2013-02-08 Fri

1999年制作 米
監督:ジェイムズ・マンゴールド
≪キャッチコピー≫
『探しに行こう、心にできた隙間を・・・・・・埋めてくれる何かを。』
≪ストーリー≫
精神療養施設・クレイモアへと送られる事になったスザンナは、
自分より更に深い心の闇を抱えた患者達とかけがえのない時間を過ごす事になる。
≪感想≫
今作でアンジェリーナ・ジョリーがアカデミー助演女優賞を受賞。
なるほど・・・確かにエキセントリックな役どころを見事に演じていました。
演じるのは彼女しかいないと思わせるような絶妙なキャスティング。
その他にも、主演のウィノナ・ライダーを始め、ウーピー・ゴールドバーグ、
ブリタニー・マーフィーらの演技も素晴らしかったです。
僕的にはクレア・デュヴァルが良かったな。
それにしても今作品は、本当に色々な作品に影響を与えているのでは。
例えば昔、放送していた月9のドラマで野島伸司脚本の「リップスティック」。
あの作品も閉鎖的な空間での女性の友情等を描いていたような。
例えば中島哲也監督の邦画。
「パコと魔法の絵本」の小池栄子扮する看護師さんは今作に出る看護師さんに雰囲気がそっくり。
例えば松尾スズキ監督の邦画。
「クワイエットルームにようこそ」はまだ観ていませんがきっと今作の様な作品なのでしょう。
等々・・・なぁんて、あくまでも僕の勝手な推測ですが。
激動の時代に適応できず自己を見失い心に闇を抱えるスザンナ。
彼女の様な子は現代社会にも存在しているのではないでしょうか。
いや、むしろ今の日本の社会にはこういう子や大人たちがたくさんいる。
希望が溢れすぎていて、逆に気付かなくなっているのでしょう。
そしてその負のスパイラルが怠惰な生活を生むのでしょうね。
なんだかなぁ・・・。
≪点数≫
9点
(12.07.12鑑賞)

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2013-02-08 Fri

2007年制作 ノルウェー
監督:ベント・ハーメル
≪キャッチコピー≫
『特急よりも、各駅停車』
≪ストーリー≫
ノルウェーの首都オスロと第2の都市ベルゲンを結ぶ“ベルゲン急行”の運転士オッド・ホルテン。
勤続40年、67歳の彼は、とうとう定年退職の日を迎えることに。
仲間たちにその功績をたたえられ、恥ずかしながらも祝いの席に招かれた彼は、
人生最後の運転をするはずだった翌朝、あろうことか人生初の遅刻をしてしまう。
≪感想≫
終始穏やかなその物語は長年同じ仕事、毎日を過ごしてきた初老の男を映し出す。
40年間働いた。
明日から違った生活が訪れる。
これまでとは違う生活。
そこに生まれる感情は戸惑いか、それとも期待か。
むむむ・・・なるほどねぇ。
なぁんて、固っ苦しい感想を書いていますが、本当はそこに映し出された
ホルテンさんの気持ちが上手く伝わってこなくって・・・。
なはは・・・。
これは2,3回観て納得する作品でしょうか。
面目ない。
ただストーリーとは関係ないですが、ノルウェーの空気感。
大好きです。
いずれ旅行に行きたいな。
≪点数≫
4点
(12.07.08鑑賞)

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