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No.643 『17歳のカルテ』
No643 『17歳のカルテ』

1999年制作 米
監督:ジェイムズ・マンゴールド

≪キャッチコピー≫
『探しに行こう、心にできた隙間を・・・・・・埋めてくれる何かを。』

≪ストーリー≫
精神療養施設・クレイモアへと送られる事になったスザンナは、
自分より更に深い心の闇を抱えた患者達とかけがえのない時間を過ごす事になる。


≪感想≫
今作でアンジェリーナ・ジョリーがアカデミー助演女優賞を受賞。
なるほど・・・確かにエキセントリックな役どころを見事に演じていました。
演じるのは彼女しかいないと思わせるような絶妙なキャスティング。
その他にも、主演のウィノナ・ライダーを始め、ウーピー・ゴールドバーグ、
ブリタニー・マーフィーらの演技も素晴らしかったです。
僕的にはクレア・デュヴァルが良かったな。

それにしても今作品は、本当に色々な作品に影響を与えているのでは。

例えば昔、放送していた月9のドラマで野島伸司脚本の「リップスティック」。
あの作品も閉鎖的な空間での女性の友情等を描いていたような。

例えば中島哲也監督の邦画。
パコと魔法の絵本」の小池栄子扮する看護師さんは今作に出る看護師さんに雰囲気がそっくり。

例えば松尾スズキ監督の邦画。
「クワイエットルームにようこそ」はまだ観ていませんがきっと今作の様な作品なのでしょう。

等々・・・なぁんて、あくまでも僕の勝手な推測ですが。

激動の時代に適応できず自己を見失い心に闇を抱えるスザンナ。
彼女の様な子は現代社会にも存在しているのではないでしょうか。
いや、むしろ今の日本の社会にはこういう子や大人たちがたくさんいる。

希望が溢れすぎていて、逆に気付かなくなっているのでしょう。
そしてその負のスパイラルが怠惰な生活を生むのでしょうね。

なんだかなぁ・・・。

≪点数≫
  9点
                                           (12.07.12鑑賞)


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No.642 『ホルテンさんのはじめての冒険』
No642 『ホルテンさんのはじめての冒険』

2007年制作 ノルウェー
監督:ベント・ハーメル

≪キャッチコピー≫
『特急よりも、各駅停車』

≪ストーリー≫
ノルウェーの首都オスロと第2の都市ベルゲンを結ぶ“ベルゲン急行”の運転士オッド・ホルテン。
勤続40年、67歳の彼は、とうとう定年退職の日を迎えることに。
仲間たちにその功績をたたえられ、恥ずかしながらも祝いの席に招かれた彼は、
人生最後の運転をするはずだった翌朝、あろうことか人生初の遅刻をしてしまう。


≪感想≫
終始穏やかなその物語は長年同じ仕事、毎日を過ごしてきた初老の男を映し出す。

40年間働いた。
明日から違った生活が訪れる。
これまでとは違う生活。
そこに生まれる感情は戸惑いか、それとも期待か。

むむむ・・・なるほどねぇ。

なぁんて、固っ苦しい感想を書いていますが、本当はそこに映し出された
ホルテンさんの気持ちが上手く伝わってこなくって・・・。
なはは・・・。

これは2,3回観て納得する作品でしょうか。

面目ない。

ただストーリーとは関係ないですが、ノルウェーの空気感。
大好きです。

いずれ旅行に行きたいな。

≪点数≫
  4点
                                           (12.07.08鑑賞)


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No.641 『キル・ビル Vol.2』
No641 『キル・ビル Vol2』

2004年制作 米
監督:クエンティン・タランティーノ

≪キャッチコピー≫
『KILL is LOVE』

≪ストーリー≫
東京での復讐を終えたザ・ブライドは、残る標的を求めてテキサスの荒野に降り立った。
そこにはストリップ・クラブの用心棒をするビルの弟バドが酒浸りの日々を送っていた……。

≪感想≫
みんな大好きタランティーノ監督作。
以前観ました「キル・ビル」の続編です。

今作も相変わらずのやりたい放題(笑)
いっつも書いてしまうけど、どれもこれもいききっていて良いんですよね。

前作には少し劣るけどまぁまぁまぁ。
もうちょっとパンチがきいていても良かったかな。

タランティーノ監督の作品を観る上での自分なりの注意点。
それは・・・。
肩肘張らず、気楽に楽しもうぜってこと(笑)

これは間違いないです。

このシリーズは次回作も制作予定とのこと。
楽しみーーー!!

≪点数≫
  6点
                                           (12.07.07鑑賞)


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No.640 『ブリジット・ジョーンズの日記』
No640 『ブリジット・ジョーンズの日記』

2001年制作 米
監督:ヘレン・フィールディング

≪キャッチコピー≫
『月曜の朝、ブリジットは頭痛と二日酔いで目覚めた。そして隣には上司が・・・』

≪ストーリー≫
ブリジット・ジョーンズは出版社勤務のOLで32歳、独身。
彼女は新年にあたってひとつの決意をする。
「日記をつけ、タバコとお酒を控えめにし、体重を減らして、恋人を見つける!」
そして、「ハンサムな上司ダニエルには気をつける」
――はたして彼女の誓いは無事達成されるのか?

≪感想≫
公開当初、巷では大人気の今作。
やっとこさ観ることができました。

なるほど納得、噂にたがわぬ良作でした。
僕は男性なので共感とかは難しかったのですが、それでも良作。
それはなぜかと言うと・・・。
やっぱり圧倒的なレネー・ゼルウィガー力でしょう!!

あのキャラクターをこれだけ魅力的に演じたのは圧巻。
ちょいと下品でおバカ。
恋も仕事も空回りぎみ。
何とも後ろ向きなんだけど芯では幸せのためにもがきまくる。
やっぱりこの子には幸せになってもらいたいと思わせてくれる立ち振る舞い。
良いですねぇ・・・。

とまぁ、演じている女性に目がいってしまった男性の僕ですが、
女性からの視点はどんな感じなのでしょうか。
どこに共感して、どこを魅力に感じたのでしょう。
気になるなぁ・・・。

世の女性の代表とまではいかないけれど、やはり30代の独身女性は
少なからずこういう一面も持ち合わせているんでしょうね。

いつか誰かとこの作品について語り合えれば。

≪点数≫
  8点
                                           (12.07.06鑑賞)


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No.639 『少女たちの羅針盤』
No639 『少女たちの羅針盤』

2010年制作 邦
監督:長崎 俊一

≪キャッチコピー≫
『ねえ、殺すってどんな気持だった?』

≪ストーリー≫
新進女優の舞利亜は、ネットシネマの撮影のため生まれ故郷に戻ってくる。
誰にも言わなかったのに、監督はなぜか自分が伝説の女子高生劇団
“羅針盤”の一員だったことを知っていた。
4年前、瑠美と梨里子、かなめの3人は違う高校に通う蘭を誘って新しい劇団を立ち上げ……。

≪感想≫
さわやかな青春物語のなかに殺人事件というミステリ要素を加え、
上質なエンターテイメントミステリ作品に仕上げていました。

主要4人の個々の物語と劇団「羅針盤」の物語。
それぞれがきっちり描かれていて魅力的。
無駄を省いた構成は、とても分かりやすく物語に入り込める。
そして新進気鋭の若手女優達の名演技。
どれをとっても高品質な作品。

ただし・・・。
唯一、勿体ないのが物語の大オチ。
途中で犯人が分かっちゃったので何とも残念。
うーーーーん、惜しいなーーーーってな感じ。
この大オチにもっとパンチ力があれば、もっともっと良作に仕上がっていたかと思います。

何はともあれ良い作品であることは確か。
ミステリ好きの方は観て損はしない作品です。

≪点数≫
  8点
                                           (12.07.05鑑賞)


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No.638 『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』
No638 『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』

2007年制作 英/仏
監督:エドガー・ライト

≪キャッチコピー≫
『呼ばれてないけど、参上。』

≪ストーリー≫
ロンドンのエリート警官ニコラス・エンジェル。
優秀すぎるという理由で、田舎の村へと強制左遷。
そこでも張り切るエンジェルだが、アクション映画好きで、どんくさいバターマンと相棒を組まされる。
ある日、村で怪死事件が発生するも、殺人事件だと主張するエンジェルは相手にされず……。

≪感想≫
何だこの邦題は・・・スーパーポリスメンって・・・。
なんて思いつつ鑑賞。

ん?あれあれ??
これ、めちゃくちゃ面白いじゃないですか!!
いやいやこれは傑作ですよ!!

色んな映画をオマージュしていて小ネタをブッこんでいるんだけど、
それが単なるおふざけではなくちゃんとストーリーに上手く組み込まれていてあざとくない。
むしろそこが見どころになっていてサイコーなのです。

全てにおいてバランスとれた良作。

今作について色々調べてみると、まず監督、出演者が以前観た「ショーン・オブ・ザ・デッド」と同じ。
確かにあの作品も映画愛に満ち溢れていて良かったもんなぁ。
みんな大好きタランティーノ監督ほどバイオレンス色は強くないけど、
自分の好きなことをやりきっているのに、受け入れられる感じは、
彼と似ているかもね。

そして実は今作、日本では劇場公開慣れない予定だったのを、色んな人の呼びかけ、
署名活動を経てようやく公開されたみたい。
良かった良かった。

エドガー・ライト、サイモン・ペッグ、ニック・フロスト。
この三人が絡んだ映画は要チェックです!!

しっかし、この邦題は大失敗でしょう。
危うく名作を見逃す所だったぜ・・・。

≪点数≫
  10点
                                           (12.06.30鑑賞)


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No.637 『ミラクルバナナ』
No637 『ミラクルバナナ』

2005年制作 邦
監督:錦織 良成

≪キャッチコピー≫
『たくさん実れ!!バナナの紙』

≪ストーリー≫
大使館派遣員としてハイチ共和国に赴任した幸子は、政情が不安定で貧困にあえぐ
国民の姿を目の当たりにする。
貧しくて学校に通えないばかりか、紙が貴重なためノートすら買えない子供も多い。
そんなある日、捨てられたバナナの木から紙ができることを知った彼女は、
バナナの紙を作るプロジェクトを立ち上げる。

≪感想≫
何ともポジティブな作品。

ここで描かれている世界は、本当のところはもっともっと憂鬱で、
目も覆いたくなるような暗い状況も隠れ持っている部分もあるはず。
だけど、そこをあえて取っ払って、世界の清い部分、人の清い部分を全面的に映し出す。
それが胡散臭くないないから、観ているこっちまでポジティブになって、
自分にも何ができるか考えさせられる。

自分だって、より良い世界に変えることができる。
そんな気持ちを植え付ける作品。

きっと、こういう澄んだ作品は小・中・高校生ぐらいまでに観るべき。
授業とかで流すと良いんじゃないかなぁ。

ある程度大人になってくると見方が穿ってきちゃうからね。

≪点数≫
  9点
                                           (12.06.23鑑賞)


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No.636 『モールス』
No636 『モールス』

2010年制作 米
監督:マット・リーヴス

≪キャッチコピー≫
『最も切なくて、最も怖ろしい、イノセントスリラー』

≪ストーリー≫
学校でのいじめに悩む孤独な12歳の少年オーウェン。
ある日、隣に引っ越してきた少女アビーと知り合ったオーウェンは、
自分と同じように孤独を抱えるアビーのミステリアスな魅力に惹かれ始める。
やがて町では残酷な連続猟奇殺人が起こり……。

≪感想≫
先日観ました「ぼくのエリ 200歳の少女」のハリウッドリメイク版。

キャスティングと物語がスウェーデンからアメリカに変わっただけ。
あとはしっかりと忠実にリメイクされていました。

という事は、観るのは一つで良いかななんて・・・。

どちらかと言うとこちらの方がすこーしライトな感じかな。

キャスティングで選ぶか。
物語のトーンで選ぶか。

ちなみに僕は・・・。

物語のトーンとしては「ぼくのエリ 200歳の少女」。
キャスティングは大好きなクロエ・グレース・モレッツが出演している「モールス」。

・・・あらあら。
やっぱ二つ観て正解でしたね。

≪点数≫
  7点
                                           (12.06.23鑑賞)


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No.635 『ブロウ』
No635 『ブロウ』

2001年制作 米
監督:テッド・デミ

≪キャッチコピー≫
『夢を使い果たして、男はアメリカを手に入れた』

≪ストーリー≫
1950年代、マサチューセッツに生まれたジョージ・ユングは幼い頃、父の会社が倒産、
貧乏暮らしを強いられた。
やがて、ヒッピー文化が花開いた60年代、ジョージはマリファナの小売りに手を染め、
すぐさまその商売の才能を開花させるのだった……。

≪感想≫
実在する麻薬ディーラー、J・ユングの半生を描いた作品。
このユングと言う人、まだ服役中で2014年に出所予定なんだって。
なるほどねぇ・・・。

今作、結構いろいろな所で賞賛を受けたようで。

僕的には、うーーーんってな感じ。
めちゃくちゃ波乱万丈で、成功しては捕まり、また成功しては捕まりの繰り返し。
そのとてつもなくドラマティックな人生を淡々と流していく。
その中で、このユングさんの感情が全く読めない。
なぜ犯罪を繰り返すのか。
なぜ更生しないのか。
なぜここまでの男になったのか。
その他諸々ぜーーーんぜん伝わってこない。

麻薬の恐怖を伝えているわけでも無いし、テーマとされている
「子を思う親の真の姿」
みたいなものが描かれているかと言えばそうでもない。
何もかもが薄っぺらいんです。
ちきしょーーー!!

何だか酷評してしまいました。
申し訳ないです。

じゃあ、一つ高評価な部分を。
ジョニー・デップはめちゃくちゃカッコ良かったです。
やっぱりこの人、オットコまえです。

≪点数≫
  3点
                                           (12.06.21鑑賞)


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No.634 『キル・ビル』
No634 『キル・ビル』

2003年制作 米
監督:クエンティン・タランティーノ

≪キャッチコピー≫
『復讐は、神が私に与えた運命』

≪ストーリー≫
ひとりの女が長い昏睡状態から奇跡的に目覚める。
女の名は“ザ・ブライド”。
かつて、世界中を震撼させた暗殺集団の中にあって最強と謳われたエージェント。
5年前、彼女は自分の結婚式の真っ只中に、かつてのボス“ビル”の襲撃に遭い、
愛する夫とお腹の子どもを殺された上、自らも撃たれて死の淵をさまよった。
いま、目覚めた彼女の頭の中はビルに対する激しい怒りに満たされていた。
復讐の鬼と化したザ・ブライドは、自分の幸せを奪った者すべてを血祭りに上げるため、
たったひとりで闘いの旅へと向かうのだった…。

≪感想≫
みんな大好きタランティーノ監督作。
今まで撮った作品は「レザボア・ドッグス」「パルプ・フィクション」「ジャッキー・ブラウン」。
三作とも鑑賞しましたが、どれも良作で男うけする作品達。

今作でもタランティーノ節は炸裂でバッタバッタと人が血を流し殺されていく。
だけどそこにグロさはなくスタイリッシュな映像が待っていて。
相変わらずやりおるのー。

この監督、ほんとに映画が好きなんだろなぁって感じ。

音楽、カット割、演出、全てタランティーノの好き放題やっていて、いききっている。
それが見事にハマっているんですよね。

そりゃあ人気もでるさね。

さぁさぁ次回作次回作。

≪点数≫
  7点
                                           (12.06.20鑑賞)


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No.633 『殺人の追憶』
No633 『殺人の追憶』

2003年制作 韓
監督:ポン・ジュノ

≪キャッチコピー≫
『おまえが殺ったことを憶えているか?』

≪ストーリー≫
1986年10月23日、農村で若い女性の変死体が発見される。
地元の刑事パクは地道な取り調べを始めるが、現場は大勢の見物人で荒らされ、
なかなか証拠がつかめない。
やがて、第ニの事件が起きてしまう。

≪感想≫
以前観た「母なる証明」「グエムル -漢江の怪物-」の監督作。
今、僕の中で最も注目すべき監督、ポン・ジュノの作品。
えっ??遅いって???
まぁまぁまぁ・・・。

今作は1980年代に実際に起こった事件を基に作られた作品。
この事件は未解決のまま今に至っています。
という事は、今作も犯人が見つからないと言う事を前提に観る人は臨んでいくという訳で。
この結果を知っていると言うハードルをポン・ジュノ監督はどのように越えていくのか。

さて感想。

とりあえず観ている間は、何だか不思議な感覚に陥る。
これ、どういう風に感想を伝えようかなぁ
今作はどういうジャンルと言っていいのか・・・。
何を訴えかけているのか・・・。
うーーーん・・・。

とりあえずもう一度観たくなる。
これは「母なる証明」にも言えた事。

もう一回観て自分の考えをまとめたい。

とりあえず良い作品なのは間違いないし、この監督の作品は今後も観たいのは
間違いありません!!

≪点数≫
  8点
                                           (12.06.18鑑賞)


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No.632 『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』
No632 『X-MEN ファースト・ジェネレーション』

2011年制作 米
監督:マシュー・ヴォーン

≪キャッチコピー≫
『共存か、支配か。その<起源>を目撃せよ!』

≪ストーリー≫
裕福な家に生まれ、名門大学に通うチャールズは強力なテレパシーを使うことができる
ミュータントだったが、自分と同じような能力を持つ者の存在に気付き始めていた。
やがて強力な磁力を発生させ、金属を自在に操ることのできるエリックと出会う。
彼らは親友となり、自分たちと同じような若者たちを探し始めるが……。

≪感想≫
前作まではストーリーも粗かったので出てくるミュータントを楽しむことに徹していた訳ですが・・・。
さて今作はと言うと・・・。
「やばい!こりゃ面白い!!シリーズ最高傑作の誕生だ!!!」
ストーリー、撮り方、キャラクター、全てにおいて気持ちいいです。

何故にこんなにも良い作品に仕上がっている理由。

それはと言うと・・・。

監督マシュー・ボーンの手腕なのではないでしょうか!!
マシュー・ボーンの経歴を調べてみると、なんと僕が大好きガイ・リッチー監督作品の
プロデューサーを務めていたとのこと。
そしてそして、今監督が一個前に撮った作品はこれまた大大大好きな「キック・アス」。
こりゃあもう面白くない訳ないでしょう!!
これからもどんどん作品を撮り続けていって欲しい監督の一人です。

さてさて映画について少し。
今作ではプロフェッサーXとマグニートーが袂を分かつまでが描かれている。
「ミュータント」
それは人間の遺伝子が突然変異で進化した新人類。
最近読んだ良作小説「ジェノサイド」もこんな作品だったなぁ。
人類は自分とあまりにもかけ離れた異物を受け入れるのではなく排除しようとする。
それは善なる心を生むのか、悪なる心を生むのか。

こんな話、今後ありえない話ではないぞ・・・と勝手に思ってしまいました。

とにかく面白さに満ち溢れた今作、シリーズのエピソード1なので前作を観なくても大丈夫。
むしろ今作だけでもぜひぜひ観てほしいなぁ。

≪点数≫
  10点
                                           (12.06.10鑑賞)



こちら高野 和明の「ジェノサイド」。
長編ですが読み応え十分の良作。

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No.631 『ぼくのエリ 200歳の少女』
No631 『ぼくのエリ 200歳の少女』

2008年制作 スウェーデン
監督:トーマス・アルフレッドソン

≪キャッチコピー≫
『怖ろしくも、哀しく、美しい12歳の初恋』

≪ストーリー≫
ストックホルム郊外で母親と暮らす12歳のオスカーは、学校で同級生にいじめられていた。
ある晩、彼はアパートの隣の部屋に引っ越して来たエリという少女と出会う。
同じころ、近くの街では青年が逆さづりにされてノドを切り裂かれ、
血を抜き取られるという残忍な殺人事件が起きる。

≪感想≫
ヴァンパイアの少女といじめられっこの少年の恋物語。

少し陰鬱とした雰囲気とスウェーデンの冷ややかで幻想的な景色。
トーンを押さえた台詞回しも相まってぼんやりと眺めながら物語に入り込む。

作品を観た後、ある歌のワンフレーズを思い出した。
「でもヒーローになりたい ただ一人 君にとっての」

重めの作品なんだけど、後味は悪くない。
むしろジワジワとこの作品のトーンがしみ込む。
悪くないです、この作品。

≪点数≫
  8点
                                           (12.06.09鑑賞)



こちらMr.Children。
「HERO」は名曲ですよね。

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No.630 『プリンセストヨトミ』
No630 『プリンセストヨトミ』

2011年制作 邦
監督:鈴木 雅之

≪キャッチコピー≫
『大阪全停止。その鍵を握るのは、トヨトミの末裔だった。』

≪ストーリー≫
会計検査院の調査官である松平元、鳥居忠子、旭ゲーンズブールの3人が、
府庁など団体の実地調査のため東京から大阪にやってきた。
順調に調査を進める中、不審な財団法人を見つけ徹底的に調査するが、
変わった様子もなく引き上げようとしたとき、大阪国総理大臣と名乗る男が現れる。
そして、大阪中を巻き込む思いも寄らぬ事態へと発展していき……。

≪感想≫
人気作家「万城目学」の原作本を実写化。
原作本ももちろん読ませていただきました。
現実離れした設定なのに、スイスイと入ってきてワクワクな感じ。
いやぁー、面白かったです!!

さて、実写版はと言うと・・・。
あれ?あれあれ??
こんなに設定に違和感を感じたっけかなぁ・・・。
面白いんだけど、所々で引っかかりが出てくる。
そのせいで、ぶっ飛んだ設定もワクワクじゃなくてイライラに変わってしまう。
うーーーーん、どうしてだろう・・・。

ふと思う。
例えばそれが活字で伝えられる場合。
受け手はその内容を自分の好きなように頭の中で描く。
自分の好きなように、それこそ想像力豊かに自分の思うように頭の中で映像化する。
それをいざ実写版で観せられると・・・。
そのギャップに
「あれ?思っていたのと違うぞ・・・」
となってしまうのかなぁ。

さらにふと思う。
そんなこんなで原作を読んで映画を観たときに面白いと感じる時というのは
以下の3点のいずれかが当てはまった時では。
1.自分の描いた原作本のイメージとバッチリシンクロした場合。
2.自分の描いていた物を飛び越えるインパクトがあった場合。
3.原作本に無かった、いわゆる純度を薄くして別物のような形で伝えてきた場合。
上述にマッチした場合に
「さいこーーー!!」
となるんじゃないかなぁ。

今作はそれらに当てはまらなかったかなと。

残念無念。

≪点数≫
  5点
                                           (12.06.09鑑賞)



こちら原作。
面白かったですよ。

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No.629 『ギフト』
No629 『ギフト』

2000年制作 米
監督:サム・ライミ

≪キャッチコピー≫
『"超感覚<ギフト>"を与えられた彼女だけが、この事件を解き明かす――』

≪ストーリー≫
ジョージア州にある小さな町。
ここで占い師をして3人の子どもと細々と暮らしているアニー。
ある日、この町で失踪事件が発生、失踪した娘の父親が不思議な霊感を持つ
アニーに協力を依頼して来るのだった……。

≪感想≫
超能力や占い等々。
僕的に世の中には理由のない現象や出来事は起こるわけがないと思っていて。
ただそれは解明できていないだけで、何らかの理由は必ずあるんです。

この手の話は何も解明されていない分、裏を返せば自らの想像力次第で面白おかしくできる。
自分がより良く生きていくうえで必要なジャンルでもあるのかも。
程よく程よく。
あれ?ちょっと脱線。

さてさて、作品について。
ケイト・ブランシェット、キアヌ・リーヴス、ヒラリー・スワンク等々。
何気に豪華なキャストと上質なミステリー作品。
オチは少し弱かったけど、最後の最後までハラハラドキドキ。

十分に堪能させていただきました。

≪点数≫
  7点
                                           (12.06.03鑑賞)


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