めない。
それが嫌かと言うとそうでもないんです。

ハチャメチャなストーリーも嫌いになれないし。
B級感たっぷりの演出、演技も嫌いになれない。

特に役者さんたちが頑張っているんですよね。
そこは好感触でした。

グロ描写に途中で観るのを止めようかなと思いつつも、
他の部分で引っ張られて最後まで鑑賞。
何気に満足の一作です。

≪点数≫
  6点
                                           (13.03.08鑑賞)


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No.748 『ペントハウス』
No748 『ペントハウス』

2011年制作 米
監督:ブレット・ラトナー

≪キャッチコピー≫
『全財産は、最上階<ペントハウス>。』

≪ストーリー≫
マンハッタンの一等地に建つ超高級マンション「ザ・タワー」の最上階に暮らす大富豪ショウが、
ある日20億ドルの詐欺容疑で逮捕される。
それを機に、管理人ジョシュをはじめタワーの使用人たちの全財産も
だまし取られていたことが発覚。
自分たちの財産を取り戻すべく、ジョシュはペントハウスに忍び込んで
ショウの隠し財産を奪う計画を練るが……。

≪感想≫
掘り出しもの発見!!

ストーリーや出演者を見ていると、もっとコメディコメディした
作品かと思えば大違い。

“勧善懲悪”のカッコいい、ケイパームービーでした。

何が良かったってストーリーがイケていたんです。
基本はお笑い路線なのですが、悪党にお金を奪われた男たちが一念発起、立ち上がる!!
やっぱりずる賢い悪党は懲らしめられてナンボですよね。
ジョシュたちは、ちょっと間抜けなんだけど何だかんだで「男気」があるんです。
「怖いけど、みんなのために、自分のために頑張るぜ!!」
みたいなね。
それを観ているこっちは、どうしても応援したくなってしまう。

そして今作、終わり方も気持ちいいんです。
最後はジョシュだけ捕まる事になったけど、ジョシュの表情はとても晴れやかでドヤ顔爆発!!
くぅーーー、粋ですねぇ。

この観賞後の気持ちよさったらないんです。
頑張る人たちが報われる作品はやっぱり好きですねぇ・・・。

もちろん笑いに関しては、もう少しいききってほしかったし、
展開や行動が少し雑だったのも否めない。
そんなツッコミ所や不満も吹き飛ぶ良作でした。

あっとそうそう。
久しぶりにエディ・マーフィーのマシンガントークも観る事ができたし、
良かった良かった。
ベン・スティラーもめちゃんこイケていましたよ。

満足満足。

≪点数≫
  9点
                                           (13.03.06鑑賞)


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No.747 『シャッフル』
No747 『シャッフル』

2007年制作 米
監督:メナン・ヤポ

≪キャッチコピー≫
『並び替えられた1週間──その謎を解けば、運命は変わる』

≪ストーリー≫
二人の娘に恵まれ、郊外の一軒家で暮らすリンダのもとに出張中の夫が
交通事故で亡くなったという訃報が届く。
突然のことに動揺した彼女は母親に手伝いに来てもらい、どうにか平静を保とうとする。
だが、翌日彼女が目を覚ますと、死んだはずの夫がキッチンにいて……。

≪感想≫注:ネタバレあり
まず、このプロットは面白いそうで好感触。
この奇天烈なアイデアをどんな作品にしているのかワクワクしながら観賞。

いざ観てみると・・・。
どんよりどよどよ・・・後味わるぅーい。
終わり方、最後の着地があまり好きじゃなかったです。

主人公は結局、何も変える事はできなくって。
もっと言うと結果的に本人がその状況を生み出していたんですよね。
ただただ家族を失ってしまう過程を見せつけられて、いやぁーな気分に・・・。

設定がかなり面白そうだっただけにガッカリしてしまいました。
もっと希望のあるお話しにしてほしかったな。
残念・・・。

主人公について少し書かせてもらうと、
自分の周りの異変に気づいてからの行動が要領も悪く腑に落ちないし
家族を思う気持ちとその行動のバランスが上手に取れていないような。

「いやいや、その行動はおかしいでしょ。」
「え!?それはさすがに・・・。」
のオンパレード。
観ていて歯がゆいというか呆れるというか・・・。

うーーん、なんだかなぁ・・・。
ちょっと肩すかしを食らわされた感が強い作品でした。

≪点数≫
  2点
                                           (13.03.03鑑賞)


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No.746 『明日の空の向こうに』
No746 『明日の空の向こうに』

2010年制作 ポーランド/邦
監督:ドロタ・ケンジェジャフスカ

≪キャッチコピー≫
『僕たちに
勇気をください。』

≪ストーリー≫
ポーランドと旧ソ連の国境沿いに位置する貧しい村、
身寄りもなく鉄道の駅舎で寝泊りしている3人の幼い少年たちは、
物乞いや盗みをしながら日々を過ごしていた。
外国に行けば豊かな暮らしができると夢見て、彼らは国境を越える冒険の旅に出る。
道中出会った人々に支えられ、さまざまな試練を乗り越えた少年たちは、
ようやくポーランドの町にたどり着くが……。

≪感想≫
親もなく路上で暮らす少年たち。
彼らはこの環境でも明るく楽しく暮らしている。
“無知”故の“無垢”な行動。
彼らは自由を求め国境を越える事を考える。

壮絶な生活環境なはずなのに、彼らの笑顔と純なる表情に逞しさすら感じられる。

以前観た「それでも生きる子供たちへ」に少し近い物を感じました。

重めのテーマを前面に出さない子供たちの冒険活劇。
温かく見守りたくなる良作。

かの名作「スタンド・バイ・ミー」にも近いかな。

しっかし、今作に出てくる3人の少年たち。
めちゃくちゃ可愛らしくって愛くるしい。
特に一番チビのペチャ。
彼を観ているだけで微笑んでしまう。

この子たちを観れただけでも本当に良かったと思える。

やっぱりどこの国でも子供というのは幸せを生む宝物ですね。

≪点数≫
  8点
                                           (13.03.02鑑賞)

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No.745 『サイレントヒル』
No745 『サイレントヒル』

2006年制作 米/邦/カナダ/仏
監督:クリストフ・ガンズ

≪キャッチコピー≫
『その街では、祈りさえも、悲鳴に変わる――』

≪ストーリー≫
「サイレントヒル……」と謎の言葉を発して悪夢にうなされながら失踪してしまった
最愛の娘シャロンを探すため、ウェストバージニア州の街“サイレントヒル”を訪れた
母親のローズ。
彼女は、忌まわしい過去がある呪われたこの街で、想像を絶する恐怖に襲われる……。

≪感想≫
今作のおおもとはプレイステーションのゲームソフト。
僕はこのゲームをやったことは無いのですが、面白いとの噂だけ聞いたことはあるかな。

さて映画について。
今作、ゲームをやったことある人にとってはどう映っていたのでしょうか。
しっかりとその世界観を描けていたのでしょうか。

僕が今作を観てまず思ったのが
「これ確かにゲームでやったら面白そうだなー。」
なんて思ったもので。

ただ、僕が抱いた映画としての感想は
「なんかよく分かんない変な映画。」

登場人物たちの行動が突拍子もないというか。
巻き起こる出来事が突拍子もないというか。
よく分からず進んでいった感じがしたんです。

例えばローズが取る行動のふり幅が凄くって。
「いやー、誰か助けてー!!」
って逃げ回った割には、そのすぐ後にはズカズカと前進!!
みたいな行動になっていたり。

キャラクターがブレブレに感じました。

例えば父親の行動もよく分かんない。
いきなり警察の窓ガラスを割って侵入するとか・・・。
いやいや、まだ他に方法はあるでしょ・・・。
もっとやるべき事はあるでしょ・・・。

二人とも娘を助けるためとは言え、なんか、んんーーーーーって感じ。

あとは、いきなり説明もなく変なクリーチャーが出てきたり、
悪魔的なお話になったり・・・。
ここらも、ちょっとイマイチ意味が分からなくって置いて行かれた感が・・・。

なんかフィクションとのバランスが取れていないように感じたんです。
ちょくちょく僕のレビューでは出てくるのですが、
もしバランスが上手く取れないようならこの際いききって欲しいんですよね。

特に今作はゲームがおおもとですので、
ストーリー性を持たすことはあまり必要なかったのかなぁと。

むむむ。
あまり面白くなかったです。

ただ、やっぱりゲームはやってみたいとは思いましたし
この世界観みたいなものにはちょっと惹かれたので
それらを考えると観て良かったかな。

≪点数≫
  3点
                                           (13.02.24鑑賞)


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No.744 『小説家を見つけたら』
No744 『小説家を見つけたら』

2000年制作 米
監督:ガス・ヴァン・サント

≪キャッチコピー≫
『あなたが教えてくれた、人生がこんなに美しいこと。』

≪ストーリー≫
ニューヨーク・ブロンクス。
16歳の少年ジャマールは、ある日、バスケ仲間にそそのかされて忍び込んだ
謎の老人の部屋にリュックを置き忘れてしまう。
中には彼が秘密にしていた自分の創作ノートが入ってた。
やがて、彼のもとに戻ってきたリュックの中のノートには赤字で老人の批評が
びっしりと書かれていた……。

≪感想≫
いやぁー、爽やかな傑作でした。

今作の監督ガス・ヴァン・サントは以前、絶賛した「グッド・ウィル・ハンティング」と同監督。
なるほど、今作も同じテイストの作品。

ストーリー、大まかなプロットはおんなじ。
才能はあるが環境に恵まれない少年が、一つの出会いによって成長する。
そしてその出会う人物も、少年と出会ってまた成長する。
そんなお話。

二番煎じだろうがなんだろうが良い物は良いんです!!

一人の老人が少年と出会い過去を乗り越え成長する。
一人の少年が老人と出会い未来を切り開くべく成長する。
それぞれがそれぞれを活かしお互いを高める関係に。
年齢、人種、環境、そんなの関係ない。
ただその出会いを大切にすれば良いんです。
それを「友情」と言わずして何と言う!!

くぅーーー、グッときました。

ほんとこういう作品に弱い僕・・・。
ガス・ヴァン・サント作品は何本か観ていますが、今のところハズレ無し!!

≪点数≫
  10点
                                           (13.02.23鑑賞)


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No.743 『劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ』
No743 『劇場版 神聖かまってちゃんロックンロールは鳴り止まないっ』

2011年制作 邦
監督:入江 悠

≪キャッチコピー≫
『伝説のライブまであと1週間。
遠くで、近くで、すぐ側で、
それぞれの物語が走り出す──!』

≪ストーリー≫
プロ棋士になる夢を抱く女子高生の美知子は、
彼氏に「神聖かまってちゃん」のライブに誘われるが、
その日はアマ王座決定戦の決勝戦だった。
一方、昼夜を問わず働くシングルマザーのかおりは、
神聖かまってちゃんのネット動画に夢中な息子が
保育園で問題を起こして厳重注意を受けてしまう。

≪感想≫
僕は神聖かまってちゃんなるバンドを良く知らなくって。
一応、前情報としてyoutubeやwikipediaで調べたのですが、
何ともぶっ飛んだバンドらしくって。

少しだけそんな情報も踏まえつつ鑑賞。

まず、このタイトルにもなっている神聖かまってちゃんについて。
基本的には、かまってちゃんの音楽は歌詞にメッセージ性がある訳でもないように思えたんです。
ただ、その「叫び」と言うか「音」が見る人、聞く人の、心のどっかに引っかかる。
そして邂逅。
みたいな。
やっぱ音楽の力って凄い。

映画のストーリーとしては人生の壁にぶちあたる3人がそれぞれ今を一生懸命過ごすというお話。
そしてその3人と、3人に係わる人たちがかまってちゃんの音楽に触れて
何かがほんの少しだけ変わっていく。

今作の良かった点は、この神聖かまってちゃんの存在、演出を作り物にしなかったという所では
ないでしょうか。
例えば、ライブももちろん映画のためでなく本当に行ったライブを使っているし、
恐らく神聖かまってちゃんの核ともいえるサイケデリックな「の子」さんには一切、
演出を加えていないんでしょう。
そこら辺が、物語をよりリアルに近付けているように見えたし、グッとくる事ができたかなと。

そして僕的には物語の締め方が大好きだったんです。
明日からの生活が劇的に変わる訳でもない。
ただほんの少し前に進む。
ほんの少しより良い方向へ。
それぞれが少しだけタフになったその姿を見て、グッときたんですよね。

全ての登場人物が愛おしくなる「人間賛歌」。
いやはやとても良い作品でした。

≪点数≫
  9点
                                           (13.02.21鑑賞)


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No.742 『ハンナ』
No742 『ハンナ』

2011年制作 米
監督:ジョー・ライト

≪キャッチコピー≫
『16才、罪を知るには若すぎる。』

≪ストーリー≫
フィンランドの山奥で、元CIA工作員の父親に格闘に関するテクニックを教え込まれたハンナ。
彼女は、人の痛みを知らず感情を持たないまま16歳になる。
すでに父親の戦闘能力を超えていたハンナは、ある任務のためにヨーロッパへと旅立つが、
父親の同僚だったCIA捜査官のマリッサがしつこく追ってきて……。

≪感想≫
んんーーー、惜しい!!

ところどころ、好きな所もあったりしたんだけど手放しでほめる事ができない。

まず今作の見どころはハンナを演じたシアーシャ・ローナンの透明感かと。
美少女とはこういう子の事を言うんでしょうね。
正直、この子を見れただけでも良かったかなと。
ただ、この子の印象が線が細く過度の透明感を持っているために、
ハンナというキャラクターが少し危うく見えたんです。
そこは、ちょっともったいなかったな。
欲を言えば、このキャラクターにもっと冷徹で無意志な存在感があれば
もっと面白く観賞できたのに。

他キャラクターも良い味出しているのに、掘り下げが足りないのか、
物足りなく感じてしまいました。

んんーーー、何でしょう。
やっぱりちょっと詰め込みすぎ感は否めないですな。

例えば、ストーリーについてもそう。
今作、おとぎ話的なテーマも取り入れているんでしょう。
所々にファンタジー的な画も取り入れたりしていて。
確かにそういう映像はワクワクするし、僕も大好きなんです。
ただ、やっぱりなんかノリきれなかったりしたんですよね。
もっと、いききってほしかったなぁと。
もしくは、もっと現実に寄った作品にしてほしかったかな。
そこら辺のバランスがちょっと取れていなかった様な気がします。

とは言え、文頭にも書きましたが好きな所も多々ありました。
カメラワークだったりだとか、物語の始め方と終わり方をシンクロさせた演出は好感触。
シアーシャ・ローナンやケイト・ブランシェットの存在感も抜群。

何だかんだで楽しめたのは事実。
だからこそ惜しい惜しい。

≪点数≫
  6点
                                           (13.02.20鑑賞)


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No.741 『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』
No741 『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』

2011年制作 米
監督:ガイ・リッチー

≪キャッチコピー≫
『もう一人の天才、現わる。』

≪ストーリー≫
オーストリア皇太子が自殺する事件が起きるも、シャーロック・ホームズは皇太子が暗殺されたと推測。
事件の謎を解くため社交クラブに潜入したホームズは、ジプシーの占い師シムと出会うが、
シムは事件の手掛かりを知ったことで暗殺事件の首謀者モリアーティ教授に狙われてしまい……。

≪感想≫
大好きガイ・リッチー作品。
しかも前作「シャーロック・ホームズ」が僕の中でメガヒット!!
ずっとずーーっとこの続編を待ちわびていました。

さてさて続編の感想を。

やったーーー!!
やっぱりイケてるぜ!!

前作も良かったのですが今作はさらに良かったです。
良かった点をいくつか。

まず1つめ。
前作に比べアクションに特化した作品でした。
ガイ・リッチーならではのカメラワーク。
スローを多用して、よりスタイリッシュに映し出す。
森林での追いかけっこのシーンはカッコ良すぎて画面に釘づけ!!
この描き方が秀逸なんですよねぇ。
スローで丁寧に描きながら、早回しでバシッと締める所は締める。
このメリハリがカッコ良かったんですよね。

2つめ。
登場人物達のキャラクター力。
今作でも僕の予想をはるかに超えたホームズ力は言わずもかな健在。
まず、プロファイリングをしてドンドン謎を解いたり、敵をなぎ倒していくのがカッコいい。
クライマックスのモリアーティ教授とのチェスのシーンは最高。
天才モリアーティがこう出てきたら、ホームズはこう出る。
さらにモリアーティがこう、その上をホームズが・・・みたいな展開にシビれあがる。
そして前作でも観ていてニヤニヤしてしまった、助手ワトソンとのイチャイチャっぷりも
健在で良い感じ。
とにかく各キャラクターが自分のイメージしている物を越えてくれたんです。

最後に3つめ。
これはもう何と言ってもロバート・ダウニー・Jr。
アイアンマン」のトニー・スタークも好きですが、今シリーズのホームズもハマり役!!
この3枚目なんだけどカッコいい感じは正直ズルいです(笑)
大好きな俳優さんです。

良い所を挙げだしたらキリがない。
前作を凌駕してきた大大大好きな作品です。

ストーリー的には続けようと思えばまだまだイケる。
ドンドン撮ってシリーズ化してくれー!!

≪点数≫
  10点
                                           (13.02.17鑑賞)


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No.740 『パーフェクト・ゲッタウェイ』
No740 『パーフェクト・ゲッタウェイ』

2009年制作 米
監督:デヴィッド・トゥーヒー

≪キャッチコピー≫
『容疑者6人 犯人2人』

≪ストーリー≫
世界でも有数のリゾート地ハワイで1組のカップルが殺され、ハネムーンでハワイを訪れていた
クリフとシドニーは、自分たちの周囲にいる人間に疑いの目を向ける。
軍隊にいた男や入れ墨をした男とその彼女たちが怪しいとにらむが、
クリフたちは犯人像をつかめず……。

≪感想≫
あら、意外に良い感じ。

今作、何が良かったかと言うとまず演出。
夫のクリフについて。
物語序盤は、しょっぱいヘタレ男をこれでもかと見せつける。
ただ驚愕の真実が明らかになった後・・・。
今までの様子が一変。
サイコな野郎へと様変わり。
いや、性格自体はあんまり変わっていないんです。
ただその見せ方というか映し方が秀逸で、そのこれまでのクリフの立ち位置のギャップを
上手に見せてくれたんですよね。
そこが巧いなぁと。
これは他の登場人物にも言える事。
それぞれが、序盤と終盤の立ち位置のギャップが上手に映し出されていたんです。

次の良い点として挙げられるのが映像のカット割りがカッコ良かったです。
クライマックスの3人ぐらいの登場人物のそれぞれの疾走シーン。
あそこの映し方はイケてましたねー。

正直、物語自体はそんなにノレなかったんですよね。
突き詰めると、辻褄も合っていないような気がしたし、どんでん返しのオチのパンチ力も
そこまで強くない。

ただそれを補う監督の演出力や撮影力。
どんでん返し作品に必要な伏線も結構大胆に置かれていて。
やりおるなぁと。

決して嫌いにはなれない作品でした。

≪点数≫
  6点
                                           (13.02.15鑑賞)


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No.739 『闇の列車、光の旅』
No739 『闇の列車、光の旅』

2009年制作 メキシコ/米
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ

≪キャッチコピー≫
『この出会いが私を強くした。』

≪ストーリー≫
サイラは、父と叔父とともにホンジュラスを出て自由の国アメリカを目指す。
3人はどうにかメキシコまでたどり着き、米国行きの列車の屋根に乗り込むことができる。
ほっとしたのもつかの間、ギャング一味のカスペルらが、移民たちから金品を巻き上げるために
列車に乗り込んで来て……。

≪感想≫
そこは遠い遠い国。
南米ホンジュラス。

二つの物語が上手に交差する。
一つはギャングから追われる青年の物語。
一つは国外逃亡のために父と叔父とアメリカへ向かう少女の物語。

どちらも物語の根源は「貧困」。
その時代に生まれ、その国に生まれ、その環境に生まれた。
そこから這い上がるために片やギャングに、片やアメリカンドリームを求め亡命を決心する。

どこの世界の人間にも、心にほのかな光が灯っている。
ウィリーの心にも。
そしてサイラの心にも。
その心に灯った光を色濃くするために二人は共に手をとり歩き出したかったのでしょう。

あのラストの展開。
何となくそうなるのではと思っていたんだけど、やっぱりやるせなくなる。

その結果。
負のスパイラルに巻き込まれた弟分のスマイリー。
新天地へ辿りついたサイラ。
彼ら、彼女らの未来が少しでも希望の光に満ち溢れていてくれと切に願う。

≪点数≫
  8点
                                           (13.02.11鑑賞)


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No.738 『シュレック3』
No738 『シュレック3』

2007年制作 米
監督:クリス・ミラー

≪キャッチコピー≫
『おとぎの国のバトル・ロイヤル!次の王様は誰だ!?』

≪ストーリー≫
遠い遠い国のフィオナ姫と結婚した怪物シュレックに、病に倒れた王様から王位を継ぐように
言い渡される。
王位には興味のないシュレックは、ドンキーや長靴をはいた猫とともに、
もう1人の王位継承権を持つアーサーを探す旅に出る。
その間、チャーミング王子とおとぎ話の悪役たちが王国乗っ取り計画を企て……。

≪感想≫
飽きずに大好き今シリーズ。

今シリーズももう3作目。
やっぱり、好きです。

何だろう・・・。
まず、それぞれのキャラが立っていて気持ちが良いんですよね。

今作では新登場のシュレックの子供たちのフォルムの可愛さったらもう!!
んんーーーーーー、超ブッサイクできゃわゆいんです!!
良いですねぇ。

ストーリーはまぁ大したメッセージ性もないんですけど悪くない。
そこはどうでもよくって。
安心して観れるんですよね。

終始、観心地が良いというか。
なんかこう、思わず笑って観られるというか。
心が躍るというか。

とにかく僕のテンションにハマって心を鷲掴みしている今シリーズ。

いよいよ次回作でラスト!!
観るのがもったいないからしばらく寝かすか。

いやいや、やっぱり早く観たい!!

≪点数≫
  9点
                                           (13.02.10鑑賞)


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No.737 『ハラがコレなんで』
No737 『ハラがコレなんで』

2011年制作 邦
監督:石井 裕也

≪キャッチコピー≫
『「自分のことより、他人のこと」周りのみんなを元気にする、"粋"な妊婦ヒーローの誕生!』

≪ストーリー≫
妊娠9か月の原光子。
子どもの父親はアメリカ人の元カレの可能性が高いが行方知れず。
お金もなく行くあてもないが、昔住んでいた長屋に行ってみることに。
そこには貧乏で優し過ぎるがゆえに、パッとしない住人たちが昔と変わらず住んでいた。
人のことなど構っていられないはずの光子だったが、彼らのために一肌脱ごうと決意する。

≪感想≫
なぁんか変な映画。
あまり好きじゃないかも・・・。

ふらりふらふら暮らしている光子。
全ては雲の流れゆくままに、風の吹くままにと。
そこに悲しんでいる人いれば
「OK,OK大丈夫。」
「良い風が吹けばドーンと行こう。」
「それまでは昼寝でもしておけば良いさ。」
なんて・・・。

そんな行動には光子の心の根底に「粋」という信条があるから。

観ている僕は、
「おぉーー、なんて人情深いあったかい子だ!!」
・・・なんて、思うかぁー!!

「粋」という言葉で全ての行動を正当化しているような気が。
確かに優しくって素敵げな行動、生き方ではあるのですが・・・。
その光子の行動や、他の人達の行動は、「粋」ではなく無責任で自分勝手に見えちゃったんです。
あまりにも何も考えてなさ過ぎてねぇ。
そこらへんは紙一重なのでしょうか・・・。
とにかく共感できないし、納得できなかったんです。
とほほ・・・。

今作、最大のテーマは「粋」。
さてさて、粋とは何ぞや??
今作の中で、光子やおばちゃんの口から「粋だねぇ。」とか「粋じゃないねぇ。」
なんて言葉が飛び交う。
もう、それ自体が「粋」じゃないような気がするんですよね。

そういうのって自分で決める事じゃなくって、他人に言われて
「いやいや、そんなことないっすよ。」
なぁんて軽くいなすのが「粋」ってもんでしょうが!!

うーーーん、何だかなぁ。

ただし好感もてた部分もあったんですよ。
それは、光子演じる仲里依紗さん。
彼女が演じる事で、その無責任に見えるキャラクターも少し好感が持てました。
その点ではプラスです。

今作は以前観た「川の底からこんにちは」と同監督。
なるほど、「川の底から~」の佐和子もけっこういききっていたキャラクターでしたね。

≪点数≫
  3点
                                           (13.02.10鑑賞)


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No.736 『スリーデイズ』
No736 『スリーデイズ』

2010年制作 米
監督:ポール・ハギス

≪キャッチコピー≫
『逃げきれるのか。』

≪ストーリー≫
大学教授のジョンは妻子と共に幸せな日々を過ごしていたが、
ある日妻のララが殺人の容疑で逮捕される。
それから3年、ジョンは妻の無実を証明するため懸命に奔走していたが、
覆ることなく刑が確定してしまう。
絶望した妻が獄中で自殺を図ったことを知り、彼は自らの手で妻を取り戻そうと決断する。

≪感想≫
いやぁー、終始一定の緊張感。
良いですねぇこの作品。

今作、あらすじを読んで、奥さんの無実を信じる夫が奥さんのために脱獄を計画し、
かつ真犯人を探し当てるというお話かと思っていました。
が、そうではなかったんですね。

最後の方まで奥さんが実際にやったかどうかなんて関係ないんです。
夫が妻を疑わず、妻を逃がすことに特化したストーリー。
それこそ夫は猪突猛進に動き回る。
それはまるで以前観た「96時間」の無敵親父のよう。
(そういや今作、リーアム・ニーソンが出演していましたね。
 ただ今作の場合は一介の大学教師でしたが。)

昔、何かで言っていた。
「愛とは疑わない事だ」
って。
信じる信じないではないから、その思考に到達するまでもない。
そんな感じ。

その点は主人公ジョンの父親がそうでしたね。
息子のすることに何も言わずに送り出す。
その姿は、以前観た邦画「ゴールデンスランバー」の親父のよう。
くぅーーー、何ともジンときます。

1つだけ苦言を。
ラストは妻の事件の真相が判明。
これはちょっと蛇足な演出じゃないでしょうか。
その真相を知った時、
「もっと警察、頑張れよ!!それならこんな事にならなかったのに・・・。」
なんて、ちょっと怒りが・・・。

ただ、ラストの息子がララにキスをするシーン。
あれで全てが報われたような気がします。

何はともあれ、見応えのある良作でした。

今作はリメイク作らしいですね。
原作も興味あるなぁ・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (13.02.09鑑賞)



こちら元ネタの「ラスト3デイズ」。
未見です。

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No.735 『SUPER 8/スーパーエイト』
No735 『SUPER 8スーパーエイト』

2011年制作 米
監督:J・J・エイブラムス

≪キャッチコピー≫
『僕たちは、ひとりじゃない。』

≪ストーリー≫
1979年、アメリカ・オハイオ州。
8ミリカメラで映画撮影をしていた6人の子どもたちのそばで、貨物列車の衝突事故が発生。
貨物列車は空軍施設・エリア51からある場所へと研究素材を極秘に移送中だった。
アメリカ政府が隠す秘密を目撃してしまった子どもたちのカメラには、
事故の一部始終が記録されていたが……。

≪感想≫
偶然カメラに映った未確認生命などの一部始終。
まるで以前観た「クローバーフィールド/HAKAISHA」。
と思ったら、今作の監督J・J・エイブラムスは「クローバー~」の製作者に奈を連ねているようで。
ふむふむ、そういう繋がりね。

また、今作にはスティーヴン・スピルバーグが制作に名を連ねていて。
なるほど、どうりでこの作品を観ていると、大大大好きな「グーニーズ」を思い出す訳だ。
あぁ、懐かしい。
「グーニーズ」は本当に大好きで小学校の頃何度も何度も、観ていました。
セリフも覚えているぐらい大好きです!!

・・・ちと脱線。

それでは本作について。

映画制作に取り組む子供たち。
そこは主線ではないんだけどちょっとニヤニヤして観てしまう。
こんな仲間たちのバカ騒ぎ、面白いよねなんて。

あら。
これやっぱり「グーニーズ」っぽい。

母親を不慮の事故で失ったジョー親子。
今回、謎の事件、事故を体験することによって、その悲しみを乗り越える。
「グーニーズ」の主人公マイキーが冒険を追えて、喘息用の吸入器を手放すように
今作のジョーは母の写真が入ったロケットを手放す。

あれあれ。
やっぱり「グーニーズ」を思い出す。

鑑賞後、色々調べたら、今作はJ・J・エイブラムスがスピルバーグの作品への
オマージュ作品としても取り組まれたという事を知りました。

なるほどねぇ・・・。
「映画愛」と言うか「スピルバーグ作品愛」に溢れた作品でした。

きっと映画好きの40代後半くらいの方々が観たら凄い楽しめる作品じゃないでしょうか。

≪点数≫
  7点
                                           (13.02.08鑑賞)



こちら「グーニーズ」。
何度も観ました。

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No.734 『ちょんまげぷりん』
No734 『ちょんまげぷりん』

2010年制作 邦
監督:中村 義洋

≪キャッチコピー≫
『人生はケーキほど甘くないでござる。』

≪ストーリー≫
江戸時代からやって来たちょんまげ頭の侍、木島安兵衛を
ひょんなことから居候させることになった、ひろ子と友也の母子。
友也のために偶然作ったプリンから、お菓子作りの才能を開花させた安兵衛。
彼は人気パティシエとなり、ひろ子や友也とのきずなも深まっていくが……。

≪感想≫
江戸時代からタイムスリップした侍のお話。
うーーん、なんかこういう設定の漫画を読んだことがあるなぁ・・・。
何だっけかなぁ・・・。
まぁいいや。

ただ、現代人が過去にタイムスリップする話は多いけど、
過去人が現代にタイムスリップは少ないかも。

さて映画について。

正直、辻褄は全然あっていません。
ツッコミ所も山ほどあります。

ただなんでしょう。
そこまで嫌いになれないんですよねぇ。
もうここまで現実離れしていると、そんな小さい事は気にするな的な感覚に。

朴訥で実直な“ザ・侍”の安兵衛が現代の親子と絆を深める。
スタンダードなお話だけでなく、そこに「女性の自立」みたいなものを上手に絡めていて。
ふむふむ、安心の良いお話でした。

あっとそうそう。
今作、鈴木福君が出演されていて。
「マルモリ」でフィーバーする前かな。
ちょっと得した気分。

≪点数≫
  7点
                                           (13.02.03鑑賞)


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No.733 『シュレック2』
No733 『シュレック2』

2004年制作 米
監督:アンドリュー・アダムソン, ケリー・アズベリー, コンラッド・ヴァーノン

≪キャッチコピー≫
『あの「シュレック」は、はじまりにすぎなかった・・・』

≪ストーリー≫
ハネムーンを終えた新婚のシュレックとフィオナは、フィオナの両親へ結婚の報告をしに
王国を訪ねる。
だが、愛する娘がオーグと結婚したとは思ってもみなかったフィオナの両親をはじめ王国の人は
あまり2人を歓迎しなかった。

≪感想≫
やっぱり大好き今シリーズ。

前作もさることながら今作でも各キャラクターが立っていて、観ていて楽しいんですよねぇ。
今作の新キャラ、長靴をはいたネコ。
何とも愛くるしくって可愛らしいんでしょうか。
それでいてキザったらしい。
憎めないキャラクターですね。

ストーリーも相変わらず分かりやすくて見やすい。
笑いの部分も、結構、僕好みで思わずぷぷぷ。
飽きないなぁ今シリーズ。

さぁさぁ、次回作へ。

≪点数≫
  9点
                                           (13.02.02鑑賞)


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No.732 『デジャヴ』
No732 『デジャヴ』

2006年制作 米
監督:トニー・スコット

≪キャッチコピー≫
『[デジャヴを、操れ──]』

≪ストーリー≫
乗客の543名が死亡する悲惨なフェリー爆発事故が発生し、現場でひとりの女性の死体が
発見されるが、捜査官のダグ・カーリンは、どこか見覚えのある顔に思えてならなかった。
ダグはクレアというその女性と会うのは初めてだったが、彼女の部屋を調べると
ダグの指紋をはじめ、さまざまな彼の痕跡が残されていた。

≪感想≫
タイトルだけ見ると、少し超常現象っぽい作品かなぁと思っていたら、全然違いました。

ざっくりいうと、過去に戻って未来を戻すという、いわゆるタイムマシーン的なお話。
以前観た「ミッション:8ミニッツ」みたいな感じかな。

この手の作品って、辻褄の事とかを考えて鑑賞することになるので良い頭の体操になります。
好きな分野ですね。

今作、序盤こそ少し退屈でしたが、過去に戻って行動を起こしていく内に
少しずつ伏線が回収されて観ていて気持ちが良かったです。
「なるほど、ここに繋がる訳ね。」
ってな感じ。

そしてストーリーや設定だけでなく役者さんも良かったです。
主演のデンゼル・ワシントンはやっぱりカッコいいですねぇ。
敵役のヴァル・キルマーもサイコチックな役どころが激ハマリ。

何はなくとも、この手の設定は見応えがありますな。
ただ改めて考えると以前観た「ミッション:8ミニッツ」。
良くできた作品だなぁー。
今作より点数を低くつけていますが、今作より面白かったです。

≪点数≫
  7点
                                           (13.02.01鑑賞)


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No.731 『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』
No731 『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』

2011年制作 米
監督:ジョー・ジョンストン

≪キャッチコピー≫
『なぜ彼は、世界最初のヒーローと呼ばれたのか――。』

≪ストーリー≫
第2次世界大戦中の1942年、スティーブは、各地に進攻するドイツのヒドラ党と
戦うことを望んでいた。
もともと病弱な彼は入隊を何度も却下されていたが、ある日、軍が秘密裏に行う
「スーパーソルジャー計画」という実験に参加することになる。
その実験の被験者第1号に選ばれた彼は、強じんな肉体を持つ
「キャプテン・アメリカ」へと変ぼうを遂げる。

≪感想≫
いよいよ「アベンジャーズ」まであと1作!!
やっとこさ最後の作品を観ることが出来ました。

アイアンマン」「ハルク」「マイティ・ソー」そして今作の「キャプテン・アメリカ」。
この中で一番キャプテン・アメリカが地味だったかな。

限りなく純粋で正義の心を持ったヒーロー。
世界の平和のために真面目に、そして誠実に立ち向かうキャプテン・アメリカ。
確かに「面白み」には欠けるけれども、その誠実さに応援したくなるんですよね。
ちょっと「憧れ」たりなんかもしたりして。

このアベンジャーズに繋がるシリーズ。
各作品、周りのキャラたちも良い感じなんですよね。
今作で言うと、スティーブの親友のバッキーを含んだ傭兵仲間たち。
めちゃくちゃ活躍するわけでは無かったのですが、いい味出していて好感触。
それだけにバッキーがああなってしまって残念。
ニューヒーローとしてキャプテン・アメリカと良いコンビが組めそうだったのに・・・。

先に一番地味な感じと書いてしまいましたが、僕的にはそれでも楽しく観る事ができました。
ストーリーはしっかりしていたし、アクションもバッチリ。
アベンジャーズへの伏線もたくさん散りばめられていて、思わずふふふ。

キャプテン・アメリカは「アイアンマン」ことトニー・スタークの父親
ハワード・スタークと深い繋がりがあったんですね。

これで、やっとアベンジャーズがそろい踏み。
さぁ、彼らはどういうカラミを見せてくれるのでしょうか。
最後に予告が流れていましたが、めちゃくちゃ楽しそうで、ワクワクが止まりません!!

≪点数≫
  9点
                                           (13.01.19鑑賞)


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No.730 『96時間/リベンジ』
No730 『96時間 リベンジ』

2012年制作 米
監督:オリヴィエ・メガトン

≪キャッチコピー≫
『迷宮の街 イスタンブール。悲しいほどの父の愛が、再び暴走を始める。』

≪ストーリー≫
イスタンブールで就いていた警護の仕事を終え、元妻レノーアと娘のキムを同地に呼び寄せた
元CIA工作員ブライアン。
バカンスを一緒に過ごし、家族の絆を取り戻そうとするブライアンだったが、
かつてキムを誘拐して彼に息子や部下たちを殺された犯罪組織のボスによる
復讐計画が動き出していた。
ブライアンとレノーアは組織にとらわれ、辛くも難を逃れたキムはイスタンブールの街を
さまよい続ける。
そしてブライアンは、妻と娘の命を守ろうとするが……。

≪感想≫
無敵のスーパー親父の復活です!!

前作でその無敵感をいかんなく発揮したブライアン。
今作でも縦横無尽に大暴れ。
もう、最高です!!

今シリーズの旨味はやっぱりブライアンの活躍。
どうせ最後はハッピーエンドになるのは目に見えているんです。
それは例え、どんなピンチが訪れたって。
「さぁ次はどんな手で、ここを乗り切ってくれるんだい」
みたいな感覚で鑑賞していれば良いんですよねぇ。

今作で一番グッときたピンチの切り抜け方は拉致されてからの脱出劇。
あのキムとの連携で自分の居場所を見出す所。
「うわ!!こんな切り抜け方があるか!!」
「いやぁー、やっぱりこの親父、最強!!」
もう気分がアガりまくり。
この場面を観られただけでも大満足。

今作では娘のキムも大活躍しましたね。
「この親にしてこの子あり」
パニくりながらもあの活躍。
もう好きにしてくれと(笑)

とにもかくにも、ハラハラドキドキしながらも安心して観られる良作。

ストーリーについて少し。
今回、前作の敵の親父が復讐をしに来た訳で。
親父VS親父ですよね。
最後はやっぱり最強親父が勝ったのですが、復讐の連鎖は無事に断ち切れたのか!?
ヘタすりゃ続編あるぞー。

続編作ってくれー!!

あっとそうそう。
タイトルの「96時間」。
もうそんなタイトル関係ないのはご愛嬌。
だって原題は「TAKEN」なのだから。

≪点数≫
  9点
                                           (13.01.18鑑賞)


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No.729 『シュレック』
No729 『シュレック』

2001年制作 米
監督:アンドリュー・アダムソン, ヴィッキー・ジェンソン

≪キャッチコピー≫
『見ためとナカミは、おおちがい。』

≪ストーリー≫
人里離れた森の中。
沼のほとりに、人の骨をすり潰しパンにして食べてしまうと怖れられる怪物がいた。
怪物の名はシュレック。
しかしこの怪物、本当は優しい心の持ち主。
人々が怖れて近づかない森の奥でひとり気楽な毎日を送っていた。
そんなある日、森におとぎ話の登場人物たちが大挙して押し寄せてきた。
彼らは、国を支配するファークアード卿によって無益な存在として追放されてしまったのだ。
困ったシュレックは彼らを引き取るようファークアード卿に掛け合い、
代わりに囚われの身のフィオナ姫を助け出すことを約束するのだが……。

≪感想≫
スタンダードな良作。

まず、フルCGで描かれたキャラクター達のフォルムが気持ちが良い。
ぶっさいくなシュレックとお喋りロバのドンキー。
そこに悪意がないんですよねぇ。
とっても良い感じ。

主要なキャラクターだけではなく、ピノキオや白雪姫、シンデレラ等々。
誰もが知っているキャラクター達も面白おかしく登場するのも素敵なおまけ。

次にお話について。
「物事は見てくれだけじゃないぞ」
なんてメッセージを押しつけがましくなくスッと伝えてくれる。
こちらも良い感じ。

あと、これは僕だけかもしれませんが、日本語吹替えの声優さんがサイコーだったんです。
シュレックをダウンタウンの浜ちゃんが。
ドンキーをおはスタの山ちゃんが。
そしてフィオナ姫を藤原紀香が。
3人とも絶妙なんですよね。
特に浜ちゃんのシュレックは関西弁で面白い。
日本語吹替えで観て大正解でした!!

決して重みのある作品ではありませんでしたが良作。
子供に観せてあげたい娯楽作品に仕上がっていました。

今作はシリーズ物。
さぁさぁ次回作次回作。

≪点数≫
  8点
                                           (13.01.13鑑賞)


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No.728 『路上のソリスト』
No728 『路上のソリスト』

2009年制作 米
監督:ジョー・ライト

≪キャッチコピー≫
『奏で続ければ、いつかきっと誰かに届く。』

≪ストーリー≫
バイオリンを演奏する路上生活者のナサニエルに出会ったロサンゼルス・タイムズの記者ロペス。
かつてジュリアード音楽院に在籍し、チェロを演奏していたという
ナサニエルに興味を抱いたロペスは、ナサニエルの人生について調べ始め、
連載コラムの題材にしようとする。

≪感想≫
これって実話を基に作られた作品なんですね。
なるほど。

路上生活者との交流を描いた作品。
以前観たドキュメンタリー「ミリキタリの猫」に通ずる内容でした。

今作は路上生活者という事に加え、心が少し弱いという人間との交流。
当たり前のことだけど、人にはそれぞれ心っつーものがあって、何を感じるかは人それぞれ。
自分がこうであれと思ってもその人にとっちゃいい迷惑だったりもする。
そんな時、自分に引き寄せるのではなく、やっぱりその人に近づかなければならない。
なるべく近くに。
それがその人とのより良い関係に繋がっていく。

ロペスはナサニエルとの出会いでそんなことが備わった。
ナサニエルはロペスとの出会いで少しだけ過去を浄化させた。

二人の出会いはそれぞれを成長させる。
そしてそれは周りにも波及していって。
うーーん、グッとくるものがありますねぇ。

「お涙頂戴!!」で「音楽は素晴らしい!!」的な作品かと思ったが少し違う。
それがまた良い感じで素敵な作品でした。

≪点数≫
  8点
                                           (13.01.12鑑賞)


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No.727 『ザ・ウォーカー』
No727 『ザ・ウォーカー』

2010年制作 米
監督:アレン・ヒューズ, アルバート・ヒューズ

≪キャッチコピー≫
『運べ、西へ。世界に残るたった一冊の本を──。』

≪ストーリー≫
世界で一冊だけ残る本を運び、30年間旅をしている男イーライ。
本に触れる者をためらわずに誰でも殺すイーライだが、彼は旅の目的地を知らず、
「西へ向かう」という手掛かりだけを頼りに歩き続けている。
そんな中、彼の前に、本を探し続ける独裁者カーネギーが現れ……。

≪感想≫
宗教色の強い今作。
イーライが運んでいる本とは「聖書」。
僕は無宗教者なので、このイーライの生き方には共感はできなかったのですが、
例えば今作をクリスチャンの人が観たらどういう感想を持ったのでしょう。
気になるな。

今作、最後にドデカいオチが待っているのですが、ちょっとピンとこなかったです。
ほんとは
「おぉーーー!!マジか!!」
なんてなるんでしょうが、ちょっとそのオチだと今までの行動と整合性が取れないような気がして。

ただ、その整合性を上手く取れるような脚本にしていれば最高のオチになっていたかと思います。
惜しい惜しい。

世紀末ロードムービーと言う点では、以前観た「ザ・ロード」と似ている部分もあったかな。
僕的には今作の方が好きですけどね。

モノトーンチックな映像。
世紀末感たっぷり。
まずこの世界観が上手だなと。

そして主役のデンゼル・ワシントン。
やっぱり良い役者さんですねー。

色々ツッコミ所はありましたが、観て損はしない作品でした。

≪点数≫
  5点
                                           (13.01.12鑑賞)


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No.726 『ノーボーイズ,ノークライ』
No726 『ノーボーイズ,ノークライ』

2009年制作 邦/韓
監督:ジャスティン・リン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
古いボートで海を渡り荷物を運ぶ韓国人のヒョングと、海岸で荷物を受け取る亨。
ヒョングは親に捨てられた孤児、亨は家族についての鬱屈した思いを抱えていた。
ある日、いつも運ぶキムチのつぼではなく少女・チスを運ぶ依頼を受けたヒョングと亨は、
失踪したチスの父親探しに巻き込まれるが……。

≪感想≫
日韓共作。

甘めのノワール作品。

哀しき獣」や「チェイサー」を観ているせいかどこか物足りない。
少しマイルドというか。
結構エグイ場面なはずなのに、痛みがあまり感じないというか。

先に挙げた2作品は重々しくって痛々しい。
どこかリアリティがあってドキドキハラハラ。

しかし今作はちょっと違う。
どんなシーンも安心して観られたんですよね。
少しだけ物足りなかったかな。

しかしながら、日韓の若手俳優の競演を観れたのは良かったです。
妻夫木君は言わずもかなカッコよくって良い役者さん。
一方のハ・ジョンウは「哀しき獣」「チェイサー」で名演されていた役者さん。
二人とも素直に良かったです。

ストーリーについて少し。
家族を持たないヒョング。
家族に縛られる亨。
この二人の環境の対比。
ただ抱えている悩みはどこか似ている。
共鳴、共感するのは宿命と言うか運命と言うか。
二人は出会い、心を通わせ化学反応を起こす。

うーーーん、なるほどなるほど。
佳作。

≪点数≫
  5点
                                           (13.01.12鑑賞)


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No.725 『ワイルド・スピード MEGA MAX』
No725 『ワイルド・スピード MEGA MAX』

2011年制作 米
監督:ジャスティン・リン

≪キャッチコピー≫
『ついに、ファイナルラップへ』

≪ストーリー≫
前科者ドミニクと彼を脱獄させた元捜査官ブライアンは、お尋ね者として追われながら、
ブラジルの裏社会で超高級車の強奪を繰り返していた。
逃亡生活から抜け出して永遠の自由を得たい彼らだったが、彼らを逮捕する特命を受けた
連邦捜査官ルークが立ちはだかる。

≪感想≫
今作でシリーズも5作目。

に出たあの人、のあいつら、のあいつに前作のあいつ。
フルキャストのお祭り騒ぎ!!
それだけで気分はアガります。

そして、彼ら彼女らだけではなく今作から新登場のドウェイン・ジョンソン氏。
彼がまたカッコいいんですよね!!

ドウェイン・ジョンソンはもともとリングネームがザ・ロックと言うプロレスラー。
僕は大学生の頃、アメリカのプロレス(WWF)にハマっている時期があって、
良く観ていたんですが、ザ・ロックはその頃の花形レスラーだったんです。

そのロックが俳優活動を始め、数々の作品に出演しているんですが、
今作では、そのマッチョパワー爆発でヴィン・ディーゼルとめちゃくちゃカッコいい
格闘シーンを繰り広げてくれたんです!!
いやぁーさいこーですね!!
このシーンは今作の見所の一つでしょう。

今作、出演者もそうですが演出やストーリー等々これまでの総決算感がハンパなくって。
上質なカーアクションだけでは飽きたらず先ほど書いた格闘バトルや銃撃戦。
極上なエンターテイメント作品に仕上がっていました。

ストーリーも面白くって締め方も秀逸。
いやぁーー、ワイルド・スピードシリーズも良い終わり方したなぁ・・・。
なんて思っていたら続編への伏線が!!
しかも、次回作にはあの子が復活!?

んーーー、楽しみだけど大丈夫かなぁ・・・。
いやいや、心配ご無用。
必ず観るぞ!!

≪点数≫
  10点
                                           (13.01.12鑑賞)


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No.724 『クロウ/飛翔伝説』
No724 『クロウ 飛翔伝説』

1994年制作 米
監督:アレックス・プロヤス

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
“デビルズ・ナイト”と称するハロウィンの前夜、悪党たちの破壊の狂宴に婚約者ともども
殺されたロックシンガー、エリックは、死者の魂を冥界へ導くというカラスに蘇らされ、
白塗りのピエロ風メイクに黒装束という出で立ちで、復讐鬼として恋人の敵をとっていく……。

≪感想≫
伝説のアクションスター、ブルース・リーの息子であるブランドン・リー主演作。
そして今作撮影中、不慮の事故でブランドン・リーが亡くなってしまったという、いわくつきの作品。

ブランドン・リーの遺作であるということ。
起きてはならない不慮の事故が起こってしまったということ。
そういった不測のおまけがついているからと言うのも否めませんが、
僕的には必見の作品に仕上がっていたかと思います。

まずやっぱり主演について。
復讐のために蘇った男をブランドン・リーが好演しているんです。
これは彼にしかできないんじゃないかと言う程のハマりっぷり。
哀愁漂う復讐鬼を怪演。
惜しい方を亡くしましたね・・・。

ストーリーはアメコミが原作との事なので、まぁ粗めですがそういったジャンルとして鑑賞すれば
問題ありません。

アメコミもの。

復讐もの。

ダークバイオレンスもの。

それらが好きな方は一度鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

≪点数≫
  8点
                                           (13.01.06鑑賞)


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No.723 『トゥルー・グリット』
No723 『トゥルー・グリット』

2010年制作 米
監督:ジョエル・コーエン, イーサン・コーエン

≪キャッチコピー≫
『天罰なんか待ってられない』

≪ストーリー≫
父親を殺された14歳の少女マティは、真の勇気を持つといわれる保安官のコグバーンに犯人の追跡を依頼。
テキサス・レンジャーのラビーフも加わり、かたきのチェイニーを追うこととなる。

≪感想≫
主キャストである3人。

父の復讐を誓うマティ。
少女ながらにその凛としたたたずまい。

マティに復讐を依頼される片目の保安官コグバーン。
アル中で頑固な老兵。

テキサスからやってきたラビーフ。
プライドの高い3枚目。

このマティを中心とした3人のトライアングルが何とも気持ちが良いんですよね。
この物語を上手くまわしている感じがして。

うーーん、だけどやっぱりマティが良いですねぇ。
父の無念のために一人奔走。
あの馬に乗って川を渡りきるシーンは素敵でしたもん。
今作一の名シーンでした。

バートン・フィンク」「バーバー」「オー・ブラザー」「ノーカントリー」等々。
いっつも特徴的な作品を撮っているイメージのコーエン兄弟作品。

今作はちょっと毛色が違うスタンダードな良作でした。

≪点数≫
  9点
                                           (13.01.05鑑賞)


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No.722 『プチ・ニコラ』
No722 『プチ・ニコラ』

2009年制作 仏
監督:ローラン・ティラール

≪キャッチコピー≫
『とびきり しあわせになれる』

≪ストーリー≫
天真爛漫な小学生のニコラは、大好きな家族と友達に囲まれ楽しい毎日を送っていた。
そんなある日、両親の会話を耳にした彼は、母親にもうすぐ赤ん坊が生まれると勘違いする。
弟が生まれたら自分は捨てられるかもしれないと思い込んだニコラは、
いたずら友達と一緒にとんでもないことを思いつくが……。

≪感想≫
いきいきした子供たちが織り成すのんびりワクワク活劇。
観て良かったー!!

まず最初のスタッフクレジットの演出。
まるで動く絵本のようにスタッフたちの名前が流れ出す。
これがつかみとして抜群!!
可愛らしいその演出に心が洗われる。

そしてニコラ含むワンパクで素直な子供たちのキャラクター力。
それぞれのキャラクターが立っていてそれぞれが魅力的。
一人一人を主役にシリーズ化して欲しいぐらい。

他のキャラ達もgood。
担任の先生や両親、その他諸々。
根っからの悪党みたいな人間が全然出てこないんですよね。

ストーリーも可愛らしくってニヤニヤ。
あの子供たちの行動の一挙手一投足がいちいちかわいい。

しっかしこのぐらいの年代の子供たちって良いですね。
金持ちの子、おバカな子、おデブちゃん、荒くれ坊や等々。
分け隔てなくみんな仲が良い。
面白いことのためにワイワイキャッキャ。
いいないいな。

安心して観れる作品。
安心してお勧めできる作品。

あっそうそう、今作は人気絵本が原作なんですって。
興味あります。

≪点数≫
  10点
                                           (13.01.05鑑賞)



こちら原作。
興味あります。

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No.721 『シャッフル』
No721 『シャッフル』

2011年制作 邦
監督:及川 拓郎

≪キャッチコピー≫
『笑ってると、ダマされるぜ。』

≪ストーリー≫
突然の記憶喪失に悩む戸辺の元に、日給200万円のモニター調査の案内状が届く。
彼が指定された場所に出掛けていくと、そこにはすでに轟、堺、物部が集まっていた。
そこへ本日のモニター担当者を名乗るやけにテンションの高い神宮寺が現われ……。

≪感想≫
とある部屋に5人の男。
これはまさに以前観た大傑作「キサラギ」では!?
キサラギも舞台劇を映画化した作品でしたが今作もそうとのこと。
ワクワクワク・・・。

さて感想は・・・。
「こりゃ詰め込み過ぎだー!!」
やってしまいました。

2転3転4転5・・・。
もうねぇ、ガチャガチャしすぎで・・・。
整合性も恐らく取れていないんじゃないでしょうか。
ツッコミ所が多すぎなんです。
もしかしたら2回観たら分かるのかもしれませんが、2回はちょっとお腹一杯かな。

結局、ストーリーに納得がいかなかったんですよね。
どんでん返しの積み重ね的なお話なんですが、なにかこう、「後出しジャンケン」的な感じがして。
「それだったらもっとスマートにイケたんじゃないか」
とか
「ん?じゃあ結局はあれの意味がないじゃん」
とか。
お話を面白くしたいのは分かりますが、やりすぎかな。
最後のオチも物足りなかったかな。

もう少しスマートに。
そのかわり、もう少しインパクトを。
「キサラギ」がまさしくそうだったので。

演者の力でグーーーッと引き込む手法。
舞台劇なら確かにもう少し面白かったのかもしれませんね。

ただ映画となると、もうちょっと・・・ね。

どんでん返し好きの人に一度観てもらって感想が聞きたいな。

≪点数≫
  3点
                                           (13.01.03鑑賞)


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No.720 『サンザシの樹の下で』
No720 『サンザシの樹の下で』

2010年制作 中
監督:チャン・イーモウ

≪キャッチコピー≫
『たとえ何が起きても、きみをずっと待ち続ける。』

≪ストーリー≫
文化大革命下の中国。都会育ちの女子高生ジンチュウは、再教育のために送られた農村で
スンという青年に出会う。
エリートでありながら明るく誠実な彼に惹かれるジンチュウだったが、それは身分違いの
許されない愛だった。その後、2人は愛を交わし合う関係にまで至るが……。

≪感想≫
名作「初恋のきた道」のチャン・イーモウ監督作。

これぞ王道純愛映画。
心が温かくなります。

中国の田舎風景。
出演者達の素朴感。
そして淡い恋のお話。
間違いありませんね。

ただし、僕の勉強不足な部分もあって。
1970年代中国。
文化大革命という社会的・文化的動乱。
以前、その時代を経験した人から少しだけお話を聞く機会があったのですが、とても壮絶。
もう少しその時代を調べてみよう。

そうすると今作の見方も少し変わってくるかもしれない。
その作品の時代背景を知ることも必要ですよね。

とは言え本当に良作なのは間違いなくって。
チャン・イーモウ監督。
こういう純粋で純朴な作品を撮らしたら天下一品です。

しっかしこの主役のチョウ・ドンユィさんの透明感ったらないよなぁ。
ファンになりました。

≪点数≫
  8点
                                           (13.01.02鑑賞)


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