2013-02-02 Sat

2011年制作 米
監督:マシュー・ヴォーン
≪キャッチコピー≫
『共存か、支配か。その<起源>を目撃せよ!』
≪ストーリー≫
裕福な家に生まれ、名門大学に通うチャールズは強力なテレパシーを使うことができる
ミュータントだったが、自分と同じような能力を持つ者の存在に気付き始めていた。
やがて強力な磁力を発生させ、金属を自在に操ることのできるエリックと出会う。
彼らは親友となり、自分たちと同じような若者たちを探し始めるが……。
≪感想≫
前作まではストーリーも粗かったので出てくるミュータントを楽しむことに徹していた訳ですが・・・。
さて今作はと言うと・・・。
「やばい!こりゃ面白い!!シリーズ最高傑作の誕生だ!!!」
ストーリー、撮り方、キャラクター、全てにおいて気持ちいいです。
何故にこんなにも良い作品に仕上がっている理由。
それはと言うと・・・。
監督マシュー・ボーンの手腕なのではないでしょうか!!
マシュー・ボーンの経歴を調べてみると、なんと僕が大好きガイ・リッチー監督作品の
プロデューサーを務めていたとのこと。
そしてそして、今監督が一個前に撮った作品はこれまた大大大好きな「キック・アス」。
こりゃあもう面白くない訳ないでしょう!!
これからもどんどん作品を撮り続けていって欲しい監督の一人です。
さてさて映画について少し。
今作ではプロフェッサーXとマグニートーが袂を分かつまでが描かれている。
「ミュータント」
それは人間の遺伝子が突然変異で進化した新人類。
最近読んだ良作小説「ジェノサイド」もこんな作品だったなぁ。
人類は自分とあまりにもかけ離れた異物を受け入れるのではなく排除しようとする。
それは善なる心を生むのか、悪なる心を生むのか。
こんな話、今後ありえない話ではないぞ・・・と勝手に思ってしまいました。
とにかく面白さに満ち溢れた今作、シリーズのエピソード1なので前作を観なくても大丈夫。
むしろ今作だけでもぜひぜひ観てほしいなぁ。
≪点数≫
10点
(12.06.10鑑賞)
こちら高野 和明の「ジェノサイド」。
長編ですが読み応え十分の良作。

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2013-02-02 Sat

2008年制作 スウェーデン
監督:トーマス・アルフレッドソン
≪キャッチコピー≫
『怖ろしくも、哀しく、美しい12歳の初恋』
≪ストーリー≫
ストックホルム郊外で母親と暮らす12歳のオスカーは、学校で同級生にいじめられていた。
ある晩、彼はアパートの隣の部屋に引っ越して来たエリという少女と出会う。
同じころ、近くの街では青年が逆さづりにされてノドを切り裂かれ、
血を抜き取られるという残忍な殺人事件が起きる。
≪感想≫
ヴァンパイアの少女といじめられっこの少年の恋物語。
少し陰鬱とした雰囲気とスウェーデンの冷ややかで幻想的な景色。
トーンを押さえた台詞回しも相まってぼんやりと眺めながら物語に入り込む。
作品を観た後、ある歌のワンフレーズを思い出した。
「でもヒーローになりたい ただ一人 君にとっての」
重めの作品なんだけど、後味は悪くない。
むしろジワジワとこの作品のトーンがしみ込む。
悪くないです、この作品。
≪点数≫
8点
(12.06.09鑑賞)
こちらMr.Children。
「HERO」は名曲ですよね。

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