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No.622 『さや侍』
No622 『さや侍』

2011年制作 邦
監督:松本 人志

≪キャッチコピー≫
『鞘しか持たない侍とその娘、30日間の戦い──。』

≪ストーリー≫
ある出来事により、侍として戦うことをやめ、刀を捨てた野見勘十郎。
そんな父に対し、娘は反発していた。
2人は、あてもなく旅をしていたのだが、無断で脱藩した勘十郎には懸賞金がかけられており、
とうとう捕まってしまう。
しかし、奇人として世間では有名だった殿様から「30日の業」に成功したら、
無罪にすると言われ……。

≪感想≫
待ってました松本監督三作目!!

僕はダウンタウンジェネレーションど真ん中。
ダウンタウンが届ける笑いと共に育ってきたと言っても過言ではないのです。
その大好きな松ちゃんが作る映画は、もちろんその都度楽しみにしていました!!
一作目の『大日本人』から始まり二作目の『しんぼる』。
どれもこれも今までの映画には無いような作品で、良い意味でも悪い意味でも
評判の高い作品でした。
ちなみに僕は両作品とも大好きですけどね・・・。

さて三作目の今作はと言うと・・・。
率直な感想を言わせてもらうと
「うーーん・・・ちょっと観る側にに寄せてきたなぁ。」
と言う感じ。
前二作は、松ちゃんの思っている事、これがおもろいんじゃという事を、
誰にも媚びずにド正面から突っ込んできたのに対し、今作は少しマイルドになったかなぁと。
誰もやったことのない作品作りを心掛けている松本監督のスタイルにすこし変化が見られたかな。
結婚したからなのか、子供が生まれたからなのか。
まぁ、どんな人でも価値観は変化していきますからね。

さてさて内容ですが、今作の肝である「30日の業」。
これが笑えるか笑えないかで結構、満足度が変わっていく。
僕は面白いのとつまんないのが半々といったところ。

面白い所も、僕は主演の能見さんがどんな感じの人か以前、フジテレビでやっていた
「働くおっさん人形」を見て知っていたのと、この映画を作る際、
能見さんには映画を撮っているという事を教えていなかったという
演出方法を知っていたから。
そういう情報が入っていない人に関してはあまり面白くなかったのでは。
こういうストーリーの作品はゴールに近づくにつれて笑いのネタもだんだんと
面白くしていかないと、映画としても盛り上がらないんじゃないでしょうか。
そこの点の作り方では観客に寄せていってないんですね(苦笑)。
前述のように僕は色々と背景を知っているので大いに笑わせてもらいました。
能見さんの一挙手一投足に声を出して笑うところもちらほら。
やっぱり僕は松本監督が作る「笑い」が好きなんだなぁと再認識。

ちょっと苦言ばかりを書いてきましたが、僕はやっぱり松本監督が大好きな訳で。
今後もどういう作品を作ってくれるのか楽しみだし、絶対鑑賞はするのは決まっていて。

という事でぜひぜひ、今後もたくさん作品を撮り続けていってください!!

≪点数≫
  8点
                                           (12.05.18鑑賞)



こちら「働くおっさん人形」。
爆笑必至。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(1) | コメント(2)