2013-02-28 Thu

2007年制作 米
監督:ラッセル・マルケイ
≪キャッチコピー≫
『アリス、砂漠に死す』
≪ストーリー≫
前作の惨劇から8年。
感染は全世界へ広がり地上が砂漠と化す中、ラクーンシティの生存者たちは、
アラスカを目指してネバダ州の砂漠を横断していた。
そこですべての元凶であるアンブレラ社の巨大な陰謀を阻止するため闘い続けるアリスは、
離ればなれになっていたカルロスと生存者一団に遭遇する。
≪感想≫
大人気シリーズ「バイオハザード」第3弾。
第3弾にもなるとネタを一緒くたにしないように世界観を広げてきましたね。
前々作は施設内。
前作は市街戦。
そして今作は州を越えてゾンビとの戦いを繰り広げる。
ストーリーを読んで分かったのですが今作は、前作の8年後のお話なんですね。
なので、前作との繋がりがあまり感じられませんでした。
あれ?前作で生き残った子は??あいつは???
なんて謎が残るばかり・・・。
うーーーん・・・。
色々とだいぶ雑になってきたなぁ・・・。
第1弾のレビューでゾンビの強さがちょうど良いと書いたのですが、今作ぐらいから、
もう以前の設定なんてどうでもいい感じになっています(笑)。
だってあんなにノロノロ歩いてたゾンビがダッシュしているんですもん・・・。
あのコンテナから山ほどゾンビがダッシュしてきたシーン。
ほんとは驚く所なんだけど思わず笑ってしまいました。
いやもう好き勝手やってんなぁみたいな。
なはは・・・。
次回作の舞台は我が国日本。
さてどうなることやら。
≪点数≫
5点
(12.09.08鑑賞)

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2013-02-28 Thu

2004年制作 カナダ/英
監督:アレクサンダー・ウィット
≪キャッチコピー≫
『泣かない。すべてが終わるまで。』
≪ストーリー≫
死の都市と化しつつあるラクーンシティから脱出を試みるアリスらは、街を荒廃させた元凶である
“T-ウィルス”の開発者アシュフォード博士の存在を知るが……。
≪感想≫
大人気シリーズ「バイオハザード」第2弾。
前作の施設内だけでの戦いから一転。
街中でゾンビどもとの戦い。
ストーリーも上手に繋がっていて良い感じ。
次回作へ繋がる終わり方をしていたので、そこもちゃんと繋げてほしいな。
前作レビューでも書きましたがミラ・ジョボビッチ力は健在。
アクションがカッコいいですねぇ。
ストーリー的に身体能力も格段にアップしていますのでど派手に仕上がっています。
そして、前作のミシェル・ロドリゲスに代わり登場したのは、シエンナ・ギロリー。
僕的にはミシェル・ロドリゲスの方が好きですが、彼女のアクション、
キャラクター的に良い感じに仕上がっていました。
ちょっとしたパニックホラー作品かなと思いきや段々とエンターテイメント性が強くなっていますね。
さぁ次回作次回作。
≪点数≫
7点
(12.09.08鑑賞)

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2013-02-27 Wed

2001年制作 独/英/米
監督:ポール・W・S・アンダーソン
≪キャッチコピー≫
『生き残る。たとえ一人でも』
≪ストーリー≫
近未来。
巨大企業アンブレラ・コーポレーションでは“ハイブ”と呼ばれる地下の巨大研究施設で
秘密裏にバイオ兵器の研究を進めていた。
しかし、研究中のウィルスが何者かによって施設内に散布されてしまう。
ハイブを管理しているコンピュータは施設外への伝染を防ぐためハイブを完全閉鎖し
外部との接触を遮断してしまう。
内部調査のためハイブに送り込まれた特殊部隊は、ハイブの出入り口付近で倒れていたアリスを
発見するが、彼女は記憶を失っていた。
アリスを知る一同は彼女を帯同しハイブへ侵入するのだったが、そこには予想を超える
光景が広がっていた……。
≪感想≫
大人気シリーズ「バイオハザード」の記念すべき第1弾。
そろそろ第5弾が公開されるという事なので、遅ればせながら初鑑賞。
今作、基はゲームソフトで。
僕が高校生ぐらいのころかなぁ、1作目だけやったことがあって、
何気にハマったのを覚えています。
ゲームは今でも人気シリーズで9作品も出ているんですって。
凄いな。
ドル箱シリーズですね。
さて映画版はと言うと。
まず一点目。
緊迫感がハンパなく終始ハラハラドキドキ。
演出が上手いのか油断できないんです。
落ち着きそうな所でバンッ!ババンッ!!みたいな。
何度もビクッとさせられてしまいました。
あぁ恥ずかしい。
そして二点目。
ゾンビの強さがちょうど良い。
基本的にはトロくて引っ掻きや噛みつきしかないので逃げられそうだなぁと思うんだけど
やっぱり捕まっちゃったり。
この逃げられるのか、捕まっちゃうのかのバランスがちょうど良い具合。
これが先に書いた終始ハラハラドキドキに繋がる。
最後に三点目。
ミラ・ジョボビッチ力とミシェル・ロドリゲス力!!
二人ともカッコ良かったなぁ・・・。
今作はこんな感じ。
この調子で5作目まで突っ走って鑑賞します!!
≪点数≫
8点
(12.09.02鑑賞)

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2013-02-26 Tue

1990年制作 米
監督:マーティン・スコセッシ
≪キャッチコピー≫
『俺は小さい時からマフィアになる日を 夢みていた。』
≪ストーリー≫
ヘンリー・ヒルは幼い頃より、“グッドフェローズ”と呼ばれるマフィアの世界に憧れ、
12歳の時からブルックリンの街を牛耳るポール・“ポーリー”・シセロのもとで使い走りを始める。
やがてヘンリーは本物のマフィアとして、強奪専門のジミー・コンウェイや、
チンピラのトミー・デビートといった仲間たちと共に荒仕事に手を染める日々を送るようになる。
≪感想≫
実在の人物を基にしたギャング映画。
ギャング映画で思い浮かべるのは規律や統率、男くさくて骨太な作品。
渋くてクールな男たちの生きる世界。
なぁんて思いながら今作を観賞していると
「あれ?あれれ??」
なんとも欲深い奴らなんでしょうか。
自らの欲求に抗うことなく生きていく。
金・暴力・ドラッグ・裏切り。
所詮は悪党ども。
実際はこんなものなんでしょうね。
エンターテイメント的な作品ではなく実社会の黒い部分をテンポ良く観させてもらえた作品。
今作の一つの見どころとして挙げられるのが暴力シーンではないでしょうか。
デニーロとジョー・ペシが二人がかりで相手をボッコボコにするシーン、
有無を言わさず相手を殴りまくるシーン。
観ているだけで痛々しくて。
そして主要三人のキャラクター力。
冷静沈着なんだけどキレたら恐ろしそうなジミー。
直情的で感情爆発のトミー
そして女たらしで欲深いヘンリー。
三者三様上手くバランスがとれていて見応え十分。
しっかしヘンリー役のレイ・リオッタの悪人面ったらないよなぁ。
どの作品を観ても悪党を演じているような気がします(笑)
≪点数≫
6点
(12.08.27鑑賞)

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2013-02-25 Mon

2008年制作 台湾
監督:トム・リン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
1969年9月、高校3年生のタンは仲間たちと野球観戦に出かける。
親友のイェンを筆頭に、最年長だがいまだ高校2年生のヤオシンや、1年生のチーションらを含む7人組はいつも騒動の渦中にいた。
今回も彼らは野球場でばか騒ぎし、教官室に呼び出され……。
≪感想≫
ちょっと台湾へ行く事になったので、ちょっとでも台湾の空気をと鑑賞。
台湾のとある高校。
男子7人ちょい悪軍団。
いつもいっつも、つるんではタバコを吸ったり酒を飲んだり思春期真っ只中。
おバカなんだけど繊細でズルくて正直な彼ら。
こういう作品を観ると、僕の時はあんなんだったなぁと昔の自分と重ね合わせてしまいますね。
嗚呼、青春の日々。
懐かしきおもひで。
メンバーが7人となかなかの大所帯ですが、それぞれの個性が出ていて
ちゃんと色分けされていました。
こういう所はとても上手いですねぇ。
それぞれに大きな事が起こっているのですが、それを大げさに表現するのではなく
あくまでも穏やかに。
それが観ている僕らの心にすっとしみ込む。
何でしょう。
日本と近い、台湾という地域性からなのでしょうか。
良いですねぇ・・・。
これ、も一回観てもいいかな。
≪点数≫
7点
(12.08.26鑑賞)

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2013-02-25 Mon

1999年制作 邦
監督:中江 裕司
≪キャッチコピー≫
『私があなたに惚れたのは、ちょうど十九の春でした。』
≪ストーリー≫
沖縄本島から少し離れた粟国島。
奈々子は都会の喧騒に疲れて久しぶりに帰ってきた。
島までの小さな船には一人旅の青年・福之助と伊達な白スーツの老紳士が同乗していた。
そしてその老紳士こそ、60年前に奈々子の祖母ナビィが最も愛していた人だった……。
≪感想≫
沖縄の音楽、方言が盛りだくさんのオキナワン・ムービー。
民謡「十九の春」の一節。
「私があなたに惚れたのは ちょうど十九の春でした いまさら離縁と言うならば もとの十九 にしておくれ」
こんな淡い歌詞がストーリーの主。
ナビィ、その夫・恵達、そしてナビィの昔の恋人サンラー。
この3人の恋模様が三線の音色とともに軽快なタッチで描かれる。
沖縄、しかも離島ならではの穏やかで暖かい空気と人間たちは時折クスクスと笑いを運んでくる。
先に紹介した3人の中でもナビィの夫・恵達のキャラクターは最高。
少しとぼけた愛くるしいおじぃ。
あーもう沖縄のおじぃっぽいなぁって。
こんなおじぃと仲良くなりたいなぁって。
という訳で恵達にやられてしまった僕はどうしても恵達目線で物語を追っかける訳で・・・。
うーーーん・・・切ない!!切なすぎる!!
分かってはいるんだけど、あの展開は切ないですねぇ。
それを受け入れてまたのんびり三線を弾く恵達の懐の深さ。
長生きして人生を達観しているからこその心意気。
ますますファンになりました。
おじぃ、おばぁの話なのに甘酸っぱくて若々しい。
沖縄大好きな人にはもってこいの作品でした。
嗚呼、離島に行きたいなぁ・・・。
≪点数≫
6点
(12.08.24鑑賞)

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2013-02-24 Sun

2004年制作 米
監督:ビーバン・キドロン
≪キャッチコピー≫
『完璧な恋人 完璧な人生 これで悪いはずがない』
≪ストーリー≫
恋人マークに“永遠の愛”を感じていたブリジットだったが、彼の周りに他の女性の気配を感じ、
けんか別れしてしまう。
そんな折、ダニエルとタイで取材へ向かったブリジットは……。
≪感想≫
以前観た「ブリジット・ジョーンズの日記」の続編。
今作のブリジットはちょっとおバカ度、KY度が増量していたような。
そのせいか、中盤まではなんかイライラするなぁなんて思っていましたが・・・。
中盤から終盤にかけて、そのキャラクターがキラキラと輝きだしてやっぱり応援していました。
「男らしさ」「女らしさ」なんてよく分からないのでどうこう言えませんが、
このブリジットは「自分らしさ」を身にまとい幸せを掴み取る。
良いですねぇ・・・。
あとは、恋人マークの存在。
不器用だけど紳士的。
彼も時にはやらかすんだけど決める所では決めてくれるんだよな。
愛すべきキャラクターですね。
前作のレビューでも書きましたが今シリーズの魅力はレネー・ゼルウィガー力!!
このキャラクターをこんなにも魅力的に演じるのは本当に凄い。
日本の女優さんだったら誰がお似合いかな・・・。
≪点数≫
8点
(12.08.19鑑賞)

満足ならクリック!!
2013-02-24 Sun

2007年制作 米
監督:ショーン・ペン
≪キャッチコピー≫
『そして僕は歩いて行く まだ見ぬ自分と出会うために』
≪ストーリー≫
大学を優秀な成績で卒業したクリスは車や財布を捨て、自由を手に入れるための放浪の旅に出る。
労働とヒッチハイクを繰り返し、アメリカからアラスカへと北上。
アラスカ山脈の人気のない荒野へと分け入り、捨てられたバスの車体を拠点にそこでの生活をはじめる。
≪感想≫
実社会から離れるために青年は旅をする。
それは家族との繋がりを絶つため・・・。
それは現代社会との繋がりを絶つため・・・。
その意志は若さゆえに強固で繊細。
時折出会う人に繋がりを感じ、心が満たされていきますが、それをも拒絶し旅を続ける。
そして希望の地アラスカへ辿り着く。
繊細な心を雄大な自然が包み込む。
一人で過ごす毎日。
そして最後に彼は知る。
「幸福が現実となるのは それを誰かと分かち合ったとき―」
生きるという事は繋がることから始まっている。
いやいや、とっても重い作品ですが観て良かったです。
ラストもあのような形になってしまいますが、観る者に希望を与えてくれる。
今作は実話を基に作られているんですね。
監督は俳優のショーン・ペン。
凄い才能です。
≪点数≫
8点
(12.08.17鑑賞)

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2013-02-23 Sat

2008年制作 邦
監督:マッコイ斉藤
≪キャッチコピー≫
『君もふえ科に入らないか!?』
≪ストーリー≫
芸能人養成所でふえ科の講師をつとめるジャガー。
しかし、養成所の赤字の原因であるふえ科は廃止の危機に直面し、
音楽業界で生きていく道まで断たれることになる。
ジャガーはふえ科存続のお金を工面するため、無謀な作戦を思いつき、
ふえ科の生徒ピヨ彦たちと作戦を実行しようとするが……。
≪感想≫
以前少年ジャンプで連載していたうすた京介原作のギャグ漫画「ピューと吹く!ジャガー」の実写版。
原作はもちろん読んだことがあります。
僕的にはこの作者の「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」の方が好きかな。
ゆるい画風とシュールな笑い。
ゲラゲラではなくニヤニヤと言う作品。
ジャンプを読んでいてなんとなく読み飛ばせない作品でした。
実写版の今作はというと・・・。
つまんなーい。
シュールな笑いを忠実に再現していたようですが中途半端にストーリーが成り立っていたので、
面白くなかったー。
外すなら外すでもっともっと、いききってほしかったです。
ラストの展開で、まぁ突き抜けた感はあったんですけど、惜しいかな。
やっぱりちょっと上手くまとめようとしているような気がして、面白くなかったんですよねー。
やっぱり、原作のあのゆるい感じをだすのは難しいのかな。
≪点数≫
2点
(12.08.16鑑賞)
こちら原作漫画。
ニヤニヤニヤ。

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2013-02-22 Fri

2002年制作 仏
監督:パトリス・ルコント
≪キャッチコピー≫
『私、恋してるの。』
≪ストーリー≫
プチ=ルイはお客と娼婦の“アクシデント”からこの世に生を受け、
以来パリの娼館<オリエンタル・パレス>の中だけで育ち、
娼婦の世話役として生きてきた男。
そんな彼の夢は“運命の女の人と出逢って、その人を一生を賭けて幸せにする”こと。
1945年初頭のある日、彼はついに幼い頃からの夢だったその相手にめぐり逢う。
彼女は新入りの娼婦マリオン。
妖艶だがどこか幸の薄い女性。
プチ=ルイが願うのはただひたすらに彼女の幸せだけだった。
そのために、さっそくマリオンの“運命の男”探し始めるプチ=ルイだが…。
≪感想≫
「仕立て屋の恋」「列車に乗った男」「ぼくの大切なともだち」。
ルコントの作品は意外に観ていますね。
そして今作が4作目。
今作はどちらかというと「仕立て屋の恋」に似ていますね。
それの進化版といった所でしょうか。
とってもいい作品でした。
運命の人を探してその女(ひと)に一生を捧ぐ。
ただただその女(ひと)の幸せのために動く。
そこに自分の欲はなく、その女(ひと)の幸せが自分の幸せであるという想い。
何も疑わない、やっと見つけた大切な女(ひと)。
プチ=ルイのその志みたいな物の本質について考えると鳥肌がぶるっと・・・。
プチ=ルイの行動に共感または同情はしませんが、少し憧れたりもしますね。
素敵だなって。
今作は、基本的には切なくって胸がギュッとなる作品。
だけど、それをそこまでおもーく感じさせなかったのはシャレた演出のおかげか。
これがルコント節だと言うのなら今後もまだまだこの人の作品を観てみたい。
≪点数≫
7点
(12.08.15鑑賞)

満足ならクリック!!
2013-02-22 Fri

1989年制作 米
監督:ニール・ジョーダン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
時は35年のカナダに近いアメリカの刑務所。
極悪囚人のボブが処刑される寸前に看守たちを撃ち殺して脱走を謀った。
処刑場にたまたま居合わせたコソ泥のネッドとジムは訳がわからないままボブと共に脱走し、
二人はカナダ国境を目指すのだった。
しかし途中で老婆と出くわし、出任せで言った言葉からあれよあれよと言う間に
著名な神父様に間違われ……。
≪感想≫
1989年制作の本作。
若かりし頃のロバート・デニーロ、ショーン・ペン、デミ・ムーア。
良いですね。
お三方ともさすがですね。
特にショーン・ペンはキャラクター的にも◎で好感を持てました。
今作は、何かの作品のリメイクみたいですね。
ちょっと興味があるな。
実は今作は20年前ぐらいに一度観てめちゃくちゃ面白かった記憶があったのですが・・・。
ストーリーはちょっとパンチ力不足でしたがまぁまぁまぁ。
うーーーん、可もなく不可もなくと言った所でしょうか。
≪点数≫
6点
(12.08.14鑑賞)

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2013-02-21 Thu

2008年制作 米
監督:マット・リーヴス
≪キャッチコピー≫
『その時、何が起きたのか?』
≪ストーリー≫
とあるニューヨークの夜、日本への転属が決まり、赴任することになったロブのために、
大勢の仲間たちがサプライズ・パーティーを開く。
そのパーティーの最中、突然、とてつもない爆音が聞こえ彼らが屋上へ行くと、
まるで爆撃を受けたかのようにニューヨークの街がパニックに陥っていた。
≪感想≫※ネタバレ注意!!
フェイクドキュメンタリー作品。
軽くしか観たことはないのですが「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」的な
手持ちカメラでひたすら取られた作品。
序盤はひたすら若者たちのパーティーシーン。
しかもそれを上手に演出されているわけでも無く、あくまでもドキュメンタリー方式で
撮っているので、まぁ面白くないです。
ここは我慢我慢。
そして突然の爆発からのパニックシーン。
一体何が起こっているのか!?
自分たちはどうなるのか!?
ここからは最後まで終始緊張しっぱなし。
手持ちカメラのブレも、ここまできたら慣れてきたのかさほど気になることもなく、
落ち着いて観ることができました。
作品の締め方がイマイチ中途半端で評判が悪いようですが、僕的には、
今作にそういうものを求めていなかったので、これはこれでありかと。
思いっきりネタバレをしてしまいますがこれは、アメリカ版「ゴジラ」ですね。
まぁまぁまぁ・・・めちゃくちゃ良かったわけでも無いですが、
めちゃくちゃ悪かったわけでは無い。
そんな作品でした。
一つ気になったのが、今作を映画館で観た人はどうだったんだろうか。
あまりにも手ブレが酷い作品だから酔ったりしなかったのかな。
≪点数≫
5点
(12.08.13鑑賞)

満足ならクリック!!
2013-02-20 Wed

2011年制作 邦
監督:羽住 英一郎
≪キャッチコピー≫
『悪を撃ち抜け 愛を守り抜け』
≪ストーリー≫
ある日、“ワイルド7”の出動を要する事件が発生。
メンバーたちが犯人を追い詰めた瞬間、謎のスナイパーが現われ犯人を射殺して逃走する。
ワイルド7の飛葉はスナイパーを追跡するものの見失ってしまう。
飛葉は、追跡の際に迷い込んだ埠頭のクラブで黒髪の美しい女性ユキと出会い、
惹かれ合うようになるが、ユキには秘密があった。
≪感想≫
元犯罪者7人の超国家組織、通称『ワイルド7』。
毒を以て毒を制す。
勧悪懲悪とはこのこと。
基は望月三起也の漫画。
原作は読んだことありませんが面白そうな感じはしますねぇ。
さてさて映画について。
はっきり言って不完全燃焼!!
物足りない!!
まず主要キャラが7人もいるのでそれぞれの個性が上手く描かれてなく、一緒くた。
もっと掘り下げて描くにはやはり時間が足りないか。
残念だなぁ。
あとはストーリーが雑。
ツッコミ所が満載です。
何点かあげますと、まず、あんなど派手にドンパチやっているのに、
国民には一切知られていない。
「いやいやいや、それはいくらなんでもバレるでしょう・・・。」
だとか。
集団で銃を向け合うシーンがあってその後、発砲。
敵だけ全滅して、なぜか主人公達だけは全員無傷。
だとか。
さらに、最後の出撃命令の中で人を一人も殺すなと言っている割には、
何も気にせず銃の乱射。
「えーーー!?そこまでやるのかい??」
だとか。
とにかくえらい雑なんですよね。
クライマックスも、その前までのドンパチが派手だったから
期待していたのに訳の分からない終わり方で物足りない。
(PCをカタカタカタみたいな・・・。)
何だかトホホな作品でした。
今作は連続ドラマでやれば良かったかもね。
そうすればまず最初の方は各キャラを描きこんで、クライマックスへという展開を
時間をかけてできたんじゃないかな。
そして人気が出たら映画化みたいな。
もったいなーい。
あまりにも批判的意見ばっかりなので、唯一良かった点を。
それはバイクシーン及びバイクそのもの。
カッコよかったなぁ・・・。
特に飛葉が乗る黄色いCB1100はイケてました。
あぁ、久しぶりにツーリングにでも行きたい。
≪点数≫
3点
(12.08.12鑑賞)
こちら原作漫画。
未読です。

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2013-02-19 Tue

2004年制作 米/ハンガリー
監督:アレクサンダー・ペイン
≪キャッチコピー≫
『カリフォルニア、ワインロード 人生が熟成していく贅沢な寄り道・・・』
≪ストーリー≫
作家志望のマイルスと売れない役者のジャックは、ジャックの結婚祝いを兼ねて
カリフォルニアのワイナリーを巡る旅に出発する。
≪感想≫
中年にさしかかろうかという男二人のロードムービー。
しっかし、この二人の性格は対極ですね。
片や2年前に別れた妻を忘れられずうじうじうじ・・・。
片や結婚を控えているのにもかかわらず色んな女性とアバンチュール。
どっちもいい年した男がですよ。
そこが何とも言えず可笑しくってね。
この後者のジャックのだらしなさっぷりがハンパないんです。
何度も書きますが結婚を来週に控えているのに、新しい女性とランデブー。
それがバレて修羅場なはずなのにめげずに新しい女性をナンパする。
これまた何度も書きますがいい年した男がですよ(笑)
一方のマイルスがそれに振り回されるのが不憫で不憫で。
だけどそんな対極の二人だから仲良くできているんでしょうね。
凸凹コンビです。
なんて友情について書いていますが、実は今作のメインはマイルスの再生。
マイルスにも新しい恋の予感が。
ワインの知識の会話に交ざりながら心が許しあい近づいていく二人の関係はじれったくも素敵な形。
良いですねぇ・・・。
最後の締め方も素敵。
観て良かったー。
そういやこの監督さんは以前観た「アバウト・シュミット」の監督。
なるほど、テイストが似てる気がするな。
≪点数≫
8点
(12.08.11鑑賞)

満足ならクリック!!
2013-02-19 Tue

2003年制作 タイ
監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ
≪キャッチコピー≫
『一、CGを使いません
二、ワイヤーを使いません
三、スタントマンを使いません
四、早回しを使いません
五、最強の格闘技ムエタイを使います』
≪ストーリー≫
タイの敬虔な仏教徒の村から、信仰の象徴である仏像”オンバク”の首が盗まれた。
悲嘆にくれる村人達を見て、「オンバクを取り戻してみせる!」と
一人のムエタイの奥義を極めた男が立ち上がる……。
≪感想≫
とにかくカッコいい!!
これまでこういうアクション映画は香港が主流でしたが、
このプラッチャヤー・ピンゲーオ監督が表れたことによって、タイアクションも
台頭してきましたね。
以前観た大大大傑作の「チョコレート・ファイター」。
あの作品より以前に作られた今作。
やっぱり見どころはアクションシーンでしょう。
ワイヤー等を使用せず、これでもかという程の肉弾戦。
これがめちゃくちゃカッコいいんです!!
まず序盤の、街のゴロツキどもとの追いかけっこ。
アクロバティックな逃走シーンにまず口あんぐり・・・。
ピョンピョンクルクル飛び跳ねてます。
そして肝心要の格闘シーン。
とにかく首相撲が強い(笑)
そしてこれまたアクロバティックな蹴り技。
僕が小学生ぐらいなら、毎日真似しながら特訓してただろうなぁ・・・。
ストーリーは相変わらずの粗さで演出も相変わらず。
だけどこのアクション、アクションがいーーーーんです!!
タイアクション、今後も追うぞ!!
≪点数≫
8点
(12.08.10鑑賞)

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2013-02-18 Mon

2009年制作 邦
監督:山田 洋次
≪キャッチコピー≫
『家族という厄介な、でも切っても切れない絆の物語』
≪ストーリー≫
夫を亡くした吟子は、東京のある商店街にある薬局を女手一つで切り盛りしながら娘の小春を育て、
義母の絹代と3人で暮らしていた。
やがて、小春の結婚が決まり、結婚式当日を迎えるが、吟子の弟・鉄郎が紋付はかまで大阪から現われ、
披露宴を酔っ払って台なしにしてしまう。
≪感想≫
うーーん何でしょうかこの観賞中の違和感。
現代劇なのに、まったく共感できない・・・。
キャラクターか?
台詞回しか??
ちょっと考えてみる。
まずはキャラクターについて。
吟子さんのおとうとへの接し方。
これは優しさではなくただの甘やかしでしょう。
結婚式の場でああいう事をされても、ただただ見ているだけ・・・。
前にこういう事をされているのに、今回も見ているだけ・・・。
借金をしている事実を知ったとき、有無を言わさず肩代わり。
注意はするけどしつけはしない。
血の繋がりがその優しさを生みだすのは分かるんです。
だけどそこを「もう、しょうがないなぁ。困ったなぁ。」で終わらすのはちょっと違うんじゃないかと。
かと言って腹が立ったから「もう、縁を切ってやる!!」で終わらすのも違うんじゃないかと。
切っても切れない縁、普遍の愛情があるからこその対応は、もっと暖かいものなのではと思うんです。
そこら辺をもっときっちり描いてくれればなぁと感じました。
そして台詞、言葉について。
現代劇だというのに、なんだか昭和な感じの台詞回し。
これぞ山田洋二節だと言われたらグウの音も出ないのですが・・・。
それなら「現代」ではなくちょっと「昔」、古き良き時代と言われる様なテイストの
作品にしてもらえると上手くマッチしていたんじゃあないでしょうか。
なんだかこう、ずーっとザラザラして観心地が悪かったんですよね。
とは言え良かった点もあったんですよ。
それはキャストの面々。
吉永小百合、笑福亭鶴瓶、蒼井優、加瀬亮。
4人の圧倒的俳優力、女優力。
これを観れただけでも良しとしようか。
≪点数≫
4点
(12.08.05鑑賞)

満足ならクリック!!
2013-02-17 Sun

2008年制作 韓
監督:ナ・ホンジン
≪キャッチコピー≫
『追っているのは闇か、光か──』
≪ストーリー≫
デリヘルを経営する元刑事ジュンホのところから女たちが相次いで失踪して、
ときを同じくして街では連続猟奇殺人事件が発生する。
ジュンホは女たちが残した携帯電話の番号から客の一人ヨンミンにたどり着く。
ヨンミンはあっけなく逮捕されて自供するが、証拠不十分で再び街に放たれてしまい……。
≪感想≫
今作、実際に起こった事件を基に作られた作品。
その事件とは2004年、韓国でユ・ミンチョルという男が約10ヵ月の間に
20人もの人間を殺したという事件。
10ヵ月で20人ですよ20人!!
よくもまぁ捕まらずに犯行を続けることができたなぁと。
2004年って言ったらまだ最近ですからね。
警察が無能なのか、犯罪者がより知能的なのか。
ゾッとしますね。
作品について。
暗くて重い雰囲気なんだけど、テンポよく物語は進んでいき緊張感を持続させてくれる。
巧いなこの監督。
と思ったらまだデビュー作なんですね!!
なるほどねぇ。
なんかここ最近、僕の中で韓国映画が熱いです。
最近鑑賞した、「母なる証明」「殺人の追憶」もそうだったのですが、この独特な陰鬱感。
そして陰惨な暴力描写。
ちょっと目を背けたくなりますが、癖になる雰囲気です。
この手の作品。
まだまだ面白い作品が眠っていそうだ。
≪点数≫
8点
(12.08.04鑑賞)

満足ならクリック!!
2013-02-17 Sun

2011年制作 米
監督:ダンカン・ジョーンズ
≪キャッチコピー≫
『警告:このラスト、映画通ほどダマされる。』
≪ストーリー≫
シカゴで乗客が全員死亡する列車爆破事故が起こり、
事件を解明すべく政府の極秘ミッションが始動。
爆破犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、犯人を見つけ出すという任務遂行のため、
軍のエリート、スティーヴンスが選ばれる。
事件の真相に迫るため何度も8分間の任務を繰り返すたび、彼の中である疑惑が膨らんでいく。
≪感想≫
過去に戻って世界を変えることができるなら・・・。
結果は2パターン。
まず1つ目。
過去を変えることで自分の生きていた現在の環境を変えるパターン。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の様な感じ。
そして2つ目。
過去を変えても自分が生きていた現在は変わらず、もう一つの世界が生まれるというパターン。
いわゆるパラレルワールドというやつ。
これは漫画「ドラゴンボール」のトランクスのパターンですね。
今作は2つ目の方。
厳密に言うと、システムがどうのこうのあったのですがそこは割愛。
まずこの設定が面白かったです。
ちょっとずつ謎が解き明かされる感じが良いんですよね。
欲を言えばもっともーーっとパンチの利いたストーリーになっていればさらに良かったのですが。
今作の監督ダンカン・ジョーンズは以前観た「月に囚われた男」もそうでしたが、
こういう独特な謎解き作品すっきやなー。
どちらも点数は低めに付けていますが、次回作もぜひ観たいです。
≪点数≫
6点
(12.08.03鑑賞)

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2013-02-16 Sat

2012年制作 邦
監督:細田 守
≪キャッチコピー≫
『私は、この子たちと生きていく。』
≪ストーリー≫
19歳の大学生花は、あるときおおかみおとこと運命的な恋に落ち、
やがて雪と雨という姉弟が誕生する。
彼らは、人間とおおかみの両方の血を引くおおかみこどもとして
この世に生まれたのだが、そのことは誰にも知られてはならなかった。
人目を忍びながらも家族四人で仲良く都会の一角で暮らしていたが、
ある日、一家を不幸が襲い……。
≪感想≫
今ブログでは高得点を叩きだしている監督。
「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田監督の待望の新作。
満を持して劇場で鑑賞してきました。
いやぁーーー、やっぱ細田監督、最高です。
とっても充実した時間を過ごさせて頂きました。
「おおかみおとこ」という非現実な存在。
そんなおおかみおとこと人間の恋愛、そして生まれた子供たち、家族。
異質な存在がどのように社会に順応していくか。
おおかみ子供たちの将来。
非現実なおとぎ話に現実的な問題を乗せこんだ意欲作。
まずファーストカットの花の描写で心打たれました。
「あっ、この作品、きっと凄いぞ」
と・・・。
開始20分ぐらいで
「あぁ、観ることができて良かったな」
と・・・。
その映し出される空気感みたいなものがとっても心地いいんですよ。
流れてくる音楽だったり、会話だったり。
そして物語は都会の喧騒から大自然での生活へ舞台を移す。
そこには自然の美しさ、アニメーションとCGが描きだした
最高の描写で僕を心地良くさせてくれて・・・。
基本的にやっぱり非現実なお話なので、時折
「んーーー、それには無理が・・・。」
と言いたくなったのは確かですが、その思いもすぐに
「あぁ、やっぱり観て良かったな」
に変わっていく。
自然とじんとなる。
素晴らしいです。
今作を観て一番に思ったのが
「映画館で観て良かったーーー。」
あの綺麗な映像を大画面で感じることができて良かった。
大・大・大絶賛の映画。
おススメです!!
≪点数≫
10点
(12.08.02鑑賞)

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2013-02-15 Fri

2009年制作 仏
監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
≪キャッチコピー≫
『さあ、人生を奏でよう。』
≪ストーリー≫
かつてボリショイ交響楽団の天才指揮者だったアンドレは、
今はさえない劇場清掃員として働いていた。
ある日、出演できなくなった楽団の代わりのオーケストラを探しているという
FAXを目にした彼は、とんでもないことを思いつく。
それは、いまや落ちぶれてしまったかつての仲間を集めて楽団を結成し、
コンサートに出場するというものだった。
≪感想≫
クライマックスのコンサートシーン。
これだけでもう観た価値があります!!
それまではなんかぐだぐだっとしていて、ちょっと飽きていたんだけど、
あのクライマックスを観た瞬間・・・。
ずるいなぁ・・・。
やっぱり音楽映画はこれがあるから良いんですよね。
言葉じゃなく、音、音楽でたくさんの人の気持ちを掴む。
僕も含めて、観客の心を一つにまとめあげる。
ずるいよ。
これだから映画観賞が止められない。
とにかく、このクライマックスシーンの秀逸さ。
今作はこれに限ります。
≪点数≫
7点
(12.07.29鑑賞)

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2013-02-15 Fri

1997年制作 米
監督:ガス・ヴァン・サント
≪キャッチコピー≫
『あなたに会えて、ほんとうによかった。』
≪ストーリー≫
ボストンに住む青年ウィルは、幼い頃から天才ゆえに周囲から孤立していた。
だが、彼の才能に気付いた数学教授のランボーは、ウィルに精神分析医のショーンを紹介する。
ウィルはショーンにしだいに心を開いてゆくが、彼の才能に気付いた政府機関や大企業が接近してくる。
≪感想≫
今作は、俳優として当時まだ無名であったマット・デイモンが
親友のベン・アフレックと脚本を共同で執筆したみたいですね。
いやはやなんとも多才な方達です。
心に傷を抱えた人間が、色んな人との出会いで成長する。
何ともシンプルでスタンダードなお話なんだけど、やっぱりそこには感動があって。
登場する人物はみんな心が温かい。
周りを傷つけたり、受け入れられなかったりする姿の中にも、
心の奥では優しさが見え隠れする。
僕が大好きなシーンはラストシーン。
ベン・アフレック演じるチャッキーが、いつものようにウィルを家に迎えに行くシーン。
いつもいるはずのウィルが旅立っていて・・・。
友の旅立ちは寂しいけれど嬉しさの方が勝っていて。
あの車に残っている親友たちと嬉しそうにまた街へ繰り出すシーンがたまらないんです。
誰かを思いやるっていいなぁって。
人との繋がりを大切に感じる事ができる作品。
実は今作を観るのはこれで5回目。
やっぱり、何度観ても色褪せない良作でした。
≪点数≫
10点
(12.07.27鑑賞)

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2013-02-15 Fri

2009年制作 米
監督:ジャウム・コレット=セラ
≪キャッチコピー≫
『この娘、どこかが変だ。』
≪ストーリー≫
子どもを流産で亡くしたケイトとジョンは悪夢とトラウマに苦しみ、夫婦関係も限界を迎えていた。
以前の幸せな日々を取り戻そうとした彼らは養子を取ることに決め、地元の孤児院を訪問。
そこで出会ったエスターという少女を養女として迎え入れる。
≪感想≫
なんだこれ、めちゃくちゃこわーい!!
「エクソシスト」とか「オーメン」のような作品かと思えば、全然。
非科学的ではなく、しっかりと理にかなった内容になっていました。
序盤中盤はこのエスターと言う女の子の不気味さ、奇妙さ、そして残虐さに見入ってしまう。
そして終盤、エスターの過去が明らかになった時!!
え!?マジか!!
あの展開、ラストまでノンストップでドキドキが止まりません。
おぉーーーー、なるほどーーー!!
こぇーーーーー!!
ゾゾゾッ!!
のオンパレード。
あまり書くとネタバレになってしまうので控えますが、本当に良くできた作品です。
もう一点。
この作品が成功した要因の一つとしては、やっぱりエスターとマックスを演じた
二人の立ち振る舞いでしょう。
エスター役のイザベル・ファーマンは不気味感満載。
マックス役のアリアーナ・エンジニアは天使のような笑顔で今作の一縷の光。
素晴らしいキャスティング、素晴らしい演技でした。
≪点数≫
9点
(12.07.27鑑賞)

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2013-02-14 Thu

2012年制作 邦
監督:中村 義洋
≪キャッチコピー≫
『僕、凄いことに気付いちゃったんです・・・。』
≪ストーリー≫
宮城県仙台市、生まれた年も日にちも一緒の2人は成長した後、片方はプロ野球の人気選手、
もう片方は空き巣というまったく異なる人生を歩んでいた。
ある日、空き巣をなりわいとする今村が恋人の若葉と共に、
地元のプロ野球選手の家に盗みに入るが、今村は一向に仕事を開始するそぶりを見せない。
すると部屋に女性から電話がかかってきて……。
≪感想≫
大好きな作家・伊坂幸太郎原作映画!!
しかも監督はお馴染みの中村義洋という最強コンボ!!
この二人のコンボは「アヒルと鴨のコインロッカー」、「フィッシュストーリー」、
「ゴールデンスランバー」、そして今作。
全部観ています。
本当に名コンビですね。
さて今作の感想を。
率直に言うと、めちゃくちゃあがることは無かったかな・・・。
原作本はめちゃくちゃ面白いのになんでだろう・・・。
伊坂作品は「重力ピエロ」がそうだったんだけど、結構重めの話を軽いタッチで
描いている部分が好きでこの「ポテチ」もその部類。
だけどこのお話が実写という事になった今作は、ちょっと重みの方が強くて、軽く描いているのに
それが逆に無責任に話を進めているように感じてしまいました。
バランスが上手く取れていないかなぁって。
あと物語の締め方を中途半端にしていることもちょっとね。
確かにスマートな終わり方ではあるんですよ。
ただ、前述のように無責任に話を進めているように感じているせいか、
もう少し後日談を描いて、もっとじんわりとさせてほしかったなぁと。
そしてもう一個苦言を・・・。
それはキャスティング。
黒澤役はやっぱり堺雅人でしょう!!
以前「ラッシュライフ」という作品で黒澤を演じた堺雅人が激ハマリだったんです。
ぐだぐだっと書いてきましたが、もし今後、伊坂作品を映画化するなら
やっぱり中村監督に撮ってもらいたいな。
たくさん映画化してほしいな。
≪点数≫
6点
(12.07.27鑑賞)
こちら原作本。
いわずもかな最高ですね。

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2013-02-13 Wed

2000年制作 米
監督:ジョエル・コーエン
≪キャッチコピー≫
『だから、人生はおもしろい。』
≪ストーリー≫
1930年代、アメリカ南部のミシシッピー州。
エヴェレット、ビート、デルマーの脱獄3人組が探しているのは、
昔エヴェレットが隠し置いた現金120万ドル。
しかし、隠し場所はその後のダム建設で川底に沈んでしまっていた……。
≪感想≫
昔、一度観賞したことがあって、めちゃくちゃ面白かった記憶が残っていたので再観賞。
なんとも不思議な映画ですねぇ。
物語序盤、中盤にかけてファンタジーの様な非リアルな出来事が目白押し。
思わず「あれ?あれあれ??こんな映画だっけか???」なんて。
だけど終盤にかけて、その非リアルな出来事をリアルな世界へとグイと引き寄せる。
巻き起こった出来事も「なるほど、そういう事だったのね。」になる。
虚構と現実が入り混じる。
だけどそこには「??」が無くって。
とってもバランスのとれた作品でした。
コーエン兄弟の作品は独特で楽しいな。
≪点数≫
9点
(12.07.22鑑賞)

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2013-02-13 Wed

2004年制作 米
監督:ティム・ハンター
≪キャッチコピー≫
『その薬が凶気を操る。』
≪ストーリー≫
数々の凶悪犯罪を起してきた男・リーは、死刑執行直前に、命と引き換えにある
プロジェクトに参加することを余儀なくされるが……。
≪感想≫
超極悪人をどうにかして善人に変える実験。
以前観た「時計仕掛けのオレンジ」のルドビコ療法を思い出した。
あの療法はエグかったもんなぁ・・・。
今作での方法は、もっともっと単純で薬をひたすら飲み続けるという療法。
単純明快ですね。
ただまぁ、今作は実験云々ではなく、人は生まれ以ての悪なのか、善なのか。
性善説、性悪説みたいなものを描いていたのではないでしょうか。
・・・ん?違うか??
じゃあ、人は思い込みによって自分の核なる部分をスイッチできるという、
意志の変換みたいなものを描いていたのか。
うーーん。
どっちともとれるかな。
最終的にリーはあのような事になってしまいますが、それは自業自得。
それでも僕には希望の光が見えたような気がします。
それにしても今作品に出てくる顔は、みなさんアクが強いですねぇ・・・(苦笑)。
≪点数≫
6点
(12.07.20鑑賞)

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2013-02-12 Tue

1999年制作 米
監督:ジョン・ラセター
≪キャッチコピー≫
『2大スター、ふたたび共演!』
≪ストーリー≫
ある日、ウッディがオモチャ屋のアルにさらわれてしまう。
ビンテージ品としての価値に目を付けたアルは、彼を博物館へ売りつけようと奔走。
ウッディの友人であるバズたちは、彼を助けるためアルの行方を追う。
≪感想≫
やっぱり楽しいなこのシリーズ。
前作では絶賛した私ですが、今作も大満足。
大人も子供も楽しめる良作に仕上がっていました。
ただ今回は2点だけ問題が・・・。
まず1つ目。
もともとファンタジー色の強い作品ですが、今回はそれが強すぎたかなぁと。
前作ではウッディたちの行動が人間にバレないように、そして人間たちの生活に
なるべく影響しないように描かれていました。
そこが結構、秀逸だなぁと思っていたのですが・・・。
今作では、その行動が実社会に大変影響を与えていまして・・・。
例えばバズたちが車道を横切ったせいでガンガン車の事故が発生したり。
例えばバズたちが車を運転するシーンとかもそう。
何となくやりすぎ感がね。
まぁ一作目から内容をパワーアップさせないといけないという事もあったのでしょうが。
そして2つ目。
これは僕のせいなのですが、前作を観てから、あまり時間をおかずにこの作品を観たので
ちょっと飽きが・・・。
ちょっと作品のパターン化を感じてしまって。
いやいや、これは本当に僕のせいです。
申し訳ない。
次回作はしばらく経ってから観よーっと。
とはいえ、めちゃくちゃ面白かったのもまた事実なわけで。
ウッディたちの友情には思わずジンときたし、ニューキャラのジェシーの
気持ちよさったらないですもん。
バズもさいこー、スリンキーも楽しー。
やっぱり良シリーズですね!!
≪点数≫
8点
(12.07.19鑑賞)

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2013-02-11 Mon

2009年制作 邦
監督:木村 祐一
≪キャッチコピー≫
『お金は神か、紙切れか。』
≪ストーリー≫
戦後間もない昭和20年代、紙すき産業が盛んな小さな村で小学校の教頭を務めるかげ子は、
かつての教え子・大津から新千円札のニセ札作りを持ちかけられる。
当初は突っぱねるかげ子だったが、村の名士・戸浦の説得に心が動く。
かげ子の参加により、村ぐるみの一大ニセ札作りが始まった。
≪感想≫
あれれ?
何かパッとしない作品だなぁ。
あらすじを読んでいるとめっちゃエンターテイメント性が強くって
重々しい展開が待ち受けているかと思いきや、何だかふわふわと流れ終わっていく。
あれ?もう終わったの??みたいな・・・。
何個か苦言を。
まず一つ目。
音楽が作品にマッチしていなかったような・・・。
重厚なストーリーにポップなメロディが流れて、観ていて心の置き所がわかんなくなっちゃう。
ここもフワフワしているんだよね。
二つ目。
設定は戦後すぐのお話ですよね。
何となくその空気感がしっかりと描かれていなかったような。
これは現代の田舎のお話ですって言われても、まぁ違和感がないよね。
そういう時代設定も上手に描いてほしかったな。
三つ目。
インパルス板倉氏の演技が・・・。
インパルスのコントは好きなんだけどな。
あのサイコチックなキャラクターとか良い感じなのですが・・・。
今回はそれが全然上手く回っていなかったですね。
などなど・・・。
とにかくいつの間にか観終わってしまっていた今作。
ふわふわふわふわ。
感想を一言で言わせてもらうと「無」です。
出演者は意外に豪華なんですけどねぇ。
≪点数≫
3点
(12.07.16鑑賞)

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2013-02-10 Sun

2010年制作 米
監督:ジェームズ・ガン
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
さえない中年男フランク。
彼の妻がセクシーなドラッグディーラーの後を追って家を出てしまう。
愛する妻を取り戻すため、彼はお手製のコスチュームに身を包み
スーパーヒーロー“クリムゾンボルト(赤い稲妻)”に変身。
イカれた女の子ボルティーを相棒に、危険地帯の犯罪に立ち向かうフランクだったが……。
≪感想≫
あらすじとパッケージだけ見たら
「おっ!!これは以前観た名作『キック・アス』のような作品か!?」
と思って鑑賞。
まぁ二番煎じでも面白ければいいやぐらいで鑑賞したら手痛い目にあいました。
『キック・アス』はボンクラ若者が一念発起するというお話。
今作はボンクラ中年が一念発起するというお話。
『キック・アス』はクロエ・グレース・モレッツ演じるヒットガールが。
今作はエレン・ペイジ演じるボルティーが。
ね?似ているでしょ??
けど全然違うんです!!
こっちがより身近でよりリアル。
そして終盤にかけてのバイオレンス度と言ったらハンパないんです!!
ちょっとした面白アクション映画かと思ってたのに・・・。
ちきしょーーー!!
これは絶対もう一度観るしかない!!
とりあえず今言えることは、僕はやっぱりエレン・ペイジが好きだっていう事。
そしてケヴィン・ベーコンはやっぱり悪党役がピッタリだという事。
それぐらいでしょうか(苦笑)。
いや、本当に良い作品だと思います。
ただそれを説明できる文章力が無いのがつらい・・・。
≪点数≫
8点
(12.07.15鑑賞)

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2013-02-09 Sat

2007年制作 米
監督:ジェイムズ・マンゴールド
≪キャッチコピー≫
『心に秘めた生き様に、男は静かに命を賭ける。』
≪ストーリー≫
地主からの嫌がらせで、馬小屋に火を放たれたダン・エヴァンス一家。
営んでいる牧場の生活は苦しくなる一方で、ダンと家族の溝は深まっていた。
そんな折、卑劣な悪事を繰り返すベン・ウェイドが逮捕され、
3日後の3時10分発の汽車でユマの刑務所へ連行されることに。
危険な道をたどるウェイドの護送を、ダンは男の誇りに懸けて引き受ける。
≪感想≫
これぞ骨太映画!!
熱くて切なくてカッコいい!!
「勧善懲悪」と言う言葉がありますが、きっと社会なんてそうやって簡単に
割り切れないものばかり。
やっている事は悪い事なのに、その行動に美学、カッコよさを感じてしまう。
今作で言うところのベン・ウェイドがそう。
悪党なんだけど頭ごなしに否定できないんだよなぁ。
そしてそのベンを連行することになったダン。
家庭を守る大黒柱として、色々な葛藤と戦い抗う姿はこれまたカッコいい。
終盤までハラハラドキドキ。
これはどんな着地をしてくれるのかと思っていると、あのシビれあがる結末。
じーーーーん・・・。
本当に名作。
またいずれ手に取りたい作品です。
≪点数≫
10点
(12.07.14鑑賞)

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2013-02-09 Sat

1995年制作 米
監督:ジョン・ラセター
≪キャッチコピー≫
『友情してる場合じゃないぜ!!』
≪ストーリー≫
カウボーイ人形のウッディはアンディ少年の大のお気に入り。
だがそれも誕生日プレゼントでアクション人形バズ・ライトイヤーを手にするまでの事だった。
NO.1の座を奪われたウッディは何とかバズをこらしめようとするが、
バズはバズで自分が本物のスペース・レンジャーだと思い込んでいる有り様。
そんな二人がふとしたいざこざから外の世界に飛び出してしまう。
なんとか我が家へ帰還しようとする二人だが、なんとアンディの隣に住む
悪ガキのシドに捕まってしまった……。
≪感想≫
あらすじとか周りの評判とかを聞いて
「なんとなく分かったからいーや」
と思って観ることのなかった本作。
いやー、素晴らしい!!
なんでもっと早く観なかったんでしょう。
やっぱりピクサー作品は秀逸ですね。
「WALL・E/ウォーリー」「カールじいさんの空飛ぶ家」も最高でしたもん。
もっと他の作品も観なければ・・・。
さて今作について。
今作の凄いところは、子供はもちろんのこと大人も楽しめるという所。
子供には「おもちゃを大事にしなければいけない」というメッセージを。
大人には甘ったるく感じるそんなメッセージを、伝える事とは別の部分(ストーリーや演出)で
気持ちをあげてくれる。
いずれ僕にも子供ができたなら一緒に観たい作品。
とりあえず今作はシリーズ物なので続編をチェックチェック。
≪点数≫
10点
(12.07.12鑑賞)

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