2013-02-17 Sun

2008年制作 韓
監督:ナ・ホンジン
≪キャッチコピー≫
『追っているのは闇か、光か──』
≪ストーリー≫
デリヘルを経営する元刑事ジュンホのところから女たちが相次いで失踪して、
ときを同じくして街では連続猟奇殺人事件が発生する。
ジュンホは女たちが残した携帯電話の番号から客の一人ヨンミンにたどり着く。
ヨンミンはあっけなく逮捕されて自供するが、証拠不十分で再び街に放たれてしまい……。
≪感想≫
今作、実際に起こった事件を基に作られた作品。
その事件とは2004年、韓国でユ・ミンチョルという男が約10ヵ月の間に
20人もの人間を殺したという事件。
10ヵ月で20人ですよ20人!!
よくもまぁ捕まらずに犯行を続けることができたなぁと。
2004年って言ったらまだ最近ですからね。
警察が無能なのか、犯罪者がより知能的なのか。
ゾッとしますね。
作品について。
暗くて重い雰囲気なんだけど、テンポよく物語は進んでいき緊張感を持続させてくれる。
巧いなこの監督。
と思ったらまだデビュー作なんですね!!
なるほどねぇ。
なんかここ最近、僕の中で韓国映画が熱いです。
最近鑑賞した、「母なる証明」「殺人の追憶」もそうだったのですが、この独特な陰鬱感。
そして陰惨な暴力描写。
ちょっと目を背けたくなりますが、癖になる雰囲気です。
この手の作品。
まだまだ面白い作品が眠っていそうだ。
≪点数≫
8点
(12.08.04鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト
2013-02-17 Sun

2011年制作 米
監督:ダンカン・ジョーンズ
≪キャッチコピー≫
『警告:このラスト、映画通ほどダマされる。』
≪ストーリー≫
シカゴで乗客が全員死亡する列車爆破事故が起こり、
事件を解明すべく政府の極秘ミッションが始動。
爆破犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、犯人を見つけ出すという任務遂行のため、
軍のエリート、スティーヴンスが選ばれる。
事件の真相に迫るため何度も8分間の任務を繰り返すたび、彼の中である疑惑が膨らんでいく。
≪感想≫
過去に戻って世界を変えることができるなら・・・。
結果は2パターン。
まず1つ目。
過去を変えることで自分の生きていた現在の環境を変えるパターン。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の様な感じ。
そして2つ目。
過去を変えても自分が生きていた現在は変わらず、もう一つの世界が生まれるというパターン。
いわゆるパラレルワールドというやつ。
これは漫画「ドラゴンボール」のトランクスのパターンですね。
今作は2つ目の方。
厳密に言うと、システムがどうのこうのあったのですがそこは割愛。
まずこの設定が面白かったです。
ちょっとずつ謎が解き明かされる感じが良いんですよね。
欲を言えばもっともーーっとパンチの利いたストーリーになっていればさらに良かったのですが。
今作の監督ダンカン・ジョーンズは以前観た「月に囚われた男」もそうでしたが、
こういう独特な謎解き作品すっきやなー。
どちらも点数は低めに付けていますが、次回作もぜひ観たいです。
≪点数≫
6点
(12.08.03鑑賞)

満足ならクリック!!