2013-02-25 Mon

2008年制作 台湾
監督:トム・リン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
1969年9月、高校3年生のタンは仲間たちと野球観戦に出かける。
親友のイェンを筆頭に、最年長だがいまだ高校2年生のヤオシンや、1年生のチーションらを含む7人組はいつも騒動の渦中にいた。
今回も彼らは野球場でばか騒ぎし、教官室に呼び出され……。
≪感想≫
ちょっと台湾へ行く事になったので、ちょっとでも台湾の空気をと鑑賞。
台湾のとある高校。
男子7人ちょい悪軍団。
いつもいっつも、つるんではタバコを吸ったり酒を飲んだり思春期真っ只中。
おバカなんだけど繊細でズルくて正直な彼ら。
こういう作品を観ると、僕の時はあんなんだったなぁと昔の自分と重ね合わせてしまいますね。
嗚呼、青春の日々。
懐かしきおもひで。
メンバーが7人となかなかの大所帯ですが、それぞれの個性が出ていて
ちゃんと色分けされていました。
こういう所はとても上手いですねぇ。
それぞれに大きな事が起こっているのですが、それを大げさに表現するのではなく
あくまでも穏やかに。
それが観ている僕らの心にすっとしみ込む。
何でしょう。
日本と近い、台湾という地域性からなのでしょうか。
良いですねぇ・・・。
これ、も一回観てもいいかな。
≪点数≫
7点
(12.08.26鑑賞)

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2013-02-25 Mon

1999年制作 邦
監督:中江 裕司
≪キャッチコピー≫
『私があなたに惚れたのは、ちょうど十九の春でした。』
≪ストーリー≫
沖縄本島から少し離れた粟国島。
奈々子は都会の喧騒に疲れて久しぶりに帰ってきた。
島までの小さな船には一人旅の青年・福之助と伊達な白スーツの老紳士が同乗していた。
そしてその老紳士こそ、60年前に奈々子の祖母ナビィが最も愛していた人だった……。
≪感想≫
沖縄の音楽、方言が盛りだくさんのオキナワン・ムービー。
民謡「十九の春」の一節。
「私があなたに惚れたのは ちょうど十九の春でした いまさら離縁と言うならば もとの十九 にしておくれ」
こんな淡い歌詞がストーリーの主。
ナビィ、その夫・恵達、そしてナビィの昔の恋人サンラー。
この3人の恋模様が三線の音色とともに軽快なタッチで描かれる。
沖縄、しかも離島ならではの穏やかで暖かい空気と人間たちは時折クスクスと笑いを運んでくる。
先に紹介した3人の中でもナビィの夫・恵達のキャラクターは最高。
少しとぼけた愛くるしいおじぃ。
あーもう沖縄のおじぃっぽいなぁって。
こんなおじぃと仲良くなりたいなぁって。
という訳で恵達にやられてしまった僕はどうしても恵達目線で物語を追っかける訳で・・・。
うーーーん・・・切ない!!切なすぎる!!
分かってはいるんだけど、あの展開は切ないですねぇ。
それを受け入れてまたのんびり三線を弾く恵達の懐の深さ。
長生きして人生を達観しているからこその心意気。
ますますファンになりました。
おじぃ、おばぁの話なのに甘酸っぱくて若々しい。
沖縄大好きな人にはもってこいの作品でした。
嗚呼、離島に行きたいなぁ・・・。
≪点数≫
6点
(12.08.24鑑賞)

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