2013-02-06 Wed

2010年制作 邦
監督:長崎 俊一
≪キャッチコピー≫
『ねえ、殺すってどんな気持だった?』
≪ストーリー≫
新進女優の舞利亜は、ネットシネマの撮影のため生まれ故郷に戻ってくる。
誰にも言わなかったのに、監督はなぜか自分が伝説の女子高生劇団
“羅針盤”の一員だったことを知っていた。
4年前、瑠美と梨里子、かなめの3人は違う高校に通う蘭を誘って新しい劇団を立ち上げ……。
≪感想≫
さわやかな青春物語のなかに殺人事件というミステリ要素を加え、
上質なエンターテイメントミステリ作品に仕上げていました。
主要4人の個々の物語と劇団「羅針盤」の物語。
それぞれがきっちり描かれていて魅力的。
無駄を省いた構成は、とても分かりやすく物語に入り込める。
そして新進気鋭の若手女優達の名演技。
どれをとっても高品質な作品。
ただし・・・。
唯一、勿体ないのが物語の大オチ。
途中で犯人が分かっちゃったので何とも残念。
うーーーーん、惜しいなーーーーってな感じ。
この大オチにもっとパンチ力があれば、もっともっと良作に仕上がっていたかと思います。
何はともあれ良い作品であることは確か。
ミステリ好きの方は観て損はしない作品です。
≪点数≫
8点
(12.07.05鑑賞)

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2013-02-06 Wed

2007年制作 英/仏
監督:エドガー・ライト
≪キャッチコピー≫
『呼ばれてないけど、参上。』
≪ストーリー≫
ロンドンのエリート警官ニコラス・エンジェル。
優秀すぎるという理由で、田舎の村へと強制左遷。
そこでも張り切るエンジェルだが、アクション映画好きで、どんくさいバターマンと相棒を組まされる。
ある日、村で怪死事件が発生するも、殺人事件だと主張するエンジェルは相手にされず……。
≪感想≫
何だこの邦題は・・・スーパーポリスメンって・・・。
なんて思いつつ鑑賞。
ん?あれあれ??
これ、めちゃくちゃ面白いじゃないですか!!
いやいやこれは傑作ですよ!!
色んな映画をオマージュしていて小ネタをブッこんでいるんだけど、
それが単なるおふざけではなくちゃんとストーリーに上手く組み込まれていてあざとくない。
むしろそこが見どころになっていてサイコーなのです。
全てにおいてバランスとれた良作。
今作について色々調べてみると、まず監督、出演者が以前観た「ショーン・オブ・ザ・デッド」と同じ。
確かにあの作品も映画愛に満ち溢れていて良かったもんなぁ。
みんな大好きタランティーノ監督ほどバイオレンス色は強くないけど、
自分の好きなことをやりきっているのに、受け入れられる感じは、
彼と似ているかもね。
そして実は今作、日本では劇場公開慣れない予定だったのを、色んな人の呼びかけ、
署名活動を経てようやく公開されたみたい。
良かった良かった。
エドガー・ライト、サイモン・ペッグ、ニック・フロスト。
この三人が絡んだ映画は要チェックです!!
しっかし、この邦題は大失敗でしょう。
危うく名作を見逃す所だったぜ・・・。
≪点数≫
10点
(12.06.30鑑賞)

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